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まちづくりスキル2017/12/18 12:57 pm

まちづくりに目覚め、動き出した市民に必要なのは、今まで縁のなかった知識や技術です。

例えば農家のおばちゃんがイベントをやろうとしたら、企画書を書かなくてはならない。サラリーマンが子ども向けに露店を出そうとしたら許可申請や食品の扱い方を学ばねば。

というわけで、連続講座を始めています。Facebook、企画書、食品衛生、個人情報保護・・・私自身が勉強しております。

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「戦略的Facebookの使い方 SNSをもっと安全に使おう」という
講座をやるぞー!、ということについては以前ブログに書きました。

市役所の詳しい方を先生にお願いして、古民家カフェでくつろぎながらの講座です。

で、実際にやってみて、もっともっとうまく使えるということが分かりました。

とはいっても、即、バリバリに使えるというわけでもないのですが。

お知らせなどは、投稿をトップに固定しよう。これを知らない人が多かった。イベントの記事の上げ方がそもそもわからない??

若い方はインスタの方がいいらしい。そうなると中高年がFB?しかも長々書いても、上5行くらいしか見ないとか。ではご挨拶などほどほどに、早く本題を書いた方がいいということになる。

ただ見る人が多いよりも、何か反応する人が多い記事の方が大切。エンゲージメント率というらしい、あ、ここを見ればわかるんだ。




お馴染みの紀の川市での取り組み「フルーツのまちづくり講座」と題してあるので、美しくカットした果物を食べながら、です。

こういう写真も、いつものように撮らないで、人が入ったかッとを撮る、子どもに撮ってもらう、動画であげる、などの工夫のツボを教えていただきました。

テレビの画像を写真に撮り無断でアップするのは違法。これはよくやりますね〜。自分たちの活動が報道されたりするとうれしくて画面を撮って、FBにあげちゃう。

子どもたちの写真を上げるときは注意して。顔に星などつける程度ではダメです。などなど、注意することも山ほど。

友達だけに公開しているつもりでも、どんどん流れていくと思った方がいい。それがネットの世界というわけです。便利で無料には必ず危険もあるということですね。

続いてフルーツのまちづくり講座 その2「企画書の書き方」講義+ワークショップです。

この回もお仲間のなかから講師をお願いして、まずは基本のお話。企画書は,錣りやすく客観的にコンパクトにが原則。

手段、つまり「どうしたいか」ばかりが先にあり、「何のために」が書かれていない企画書は企画意図が届かない。

ふむふむなるほど、その通りですね。つい独りよがりで長々と書いてしまう。することばかりを緻密に書いて、いつしか何のためにそれをやるのかわからなくなってしまう。

そんなことをうかがってからワークショップとなりました。

あらかじめ参加者から“フルーツのまちづくり”アイディアを出してもらい、そのなかから3つの企画を事務局が選びました。

そして、そのアイディアをどんな企画書にするのかの条件も付けて、3チームに分かれて取り組みました。

「ミカンチーム」課題:「福祉系のフルーツカフェをやりたい」クラウドファンディングでお金を集めるために企画書を書こう。

「イチゴチーム」課題:「和歌山線などにフルーツの試食販売隊を」交通機関に理解を促し、協力をいただくために企画書を書こう。

「キウイチーム」課題:「フルーツ芸術祭をやろう」そのための場とアート作品などを市内から募集するために企画書を書こう。

ねらいは面白かったのですが、時間切れ。企画書を書くより前に、「ああしたいこうしたい」の話の方が盛り上がり、笑い合い、です。

企画書が書けるようになるには、これはまあ、あと講座を何回かやらなくてはダメでしょう。

そして「食品衛生基本のキの字」の講座です。保健所の方に講師をお願いしました。

まずは、食品の営業をするのにどういった手続きが必要か?のお話。

皆、今やっていること、これからやりたいことが違うので、自分がどんな許可を取るべきなのか、届け出なのかが想像できました。

続いて食中毒について。皆、身を乗り出してうかがいます。ノロウィルスなどにやられた時の下痢便は、トイレットペーパー10枚を重ねても手に付いていると聞いてぞっとします。

微生物を原因とする食中毒予防の3原則は「つけない(清潔)」「増やさない(迅速・温度管理)」「やっつける(加熱)」だそうです。これは普段の暮らしからして必要なこと。

特に大切なのが手洗い。ということで有志4人が実験しました。これは小学校などでよくやられるものです。特殊な液をつけてから手を洗うと、洗い残しが分かるというもの。

ビックリです。青白く浮き出たのが洗い残し、こんなにたくさん!洗っているようで、洗っていない、特に手首が注意と教わりました。

そしていよいよ実際に参加者がやっていることの写真を映しながら、アドバイスをいただきます。

事例1:竹を割って流しそうめんは?営業というより、竹で水鉄砲などを作る子ども向けの体験催しのおまけでやったこと。竹で子どもたちは器や箸も作って。竹はアルコール消毒も。そうめんと一緒に桃やブルーベリー、スイカも流しました。

「これはグレーゾーン。暑い日の屋外で、体験ではあっても生のフルーツを使ってというのは?そうめんもリスクが高い」とのこと。

まとめて茹でたそうめんは雑菌が増えやすい、生竹のなかを流すと消毒しきれない菌もある、炎天下の外、生のフルーツ。いろいろな危険が重なり合っていた催しだった、ということが分かりました。スタッフが少ないなかやっていましたし、確かに丁寧な対応はできていなかったかも。

事例2:外で、生のフルーツジュースやフルーツピザを売りました。暑い日で、フレッシュな桃をたっぷり使ったジュースが美味しかったし、よく売れました。

「これは×。屋外でとにかく生のフルーツは危険。土にも空気にも雑菌が一杯。ピザはしっかり過熱して、フルーツが生にならないように。生のトッピングも危険」

わあ〜、外だからこそ、夏だからこそ、フレッシュフルーツものが美味しいのに〜〜。と思うのですが、それだけに危ないわけです。ちゃんとしたお店が、お店で作ったジュースをお店の室内で出すなら問題ないとのこと。

こうして、次々に事例ごとのアドバイスをいただきました。

市民が思いつきで、やる気に満ちて行動するからこそ、見えないこともある。せっかく頑張ってやっても、もしも食中毒など起きたら、まちづくりではなく危険づくりになっちゃいますものね。

素人だから走れるけれど、素人だから怖い失敗もあることをしっかり知ることができました。

まちづくり講座というと、今はたいてい、アイディアを出して、楽しく実践となるケースが多いものですが、段階ごとにこうした“知っておくべきこと”“身につけてくべきこと”のスキル講座も必要でしょう。次回は「個人情報保護を知る」講座です。

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ゆとり研究所

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略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。