ホーム - ゆとりある記のエントリ

ヘッダーナビゲーション

現在のカテゴリー位置

ゆとりある記 富士吉田市で「御山倶楽部」発足。 2008/05/15 11:39 pm

山梨県富士吉田市は、2年通っているところです。そのことは追々書くとして、今日は一店逸品運動のスタートで話をしにきました。で、そのこともまた今度書くとして、こぼれ話の方を。

お昼はもちろん、名物の「吉田のうどん」。すごいコシのうどんで知られる、通好みの味。街なかに60軒ぐらいのうどん屋さんがあって、そのコシを競っています。馬肉を煮たもの、歯ごたえのある茹でキャベツがのるのが吉田流。そこにスリダネという唐辛子粉を油で練ったようなのを薬味で入れます。












熱いのと、今日は冷やしタヌキも食べました。いつも思うのですが、ここのうどんはコシがあるなんてもんじゃない、箸で1本持ち上げるとずしりと重く暴れます。で、粉の風味が生きていておいしい。300円代で食べられます。

講演のあとは、夜、この1年ぐらい一緒に観光メニューをつくってきた地元の仲間と飲みました。国交省・市観光課という窓口の中で知り合った市民の方々ですが、すっかり私は仲間です。公の事業は終わったけど、このままじゃつまらないから、会を作って活動を起こそう!ということになりました。

その場で会の名前をみんなで考えて投票し「御山(おやま)倶楽部」となりました。御山とはこの地での富士山の呼び方です。巨大なランドマーク富士山はここの人の心の根っこであり、物事の基準でもあります。大工さんが柱を立てるときなど「もうちっと御山へ」というともう少し南ということ、なのだそうです。

会長も決まりました。江戸時代から富士山へ上る講を受け入れてきた、「大国屋」さんというお宿の奥さん・田辺さん。副会長は毎朝、富士山写真を撮りに行く貸し別荘「パインツリー」の遠山さん、顧問は「富士山博物館」の堀内さん。












みんなあれしよう、これしようと疲れを知らずご陽気です。即、会費も集め、毎月集まる日も決まりました。ああ楽しい、これからいろいろ始まりますよ。みんなコシが強いわ。

このエントリーの情報

ゆとりある記 長崎県雲仙市千々石「竹添ハウス」 2008/03/31 6:00 pm


長崎空港から車で小一時間。雲仙市千々石(ちぢわ)です。
千の石という名を持つほどに、この地は土を掘れば石が出て、
浜に行けば石がある。それを人々は、昔からひとつ、
またひとつと運び、積み上げ、棚田を造ってきました。

その高台から見下ろすと、すぐ向こうには、かつて海水浴
リゾートに使われたこともある浜が広がります。
小さいけれど、何か穏やかな規律に包まれたような印象の
まちです。

ここに数年前、北は仙台からひとりの女性がヒラヒラと
やってきました。
彼女はこの風景を見て、「ほれた」そうです。
「何にもない田舎」は、彼女にとっては
「何でもあるところ」でした。

知り合いのいない地で、彼女は毎日毎日、
ひとりまたひとりと、仲間を増やしていきました。
お金もつてもありません。笑顔ととびっきりの無鉄砲さが
あるだけです。そして、ここで何かやろう、
このまちをもっといいまちをしようと思い立ちます。

ジタバタドタバタしているうちに、もとお医者さんだった
建物を格安で借りることができました。
ボロボロ、藪状態だったその家を、少しずつきれいにして、
風が抜けるように、座れるように、眠れるように、
エスプレッソが飲めるように、整えていきます。

そんなことをしていると、まちのいろんな人たちが、
なんだなんだと顔を出し、この家を核にまたいろいろな
人が繋がっていきました。

訪れると、車止めには森林組合からもらった杉の皮が。
靴の泥落としには、向かいの公園で拾ったどんぐりが。
そして入り口には、庭の南天の枝を使った表札が
掲げられていました。

彼女がここに来なかったら、おそらく私は一生、
千々石という地名を知らなかったかもしれません。
そしてこのハウスが造られなかったら、足を運ぶことも
なかったはずです。

小さなまちでドクドクと、今までと違う鼓動が
動き始めました。

※彼女の名は松本由利さん、長崎県が主催する「ながさき観光大学」の学生さん。観光まちづくり実践コースで、私が個別アドバイザーをしております。

このエントリーの情報

ゆとりある記 徳島県美浜町日和佐「カニ注意」 2008/03/27 9:57 am

徳島県海部郡美浜町というところに行ってきました。
四国の右側下海辺、こんな表現しかできませんが
とにかく縁がなかったら、なかなか行かなかったろう
と思えるところです。

徳島空港から車で1時間30分ぐらいでしょうか。
ここは2年前に、日和佐町と由岐町が合併してできました。
合併しても9000人弱ですから、本当にかわいいまちです。

いきなり連れて行かれたのが由岐の美しい浜、
海水浴でにぎわうそうですが、実はご案内の方の
自慢はこのあたりに立つ看板でした。

夏、ここは“アカテガニ”というカニが、子供を産みに
山から海へと移動するポイントなのです。
大潮の日の夜に、人口より多いのではないかというほどの
カニが、ザワザワと大行進して浜へ向かうそうです。

でも、トラックは通るし交通量は多いし。
道路の左から右に渡って浜へいく間に
ペチャンコになるカニが続出するそうです。

それで看板が立ちました。“カニに注意”
なるほど、とは思うのですが、じゃあ注意したところで
車を完全にストップはできないし。
「まあ、結局はつぶれるんですけどね」
と、ご案内マンもおっしゃいます。

それならつぶれたのは唐揚げにして、ビールの
つまみにすれば往生できるのでは、なんていえない
真剣な雰囲気があります。

小さな海辺のまちで、人知れず、こんな試みが行われて
いるのでした。

このエントリーの情報

ページナビゲーション

« 1 ... 16 17 18 (19)

最新ブログエントリ

篠山時間を振り返り(2019/03/18)
雲部のもてなし(2019/03/11)
湯沢の食(2019/03/04)
黒糖作り(2019/02/25)
湯沢の雪(2019/02/18)
クエを食え(2019/02/11)
味噌家族(2019/02/03)
「むらフェス」開催(2019/01/27)
チェーンソーアート(2019/01/21)
凍み餅(2019/01/14)
ホームへ

最近のブログのコメント

ブログ カレンダー

« « 2019 3月 » »
24 25 26 27 28 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 1 2 3 4 5 6

写真でみるゆとりある記

店頭に飾られるバンペイユ。麻布十番で。
加賀野菜
釧路市阿寒湖の森で
行灯づくり

連絡先

野口 智子 のぐち ともこ
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局
ゆとり研究所

TEL 090-7433−1741
E-Mail yutori@noguchi-tomoko.com

NPOスローライフ・ジャパン
〒160-0002 東京都新宿区四谷坂町9−4 リカビル301
TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
E-Mail slowlifej@nifty.com


略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。