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中之条町の素敵人2019/08/05 11:12 am

群馬県中之条町。素敵な人達に会いしました。脱サラして、リンゴ農家になったけれども自分のペースで働く人。イモ畑から干し芋まで、一貫してこだわって作る人。

役場職員から転身し蕎麦屋になり、アイディア蕎麦フルコースを出す若者。特産の花豆で味噌を作り、味噌ジャムにしたり、味噌入りパンを焼く女性たち。

悠然と歩むいい人に会うと、こちらも元気になります。
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中之条町で最初に訪ねたのは観光リンゴ園・金井農園さん。リンゴの樹には青いかわいい実がたくさんついています。









「リンゴは親父の代から40年やってる。自分はサラリーマンだったけど、なんとなくね〜」とリンゴ農家になったとのこと。

なんとなくと言いながら、金井さんのリンゴはステビア栽培という特別な作り方。味には定評があり、毎年、リンゴ狩りにみえるお客様が多いとか。



青い小さなリンゴをポンポンとっては摘果中。このリンゴが実にかわいい!

「これいただけないですか?」と私がせがむと、「うちじゃ捨ててるやつだよ。食べられないよ」と笑います。





でも、あとで箱に詰めて持ってきてくださいました。ちゃんと葉っぱもつけて、センスがいいこと。

「こんな風に飾る専門のリンゴとして売ればいいのに」と勧めると「忙しくなっちゃうことはしたくないから、ははは」

つい、なんでも売れば、と思ってしまう私はがつがつしているのでしょう。

この町にはいくつか温泉がありますが、中でも4万の病を治すといわれる「四万温泉」に泊まりました。

映画『千と千尋の神隠し』のモデルの一つといわれる古い趣のある宿や、清流の音を聞きながらぶらぶら歩けるレトロな道もあります。



路地を入ったところの「小松屋」さんというお蕎麦屋さんで夕飯でした。

わあ〜、そば寿司です。このほかに揚げ蕎麦、蕎麦がき、そば豆腐など次々と蕎麦料理が出てきます。





旅館の食事もいいですが、私的には温泉街のこういうお店で一杯やるのが大好き。

宿の中だけにいるなんてつまらないですものね。こういうお店で蕎麦を食べ、お湯だけ入って帰るのいいでしょう。





会話の中で、ここの若いご主人はもと役場の職員だったことがわかりました。

はにかむご主人ではありますが、これだけの蕎麦料理を出しているのですからもう立派な蕎麦職人さんです。


そもそもこのお店は江戸時代から続くとか、六代目がんばれ!

翌日お会いしたのは「田村農園」さん。「いもっ娘」という干し芋を作っている方です。

干し芋づくりは冬ですから「今見るなら畑しかない」と畑で待ち合わせでした。

採れたてトウモロコシを茹でてきてくださって、ごちそうになりました。


田村さんはサツマイモの栽培から加工まで、一貫してやっています。

「芋の葉が、シルクスイートはきれいな丸みのあるスペード型。タマユタカは切れ込みがある。わかる?」と教えてくれます。





そもそもサツマイモにいろいろ種類があることすら知らない都会人は、私をはじめ「ぽか〜ん!」です。

「芋によって干しても全然味が違うから。食べてみて」ともうひとつベニハルカも加えて、3種類の味比べとなりました。

なるほど、甘み、風味、食感が比べると違います。

田村さん的には、昔のばあちゃんの味にこだわって、タマユタカを押したいとか。「ただ甘いだけでなくって、かみしめてると風味や旨味が出てくる」とか。

私的には田村さんの「干し芋一本売り」「プチサイズ」など、少量の売り方に大賛成。




食物繊維がたっぷりとれる、ヘルシーなスイーツ。バックやオフェスのデスクに忍ばせておいて食べたいものです。

通勤時にカロリーメイト同様、朝ご飯として。受験勉強時の、夜食として。よく噛むから目も覚める。少量個別包装だから食べやすい。

芋畑で干し芋を食べながら、味わい深い学びの時間でした。

ここのランチも感激でした、「天然酵母ぱん&カフェ エルム」さん。

中之条町の新鮮野菜と、自慢のパンがたっぷりいただけます。自然豊かな土地にやってきて、素朴な郷土料理もよいですが、少しおしゃれなランチもいただきたい。ぴったりのお店でした。




上原さん、衣さんの友達二人でやっているお店です。入ったとたんに私も友達になれそうな、ナチュラルな雰囲気。

家族に食べさせたいパンを、というコンセプトで、安心できるものを納得いくように作られている。





お二人のこだわりは特産の花豆を使った味噌。それをパン生地に塩の代わりに練りこんである。さらに、そのお味噌にミネラル豊富な洗双糖で甘みをつけて、花豆の味噌ジャムにしてパンに使う。アイスクリームにも添える。

ひとくちいただきましたが、この味噌ジャムだけを買って帰りたいおいしさでした。


花豆味噌入りのパンには、かわいい花豆印がついています。ポリフェノールや鉄分が採れる花豆が、さらに味噌という発酵食品になってパンを上質な逸品に引き上げています。

ああ、買って来ればよかった・・・。




おいしいものとおいしい人に会った中之条町。こういう人に会いに行くことがこれからの交流でしょう。

中之条町は花の町。花は植物の花だけではありません。人を引き付ける晴れやかなもの、「花」は、青リンゴも、蕎麦料理も、干し芋も、花豆味噌入りパンも「花」。そしてそれにこだわる人たちこそが「花」なのでしょう。

化粧箱に青りんごを詰めてくださった、中之条町の心意気はしっかりと私、受け取りました。

このたび夫が写真展を開催していたので、受付にウェルカムリンゴとして飾れせていただいております。


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野口 智子 のぐち ともこ
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局
ゆとり研究所

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TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
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略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。