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フルーツ・ツーリズムGO!2014/08/23 4:28 pm

果物産地、和歌山県紀の川市で、フルーツ産業を観光に結び付けようと、市民100人が集まり、初のワークショップ。みんなで400を超えるアイディアを書きだして、盛り上がりました。

単なる“産地買い”や“もぎ取り”だけでない、フルーツ文化が開花しそうです。わいわい話し合うテーブルにはもちろん地元の果物が。

おいしい楽しい話し合い、私もはりきって行ってきました。
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昨年の秋まで、紀の川市??という状態でした。紀の川市がどんなに素晴らしい果物の産地でも、それが東京に届いて店頭に並ぶ時には「和歌山産」になってしまいます。ま、もちろんそれで、「あ、果物の和歌山だ」と納得して買うのですが。

でも紀の川市を知ってしまうと、「もっと知ってね、紀の川市の桃、イチジク、ナシ、柿、ブドウ、キウイ、ハッサク、イチゴ。紀の川はバナナとパイナップル以外の果物はなんでもできるんだから」と、いちいち言いたくなってしまいます。










この土地との出会いは強烈でした。素敵な男性に抱きかかえられて、パラグライダーで飛び、お空からこのフルーツランドを眺めたのですから、一度で惚れてしまいますよね。しらない土地との最初の出会いは大事です。

正確に言うと、「ふるさと財団」<(財)地域総合整備財団>の短期地域診断という仕事で、私が地域再生マネージャーとして市を訪れたのが、去年の秋だったのです。

その後、手続きやら、様々あって、今年度になり、今度は同じ財団の、外部人材派遣・環境整備型事業というものに市がエントリーして、私が外部人材として派遣されることになったわけです。ああ、正しく言うと固くなる!

目指すのは「紀の川市フルーツ・ツーリズム」。これまでは外部の人が来訪しても、物との付き合いが中心。おいしい?まずい?高い?安い?だけの世界でさっさと帰ってしまう。





教育旅行で子供たちが来ても、果物シーズンの農家は寝る真もないのだから、ゆっくり相手をしたくてもできない、それどころじゃない。だから、まだまだ大人の果物をテーマに時間消費をする観光は育っていなかったのです。

例えば桃はおいしい果物であると同時に、古くから長寿の象徴とされて、長崎の桃カステラやおひな祭りの下げ飾りにもその形がモチーフとして使われています。

本来、桃の産地なら、そんな下げ飾りがいっぱいあってもいいのに・・・。そんなスクールがあってもいいのに。ピーチティーの作り方や、ジュレの作り方も知りたいし、桃カレーもおいしいらしい、摘果をシロップ漬けにしたい、桃の葉でローションも作りたい、染め物もしたい、と興味は広がります。

でも産地は、糖度を上げるのに一生懸命で、歴史や文化や生活提案なんて、これまで後回しになってきました。ならば、文化の薫るフルーツのまちに、それを交流資源に、市民参加で考えようというわけです。

これまでの打ち合わせで、あまり最初に行政がいろいろ決めないで、ワークショップでワイワイやりながら、いろいろ決めていこうということになりました。







そのための市民の皆さんも、公募してみよう、というプランでした。果たして、参加者はあるだろうか?まあ、2〜30人でも十分です、と思っていたら、集まってくれました。100人!

ご覧のように会場ギシギシです。農家、主婦、飲食店、印刷業、建設業、郵便局、学生、市民グループなどなど、まあ本当に多様な人が集まりました。

テーブル4〜5卓でいいかな、と思っていたのが9テーブルですから、テーブルごとに話し合いをして、その発表も時間がかかりそう。急遽、冒頭の私の話はコンパクトにすることに。





フルーツ・ツーリズムを考えようと集まった人たちですから、テーブルごとのワークショップでも話は尽きません。
一人4つ以上のアイディアも、出るわ出るわ!

フルーツ博覧会をやろう、フルーツ料理教室を、フルーツミュージアムをつくろう、フルーツ王子?を探そう、フルーツ茶会を開催、果物和菓子の開発、果物の出てくる昔話を紙芝居に、桃型の布下げ飾りを作ろう、フルーツバイキングのお店、採れる果物全部を使ったワイン、フルーツ川柳募集、果物カレンダーなど、400アイテムをはるかに超えるアイディアの山ができました。






さらにこの日のために果物の刺繍を作った人、市のフルーツキャタクターをお人形にした人、トールペイント作品を持ってきた人、各種のジャムや干し柿、金山寺味噌まで、いろいろな作品・味が集まった美味しいワークショップでもありました。



フルーツを食べやすく美しくカットするカットアートも参加者が披露。みんながマイクを回し今日の感想を言いながら、最後に食べたのは、フルーツいっぱいの寒天。

今の時期の紀の川市の果物が全部、冬のハッサクも缶詰で入った手のこんだものです。寒天は、隣の海南市の天草を煮て作った自家製。とことんヘルシーでした。

いろんな味が一つになったフルーツ寒天、みんなの知恵がこんな風に集まって、絶品の紀の川市になる、そんな予感がしました。

さあ、フルーツ・ツーリズム、スタートです!

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野口 智子 のぐち ともこ
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局
ゆとり研究所

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略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。