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お仕事 小浜デザインマーケット 2019/04/29 2:09 pm

雲仙市の温泉場・小浜の街なかを、路地を巡りながら美味しいものを食べたり、手仕事の品を買い求めたり、そんな催しがありました。

久しぶりに仲間と食べ歩きすると、路地の狭さで親密感が増し話が弾みます。

いいデザインのものを見ると、古い建物や花までが、いいデザインに見えてきます。

「あんまりお金もかからなそう」「こういうのは他の土地でもできるね」なんて意見が出ました。
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小浜は山の迫る海辺の温泉地です。したがって、大型ホテル、旅館の並ぶ海よりから少し山側に入れば、細い坂道がウネウネと続いています。








そのあちこちに目立つのは空き家、それはどこも同じでしょう。同じでないのは、そこに若い人が住み、新しい感覚でカフェや手仕事グッズを販売したりし始めていること。







移住してきた人も多い、変わりつつあるところです。その人たちが中心になって行われた「小浜デザインマーケット」。これまでは、ひとつのお店を中心にやってきたそうですが、今回からエリアを広げ、小浜と地名もつけて展開されていました。





とはいえ、まだ拠点としては5軒ほどのお店。ただ、そのひとつのお店に、あれもこれもと、多業種のお店が相乗りして、合計30軒近いお店が参加していることが特色でしょう。







カレー屋さんかと思って訪ねると、農家が野菜を売っていたり、お菓子屋さんがどら焼きを、肉屋さんがコロッケを揚げていたり、という具合。








買ってその場で食べ始める、食べながらお店の人と会話する、珍しいものについては教えてもらうという具合に、なかなか一つのところから皆動きません。

ようやく次のところにゆるゆる移動。





立ち寄ったカフェでは、なんとおでん?のようなものを売っている。「なにこれ?」「え?イタリア、ピエモンテ州の郷土料理?」キンカンとマスタードのソースをつけるの?意外に美味しい」路上で他のお客と立ち話も始まります。






拠点となるお店のいくつもが、古民家を活用しているので、ショップに入るというより、普通のお家にこんにちはという感じ。









食べ物を作る方も、なんとなく素人風の人もあり時間がかかったり、手際が悪かったり。でもその辺はお互いわかってあげるお仲間感覚が満ちていて、あまり文句も出ません。







路地で食べる人、路地で語る人、路地で遊ぶ子どもたち。みんなが多様な時間を過ごしていました。










途中の湧き水を飲んだり、お寺のお庭をのぞいたり、お地蔵さんの写真を撮ったり。










散策後の感想には、いつも見えないものが見えてきた。小浜がいいところと思った。写真を撮りたいところが沢山ある。美味しかった。お金のあるセンスのいい人、若い人だけにターゲットを絞り込んでいるのがわかる。集客がうまい。同じ価値観のお店をよくこれだけ集めた。などなど。




一方、子どものこずかいでは買えない。ザ・ジモトという感じの人は参加していないのが残念。チラシの字が小さくて高齢者には無理。旅館に宿泊の普通の観光客に情報が届いているのか。などなど。

いろんな意見が出ました。万人が納得する正解はありません。まずは、こういうことをやった人、エイヤッと具体的に実現した人たちが偉いのです。

参加して楽しませてもらい、そして学ばせてもらったら、次は自分たちが何をするかですね。「小浜デザインマーケット」ありがとう。

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お仕事 今年度やること 2019/04/15 1:11 pm

私の通う十津川村谷瀬集落、むらおこしで「今年度やること10」が決まりました。

第1位は散歩道の休憩所「こやすば」で楽しいことをやる。2位は子どもの遊び場づくり。いまこの集落はベビーラッシュです。そして、散歩道の清掃、「吊り橋茶屋」の一押しメニューづくり、と続きます。

皆が出したやることアイテムから、優先順位をつけ必ず実行する手法。今年もこれで集落が変わります。

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十津川村谷瀬へは、近鉄大和八木から新宮へ向かう、日本一長いバス路線に乗って行きます。この日4月4日は、たまたまJR五条駅から乗り込みました。

車窓の右も左も桜です。東京の桜は人だらけですが、こういう田舎の風景の中にパッと咲く桜は人に媚びていない、悠然とした感じ。気持ちが晴れやかになります。


同じく日本一の吊り橋。もうおなじみの「谷瀬の吊り橋」、生活道として使われる吊り橋としては日本一。河原の桜がきれいです。









吊り橋に続く「ゆっくり散歩道」に、集落の人が植えたチューリップ畑が。案山子も手作り。これももうすっかり風景としてなじみました。









もともと花の多い谷瀬です。さらに、むらおこしの動きが起きてから、みんなが花を増やそうと努力してきています。









道沿いに立派な葉を広げるのは高菜。これを漬物にして、名物の「めはり寿司」にします。そんな説明の書かれた立札が。人に会わなくても歩ているとこんな立札が話しかけてくれます。







あれ?花盛りの散歩道を二人のお母さんが文字通りゆっくり散歩中。










今この谷瀬集落は、住む人が増え、子どもも増えました。もともと40人そこそこの集落ですから、移住や引っ越しで新しい人が増え、子どもも8人増えるとなると、急に平均年齢が若返ります。こんなのどかなお散歩ができる、子育て環境が谷瀬の魅力なのでしょう。





1.6キロの散歩道を歩く観光客のために、要所要所にスタンプ台が置かれました。この集落のむらおこしを私と同じく6年近く応援している奈良女子大学の学生さんによるものです。可愛いスタンプを集めに、どんどん歩きたくなる仕掛けです。





散歩道の少し上の方に、念願の加工場ができあがりました。4月末には開所式です。小さな集落ですが、柚子を使った「ゆうべし」づくりや、高菜漬や加工品づくりが盛んです。もっと造って収入が得られれば、ここに住み続ける人が増えるでしょう。子連れでも仕事ができるように、工夫のある建物になりました。




周りには「ゆうべし」に使う柚子も植えられています。










さあ、そんな変化の進む谷瀬で、新年度最初の寄合がありました。今年度何をやるのか、書き出して発表します。

子どもが増えたから遊べる場所を作ろう。野猿という乗り物を作ってみよう。やらねばならないことから、やってみたい夢までいろいろ出てきます。



古民家を整備して休憩所「こやすば」にしたのですが、ここをもっと活用しようと意見がたくさん出ました。

レコードコンサートをしよう。定期的な飲み屋を開こう。ドラム缶ピザ窯でピザを焼こう。まずは集落の人が美味しいものを食べながらおしゃべりしよう。

手作りクッキーを売ろう。「こやすば」ブランドの新商品を開発しよう。お茶摘み体験をしてお弁当を出そう。などなど。


すぐやることが5つ、今年度中にやることが5つ、決定。またこの目標を一年かけて、確実に実行していきます。

皆さんの土地ではどうでしょうか?やりたいことがぼんやりしていて、みんなの合意形成ができないときは、こんなカード方式で投票していくのが決めやすいです。

各人の意見を公にして、説明して、優先順位を決めていくやり方。そしてそれをいつまでに、誰がやるかも決める。谷瀬方式です。

ひとつ実現するとつぎへの自信に繋がります。小さいけれども必ずやって行くこと、その積み重ねで地域って変わっていくのだと思います。

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お仕事 湯沢の食 2019/03/04 1:48 pm

先日出かけた秋田県湯沢市では、地域の味を楽しみました。

長い根っこも味わう「三関セリ」、雪の中から掘られるアサツキの芽「ひろっこ」、茄子と菊の花とお米を使った甘い漬物「花寿司」、地元の人のおやつ「オランダ焼き」、名産の「稲庭うどん」、地酒。そして、地元女性グループによる様々なお料理の試食。

「食」は地域の顔、表情豊かな湯沢に魅了されました。
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この前は「湯沢の雪」について書きました。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=504

今回は「食」です。真っ白な雪に閉じ込められたようなこの街で、人々は何を食べているんだろう?

いつも私は、その土地の普通の人が食べているものが気になります。今回も、湯沢の人が毎日のおやつに買っているジモティーな味からスタートしました。


「オランダ焼」です。以前来た時に食べ逃し、気になっていました。駅前にある、お店で焼いています。

よく見ると、「高市青果」というお店。もとは八百屋さん?まそんなことどうでもいいんです。

メニューはけっこうあるのですが、お客さんのほとんどは「オランダ5つと、イモ5つ」なんて買い方。


人気はこの2種に集中しているので、私も迷わずこの2つにしました。

何でオランダ?という質問をしたくなりますが、それもどうでもいいんです。

とにかく三角に切った耳の赤いペラペラのハムが2枚入り、マヨネーズがコラショと絞られる。


今川焼の中身があんこではなく、ハムマヨというしろもの。「さつまてん」は甘味の強いサツマイモをホットケーキミックスでくるんで揚げたような感じ。

熱々を店先でいただきました。食べだすとお茶がすっと出てきます。休憩中のお店の女性が、自家製の即席漬けも勧めてくれました。


その土地に行って、最初に口にした味で土地の印象が決まる。と、いつも思っています。

湯沢での最初の味は大成功でした。「ウェルカムオランダ焼」ってところでしょうか。

商店街を歩くと面白い!見るのも聞くのも初めてのようなキノコ類、山菜の塩漬け等が売られています。食べ方を教わりたいな〜。

ホテルでの夕飯です。「せりのキムチ風」、「せりのかき揚げ」、きりたんぽ鍋にもせりがどっさり。そう、湯沢はブランドせり「三関(みつせき)せり」の産地、しかも根っこまで食べることで知られています。

根の歯ごたえと香りがたまりません。エビの天ぷらは全国どこでも食べられますが、このかき揚げは湯沢だけでしょう。

この日、私は「スローライフのまちづくり」という話をさせていただいたのですが、その半分は食べ物の話でした。地域を大事にていねいに暮らすには、土地固有の食べ物、食べ方が大切だからです。

私の話を証明してくれるように、講演会のあとは湯沢の女性グループによる伝統の味・健康な味の試食会。さっきまで壇上にいた私も、いただきま〜すモード!

「いぶりがっこチーズのせ」これはお酒がほしい。

「せり焼き」というものも。これはせりの炒め煮のようなもの。これもお酒が合いそう。

「切り干し大根の煮物」はいい味、あ、海草を使った「エゴ」もあります。ああ、お酒が。



ご飯を半殺しにして丸めて汁に入れた「だまこ汁」、普通のうちでよく食べるのはきりたんぽよりこちらの方が多いのだそうです。

これなら私にも作れそう。でもお米の味がやっぱり違いますね〜。






6団体の方々がお料理を作ってくださっていましたが、どのグループも「ね、美味しいでしょう!」と自信たっぷりの顔。

この女性たちの永年鍛えた技と、胸を張った笑顔がこの美味しさを作り出すのですね。伝統の味だけでなく、それを活かしたアイディア料理もあり、作り方を知りたかったのでした。


私はあまり時間がなく、つまみ食いでしたが、ゆっくり食べれば、そして皆さんと「お茶っこ」しながらいろいろおしゃべりすれば、さらに美味しい時間となったことでしょう。

この「こざきねり」という不思議なデザート?も忘れられません。





ところで、私はどうしても、どうしても、「三関せり」が欲しくなってしまいました。

すぐなくなってしまう人気ブランド品です、予約をしておいていただき、しっかりと入手!こんな立派なせりは初めて見ました。





栽培している地元の方から、料理のレシピもいただきました。根っこはよく洗ってあること、冬場はビニールハウスの外側は寒いので丈は短く、中側は長く伸びること。いろいろ教えてくださいます。

もっとゆっくりうかがって、三関せりのウンチクをうかがえば、さぞかし面白いだろうと思いました。



せりと一緒に、「ひろっこ」も美味しいよと勧められ買いました。アサツキの芽、雪の中から掘り出すのが大変だそうです。雪深い土地の、春を求める味なのでしょう。

海苔で巻いて天ぷらに、酢味噌和えも、と、同行の方からアドバイスがあります。

紫色のものは気になっていた「花寿司」です。土産物屋さんのものはもっと潰れてしまっていますが、これはさっきどなたかが作ったばかりという美しさ。

ご飯も入り、寿司ではあるのですが、甘い。菊の花の香りと黄色と紫の色と、紅い唐辛子が何とも言えない華やかな美味しさ、美しさです。

さて、いよいよ帰路に着きます。車で送っていただいたまでは良かったのですが、ワサワサ勢いよく繁る長いせり5束、ひろっこ、クルミ、花寿司、これ等の買い物に、お土産にいただいた「稲庭うどん」が私の荷物の現実となりました。

それなのに夫に「オランダ」+「イモ」のセットをお土産にしたく、さらにどっさり買ってしまい、湯沢駅での私は行商の人のような姿になってしまいました。

大荷物、雪のホームで佇みながら考えました。湯沢の食は人を虜にする・・・。

街なかのお店を回りながら、少しずつ地元のものを食べる。ゆくり歩きながら、あっちに寄り、こっちに寄り、もちろん地酒もちびりちびり。

せりの扱い方や、キノコ料理、ご飯の“半殺し”の仕方、などなど地元のおじちゃん・おばちゃんから教えてもらう。花寿司などスイーツ感覚で作りたいもの。

食のツーリズムが可能です。今あるもの、人、技術を活かし、繋げるだけでできる、スローフードウォークです。都会へ食いしん坊集まれ!と呼びかけてみましょう。

実は、今回書ききれていないもっとたくさんの味があります。これだけ固有の食文化があれば、敵なし。伝承のためにも交流は欠かせません。毎月代わりで、いろいろなカリキュラムを作れますね。

何だか食いしん坊としては、ワクワクしてきました。

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お仕事 味噌家族 2019/02/03 8:43 am

「仕込みが見れますよ」と女将さんに誘われ、味噌工場を訪ねました。湯気の上がる大豆を、ミンチにしているところ。時間をかけ天然醸造にこだわっているそうです。

応接では社長手作りの味噌汁が出ました。息子さんは自身の出たのど自慢の話、お嫁さはニコニコ笑ってます。赤ちゃんは茹で大豆でおやつ。

ここお味噌はあったかな家族の味なのでしょう。福島県古殿町で。
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うかがったのは「マルマン醸造」という味噌屋さん。こじんまりした工場の奥から湯気があがり、強い大豆の匂いがしています。

ちょこちょこと駆け寄ってきたチビチャンは、ここのお孫さん。いきなり湯気のあがる大豆をつまんでいます。

「ほっといたらどんぶり一杯食べますよ」と社長さん。自分の孫にも安心して与える国産大豆を使っての味噌作り、これだけでここのお味噌に安心感が持てます。



ここのお味噌は、10カ月寝かす天然醸造が自慢。いわゆる「速醸」、人工的に発酵を速めて急いで味噌にする、大手大規模工場のようなやり方はしていません。

大豆、麹、塩をよく混ぜたら、仕込んで寝かせて発酵を待つ。数カ月経ったら、頃合いを見計らって天地返しをする。

つまり、味噌の上下をひっくり返し、混ぜるのです。これによって味は平均的になり、かつさらに良い発酵が進む。



お味噌は完成品以外に、仕込みたても商品として買えます。自宅で10カ月待つ楽しみもあるわけですね。

東日本大震災の時、裏山が崩れましたが工場と味噌を仕込んだタンクは無事だった。上質の水の出る井戸も涸れなかった。

このため、被災したお客さん達に、味噌と一緒に水もずいぶん運んだそうです。



そんなお話をうかがっていたら、息子さんがやってきました。この町ではつい少し前にNHKののど自慢大会があったばかり、何処に行ってもその話が出ます。

ここの息子さんも出場、「歌は下手だからウケ狙いですよ〜」なんておどけた振り付けのご自身の出演ビデオを見せながら解説です。

女将さん、社長さん、そしてお嫁さんも、そのビデオを見ながら大笑い。ここの家族は、もう何度もこのビデオを見て笑っているのでしょう。


ソファに座るとお茶菓子がいろいろ出てきました。干し柿、干し芋、地元の銘菓、大根の醤油漬け、沢庵、味噌に使う麹で作った手作り甘酒・・・・。

「あれもこれもいただきもの!」と、女将さんは笑います。





味噌汁も出てきました。社長自らが毎朝作る具沢山の味噌汁です。「味噌汁は社長が係なの」これまた女将さんは笑います。

いろいろな野菜や油あげの味が味噌をまとって、美味しい味噌汁です。

「この今の味噌の味に落ち着くまで、近所のお年寄りやいろいろな人に聞いて、どんな味がいいのか教わって来たんです」と社長さん。

その結果、この地の風土にあった、皆が求める今の味に落ち着いたとか。



一段と目を引いたのは、これは女将さんがササっと作られた「味噌卵」。甘辛い卵焼き味のスクランブルエッグのようなもの。

お砂糖と味噌で味付けしているところが、ここならではです。これはお弁当や朝ごはんにぴったりの味。味噌のこんな使い方もあるんですね。

小さなまちの小さな味噌屋。小さいけれどこだわって、10カ月待つ作り方。

早く早くとせかさない、もっともっとと造らない。家族の手の届く範囲での、製造と商いと。

なんだかいい雰囲気でお茶をいただいて、いつまでもここに居たくなります。熟成を待つお味噌も、きっとこのご家族の笑い声を毎日聞きながら、居心地よく美味しさを育てていくのでしょう。

ふと見ると、お孫ちゃんはまた大豆を食べています。幸せいっぱいの赤ちゃんです、そして幸せいっぱいのお味噌だと思いました。

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お仕事 「むらフェス」開催 2019/01/27 3:19 pm

栃木県那須塩原町の金沢・宇都野地区で、1月26日住民文化祭「むらフェス」が行われました。

ここは栃木県が今年度から開始した、「ふるさと支援センター事業」のモデル地区に選定されています。

昨年の夏から毎月ワークショップを開催、住民組織「あつまっぺクラブ」が立ち上がり、このたびの開催となりました。

みんなの笑顔をみて、お手伝いして良かったと思いました。
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「むらフェス」の内容はこのチラシのようなものです。

ここに至るまで、5回のワークショップを重ね、こんなことを決めてきました。

<目標>
々睥霄圓楽しく元気に ⊆然と伝統文化を大切に 若者が定住できる地域にしよう!

<集まりの名称>「あつまっぺクラブ」

<やること>※すぐに
「文化祭(村フェス)」手作り品展示即売、写真展、カフェ、芋煮、汁物サミット、もちつき、そば打ち教室、伝統のお菓子作り、ぼうじぼ・俵作り教室

<ルール>
「地元にこだわって」「お金を算段して」「無理をせず役割分担して」「みんなで楽しく参加する」

<お試し>
「むらフェス」を1月26日(土)に、旧金小で開催。
内容:「おらが自慢の昨品展&フリーマーケット」「田舎カフェ」「もの作り体験」



やりたかったことのすべてはできませんが、とにかくお試しでやってみた「フェス」なのでした。

行政の絶大なる応援はいただきながらも、基本「住民主体でやる」をどこまで貫けるか?です。






若い世代も参加。ママさんたちはもっぱらバザーの品物集めに活躍。

朝、仕上げの紙花作りで会場を飾ります。







事業費はゼロ!

ならばみんなで労力を出そう、知恵を出そう、少し儲けて活動原資にしよう、と考えました。








廃校になった校舎での真冬の催し、朝は雪になりました。

暖房はありません。そこいらじゅうからストーブを集め、あちこちにとにかく置きました。







おもちゃやソックスが10円、盃と徳利セットが100円、ハンドバックが500円、なんて具合です。

短期間でよくぞこれだけの品物が集まりました。寄付品ですから売れれば活動費になるのです。






こちらは売らない作品展示のコーナー。

自分の作った物を「見てね」と飾るだけでも、なんだかワクワクします。







絵手紙や、80歳を過ぎてから陶芸を始めたお爺ちゃんの作品、切手のコレクション、小中学生の絵や書も。

文化祭ですから何でもこいです。







なぜか校庭に消防車。

救急用ではなく、子どもたちへの見学サービスです。









さあ、「むらフェス」スタート。

お客さん来るかしら・・・・。










と、思ったら、あっという間に人が集まり、バザーの品が減っていく。

私が買おうと思っていたあれもこれも、ああ、ない。







お金を払って木の椅子など作る人いるかしら?と思ったら、いるいる。大人も子どもも結構、夢中です。

教室に、木の香とトントントンというトンカチの音が溢れています。やっぱり木に親しむのはいいなあ。




お味噌のおにぎりもいい香り。そろそろ売り始めます。

大葉を一枚つけて。ホットプレートで焼いて。








お母さんたちの食堂の隣は、地元の高校生と子どもたちが開いたカフェ。

どれもが100円!少し安すぎたかも。







これは大豆の入ったケーキ。夏に高校と地元の方が一緒に蒔いて育てたものが使われています。

来年はもっと大豆をつくらなくちゃ。







いつもはワークショップをやっているスペースに、今日はお客様がいっぱい。

これをしたかったんですよね〜。








地元には写真や切り絵など、アートの達人が多いということも今回分かりました。

学校の長い廊下は、ギャラリーにぴったりです。







懐かしの写真には、見入る人が多かったです。おしゃべりがつきません。












あっという間に時が経ち、14時には終了。冷え込まないうちに、暗くなる前に片づけとなりました。

私は「お試しだから、目標は30点」と開会のあいさつで申し上げました。最初から100点ではつまらないからです。

ああすれば良かった、こうしたらもっと良かった、と気づくことが一番大事。

教室の電気の容量を超えて、一時電気が飛んでしまったり。
放送設備をうまく使えなかったり。
トイレのサンダルがひとつしかなかったり。
展示物を画鋲できつく押してしまったり。
トンカチの音が大きすぎたり。
作品展にゆっくり座っておしゃべりする椅子もほしかったり。
ケーキが売れすぎて足りなくなったり。
アンケートをつくればよかったり。
開始趣旨を貼りだせばよかったり。
ポップを統一すればよかんたり。
来てみてようやく「むらフェス」の意味が分かったり。

などなど、来月のワークショップには一杯気づきを集めましょうね。それが何よりの今回の「儲け」になるわけですから。

いろいろな年齢や立場の人が、いろいろなアイディアと労力を出し、一つの催しにしたこの「むらフェス」は、様々な素材を使った「のっぺ汁」のようです。

素材同士がお互いに美味しさを引き出して、一つの料理になりました。汁なら片栗粉でつけるトロミ、つなぎは、「むらフェス」では、地域を良くしたいというみんなの強い想いでしょう。



※これまでのブログです。ご覧ください。

「大豆を蒔く、元気を蒔く」
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=475&date=201807

「あつまっぺクラブ」
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=482&date=201809

「むらフェス」やろう。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=493

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お仕事 チェーンソーアート 2019/01/21 1:36 pm

チェーンソーなど怖くて私は扱えませんが、このアートには興味がありました。

先日、福島県古殿町に行ったとき、まさにそのすごい作品が並んでいました。林業の盛んなまち、毎年イベントもあれば、チェーンソーアートを趣味にする方々も集うそうです。

こういうことから木に興味を持ち、皆が林業の大切さを知り、日本の山を維持できることに繋がれば、と切に思いました。
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先回「凍み餅」のことを書いた同じ古殿町。シーズンになれば「凍み餅」が売られる道の駅「おふくろの駅」に、大きな猪がありました。










近づくほどにすごい迫力です。今まで見たことのあるチェーンソーアートとはレベルが違う!









役場の玄関には、犬が。













馬が。猿も鳥もという具合に干支の動物が並んでいました。うかがえば、毎年行われるイベントで来町される、世界的に有名なチェーンソーアート作家の作品とのことです。






古殿町は林業のまち。車で走ればあちこちに材木が積まれ、製材所音を響かせています。

だからチェーンソーは日常的な道具、材料も山ほどあるというわけです。






林業のお宅を訪ねました。ご自身がチェーンソーアートをされ、ここはチェーンソーアート愛好家のたまり場にもなっているそうです。









うかがって驚きました。ここはご自宅に隣接する「サロン」。

床も天井も壁も、木でいっぱい。ふんだんにいい木材が使われています。藤ツルでも巻いていたのでしょうか、この大木は伐られてようやくツルから解放されて、いま悠然と柱として立っているように思えました。




「山奥なので飲み屋もない、だからみんなが集まってワイワイやれるところをつくった」とは主の弁。

大きな一枚板のテーブルの奥には卓球台もあります。お風呂もあって、二階は何人もが泊まれます。





たくさん人が来るときは、このカウンターに料理を並べてバイキング方式。料理も好きな人が作る、持ち寄るという仕組み。

当初はチェーンソーアート愛好家のサロンだった場所ですが、奥さまいわく「だんだんいろいろな山での体験のできる場所にしたい」とのこと。



何も特別な体験をしなくとも、ここのおうちやサロンに使われている木について解説いただき、木の魅力に触れさせてもらい、使わせてもらうだけでも大満足だと思うのですが。

マキ割りや、自然薯堀りや、ネーチャーゲーム、漬物作り、プチ・チェーンソーアート体験などなど、企画していただけるなら、ぜひ!とワクワクしてしまいます。

水野武雄さん、水野瑞子さんご夫婦です。チェーンソーアートがきっかけでうかがったのですが、お話はどんどん広がって。

「山はいいよ、ストレスがない。冷え込む時の空気がしまった感じがいい。仕事はたくさんあるし、いつも人が足りない。若い人がいまこそどんどん林業に飛び込んできてほしい」と水野さん。

とはいえ、なかなか続かないのも現実。「身体はきついし、危険だし、覚えるのに時間がかかるからね。でも都会で精神的につらくなるよりずっといい、人間的な仕事。やればきちんとお金にもなる」

お話をうかがっていると、今からでも私ができないかなんて考えてしまいます。

今度はチェーンソーアートの現場を見せてもらいましょう。大木にもう一つの命が刻まれ、周囲に木の香りが満ちる創作の時間は、感動するはずです。

そして、木のもつ力、木とともに生きる人の力を再確認できるでしょう。

水野さんご夫妻の笑顔に触れると、木に囲まれる暮らしは人をこんなに健康にするのか、ということが分かります。



巨大なテーブルでいただいた、手づくり沢庵の美味しかったこと!

薪ストーブで温まりながら話し込むうちに、外は真っ暗。そこに奥様が飾ったイルミネーションが輝きます。

「母が見たがったから。それに山仕事を終えて真っ暗のなかを無事に帰ってきてほしいから」と19年前から飾り、電球を増やし、今では3万球が光っています。

何千人集客しよう、なんて皮算用している都会のイルミネーションとは、灯す志が違います。これも今度お手伝いしてみたい。

山の中のこの輝きを心に刻み、帰ってきました。

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お仕事 「経木」ふたたび 2018/12/17 1:52 pm

若い方に経木と言ってもポカンとされてしまいます。木を薄く削った包装材。昔はこれで、おにぎり、納豆、和菓子、揚げ物などいろいろ包んでいました。

栃木県那須塩原市の経木屋さんを訪ねると、経木製造の現役は全国的にもはや希少とか。

包装は発泡スチロールやプラスチックに変わり、経木は消える?と思いきや、意外。環境に優しい、と再び注目され忙しくなっているそうです。
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うかがったのは島倉産業蝓3阿砲郎猯舛痢∪崗召積まれています。

那須塩原は赤松が豊富で、最盛期には経木製造工場が40社もあったそうです。それが、今は群馬県・栃木県で4軒。

桧や杉を使うところもありますが、やはり赤松が一番とのことです。


うかがった夕方は、もう作業は終了。50年使う機械が一仕事終えた顔をしていました。

四角いへこみのところに整えた材料の木を入れて、巨大な歯で薄く削る。巨大な自動鰹節削りのような構造です。

突然の見学者に、快く機械を動かしてくださいました。あああ〜〜、動画では撮影したのに。写真で撮っていなかった!!!機械が木を削りだす様子はFacebookの方でご覧ください。


厚さ、0.16〜8という薄さ。紙のようです。それでも削りたての赤松は、驚くほど水分を含んでいて、持って重さを感じるほどしっとりしていました。

これを二階の乾燥室で数日間かけて乾かす。梅雨の時期は大変だそうです。




西日がしっとりと赤松の木目を照らして、なんとも美しい。外国にこんな文化があるでしょうか?

この工程を産業観光などで都会人や、外国のお客様に見せてあげたいものです。これぞ、日本の木の文化なのですから。





紙がまだ普及していなかった頃、大事なお経は薄く削った木に書いた。だから「経木」。なるほど!

これは薄いもの。厚い経木は折箱やマッチ箱などに使われてきました。私の小さい時は、まだまだそんな厚い、薄い経木に囲まれていたように思います。

近所の肉屋さんで揚げ物を買うときは、必ず経木でした。揚げたてのハムフライやコロッケを上手に店員さんが経木でまとめ、同じく経木のひもで縛り、薄い緑色の紙でくるんでくれました。うちに帰ると揚げ物の油を経木が上手に吸ってくれていて、コロッケの形もつぶれていない。経木は優れものでした。

和菓子屋さんでいくつか買うときも経木。納豆は三角に経木で包まれて、その中にたっぷり辛子がつく。毎日、なにかしらに、経木のお世話になっていたものです。

乾いた経木を検品中の女性たちの横には、真っ赤に燃えるストーブが。松材は相当高温で燃えるので、木っ端やハネた経木は冬の暖房に使われます。

木を使うなどと言うと贅沢に思えるかもしれませんが、実は経済的。食品の包装が石油製品になったことで、いまそのゴミの始末でどれだけ私たちは苦労してることか。

破壊された環境を取り戻すために使うお金を考えたら、松林を上手に手入れし、丁寧にすべてを使い、土に戻していくことの方がずっと賢い暮らしでしょう。

いいお寿司屋さんに行くと、材料が経木の上に並べてある。刺身のさくが包まれている。

すき焼き屋さんのお肉なども経木。よけいな水分を吸って、なおかつ乾燥はさせない、木の持つ除菌作用もある。料理人はご存知なんですね。

経木の両端を鍋から出すように敷いて煮魚を作り、煮あがったら経木の両端を持って皿に移すというのも見たことがあります。

蒸しものや揚げ物にも経木の出番。そしてなんといってもおにぎりでしょうね。ラップで包んんだおにぎりは、水滴がついて味気ない。お弁当箱の仕切にも可愛くカットされて活躍です。

どこかの飲み屋さんで、経木に筆文字でメニューを書き、ずらりと貼ってありましたっけ。ハガキにも使われているそうです。

水を吸うのでコースターにも。ちょっとしたプレゼントのカードにも。アイディアでいろいろ使えますね。経木はいまやセンスフルでライフスタイルを表すグッズなのです。

私がいつも東京駅で買う大好きな焼売弁当は、いまだに経木の折箱。その厚手の経木の蓋についたご飯粒を、いただくときの木の香りがいいものです。いまだに経木を使うこの焼売屋さんは偉いと思います。

自然志向の人が増え、環境に優しい暮らしをしたいと思い、経木に入った納豆が少し高くても美味しいと選ぶとき、いまや遅しで経木製造工場がなくなっていた。なので、いまこの工場は本当に忙しいのだそうです。

品薄と言っても質は落とせない。昔から納品していたところの価格は上げられない。フル操業になっているそうです。

家庭用や、おしゃれ〜なんて言って趣味的に使うものは枚数が少なくて多少高くてもいいと思います。

それより、毎日、日本中で食べる納豆が、すべて経木に変わったら!?相当プラゴミが減ると思います。こういう経木はいまのままの値段でどんどん量産してほしい。

納豆を食べて健康を維持している人は、実は地球の健康を害している。そんなことにならないように、私たちは選択していかなくてはならないのです。

経木屋さん、頑張れ。


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お仕事 藍を食べる 2018/12/09 8:08 pm

雲仙市小浜の「アイアカネ工房」、綿と藍を栽培する染織工房です。

長崎から移住した鈴木てるみさんは「衣食住のうち、衣を手放してしまった現代人に、ゼロから『衣』を作れることを知ってほしい」と体験もさせてくれます。

更に、昔は薬草として使われた藍を、食べることに挑戦。「食べる藍」を商品化しました。

藍粉末と塩のふりかけや、青いお茶。これまた不思議な体験です。
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小浜の刈水地区、坂道を上がっていったところ。キウイの棚の向こうに橘湾が見えます。

小浜は夕日の名所、昼間は青い空と青い海。そして夕暮れ時は海も空も赤くなる。いつもこの2色を見ている、そこから鈴木さんは「アイアカネ工房」と名付けたそうです。



工房に入ると、本当に藍色と茜色が出迎えてくれました。











畑には綿と藍が。綿の畑の向こうにあるのが工房です。今はこうして眺められますが、ここを借りることになった時はまるでジャングルのように荒れた状態だったそうです。







「一人でコツコツと、長崎から通って整備してきたんです。もう、ほんと大変でした」と鈴木さん。後ろの竹やぶの向こうが住まい。渡る橋も手製だそうです。








この藍の花の写真は、10月に伺った時の写真です。昔、おままごとのときに使ったアカマンマに似ていますね。









子どもたちや観光客も染めや織りを体験できます。そうして何かが出来上がると、確かに「衣」を作ることに少し近づくのでしょう。

鈴木さんの言葉を噛み締めると、たしかに「食」には皆がこだわっている。即席ものやファストフードもありますが、スローフードや手作り、地域の味などに目覚め始めています。

「住」もしかり。住まいの大量生産のニュータウンやプレハブ時代は終わり、マンションやハウスメーカーの家でも、国内産の木や漆喰を使ったりし始めています。ログハウスを自ら建てる人も多いものです。

鈴木さんのような古民家の再利用なども、新しい「住」への取り組みでしょう。いま彼女は、近くの古民家を買い取りカフェにし始めています。

そう考えると、「衣」のほとんどは企業化されてしまった。少し前までは布を織らないまでも、ミシンが家庭にあって、子ども服など母親が縫ったり、セーターは編んだりしていました。和服も浴衣も当然のように仕立てていました。

それが今や使い捨てです。流行などというものに左右される消費の代表が「衣」の分野でしょう。ボタンつけや、裾上げすら家でやらない。運針などできない人間になってしまった。

綿から糸を紡ぎ、染め、織る。ここのそんな体験で私たちは何かの目覚めを得なくてはなりませんね。


ところで興味津々の「食べる藍」です。藍は毒消しになると、江戸時代などは長旅には持ち歩いたとか。藍職人は病気にならないといわれ、藍の抗酸化作用は今、科学的にも証明されているそうです。

鈴木さんの藍は、無農薬栽培。お茶で飲むのに、粉にして食べるのに安心。作り始めたところ、今まであまり知られていなかったハーブティーとして評判だそうです。





良質の塩と混ぜたふりかけやお茶も。藍だけのお茶は、入れればほうじ茶のような色ですが、青い色を求める人も多く、青いお茶も作りました。

それがこれ。

ティーバックにお湯を注ぐと、あお〜〜〜〜〜〜!青い色は同じく無農薬で作った蝶豆の花からの色です。そっと飲むとわずかに甘さがある。色とは違う、穏やかな味。

このお茶をベースに、カクテルなど作ったり、チューハイにしたら夏に綺麗だろうな〜。なんて、不健康に考える私でした。

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お仕事 ワインライフその2 2018/12/02 8:50 pm

北海道池田町でブドウ栽培を始めた方の話を、少し前に書きました。

そういうズバリ「ワインライフ」ではなく、ワインの世界を“自然とともに”“ゆっくりと”“健やかに”“人が繋がって”などと解釈し、まちづくりのテーマとして掲げられないかと思います。

ワインを造る、飲むだけでないワインライフを住民パワーで楽しく創れないか?考えるとワクワクしてきました。
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これまでに2回ブログを書いている、「ワイン城」のある池田町です。



「ワイン城の宝」
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=468&date=201806
「ワインライフ」
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=488



10月にうかがったときは収穫時期の美しいブドウをいただき、私の事務所テーブルに飾ったものです。











それが今や美しいピンクの濁りワインとなり、今の時期だけの旬の味として迎えてくれました。

お酒とジュースの間くらい、初々しい味で私も少女になったような気分です。







ブドウ畑は冬支度が終わり、ブドウの樹は横になり、土の布団をふんわりかけられています。








立ち寄ったカフェ。マグカップでたっぷりコーヒーが出てくつろげます。東京、札幌と暮らし、再び池田町に戻った女性が開いたお店。

ケーキにブドウ果汁やワインは使われているのかしら?気になりました。

この店で輸入品の素敵なかごを発見。ワインボトルなど入れたらいいなあと思える横長です。


先回は、畑で剪定されたブドウのツルが気になりいただいてきて飛行機で運び、活けたのですが。

このツルでかごなど編めないか?

こんなカフェで、ワインブドウのツル編みワークショップなんてしてくれれば、いい時間が過ごせます。



これは山ブドウで編んだかご。写真は栃木県で撮ったものですが、ご覧のように高価です。

山ブドウのかごは、いわゆる自然系の女性たちの憧れ。丈夫で、使うほどに飴色に変わっていくことが楽しめます。

池田のブドウは山ブドウ系、ここまで精緻でなくても“なんちゃって山ブドウかご”作りたいなあ〜。

街を歩きはじめたら、倉庫の天井にウメモドキの枝をたくさん吊るしているお宅がありました。

かごまですぐ作らなくても、こうしたツルものと、ブドウのツルを合わせて、リース作りならすぐできますね。





それにしてもメインの通りがガラガラ、空き店舗だらけ。これは全国どこでもです。でも、空いているというのは、可能性空間があるということ!

期間を決めて、この通りに住民の方がかご編みやリースや、ワインケーキやワイン料理などのお教室を開いたりできますね。ワイン片手にワークショップ巡りだって楽しいです。

お菓子屋さんでワインのジュレ発見。

ここでジュレ作り教室をしてほしい。ワインジュレを肉料理や魚にかけてキラキラ飾ったり、サラダに利用する、そんな活用法も知りたいですね。





コンビニをのぞいたらズラリと地元十勝ワインのラインナップが並びます。

これはエライ!

ここで教室までが無理なら、読ませるポップを徹底して、ワインコンビニを名乗ることだってできます。









使っていない酒屋さん?飲み屋さん?

ワイン、ブランデーづくりの壁画なんてなかなか他にありません。お立ち台など作れば、インスタ映えする写真が撮れるはずです。ミニパークとしても素敵な雰囲気になりますね。




駅前のレストラン。さすが池田牛の地、上手に焼いてくれて1000円以下のランチです。この焼き方を知りたい。

ワインを使ったステーキの焼き方、ワイン煮込みの作り方など、レシピをちょっと教えて〜〜。

持ち帰りワインレシピ手作りチラシ、どうでしょう?。


なんと、池田町はカーリングを日本に最初に持ち込んだ町とか。屋外カーリング場があります。

きちんとした試合は無理かもしれませんが、一度くらいカーリングらしいことをしてみたい人は多いはず。

ホットワインを飲みながらなんていかがでしょう。もぐもぐタイムではなく、飲み飲みタイムで。


街なかに空き店舗を利用したボルダリング場がありました。地域おこし協力隊の方がやっています。

都会よりずっと安くてゆっくりできる。汗をかいた後のワインでみんなが友達になれますね。






「生きがい焼き」という高齢者向けの陶芸施設もあります。バスで通えるなら、ここにワインカフェも開けば、陶芸だけでなくポリフェノールで元気になれる。

若いママさん達も、観光客も陶芸がしたいはずです。誰でもできるようになれば、池田の高齢者に教えていただける。



そしてワインライフアイディア今回の最後はこれ、黒曜石です。

ある酒屋さんのウインドウにズラリ!大昔火山の爆発によってできた独特の黒い石は「十勝石」とも呼ばれ、十勝川流域で見つかるそうです。

ごつごつした普通の石ですが、磨くとピカピカになる。ここでは飾りものとして売られていましたが、これこそ磨くのを教わりながら池田記念として持ち帰りたいもの。磨く間は、大自然の歴史に思いをはせる時間になります。

調べればパワーストーンの代表選手、「鬱」の気持ちを「ポジティブ」にしてくれるのだそうです。

小さなものをアクセサリーにしたいですね。おはじきくらいの小さいピカピカの数粒をいくつかワイングラスに入れて、ロゼワインなど注いだらきっときれいでしょう。

揺らせばきれいな音もするはず、そして運気を開くパワーワインができあがります。

こうした私の思いつきなど些細ことですが、町民の方々が何か少しずつでも、ワインライフを実行し、人におすそ分けする仕組みを作ったら、池田町はこれからワインをテーマにしたスローライフの聖地になっていくはずです。

夜、少しずつのワインを注いだプラコップを持ち、JR池田駅で乾杯しながら、こういうワインの輪は強靭だと思ったのでした。

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お仕事 「むらフェス」やろう! 2018/11/24 2:38 pm

那須塩原市、金沢・宇都野地区。廃校を利用で何かやろうという動きが起きています。「あつまっぺクラブ」という集まり。

ワークショップで、まずは地域の学園祭のような「むらフェス」をやる案がまとまりました。

高齢者・高校生・子どもで田舎カフェをやろう。フリーマーケットや写真展、竹細工も。

お金はないが知恵をだして、廃校がワクワクする希望の校舎に変わりつつあります。
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10月下旬にうかがったときは、山が紅葉し、どこを見てもカメラを向けたくなる世界。遠くに出かけなくとも紅葉を愛でることができてこの地のことがうらやましくなったものです。



この「あつまっぺクラブ」という名の活動が始まったことは以前に書きました。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=482&date=201809


道の駅では名産の高原大根が飛ぶように売れていました。大根おろしに最高のブランド品、煮物はもちろん、太い棒状のものをさっと天ぷらにしても美味しいのだそうです。







地元方のお宅でお夕飯、ササッと蕎麦を打ってくださいました。天然の舞茸、香茸の天ぷら付き。これまたうらやましい日常です。









そしてワークショップ、やりたいことをどんどん出して、「すぐやること」「少し先にやること」「いつかやること」に分け、その中でまた人気投票をしていきます。








2チームに分かれていたのですが、「すぐやること」は爐爐蕕諒顕什廖Δ爐薀侫Д広瓩函▲團織蠧韻鍵討任靴拭









11月25日第4回目のワークショップです。紅葉は最後の名残りが未だ美しく、観光客のにぎわいも。










リンゴ農家さんが収穫体験をさせてくださいました。「フジってリンゴはね、ツルツルよりもメロンみたいにゴツゴツしたのが美味いの。お尻が黄色でね。そして手で触ってみて少しネトネトしてるのが蜜が出てる。選び方、覚えてってよ」と教えてくれます。





柚子がどこのうちにも実っています、柚子狩り園まである。今回も地元のお宅でご飯をいただくと柚子をたっぷり使った白和えが出ました。

さてこの日は活動の、ルールとスケジュールを決めます。やることばかりがどんどん決まり、みんなの物差しが揃っていないことが多いもの。

みんなで言葉を出し合って整理。「みんなで楽しく参加する」「無理をせず役割分担」「地元にこだわって」「お金を算段して」と、いいルールが4つ決まりました。


さらに、すぐやりたい「むらフェス」の中身を現実的に詰めます。これもだんだんと落ち着きました。

しばらく使っていなかった校舎です。ここで「のっぺ汁」を作れるのか食べられるのか?

地元で「ぼうじぼ」と呼ぶ、子どもたちの行事に使う藁の棒も、作る体験ができないか?
竹馬作り教室はどうか?

公民館の古いアルバムをめくっていくと「あ、私だ!」の声。こんな写真も飾りたい。

手作り品も売ろう。この付近の自然を撮った写真展も。高校生が子どもに教えるスイーツ作りも。不用品を頂いて売りさばき活動費を作ろう。

などなど、どんどん広がるので、先ほどのルールの「無理をしない」「役割分担して」でを活かし、プランを整理し、凝縮させていきます。





結局「おらが自慢の作品展&フリマ」と「高校生と地元でやる田舎カフェ」の大きな2本柱に、「昔遊び作り体験」も。と決まりました。

しかも1月の後半、26日(土)にやっちゃいます。スケジュールを考えたら、もう圧倒的に時間がない!

さ、みんなどうする?まずはどれをやるか、挙手。どうやら自主的に集まって、それぞれ動きを始めるようです。いよいよ面白くなってきましたね。


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連絡先

野口 智子 のぐち ともこ
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局
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略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。