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お仕事 行灯づくり 2018/04/08 10:29 pm

自分で行灯(あんどん)を作ることがあろうとは、思ってもみませんでした。

それが紀の川市の催し「ぷる博」のひとつのプログラムで実現しました。

桧の木枠と、和紙、そこからこぼれる光が柔らかく、暖かく。のどかな春にぴったりです。

そして数人でおしゃべりしながら物を作る、夢中で不慣れなことに挑戦する時間もまたいい。

指導してくださったご夫婦に感謝します。

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おなじみの果物産地、和歌山県紀の川市の「第二回紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会 “ぷる博2”」。

市民が企画するフルーツにちなんだ小さな催し52種類のうちのひとつ、「プロの建築士が指導する本格的なオリジナル行灯づくり」に参加しました。

というか、本当の日程には予定が合わず、同じくやりたくてもできなかった人と、特別にお願いしてです。

この日は桜が満開の夜でした。「夕方から行灯づくりをした後に、夜桜も見たいね」「最初が峰のライトアップしている時間内に山まで行けると思う」

あれもこれもと欲張って、「行灯をサクサクと作ろう」なんていいながらの参加でした。

建築設計がお仕事の脇田守夫さんは、周囲からは「ジャムおじさん」と呼ばれているジャム作りの名人。

甘辛味のなんでも美味しく料理できるタレ作りの名人、「タレおじさん」でもあります。

それがこの度は「行灯おじさん」に。

設計事務所兼ご自宅を体験会場に、この日は3人に教えてくださいました。

目の前に建具屋さんがあって、木っ端が余っているのだそうです。建具に使う木は狂いがないようにかなり乾かしている。

だからよく燃える。昔は燃していたのですが、最近は燃すのも難しい時代。

もらいたいと申し出ると、どうぞどうぞといただけたとのこと。

それを材料にしているので、用意された木片は美しくカンナがかけられ、桧の香りがする、軽い。

これを、十字に組み、その後ボンドで枠を作り、貼り付けていくという作業でした。

木で作る枠が直角になるように固定するための、ベニヤと木で作られた固定装置が個人ごとに用意されています。

それで押さえながら作った木枠のボンドが接着するまでは、太いゴムバンドが活躍。

ここまで用意されていると、気軽に「サッと作って、桜へ行こう」なんて思っていたのが申し訳ない。

というより、なんだかとっても、普段はしないこういう作業が面白くなりました。

そこに、さらに障子張り用のノリを歯ブラシでせっせと塗って、紙を貼ります。










これが職人気分にしてくれます。乾いている木はノリをどんどん吸い込むので気が抜けない。










でも脇田さんの指導通りに黙々と作業していくと、だんだん行灯らしくなってきました。










底になる板に、足もつける。足の高さがあるのでコードの太さが邪魔にならない。細かな気配りです。









どの場面でも活躍するのがドライヤーです。乾くのをスピードアップするために、奥様の規子さんがぶんぶん乾かしてくださいます。









ソケットとコードを取り付けると、なんだか、できてきましたよ。











フルーツがテーマの催しですから、果物をプリントした和紙をさらに中に重ねると、果物柄の行灯になります。

灯りをつけると「かわいい〜〜〜」「できた〜〜〜〜」。

このまま、ずっとここに居て、だらだら呑気にしていたくなります。



「桜のライトアップに間に合ったね」と脇田夫妻。一緒に急いでくださったのです。すまない気持ちを抱きながら「ありがとう、行ってきまーす」

普段と違う頭を使った感じでした。木の感触や、ボンドのにおいや、和紙を貼るドキドキ感。

友だちと一緒に何かを作る楽しさ。すっかり心がシンプルになっています。昼間の疲れが吹き飛んでいます。


脇田さんが誰でも作れるようにと、段どってくださった。下ごしらえが完璧だったので、だから私でも作れた。

そんな、ナンチャッテ行灯づくりなのですが、それでも何かを作れた、達成感がありました。

心を清めてから見たからでしょうか、山の頂の桜の美しいこと。

行灯が暖かに灯るように、桜も暖かそうにライトアップされていました。

地元の方が、桜を植えて、育てて、大きくなったのでライトアップして、訪れる人をもてなしてくれています。

一度にではない、少しずつ設備を整えて、ライトをひとつひとつと足して、コードを伸ばして、みんなのために。

行灯の灯りと桜のライトアップがだぶります。

コツコツと作ることが美しさに繋がる。ライトアップ装置を整備してくださった地元の方々に、普段よりずっと感謝する気持ちになったのでした。

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お仕事 ワークショップ38回 2018/03/26 1:32 pm

2014年から続いた、和歌山県紀の川市でのワークショップが終わりました。果物産地でフルーツをテーマに交流を起こし、紀の川市ファンを増やすための動き。

市役所担当によると、38回で約190名、延べ約1200人の参加だそうです。

最終回に、写真で振り返りました。市民が初回に出したアイディアを、この4年半で市民の手で着実に実現してきたことがわかります。ご苦労様!
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最初の頃に配った、ワークショップの進め方の紙です。(写真)まずは皆が何をやりたいかを思いっきり書き出します。

そして、次の回でそのアイディアを整理し、「すぐやること」「少し先にやること」「いつかやること」に分けた。こんなことから始まりました。



フルーツをテーマに交流を起こし、ファンを増やす「フルーツ・ツーリズム」を始めよう!という目的は最初からはっきりしていました。なのでまずは私がその話を40分くらいしています。

「世の中はファストライフからスローライフに変わりつつある。産物の果物をただ売るだけでなく、文化として捉えよう。物からコトへ。フルーツ観光も単なるもぎ取りではなく、フルーツによる生活提案がなくては。まちじゅうが下を向いてただ果物を生産している、巨大な果物工場ではダメだ」なんて話をしたと思います。(写真は初回の次第と最終回の次第)



昨年から担当についた市役所の新人さんが、38回を振り返る写真を整理してくれました。(写真)今回、振り返りをして、初回の頃のアイディア眺めると、出たアイディアは確実に実現されています。






「フルーツ川柳公募」(これはその後進化してフルーツカルタとなり、巨大カルタを体育館で取り合う催しが2回行われています)、「フルーツカレンダー」(小学生からフルーツの絵を公募し、365日すべて違う手描きの絵で埋めるカレンダー。今年で3年目の発行)、「ふるうつ茶会」(フルーツのお菓子で催すリラックス茶会。桃野点や宵野点、市役所ロビーでの茶会も)。

そして「フルーツ料理の開発」(コンテストをしたり、飲食店がフルーツを使ってメニューを工夫したり。フルーツ寿司、フルーツパスタ、キウイすき焼き、などなど)、「フルーツ商品開発」(フレッシュフルーツかき氷、桃守り、桃ハンドクリーム)、(写真はハンドクリーム)「フルーツ博覧会」(「ぷる博」の名でフルーツにちなんだ小さな催しを市域各地でたくさん開催。今年で2回目)。



書ききれませんが、みんなよくやってきたなあ〜とつくづく思います。(写真は最終回に配った市からの挨拶文と「ぷる博2」のパンフ)








最終回のワークショップのために電車に乗ると、今、ちょうど開催中の「紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会 ぷる博2」の中吊りが。(写真)

街じゅうで、今回は52種類の体験催しが開催されている。それを、一昨年できた一般社団法人フルーツ・ツーリズムが仕切っている。私はお客として参加すればいい。「ぷる博5、10、15」と続くのでしょうか。


最終回ワークショップ前にランチに出かけると、まず清見オレンジの生絞りがでて、お料理のサツマイモも清見果汁煮、ドレッシングも果汁入り。

母娘でやっているかわいいカフェで、普通にこういう料理が出てきました。最初にこのまちに来た、5年前にはなかったな〜。



最終回会場には38回分のワークショップ資料が並んでいました。私は現場は回しても資料などは作らない怠け者ですから、市担当者が苦労して作って来たものです。

初回からずっとこのワークショップをお世話してくれた担当者がその資料を撮影中(写真)。普通の行政の仕事とは違う初めての試みばかりなので、大変だったと思います。

どんな風に苦労だったのか?これは解説していかないとわかりにくいかもしれません。実は、市民発案の企画を市民が実践!といいながら、最初の頃は、とことん行政が上手にお世話をしていました。

とにかく「まちづくりは楽しい」と思ってもらうために、前にでないように、でもうまくカバーして、市民がやったと思えるような形に支えていたのです。

だから、市民の方々は「こんな会議のやり方もあったんだ」とか「子連れでもまちおこしに参加できる」「面白いことやれた」なんて手応えを持ったはずです。

しかし、成功体験を持った後は、自走してもらわねばならない。ワクワクしたワークショップは、だんだん辛い、合同会議のようになっていきました。

やることを企画メモにする、テーマごとのチームが予算を持ち、それを収支計画を経てて使い、必ず利益も出す。夢を追っていれば良かったワークショップは、現実味を帯びてきます。

でも、ここで踏ん張らないと、いつまでも行政が市民をお客様のようにチヤホヤし、市民も持続可能な活動を作れない。事務局作業は誰かがやらねばならない。でも行政はやらないように舵を切る。つまり、市担当者も私も、意地悪な嫌な人になったのでした。

何でもハイハイとやってあげる方がどんなに容易いか。企画書を書いてあげる、収支計画もたててあげる、役割分担も作ってあげる、タイムスケジュールも、広報も、記録も、報告書も、、。

やってしまうことは容易いのですが、後から困るのは市民です。「市役所がやってよ」と頼んでくる市民と行政は戦わねばならない。ワークショップ参加者はずいぶん嫌な思いをしたと思います。そしてイエスマンにならない市職員・地域おこし協力隊はしんどかったと思います。


ワークショップではマイクなんかで話したくないのに、必ずマイクが回わってくる、何か言わなくちゃならない。「質問なんかありません」といえば「では感想を」と私がたたみかける。

でもこれは訓練で、誰かの発表に対し、感想や質問をかぶせることで、発表内容をより良いものに研いでいくという作業です。わざと厳しい質問をしてあげるのは仲間への愛情表現なのです。

普通の主婦の方が、当たり前にマイクで話せるようになるまで時間がかかりました。(写真は最終回での発表、みなマイク発表は当たり前になって)


最終回にあわせてか、参加者の若者が「フルーツ・ツーリズム」の活動を論文にまとめてくれました。客観的に文字にしていただくと、ああ、そういうことをしてきたんだなあ〜と思えます。


最後に、私が紀の川市に通うことになったそのきっかけを作った今の部長さんから熱いメッセージがありました。この方は、途中、ご自分の部署が変わっても、一市民としてワークショップに通い続けてきた方です。

『この事業は「紀の川市の観光ファンを拡大する」ことが一番の目的であることは間違いないことですが、この事業を通じて、多くの市民の方を発掘することができました。いまでは、市民と市民との交流ができ市内のあちこちで化学反応が起きています。最近、紀の川市では長期総合計画策定のための市民アンケートを取っています。「“紀の川市はフルーツのまち”というイメージがありますか」の問いに、「そう思う」が前年度は43.6%、今年度は47.1%。「どちらかといえばそう思う」が前年度は37.6%、今年度は40.4% 。合計でいいますと81.2%が87.5%になった、実に一年間で6.3%も上がったことになります。これを分析するとこの一年間での伸びは、やはり、青果を売っていることだけでなく、フルーツを通じての文化・歴史・体験等の数多くの取り組みが、市民の「フルーツのまち」としての認識を高めたといえるのではないでしょうか。まさしく、フルーツ・ツーリズムの活動が、フルーツ・ツーリズムに携わっていただいた方の「紀の川市が好き、愛している」という気持ちが、この数値をもたらしたといっても過言ではないと断言します。』


東京と地方とを比較して、長い間、「わがまちは何もない、自慢できない、東京がいい」という物差しが根強いものでした。

それが「○○のまち」と言える言葉が持てたことは、座標軸を変えたことになります。

まちづくりの動きの評価をなかなか数字で示すことができないものですが、これは私にとってうれしい数字となりました。

「紀の川市フルーツのまちづくり」のファーストステージが終わり、続いてセカンドステージへ。

新年度は、まちづくりができる人を育てる「人材育成塾」が始まります。

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お仕事 「ぷる博2」 2018/02/26 1:53 pm

これは「第二回紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会」の愛称です。昨年に続き、フルーツがテーマの市民企画催しが52種類もそろいました。3月4日から。

“イチゴ電車に乗って猫の駅長に会い、イチゴ狩りをしてイチゴ大福づくり”“ロケットストーブを作りフルーツピザをほおばる”“和服で名刹「粉河寺」を散策しフルーツ寿司を”など。満員御礼も続出、個性的な催しが一杯です。
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「ぷる博2 オフィシャルご案内サイト」はこれです。
http://www.kinokawa-fruits.jp/puruhaku/

52種類の催しを詳しく見ることができます。今年のパンフレットは、ハンドバックに入るA5サイズなので、可愛いくてなかなか好評。

この「ぷる博」2回目ともなると、主催の(一社)紀の川フルーツ・ツーリズムも余裕?とはなりませんが、初めての時よりもなんとなく切迫感はなく、やれる範囲でやりましょうという雰囲気です。

そう、爪先立って無理してもつまらないですものね。
さて、そんな中で私的にちょっと気になる催しをご紹介しましょう。

パンフレットを複写して載せているので、見にくかったら上記のURLでご確認くださいね。


38番の「いちご×(電車・収穫・大福)ニタマ駅長にも会える、いちごづくし旅」

これ、わかる人にしかわからないかもですね。紀の川市には和歌山電鐵が走っていて、この列車が猫や梅干しなどのテーマのある車両。遠方からわざわざ乗りに来る人もあります。

さらに、人気なのは貴志駅にいる猫の駅長。先代がタマ駅長で、今は二代目なので「ニタマ」と呼ばれています。

そのイチゴ電車に乗って、、なのです。貴志川町はイチゴの産地、イチゴ狩りはもちろん、イチゴ大福作りもある、ここに私はひかれてしまいました。

昔、静岡に住んでいる頃、イチゴ狩りはイヤって程やりました。でもそれはドライブとセットで必ずや渋滞になり、それがつらかったのを思い出します。電車なら安心、しかもイチゴ電車なんて!

「貴志川観光いちご狩り園」の方々がどれほど丁寧にイチゴ作りをしているのか知っているだけに、このメニューはよくぞ考えてくれたと思いました。

39番「椿や桜・桃が咲き誇る風景の中であら川の桃ジャムづくり」

「あら川の桃」といえばブランド桃です。その桃でジャムを作る幸せ!以前この体験をしたときに、本当にたくさんの桃を使う贅沢に酔いしれました。

そして、煮ている間の桃の香りにビックリ。やはり桃は果物の女王だと思ってしまいます。ザクザクと刻んだ桃がたっぷりと入った瓶を持ち帰る、東京ではこんなジャムは高価過ぎて手が出ないはずです。

ほんのりピンク色の桃ジャムは桜の季節のプレゼントにしようっと。

この催しの紹介コピーにもあるように、「桃りゃんせ夢工房」近くにはたくさんの椿があります。ジャムづくリだけでなく、花見物も兼ねて家族と行くといいですね。

40番「ロケットストーブをDIY。できたてストーブでピザ焼き。」

私のこのブログでも何度かご紹介しているロケットストーブ、ご存知ない方はぜひご参加を。オイル缶を二つ繋いで、なかに煙突を通す簡単な仕組み。ほんの少しの燃料で、ロケットのようにゴーッと音を立てて燃えます。

ストーブというと暖をとるためと思うかもしれませんが、これは調理向き。お湯などすぐ沸きますし、火力が必要な焼きそばなどお勧めです。

料理はともかくとして、このストーブそのものを作る作業が楽しい。この催しを主催の方は、ロケットストーブの強烈な信者のような方で、“布教活動”?に熱心。作るためのすべての道具、部品など用意してくれるので、子どもと女性だけでも多少の苦労だけで出来上がります。

そして初めて火を起こしたときの楽しさ、面白さ。やはり、人間は火を起こすことに何か本能的な喜びを感じるんだなあと思ってしまいます。

キャンプなどに向いていますが、本当は災害時の強い味方。ガスや電気が止まっても、調理できます。今回また作ろうかな〜。


45番「気持ちはもう桃農家?『美味しい桃にな〜れ』の摘蕾体験。」

摘蕾とはテキライと読みます。つまりいらない蕾をとること。同じく、摘花も摘果もある。紀の川市に通うようになり、当初驚いたのは、この作業でした。ポロポロポロポロ、蕾を落とす。なんだかもったいないし、かわいそう、と思ったものでした。

でもこれをやらないと美味しい桃にならない。理屈は分かるのですが、、、、、。せめて花を満開に咲かせて、それからじゃだめですか?と思ってしまいます。

農家さんだって、そりゃあ、花ぐらい咲かせてあげたい気持ちはやまやまでしょう。でも美味しい実を実らせるためには、なのです。それはとりもなおさず私たち、消費者の望みに応えるためなのですから、いたしかたない。

なので、それならばお手伝いくらいしましょう。桃の樹のこと、桃農家のこと、桃のことを知って、ありがたく夏には桃をいただきましょうというわけです。

果物産地だからこそできるプログラム。ここのジェラードは行列ができるほどの味、フルーツがいっぱい使われています。摘蕾からジェラードまで、桃がたどり着く道のりを体感したいものです。

47番「パソコンで作るフルーツクラフト 思い通りに作れるかな?」

フルーツがテーマの「ぷる博」にパソコン教室が参加するとこうなる!ということ。
できあがるフルーツクラフトが何とも可愛いのです。

パソコンなしの生活なんてもはやできなくなっていますが、実はしょうがないからパソコンを使っているだけで、パソコンを楽しんだことなどない私です。

いまだにわからないことだらけで、パソコンは肩コリと目の疲れのもととしか思えない。それなのに、この催しは何だか楽しそうな感じ。

子どもの初めてのパソコン練習にぴったりとありますが、パソコン嫌いのおばちゃんが、パソコン好きになるためにお勧めなのかもしれません。

この日はせいぜい、仕事を忘れて、パソコン遊びをしましょう。

貴志川の平池の近くとか。池のほとりのウォーキングや、カモの群れや、黒鳥の泳ぐ姿を眺めるなんてゆったりした時間も、自分で付け加えたいところです。

28番「バスケット・ピンポンでゆる〜く汗を流し、折り紙もして、果物も。」

最後は私主催の催し。和歌山発のバスケットのついたミニピンポン台で遊ぶ「バスケットピンポン」通称「バスピン」。

これをゆる〜く楽しみましょうという催し。そもそも私ができません、正確なルールもわからない。なのに楽しいのは、このスポーツ?の魅力なのでしょう。

子どもも高齢者もなんとなくピンポンらしきものができる。バスケットにボールがポンと入れば点数があがる。

家庭に一台置きたくなります。どうぞぶらりとお立ち寄りください。縁側みたいな感じで一緒に果物食べて、折り紙などもしましょう。

こんな風に、いろいろな立場の人が、それぞれにフルーツにひっかけて考えたプチ催しばかりです。ここでは少ししかご紹介できませんでしたが、何処の土地でもなにかテーマが見つかればこういう仕掛けはできるはずです。

参考事例としてはおすすめ。どうぞ遊びにおこしください。

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お仕事 まちづくりスキル 2017/12/18 12:57 pm

まちづくりに目覚め、動き出した市民に必要なのは、今まで縁のなかった知識や技術です。

例えば農家のおばちゃんがイベントをやろうとしたら、企画書を書かなくてはならない。サラリーマンが子ども向けに露店を出そうとしたら許可申請や食品の扱い方を学ばねば。

というわけで、連続講座を始めています。Facebook、企画書、食品衛生、個人情報保護・・・私自身が勉強しております。

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「戦略的Facebookの使い方 SNSをもっと安全に使おう」という
講座をやるぞー!、ということについては以前ブログに書きました。

市役所の詳しい方を先生にお願いして、古民家カフェでくつろぎながらの講座です。

で、実際にやってみて、もっともっとうまく使えるということが分かりました。

とはいっても、即、バリバリに使えるというわけでもないのですが。

お知らせなどは、投稿をトップに固定しよう。これを知らない人が多かった。イベントの記事の上げ方がそもそもわからない??

若い方はインスタの方がいいらしい。そうなると中高年がFB?しかも長々書いても、上5行くらいしか見ないとか。ではご挨拶などほどほどに、早く本題を書いた方がいいということになる。

ただ見る人が多いよりも、何か反応する人が多い記事の方が大切。エンゲージメント率というらしい、あ、ここを見ればわかるんだ。




お馴染みの紀の川市での取り組み「フルーツのまちづくり講座」と題してあるので、美しくカットした果物を食べながら、です。

こういう写真も、いつものように撮らないで、人が入ったかッとを撮る、子どもに撮ってもらう、動画であげる、などの工夫のツボを教えていただきました。

テレビの画像を写真に撮り無断でアップするのは違法。これはよくやりますね〜。自分たちの活動が報道されたりするとうれしくて画面を撮って、FBにあげちゃう。

子どもたちの写真を上げるときは注意して。顔に星などつける程度ではダメです。などなど、注意することも山ほど。

友達だけに公開しているつもりでも、どんどん流れていくと思った方がいい。それがネットの世界というわけです。便利で無料には必ず危険もあるということですね。

続いてフルーツのまちづくり講座 その2「企画書の書き方」講義+ワークショップです。

この回もお仲間のなかから講師をお願いして、まずは基本のお話。企画書は,錣りやすく客観的にコンパクトにが原則。

手段、つまり「どうしたいか」ばかりが先にあり、「何のために」が書かれていない企画書は企画意図が届かない。

ふむふむなるほど、その通りですね。つい独りよがりで長々と書いてしまう。することばかりを緻密に書いて、いつしか何のためにそれをやるのかわからなくなってしまう。

そんなことをうかがってからワークショップとなりました。

あらかじめ参加者から“フルーツのまちづくり”アイディアを出してもらい、そのなかから3つの企画を事務局が選びました。

そして、そのアイディアをどんな企画書にするのかの条件も付けて、3チームに分かれて取り組みました。

「ミカンチーム」課題:「福祉系のフルーツカフェをやりたい」クラウドファンディングでお金を集めるために企画書を書こう。

「イチゴチーム」課題:「和歌山線などにフルーツの試食販売隊を」交通機関に理解を促し、協力をいただくために企画書を書こう。

「キウイチーム」課題:「フルーツ芸術祭をやろう」そのための場とアート作品などを市内から募集するために企画書を書こう。

ねらいは面白かったのですが、時間切れ。企画書を書くより前に、「ああしたいこうしたい」の話の方が盛り上がり、笑い合い、です。

企画書が書けるようになるには、これはまあ、あと講座を何回かやらなくてはダメでしょう。

そして「食品衛生基本のキの字」の講座です。保健所の方に講師をお願いしました。

まずは、食品の営業をするのにどういった手続きが必要か?のお話。

皆、今やっていること、これからやりたいことが違うので、自分がどんな許可を取るべきなのか、届け出なのかが想像できました。

続いて食中毒について。皆、身を乗り出してうかがいます。ノロウィルスなどにやられた時の下痢便は、トイレットペーパー10枚を重ねても手に付いていると聞いてぞっとします。

微生物を原因とする食中毒予防の3原則は「つけない(清潔)」「増やさない(迅速・温度管理)」「やっつける(加熱)」だそうです。これは普段の暮らしからして必要なこと。

特に大切なのが手洗い。ということで有志4人が実験しました。これは小学校などでよくやられるものです。特殊な液をつけてから手を洗うと、洗い残しが分かるというもの。

ビックリです。青白く浮き出たのが洗い残し、こんなにたくさん!洗っているようで、洗っていない、特に手首が注意と教わりました。

そしていよいよ実際に参加者がやっていることの写真を映しながら、アドバイスをいただきます。

事例1:竹を割って流しそうめんは?営業というより、竹で水鉄砲などを作る子ども向けの体験催しのおまけでやったこと。竹で子どもたちは器や箸も作って。竹はアルコール消毒も。そうめんと一緒に桃やブルーベリー、スイカも流しました。

「これはグレーゾーン。暑い日の屋外で、体験ではあっても生のフルーツを使ってというのは?そうめんもリスクが高い」とのこと。

まとめて茹でたそうめんは雑菌が増えやすい、生竹のなかを流すと消毒しきれない菌もある、炎天下の外、生のフルーツ。いろいろな危険が重なり合っていた催しだった、ということが分かりました。スタッフが少ないなかやっていましたし、確かに丁寧な対応はできていなかったかも。

事例2:外で、生のフルーツジュースやフルーツピザを売りました。暑い日で、フレッシュな桃をたっぷり使ったジュースが美味しかったし、よく売れました。

「これは×。屋外でとにかく生のフルーツは危険。土にも空気にも雑菌が一杯。ピザはしっかり過熱して、フルーツが生にならないように。生のトッピングも危険」

わあ〜、外だからこそ、夏だからこそ、フレッシュフルーツものが美味しいのに〜〜。と思うのですが、それだけに危ないわけです。ちゃんとしたお店が、お店で作ったジュースをお店の室内で出すなら問題ないとのこと。

こうして、次々に事例ごとのアドバイスをいただきました。

市民が思いつきで、やる気に満ちて行動するからこそ、見えないこともある。せっかく頑張ってやっても、もしも食中毒など起きたら、まちづくりではなく危険づくりになっちゃいますものね。

素人だから走れるけれど、素人だから怖い失敗もあることをしっかり知ることができました。

まちづくり講座というと、今はたいてい、アイディアを出して、楽しく実践となるケースが多いものですが、段階ごとにこうした“知っておくべきこと”“身につけてくべきこと”のスキル講座も必要でしょう。次回は「個人情報保護を知る」講座です。

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お仕事 桃づくし 2017/07/23 10:42 pm

この時期の紀の川市は桃一色です。桃を買いに来るお客様で桃渋滞が起きる。桃直売所には開店前から行列ができる。

ならば市民主催の催しも桃一色にと、「桃づくし体験」が行われました。

低農薬農園の桃をもぎ取り、桃農家のお話を伺い、桃の剥き方を教わり、桃100パーセントの氷蜜を使ったかき氷作りを体験し、桃バーガーをほおばる。

こんな贅沢、産地ならではですね。
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果物産地、紀の川市。桃山町には「あら川の桃」というブランド桃があります。農家さんは、今の時期毎日4時間睡眠がとれればいい方、という過酷なスケジュールで動いています。

年に一度の実りの時期ですもの、しょうがないですよね。




手前の桃畑の向こうには緩やかな山、その上にはカンカンに晴れた夏空。

近くを紀の川がゆったりと流れています。







桃ロードと呼ばれる道路のあちこちに、農家直営の売店が。少し眠そうな農家さんが、次々と桃を箱に入れています。並べた先から争うように数箱単位で買われていく。

安い!自家用ならB級品で十分ですね。東京に持って行って行商したくなってしまいます。



さてこの日の催しは「まるごと『あら川の桃』づくし体験」。家族連れの中に私も混じります。

畑に行くと、重そうに桃が実っていました。







途中で、作業中の農家さんから少しお話をうかがいます。

「こういう桃は、なかが割れてる。こういう桃がいい」「でもそれを見るには売っている桃をひっくり返してみなくちゃだめですね。さわることになる」などなど、質問山ほど。





桃を採るには両手で持って、腰を下ろししゃがむようにして引くと上手に採れる。

生まれて初めての桃収穫です!!







採れたよ〜。ずっしり。












桃を抱えて歩く桃畑、低農薬の畑には草が生え、虫も一杯。子どもたちはもっと遊びたくてなごりおしい。

さて次は・・・。







◆先頭の幟を持っている方が、この企画をした「紀州百匠隊」。
https://www.facebook.com/kishu100show/?fref=ts



桃をむきます。エイッと上から下に包丁を入れると、種までパカッと割れる。果物ナイフで種をほじりだすと、果肉は半球状にたっぷり。こうしてから皮をむくと、果肉の無駄はほとんど出ません。

「たしかに桃の缶詰ってこうなっているね〜」と目からウロコの剥き方でした。



桃のかき氷も体験です。南紀州の名水「古座川源流の水」を時間をかけて凍らせた氷。

これを昔ながらの手回しかき氷機でシュッシュッシュッシュッ。力を入れないと回りません、力を入れ過ぎてもダメ。





これに「あら川の桃」100%の手作り桃ソースを2段に分けてかけて、さらにアイスクリームものせちゃう。

なんと贅沢な、なんと美味しい。暑さが上品な甘味で飛んでいきます。





「あら川の桃バーガー」も別メニューで食べられます。

美熊野牛のミンチで作ったハンバーグと、少し甘い味のついた桃がメイン。されど、これだけのものがはさまれます。桃とお肉がぴったりなのでした。




◆この企画のもうひとりの企画者が「野かふぇ おりや」。
https://www.facebook.com/nocafe.oriya/
桃のかき氷、桃バーガーが普段から食べられます。営業日に注意。


帰りにのぞいたある農家さんの直売所。桃とヨーグルトのスムージーも売っています。

最近の農家はいろいろ頑張っているのですね。








翌日は選果場の売店で「桃かき氷」を販売の(一社)フルーツ・ツーリズムのお手伝い。

地域の農家さんたちの小さな売店、桃を売るだけでなくかき氷が初めて販売となりました。





水を一滴も加えていない、桃のソースをかけた氷。桃を買いに来たお客様が、「それでは、一杯」と召し上がっていきます。










今回は、市民グループと、和歌山大学の学生さんとで氷屋さんにチャレンジ。

農家と地域おこし市民と学生とのつながりができました。暑い中頑張った人たちで、次なる展開がまた生まれていくことでしょう。








桃はいいなあ〜。おいしいものはいいな〜。皆が幸せな顔になる。

紀の川市の桃、8月中旬までが旬です。








フルーツ・ツーリズムについてはこちらです。
https://www.facebook.com/purupuruclub.kinokawa/


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お仕事 吊り橋ウエディング 2017/04/17 11:23 am

2013年から私が通っている奈良県十津川村谷瀬、自慢の「日本一の吊り橋」でこのほど結婚式が行われました。集落に移住したカップルの吊り橋ウエディングです。

「このままではむらが消える、吊り橋から集落に人を呼び込み歩いてもらい、気に入ったら住んでもらおう」と、むら消滅の危機感から皆で整備してきた「ゆっくり散歩道」を新郎新婦が歩きます。

谷瀬集落の願いが叶った春となりました。
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谷瀬の吊り橋に続く「ゆっくり散歩道」のことは、もう何度もこのブログで書いていますのでお馴染みとは思います。

数回の寄合(ワークショップ)を重ね、むらにもっと外の人に入ってきてもらおうと、そう決意したのが2013年の春のことでした。




そしてその後、できる範囲で集落の人は整備をすすめました。
むらのただの農道が「ゆっくり散歩道」として変身したのは2014年4月6日のことです。

テープカットと同時に、これまで閉ざしていた集落はオープンになったのでした。


一応、昔のブログを付けておきます。↓
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=255&date=201404



整備といっても球根を植えたり、立て看板を作ったりした程度。これまでのむらの道と姿は変わりません。

でも「ゆっくり散歩道」なんて呼ぶと、むらの人の気分が違います。テープカット後、みんなで普段の道をゆっくりと歩いてみる。そうすると谷瀬はけっこういいところだ、と違う視点でみえてきます。



その後の集落の人たちの動きがすごかった。もともと紙や文字を見て難しいことを話し合うより、身体を動かすことが得意の皆さんです。

散歩道の途中にある森山神社に説明看板がない。よし立てよう。説明文が決まったら(写真はその文案を検討しているところ)、あっという間に手作りの立派な看板が立ちました。



「ゆっくり散歩道」がオープンと同じ時期に、奈良女子大の先生・生徒さんが研究のために応援に入ってきてくれました。

それまで地味だった道標が、学生さんの手によりかわいい道標になります。






散歩道のゴールの高台からは「谷瀬の吊り橋」が見えます。それなら展望台にしようと、集落の人たちはバサバサと木を伐って展望できるようにしました。

ここまでの道も邪魔な木はなくし、丸太で階段もつけ、橋の古い板でベンチまで造りました。

「ゆっくり散歩道」を歩く「ゆっくり体験」を催し、むら名物の高菜漬けでご飯をくるんだ「めはり寿司」づくり体験もやりました。

奈良県立大学の皆さんもこの動きに加わって、谷瀬は急ににぎやかになっていきます。


2013年の時点で、昔あった水車をまた造りたい、とう話は出ていましたがこれも造ってしまいます。

集落に大工さんが居て、図面を取り寄せながら、かなり苦労しながらも造りあげてしまいました。






もともと技術はあり、動けるのだけれど、何をやればいいのかそれがキッパリ見えていなかったのでしょう。

「ゆっくり散歩道」という幹が通って、そこにいろいろな枝が出て、様々な実りが出てきたのです。

道に面した空き家は、「こやすば」という名の休憩所になりました。学生さんの若い力と集落の人たちの技術で、崩れかかった民家がよみがえりました。


そして、ただの田舎道をたくさんの人がブラリブラリと歩くようになったのです。











この頃には、今回の新郎“タロウ”さんは、しっかりと集落の一員になっていました。写真左。

2014年にタロウさんは生駒市から谷瀬に住み始め、展望台ができたころにはご両親もどんなところかと訪ねておいででした。

集落名産の「ゆうべし」作りにも、食に興味のあるタロウさんの姿がありました。

一見、髪が長く、ファッションも独得なので、ヒッピー風の人かなあ、と思ったのですが、彼の言動は“体育会系”のような筋の通ったさわやかさがありました。




タロウさんは、谷瀬からかなり離れたそれでも村内の神社に週数日通う仕事をしています。なかなか厳しい仕事です。そんな彼が谷瀬で米を作りたいと言い始めました。

なんとか彼が谷瀬で暮らしていけるように、みんなが気遣います。荒れ果てたやり手のいない休耕田を放っているより、耕して水田にした方がいいに決まっています。

「頑張れ、道具も田んぼも使っていいよ!」「どうせなら酒米を植えて、お酒まで造るか!」と勢いづきます。

そこへ学生さんも「米づくりしたい」と相乗りし、いくつもの田んぼで酒米が育ちました。



皆で作った酒米でお酒を仕込む、となると地元の酒屋さんも「なるべく手伝ってごらん、見に来てごらん」ということになります。

集落の人も、学生さんもこぞって参加しました。

昨年春「純米酒 谷瀬」ができあがった頃には、タロウさんは酒造りのリーダー。寄合でも大きな存在となりました。

そしてふと気づくと、今回の花嫁“リョウコ”さんも、寄合に顔をだし、谷瀬の一員になっていったのです。


先日の4月7日、吊り橋結婚式の日。私はうかがえませんでしたが、雨と思っていたら谷瀬ではこの時晴れたのだそうです。

この吊り橋結婚式の様子は、奈良県南部東部振興課のご厚意で写真を使わせていただいております。

吊り橋の向こうから新婦リョウコさんと親族が、谷瀬の集落総代に先導されて歩いてくる。

それを、谷瀬側からタロウさんがご両親と傘をさして迎えに行く。吊り橋の真ん中で、指輪交換。なんとも美しい光景です。

やがて一塊になった一行は笛の音とともに、吊り橋を渡り切り谷瀬に入ったのでした。


2014年4月6日、「ゆっくり散歩道」がオープンしたその同じ場所で、二人の頭に集落の方々が作った野の花の混じったライスシャワーが撒かれます。

軽トラに温室様の幌が着いたこれも地元住民手づくりのパレードカーで、「ゆっくり散歩道」を二人が動き出します。

カラカラと鳴る空き缶が、「ゆっくり散歩道」のうれしい笑い声のようだったでしょう。


普段観光客がのんびり登る、杉並木の中の階段。その先に集落のお宮さんがあります。

ここを白無垢の花嫁さんが登るなんて、数年前誰が考えたでしょうか?





少し前、副総代がおっしゃっていたこと。

「夏、夜明け前にふと田んぼを見ると、二人が田にはいつくばって草を取っていた。その姿を見て、この二人は大丈夫だと思った」

お二人に、そして谷瀬に幸あれです。



吊り橋ウエディングの報告も兼ねての、先日4月10日の寄合です。そこにはタロウさん・リョウコさんに加えて、新しい住民となったご夫婦の姿がありました。家具職人の方です。

一方、平均年齢をぐっと下げる新人も登場。寄合ではすやすや眠ったり、オムツを替えたり。

そして次なる新住民の方が、同じく赤ちゃんとともに移られることが予定されているとか。

谷瀬におめでたいことが続きます。


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お仕事 バスピン 2017/04/10 8:43 am

この名を紀の川市で聞いたのは昨年の今頃。「え、野口さん知らない?バスケットのついたミニピンポン台で遊ぶの。子供の頃、毎日やってた」とのこと。

調べてみると50年前、和歌山市発祥。私の故郷千葉までは、流行っていなかったのです。

誰でも手軽にできるので、今はまちづくりの仕掛けなどにも使われているとか。それではと、この度小さな催しをしてみました。

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これがバスピンです。可愛いでしょう?私は小さなガレージに置きましたが、おしゃれなマンションの一室でも似合いますね。

「バスケットピンポン」の手引きによれば“穴狙いの卓球台”として1966年に和歌山市で生まれたそうです。

公務員をされていた故・北原雄一さんが、人と人とのコミュニケーションを育てる何かしらを考えようと、小さなピンポンを考えました。もう一工夫と、奥様が穴をあけてネットを張ってバスケットにすればと提案されたそうです。

和歌山ですから、ミカンを入れる赤いネットが身近にあった。最初はそのネットを使っていたとか。


お馴染みのフルーツでまちおこしの紀の川市「ぷる博」の中で、企画したので「バスピンやってフルーツ食べよう」という単純な趣向です。

テーブルにたくさんのかんきつ類やメロンパンなど用意して、さあ、いらっしゃい。




勝ち抜いたら、折り紙で作ったフルーツメダルと、デコポンがプレゼントです。

こんな催しを、バスピン台を買って、ルールもわからないままエイヤッとやってみました。






そんな無謀なやり方を風のうわさでお聞きになったのか、日本バスケットピンポン蠅遼霧桐也さん(考案者北原さんの息子さん)が、救世主のように現れて、基本のキの字を指導してくださいます。

きちんと知ると、皆の上達が早いのでした。




大人も子どもも、初心者もベテランも一緒にできるのがバスピンの良さです。

穴にスポッっと入ると、どんなチビちゃんでも大人を負かす可能性が出てくる。だから大人が子どもに手加減などしません。真剣にやっても負けたりするのです。実際、わが夫は、小学一年生に負けました。





子どもたちだけでも、放っておいてできる。










ダブルスなんかも、面白がってできる。









通りががかった家族が、すぐできる。












親子で、ササッとできる。










スマホもパソコンもテレビもゲームも手放して、何だかみんなで夢中になってしまった数時間。

初めての人も、大人も子どもも、すっきりしたいい気分になります。

もしこれが、空き店舗だらけの商店街にあったらどうでしょう。高いお金を払わなくとも、毎日ジム代わりに通う人たちが出るかもしれません。

皆が汗をかき、仲良くなれるのなら、そういう商店街にはまた命を吹き込むことができるでしょう。

企業や学校や家庭でちょっとバスピンすれば、しかめっ面や肩こりがなくなります。

キャンプに持って行って、この台でピクニックランチをしてもいいですね。ワインやダッチオーブン料理も似合いそう。

バスピンカフェやバスピンブティックがあってもいい。な〜んて、全く運動がダメな私が惚れてしまったのでした。

ひと汗かいて大笑いした後の、果物の美味しかったこと!

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お仕事 酒を造り、酢を造る。 2017/04/02 10:25 pm

蟠綵盗顕譴箸いΣ饉劼瞭本酒とお酢の工場を見学しました。和歌山は日本で一番お酢の消費が多いとか。その地で支持されているお酢屋さん。伝統的な酢蔵を見せてもらうのは希少な体験です。

お酢は酒粕から造るのですが、いいお酢のためにいい酒粕が必要と酒も造り始めた、というのですからさすがです。100年も使う木桶でコモをかぶって時を待つ、お酢の姿に頭が下がりました。

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九重雜賀(ここのえさいか)は、和歌山県紀の川市の企業。もともとは和歌山にあった酢造元で、1908年の創業。

ブランド桃「あら川の桃」で知られる紀の川市桃山に2014年移転されています。




100年を超える歴史の中で、お酢の原料である酒粕を、自社で造る。そして、食事に合う日本酒を造る。

そのために、1934年から日本酒の製造も始めたそうです。

細やかな手仕事に真摯に向き合う企業だからでしょう、そのお酒がまた上質のものができ上がり、数々の賞を受賞していきます。

上質の酒、上質の酒粕、従ってそのお酢は半端なものではないということになります。

紀の川市のお米を原料にしたお酒、麹のついた米を噛むと、いい甘味がします。

これが最後は酢にまでなるんですね。酒蔵の見学後、酢蔵の見学となりました。







創業から変わらない、酢の製造。それは30石(5400リットル)の大木桶が約40桶並ぶ静かな風景でした。









材料の酒粕は2年以上経って熟成したこげ茶色、これをお湯などで溶き、これまた100年前から絶やさず受け継いでいる酢酸菌をいれ、120日待つ。

さっきまでのお酒の白い世界と色が一変します。




桶には藁で作ったコモが何枚もかけられ、温度変化から守られる。

布団でくるんだ赤ちゃんのように、静かに発酵が育つのを待つのです。「静置発酵」というのだそうです。





木の蓋を開けると、38度〜40度という桶の中のお酢の元から、もわっと湯気があがりました。

覗くと黒褐色の液が、とろりと眠っているように、かすかに起きて何か考えているように居られます。

座禅をしているようでもありました。

いまなお、こんな方法で本当のお酢を造っている企業があるなんて、驚きでした。

この日は特別に見学会が行われたので、利き酒や利き酢という趣向も。お酒は確かに美味しい。

見学し造っている人たちのお話をうかがった後だからなおさらでしょうか、有名な日本酒の産地の、有名なお酒と比べて抜きんでている気がします。



そしてお酢。毎日飲めば身体が喜ぶだろうなあ、というまろやかな味。

普通のお酢以外にも、これまた受賞作品の万能だし酢「お手間とらせ酢」「柚子 寿司召し酢」などのアイディア製品も揃っていました。

しかも瓶にかかったラベルに点字表記がある、すごいなあ。



クイズのように利き酒・利き酢をしながら、私たちはもっとお酒やお酢に繊細でなくてはいけないと反省します。

もっと敏感な舌を持たねば、こんなに苦労して伝統の製法で造っている職人さんに、そして酢酸菌に申し訳ない。

2時間いて感じたのは、社員の方々がとても仲がいい、家族も仲良くやっている、“うちの味”に自信を持っている、手を抜かない、ということでした。

そんな“気”のようなものが、お酒にもお酢にも伝わるのだと思います。



世の中ごまかしばかりの嫌なニュースが多い今、こういう企業にに出会うと嬉しくなります。私も正しく生きよう、と背筋が伸びます。

帰りがけに見つけた昔の金属の看板、桃畑との境に大事に飾られています。

「捨てられませんよね」と語る社長、社員の方が着る法被には「より良い酸を食卓へ」とありました。


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お仕事 折ると巻くと 2017/03/19 12:10 am

午前と午後に分けて、「折り紙体験」と「巻き寿司体験」をしました。

6種類の果物キャラクターを折る、小さな葉っぱやヘタの部分が難しい。

飾り巻き寿司、いわゆる“デコ巻“は、超細巻きをいくつか組み合わせてくくり巻き、金太郎飴のように切るとあら不思議!イチゴやパンダの形が現れるというもの。

パソコンに触れない折ると巻くの1日は、いつもと違う心地よい疲れでした。

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相変わらず紀の川市の話題ですみません。ただいま開催中の「紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会 “ぷる博”」、65種類の体験催しがありますが、その43番の「折り紙」と8番の「デコ巻き」を体験しました。

まずは折り紙。桃山町の「野かふぇ おりや」さんを会場に、佐野由美さんが指導してくださいました。











フルーツの産地紀の川市には、「ぷるぷる娘」という果物の妖精キャラがいます。これを折りましょうという趣向。佐野さんオリジナルの折り方です。

テーブルに並べられた折り紙が、まぶしいくらいに美しい。懐かしい。何年ぶりでしょう折り紙なんて・・・。


折順のペーパーが配布されるのですが、見る前にもうどんどん折りたくなります。

急ぐと雑になる。きちんと端を合わせて、きちんと折るのがコツ。う〜ん難しい。





自分の不器用さを確認することになります。特に小物、葉っぱや飾りを小さな紙で折るとなると、もう大変。先生助けて〜〜。








でも何とか形になり、表情は書き込みます。











できた〜。なんだかうれしい、かわいい。










この子たちを皆家に連れて行けば、にぎやかになりますね〜。










続いてデコ巻きです。ナンシー山口さんが先生。日本デコずし協会認定インストラクターの方。そういう資格があるんだ〜とびっくり。








山口さんおたくの一室がお教室。英語の先生であり、外国のお客様を高野山にガイドなどしている山口さん、日本文化を伝える巻きずしもその延長で覚えようと決意したのだそうです。

桜でんぶやゴマなど食べられるもので色を付けたごはんと、海苔が材料。


このご飯を、短く細く巻く。設計図はあるのですが、ナンシーさんの指導通りにどんどん巻く。









細くするはずが太くなったり、海苔が離れてしまったり。しくじるのですが、ナンシーさんは「OK,OK」とけん引してくれます。

息を止めてあんまり真剣にやっていて、ついおかしくなったりして大笑い。




出来上がった部品?の巻物や、ソーセージ、などを重ねてぐわっと大きく一気に包み込みます。

これはパンダになります。








野沢菜などを軸に使った、これはイチゴ。この切り分けるときが、醍醐味。ごくりと唾をのむ瞬間です。









パンダたくさん!ここでいただき、かつお持ち帰りもあります。

普段使わない脳を使った感じ、普段使わない指の筋肉を使た感じ?経験のない疲れです。

折ったり、巻いたり、おしゃべりしたり。なんだかとにかく面白かったのでした。

「ぷる博」詳しくはこちらから→ http://fruits.oyoyaku.com/
#ぷる博

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お仕事 市役所がフルーツ一色 2017/03/06 1:34 pm

果物産地の紀の川市で、市民手作りの「紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会」がスタート。

5日、市役所を会場にオープニング催しがありました。役所玄関に生のハッサクを積み上げた「ハッサク姫と王子」が登場、1階では「ふるうつ茶会」が、駐車場では「フルーツマルシェ」や「いちごミニ電車」。頭上にはフルーツ風船。

市民が市役所を、フルーツ色に染め上げた1日でした。
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人口約64,300人、和歌山県の北、紀の川市。3月3日、紀の川市役所です。

正面に見えるのは、ハッサクの山。黄色いミニ富士山のようにもみえます。

果物産地・紀の川市で「フルーツのまちおこし」を進めている市民グループ「一社フルーツ・ツーリズム」のメンバーが、せっせと作ったものです。もはやこれだけで、フルーツ市役所の雰囲気。


3月4日、市役所2階の廊下には、フルーツ風船が並びました。

そういう物は売っていませんから、ピンクの風船には緑の長細い風船で葉をつけ桃に。細い紫色の風船をクリクリひねってブドウに。と、すべて手作業でフルーツにしていきます。

50mの糸、1mに一つずつ。その万国旗のようにフルーツ風船が下がったものが3本できあがりました。近畿大学の学生さんが助っ人に来てくれました。


市役所1階のロビーは、徐々にお茶席に変化しています。

桃農家の家族、IT企業の方、印刷屋さん、建築業、ハッサク農家、主婦、いろいろな市民が、茶席をつくっていきます。







ロビーのガラス面には、借りたレモンの実った植木鉢、伐り出した竹、桃の枝など。

「ブロックを置いて、こう立てればいいかな?」関東とこちらと、二地域居住の方が設営中。





市役所正面に、スターバックス風の丸いマークがあがりました。「ふるうつ流」という流派?にちなんだ「ふるうつ紋」、オリジナルデザインです。

実はこれは昨年作って使ったもの、ずっと倉庫に保存していて再利用。

「高いところ得意ですから上りますよ〜」と大学を出てハッサク農家を選んだ青年が頑張ります。

薬剤師の娘さんも、元校長先生も、みんな仲間。なんとなくゆるゆると、準備が進んでいきました。


そして、5日。「ぷる博」のオープニングフェスティバルなので「ぷるフェス」と呼ぶ催し。

テープカットの後は、地元中学の吹奏楽部が盛り上げてくれました。

ステージの進行は桃農家の主婦の方と、柿農家であんぽ柿を作っている男性。おいしそうな二人の掛け合いが見事です。

いつも車が止まっている駐車場は、今日は和歌山電鐵さんが100mの線路を敷いて、ミニトレインを運行。

本物のいちご電車そっくりの、ミニ版。可愛くて大人にも人気。







さあ、「ふるうつ茶会」です。季節のイチゴをかたどった上生菓子。甘味の強いキウイフルーツや柑橘も水菓子ですね。

お菓子はフルーツ・ツーリズムメンバーの手作り。口に含むと穏やかな甘みとイチゴの香り、おいし〜〜!



「ふるうつ流」はリラックスしたお茶。自分で茶筅を振って、お茶をたてます。

こういう茶席なら、いかめしい殿方もぶらりと入れるというもの。家族連れも楽しんでいました。






駐車場には「フルーツマルシェ」も。どのテントもフルーツに関係する味ばかり。

これはすっかり紀の川市名物になってしまった「フルーツ寿司」。洋風のお寿司で、ちゃんとお魚も使われていて塩コショウで食べる、なかなかおしゃれな味なのです。



「フルーツカレー」本日は、キウイの入ったカレーで、上にハッサクのトッピングです。

キウイの甘酸っぱさが、カレーのスパイシーな味と合う。ハッサクのほろ苦い酸味もまた、カレーを引き立てています。

フルーツ・ツーリズムの料理チームの作品。今回も完売でした。


レモンパン、栗のパン、あんぽ柿を使ったパン。どんどん売れていきます。

この干し柿使用のパンが、妙に美味しかったのです。

マルシェにはフルーツにこだわった地元のお店が、たくさん参加しました。



市役所南館の壁を飾ったのは、地元の子どもたちの描いたフルーツや農作業の絵。

果物を食べて喜んでいる様子、桃の花畑、摘花しているおばあちゃん、剪定しているおじいちゃん。

これは「フルーツ・カレンダー」を作った際に募集した絵で、今回全作品を掲示したのでした。


お若い方たちはこういうコーナーがお好き。

この顔出しの枠は、前日に土木建築業の方が一人、せっせと作られたものです。







最後はハッサクのお振舞い。「低農薬なので皮はマーマレードで食べてくださいね〜」「フルーツ風船もお土産にどうぞ〜」

写真にはありませんが、このほか子ども向けのフルーツプチ体験があったり、市役所探検ツアーがあったり。

この日参加したお客様は、みな「市役所」+「フルーツ」=楽しい!ということを実感したはずです。

フルーツ市民の力で、ますます紀の川市を元気にしよう!と、4月9日まで続く「ぷる博」には市民企画の催しが一杯です。

お気に入りの催しにぜひご参加ください。
「ぷる博」についてはこちらから↓
http://fruits.oyoyaku.com/app/page/info/20170110puruhaku_panf


おかげさまで私ども夫婦は「ハッサク姫・王子」に。いい記念となりました。(笑)

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写真でみるゆとりある記

天龍峡で
那須塩原市
奈良県吉野町上市で
吉野町、ゲストハウス「三奇楼」

連絡先

野口 智子 のぐち ともこ
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局
ゆとり研究所

TEL 090-7433−1741
E-Mail yutori@noguchi-tomoko.com

NPOスローライフ・ジャパン
〒160-0002 東京都新宿区四谷坂町9−4 リカビル301
TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
E-Mail slowlifej@nifty.com


略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。