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おかみさん力2016/04/11 10:51 am

6月8日、宮城県南三陸町で「ニッポンおかみさん会全国フォーラム」があります。その進行役を仰せつかり、打ち合わせに岡山県新見市へ実行委員の方を訪ねました。

フォーラムの詳細は今後に回しますが、うかがってみて地方の商店のおかみさん達は大変だなあ、と実感。

かつて商店街が栄えていた頃とは、違う動きを迫られています。でも、笑いながらしなやかに、おかみさん力ですね。
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新見市は岡山県の西北部、広島県、鳥取県と接する人口3万500人ほどのまちです。

石灰質の大地の上にまちがあるとのことで、確かに岡山から特急やぐもで向かう間、新見に近づくと石灰を採る岩肌や、鉱業系の現場や企業が見受けられました。

歴史は古く、平安時代に新見荘が置かれたとか。たたら、鉄の産業も盛んだったところです。

ここにうかがうのは2度目。お訪ねしたのは、ここのおかみさん会の重鎮でした。その方は今は、全国おかみさん会の方で活躍されていて、地元新見のおかみさん会会長はお若い方が束ねておいでです。

お二人に加え、同じ岡山県倉敷市玉島からもうお一人おかみさんがいらしていました。

川沿いの桜の景色を眺めながら、駅に到着するとお三人のお出迎え。ニッコニッコ笑う女性のお顔は、いいですね。それだけで資源だと、いつも思います。



早速お昼ご飯、お昼にしては豪華な地元名産の黒毛和牛「千屋牛」とお寿司。話をしながら私も含めみんなペロリと平らげました。

モリモリ勢いよく食べる女性というのも、気持ちいい!生命体としての強さを感じます。







全国フォーラムの話が第一部、第二部は私が関わっている公民協働のまちおこしの事例についての話。場所は、新見おかみさん会が管理運営をしている御殿場町の「大池邸」、江戸末期の商家です。

奥の蔵にcafeもあり、これは他の方がやっているとのこと。井戸も苔のついた庭もあり、いい雰囲気です。

入口近くに展示されているのは美空ひばりコレクション。重鎮のおかみさんが長年にわたり集めた美空ひばり関係のものものです。なんだかひばりさんもおかみさん会一員のようです。

こういう古い空間と、女性たちのミーティングが似合います。
畳にペタンと座ってお菓子を食べながら、コーヒーやお茶をすすりながら。

少人数でリラックスして本音の話ができるのは、会議室ではない空間だから、そして女性たちのくつろいだ茶話会ムードがあるからでしょう。

相手を緊張させない技は、女性がなんだかんだ身につけていますもの。



時間通りのきちんとした会議でもないので、「参加はできないから、ちょっとだけ挨拶に寄りました」「あら、こないだはどうも」「今頃になっちゃってけどいいですか」と、いろいろな女性たちが立ち寄り、座り、また出かけていきます。

ちょっとでもいいから、軽やかに繋がろうとしている姿勢がよく分かります。

交流観光施設なんて堅苦しくない、ここは街の縁側みたいな場所なのでしょう。



本当なら、昼間はご商売に、夜は家事にと時間を使いたいはずです。それが商店街活性化を飛び越して、交流拠点の指定管理まで、しかも委託金をもらっているわけでもないとのこと。

ええ?ボランティアで?さらに、私のように話し込みに来る
来訪者の世話も。そして、店も家庭の世話も。おかみさん達はなかな忙しいのでした。

かつての商店街おかみさん会といえば、お店をどうするか、商店街の催しをどうするか、ワイワイと寄り合って、勉強したり視察に行ったり、にぎやかだったものです。

それが、地方では商店街が姿を消して、営業するお店はぽつんぽつん。街の活性化以前に商売が立ち行かないようになっています。

お店以外に、商店街だけでなく、交流おこしを施設管理しながら、なんて、ずいぶんおかみさん達にしわ寄せが多いようにも思えます。

でも、おかみさん達と数時間過ごしていると、「しわ寄せ?しわぐらいなによ!」と吹き飛ばす明るさを感じます。

「泳ぎ続けてなきゃ生きてられない、魚みたいなもんだ〜〜!なるほどおっしゃる通り。その原点は理屈よりもまず行動、これも女性ならではでしょう。


ほんの少しの滞在で、私もすっかり元気になりました。笑う、食べる、しゃべる、くつろぐ、繋がる、行動する、これがおかみさん力なんですね。

こんな力で、東日本大震災を乗り越え、支援を続けてきた、そんなお話に焦点を合わせ、6月のフォーラムは行われます。ご期待ください。





沢山いただいたお土産とは別に、「帰りの車中おなかがすくから」とサンドイッチとビールがありました。こういうあったかな気配りもおかみさん力と、納得しながらいただきました。ありがとうございました。

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略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。