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ちょっとしたこと 外国人目線 2018/01/22 1:42 pm

和歌山県紀の川市の地域おこし協力隊が市民と共に、外国観光客向けイラストマップを作るワークショップを開いています。

外国人目線で見たら何が興味深いのか?と、みんなでウロウロ歩きをしました。屋根の鬼瓦、小さな祠と紅葉、古墳、剪定した庭木、イチジク畑、田んぼの氷。

もし自分が遠い国からやってきたら・・の目線で見ると、普通のことが急に面白くみえてきました。
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そう、猫の駅長たまが居ることで知られる、和歌山電鐵貴志川線です。たま電車やイチゴ電車など、凝ったデザインの電車が走り、これに乗って「貴志駅」まで、たくさんの外国人観光客がやってきます。







今の駅長は二代目。お休みの日があったり、後ろ向きばかりの日があったり。海外から噂を聞いてやってきても、当たり外れがあります。

そりゃ、生き物だものしょうがない、画一的なサービスはできません。

で、必ずや、外国からのお客様は駅長と駅舎の写真を撮ります。そして、そのほとんどはサッサと帰ってしまいます。

ネコだけ見せて、それで帰していいのか紀の川市!!と、私は常々思っていたのです。

この貴志駅前に、観光交流拠点が整備されることになりました。

その先行事業として、市民の交流心を育て、外国観光客にもっと滞在してもらうきっかけ作りのために、このワークショップは設営されたのでした。

11月から3月まで全5回、2時間ずつ。20人くらいが参加して、かなり忙しいメニューをこなし、最後にはマップを作ろうというわけです。

私は2回だけ参加の冷やかし客ではありますが、楽しい時間を過ごさせていただきました。

やみくもに外国人の方に話しかけてみよう、という無謀な実験もありましたが、これもみな体当たりでクリア。

けっこう通じるものです。(笑)

そして、駅から500mくらいを数人で歩いて、外国人の方が喜びそうなポイントを発見する、というメニューも。

「この田んぼと古い立派な家どう?」「あ、これはいいね、喜ぶよ」なんて発見を続けていきます。


白壁に瓦屋根、黒い鬼瓦。きれいに刈り込まれた庭木は、大きな盆栽のように美しい。

「この辺は、ちゃんと説明がマップにあったほうがいいね」「こういうお家で、住んでいる人が中を見せてくれて説明してくれれば、いい思い出になるんじゃない」

「立派な観光施設より、普通の、古くからの暮らしを見た方が喜ぶと思う」「そういう観光の時代だよね」

なんて話しながら、歩きます。

庚申さんの祠。「これは何て説明すればいいのやら」「でも、外国の人、喜ぶねきっと」

そういえば駅のすぐ近くにもこんな祠があって、近くに紅葉が一本。アジア系のお客様がその紅葉と祠を熱心に撮影していました。

紅葉のない国では、紅葉やイチョウの黄は珍しいのでしょう。

それなら写真を撮るだけでなく、この竹ぼうきで紅葉を掃き集める体験などさせてあげたらどうでしょう。

枯葉の感触、竹ぼうきの音、土の匂い、みんな日本、みんな紀の川市です。





畑のなかの真ん丸な小山?なんと古墳だそうです。これは外国人でなくとも興味がわく。

しかも手前の畑はかんきつ類の苗がズラリ。果物のまちらしい風景です。

いっそ、キウイフルーツ古墳と名付けましょうか。ちゃんとマップで解説すれば、歴史の浅い国の方には驚きの丸山になることでしょう。

別の古墳横に並んでいたお地蔵さん?地元では何かきっといわれがあり、新しく整備されたのでしょう。

せっかくなら何か物語を作ってもいいですね。健康を願うなら何番目、恋愛なら右から三番目、商売繁盛なら一番左、など。

あ、不謹慎かもですが、そういうストーリーがあると、駅から15分、ただの田舎の道を歩いてくれるかと思いまして。

イチジク畑です。普通は上に伸びる枝を、真横にし、よけいなところはすべて選定し、若芽がまた垂直に伸びる季節を待ちます。

こういう形に樹を整えれば、高齢者の方でもイチジク生産ができると聞きました。ぎゅーんと伸ばした手を繋ぎ合ってるみたいですね。

果物はその収穫時期だけが魅力ではありません。実りの無い真冬の時期も、ここでもし農家の方の解説をいただければ、知識の実りをいただいたことになります。

この畑の見学後、暖かいところでイチジクジャムを入れた熱々の紅茶など飲みましょう。これは外国人でなくても体験したい内容です。

観光地ではなかった紀の川市、貴志駅だけに猫目当ての外国人がやってきますが、地元の住民の方々と上手な交流が育っているとは言えません。

むしろ、「マナーの悪い人たちが来て嫌だ」「お金を使わない」など、外国人観光客に好感を持たない、否定的な声も聞こえてきます。

でもこの氷のような関係も、お互いが歩み寄って溶けていくもの。

お金だけの関係でなく、知識や心の交流をしましょう。マナーが悪ければ、ぜひ、紀の川市でいいマナーを覚えて帰っていただきましょう。

このマップができる頃には、貴志駅まわりに妙に詳しくなった市民が数十人できあがります。外国人目線で地域を見ることは、地域を客観視することです。そんな訓練のできた人たちです。

そしてその人たちは、英語ができなくても笑顔で話す度胸試し済み。さらに、何度も同じ時間を過ごし、打ち解けた仲間でもあります。

観光施設や観光名所がなくても、いい時間を過ごせる貴志駅回り、そして紀の川市を目指そう。このマップ作りは小さな試みではありますが、なかなか深い意味合いを持つことになるでしょう。

“私たちが作ったマップ”を胸を張って使いこなしながら、外国人をガイドしたり、外国の方向けの体験プログラムを企画する、そんな動きがワークショップ参加者から起きていくはずです。

きっかけとなるワークショップを仕切る、地域おこし協力隊さん、ありがとう。

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ちょっとしたこと 奈良の・・ 2018/01/15 1:22 pm

奈良の鰻、奈良の庭木、奈良のおでん、奈良のしめ縄、「奈良の」と冠がつくと、なんとなくいい感じがします。これが地域ブランド力でしょうか?

年始にぶらりと出かけた奈良でたまたま食べたもの見たもの、大したことではなくとも「奈良の」冠で、人が勝手に想像を広げてくれるようです。

いえ、でも、実は大したものでして、「やっぱり奈良は凄い」と最後は思わざるを得ません。
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お正月の3日に、和歌山県紀の川市の家からノコノコと奈良へ出かけました。和歌山線に乗って、途中一回乗り換えれば、JRでそのまま奈良へと行けるのです。

目的は?いつものようにあまりありません。あえて言えば、前に食べたおでん屋さんに家人を連れて行きたかった。

そして、夫婦で今、ファンの志賀直哉の旧邸を訪ねたかった。というくらいです。従って、電車に満員の初詣客とは全く違う行動。駅を降りたら、春日大社や東大寺には目もくれず、まっすぐ高畑へと向かいました。

ここ辺りの家々の植木がきれいです。驚くほどの剪定をしてあって、木々はまるでげんこつを空に着き上げたかのように立ています。

あいにく志賀直哉邸はお正月はお休み。外から塀越しに見学となりました。

それにしてもこの辺りの家々の、お正月飾りは立派です。

以前、このまちを歩いたときに、門に飾られたあまりにも立派な正月飾りに、家人は驚いて写真を撮り、それが写真コンクールで受賞したという経緯があります。

あの家はどこだっけ?この辺りじゃなかったっけ?そんなウロウロ歩きが大好きな夫婦です。

いつしか、奈良町のエリアに入り込もうとしていました。そんなときにいい香りがします。

「鰻だなあ〜」と夫。「奈良って鰻が有名?ってことはないよね」と私。とはいっても、あまりにいい匂いに誘われて、「活活亭」というお店に入ってしまいました。

一見、普通のお家です。でも鰻屋さんです。ここでおなかを満たしてはいけません、おでんが待っています。なので、一番安い、1000円以下のうな丼を頼みました。

お店の女性が「本当に鰻が少しですがいですか?」と正直顔で問いかけます。「本当にそれでいいですから」とこちらも真正直に答えます。

でも、通されたのはお庭の見える広い座敷。正月らしい花がきちんと活けられ、ビールも頼まないのに、まずはと鰻の骨の唐揚げが出てきました。

もうこれだけで、いい気分。東京でこの座敷を占領して骨を食べるだけで、席料1000円はとられますから。

やがて出てきたうな丼は、本当に鰻がわずかではあったのですが、タレと漬物とお吸い物で十分ご飯は平らげました。

さらにおせんべいと栗饅頭、土瓶一杯の新しいお茶が出ます。1000円以下のお客なのに、申し訳ないと思った次第です。

となりのお部屋は何やらお忍びのカップルのよう、ゆっくりお酒を飲んでいます。こういう空間があるのがいかにも奈良らしい。今度は夕飯を食べに、ゆっくり来ようと思いました。

奈良まちをうろついて写真など撮り、だんだん夕暮れに近づきます。いよいよおでんタイムです。

目指す「竹の館」というおでん屋さんに、一応電話しました。

「今日やっていますよね」「お正月はお休みさせてもろてます」「え???ネットでは年中無休、定休日ナシと書いてあったんですが」「うちはお正月だけは休ませてもろてます。もう50年そうしてます」「え、でもおでん楽しみに来たんですが」「市場も休みなんで、何もないですから。すんません。」

もうこうなったらあきまへん。ネット情報を信じた私が悪かった。

おそらくお店のおばちゃんは、自分の店がどんな風に紹介されているかも知らずに営業しているのでしょう。それがいかにも古のまちらしい。

「年中無休だけれど、お正月は休む」???というのがいかにも奈良らしいじゃやないですか。

夫とは、また来ようねと約束し帰ることにしました。(写真は11月に友達と行った時のものです)


帰りによった旧奈良駅舎の観光案内所。奈良の写真家・入江泰吉の写真集『昭和の奈良大和路』を見つけ、ページをめくりました。

昔の奈良はこんなだった、という驚きです。ビルもなければ観光客も少ない、のどかな田舎の姿がありました。

この日一日歩いて見え、確かにハードは変わったかもしれないけれど、人の心は昔からずっと変わらない奈良なのではないかと思いました。

おでん屋さんがやっていなかったからこそ、また奈良に行こうと思います。

鰻屋さんが今回はうな丼だったので、次回はあのお座敷でゆっくり鰻重と白焼きを熱燗でいただきましょう。

剪定した植木の若葉も見たい、お正月飾りの無くなった家々は春にはどんな佇まいを見せるのでしょう。

そして、入江泰吉の写真美術館にも行きましょう。

何か不都合があっても「いいわいいわ」と思わせる、また来るから、また来たいから、と思わせるのが土地の力、地域ブランド力なのでしょう。

戻ってから、「奈良で食べた鰻が良かったのよ。おでんもいいのよ」と報告すると、「そりゃ奈良だものね」と友達は勝手に想像しほめあげます。どういいかの多くはこちらは説明しないようにしています。

やはりそれなりの重みがある地域の力は、行って感じるしかありませんから。

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ちょっとしたこと 丸餅VS角餅 2018/01/08 11:17 am

皆さんのお正月は、どちらのお餅だったでしょうか?広島出身の夫と千葉出身の私は、毎年この話題で戦います。

「丸くないと雑煮じゃない」「四角い方が落ち着く」などともめて、結局両方を揃えることに。

私はお幼い頃、のし餅を父と切り分けるのが暮れの楽しみでした。が、丸める地域では、この切る行為そのものが分からないようです。

年始からこんな論争なら、めでたいめでたい。
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この暮れ、和歌山県海南市での餅つきに混ぜていただきました。餅まきの盛んな和歌山県です。四角では頭に当たったら痛いから?なんてことはないでしょうが、参加者の誰もが迷うことなくお餅をちぎり、真ん丸に丸めていきます。

私は丸める経験がなかったので、小学生から指導をいただくほどへたくそ。そして一部は丸餅のなかに餡子も入れた、餡餅に。丸々丸々と、丸餅が並んだ箱をお土産に戻りました。

夫は、丸餅でご機嫌。さらに餡餅があってご機嫌。餡餅はただ焼いて食べるだけでなく、これをお雑煮に入れて食べるのだというのです。

信じられない!!!角餅派にはわかりません。そもそも角餅では中に餡子は詰められない。

昔、夫が私の実家でこの餡餅入りの雑煮を食べたいと駄々をこねたとき、母が困り果てて、角餅を焼き、それを半分に折って中に餡をはさみ入れ、雑煮に入れたことがありましたっけ。

この餡餅を雑煮に入れるのは、広島人の好みではなく、夫の個人的な好みだと思いますが・・・。



















さて、そこに、その千葉の実家から角餅が届きました。ここではあえて角餅と呼んでいますが、私も千葉の実家でも餅といえばこれで、角餅などと呼んだことも有りません。美しい角、白い四角の勢ぞろいは、清らかですらあります。

サラリーマンの家だった我が家では、父は暮れギリギリまでお勤め。お餅はお米屋さんに頼んで、のし餅の状態で何枚かを届けてもらっていました。

届いたばかりはいくら大きな四角にのしてあっても、ふにょふにょで、切れる状態ではありません。

三越やそごうなどの百貨店の包装紙の裏側、白い方が広げられ、そこに広げ置かれます。こういう時、なぜか母はここぞとばかりに上等な包装紙を出して来たのでした。

1日くらい置くと、のし餅はやや硬くなり、持ってもまっすぐな板状になってきます。そこで父と私の出番。まな板と、包丁と、大根と。

大体の寸法を目分して、包丁を入れていく。力がいります。硬くなり過ぎた場合は、餅を立てて、グーっと押していく。包丁にべたつきがついたら大根を切る、するとまた餅が切りやすくなる。

この、のし餅を包丁で切り分けるときの、ググっとした感触が私は好きでした。父親はせっせと切り、私は遊びながら切る。

途中で母が来て、切れたのをいくつか割烹着に丸めて運ぶ。「お父さんは海苔餅よね、智子はどうする?」「黄な粉〜」こんな会話が飛び交って。




















丸か角か?をフェイスブックでうかがったところ、年始からこんなコメントが集まりました。

「東京の下町では『賃餅承ります」という張り紙が。お米やさんがのし餅を届けてくれます。餅をつくような庭もなく、もちろん臼や杵もない、のし餅を頼んで切り分けるしかなかったのでは?」
「実家で餅をついていた昔は、丸もち中心。もちろんのし餅もありましたが、これは雑煮用でした」(高知の方)
「角もち派です。お雑煮は焼いたものを入れます」(日光の方)
「福井も丸ですね!」
「淡路島は丸です」

なかには、丸と角との境目を日本地図で示してくれた人もありました。

それぞれの地域にこだわりがあって、どっちが正しいということはない。わかっちゃいるけどつい、丸だ角だと言いたがる。

この論争、毎年繰り返される。このことが妙に好きな私です。

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ちょっとしたこと ものがたり 2017/12/11 1:45 pm

各地へ行くたびに、その土地ならではのいい物を見つけます。その「良さ」には、地域の歴史や風土、開発の苦労、地元の愛着なども含まれているものです。

それが東京のアンテナショップに並ぶと消えてしまいがち、説明書も説明者もなく、ただ棚に並ぶと「美味しいまずい」「高い安い」だけの評価になる。

物についてもっと語りたい、「ものがたり」つきのお店をやりたいなあ〜。
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気にとまったいいものは、スローライフ・ジャパンのメルマガ「スローライフ瓦版」でも毎回「逸村逸品」コーナーでご紹介しています。担当が一生懸命に書いてくれていますが、実は書ききれない、話足りないことが山ほどあるものばかりです。

例えば、奈良県十津川村の「柚餅子」。よくある甘いお菓子ではなく、柚子の中に味噌を詰めた珍味です。村のなかでも作り方や味が少しずつ違ういます。

私の通う谷瀬集落では、鰹節、椎茸粉、唐辛子などいろいろを味噌に混ぜて、実を出した柚子の中に詰めて、蒸し、2カ月ほど寒風にさらします。

できあがると柚子の皮と味噌が一体化して、茶色い羊かんのよう。でも塩辛く、味噌の旨味と柚子の風味で他にない逸品になります。

集落の人が集まってまるでお祭りのように作り上げる手作り品。谷瀬では「ゆうべし」と呼びます。かつては修験道のひとが、保存食として持ち歩いたとか。お茶漬けにもピッタリです。あまり量ができないので、貴重品。

と、このくらいは説明したくなる。さらには谷瀬の吊り橋も、谷瀬の「ゆっくり散歩道」も、移住者の方の「吊り橋結婚式」の話、日本一長いバス路線の話、までしたくなるわけです。

先日行った北海道美唄市の「やきそば」はビニールに入ったまま、そのままかぶりつくというおもしろいもの。

寒い中で生のおソバ?で消化に悪いのでは?なんて考えるのは野暮。ガブリと食べるとソース味で実に美味しいのです。味のアクセントとして紅ショウガも付いています。

かつては炭鉱町だった地、はらぺこの炭鉱夫さんが汚れた手を洗わずに即空腹を満たせるという物だったとか。一度は絶えたのですが復活され、学生たちのおやつとして、ソウルフードとして支持されています。

炭鉱のまちらしい黒い焼きそば、塩味やきそばもあります。昔はラベルがホチキスで止めてあったのですが、今は危ないので使っていません。でも印刷でホチキス止めが表現されている、それが笑えます。

ビックリお土産にお勧め、食べてみると癖になる美味しさです。美唄にはほかにも、鶏めしや焼き鳥など、開墾の歴史にまつわる地元の味があります。

そんなことも話したいし、何より世界に誇る野外彫刻美術館「アルテピアッツァ」についても語りたい。「やきそば」から始まって、1時間は話せますね。

岩手県遠野市の「だれがどすた」は、昔話を創作できる積木。「だれが」「どこで」「なにを」「どうした」を、積み木を動かすことで組み合わせがいろいろ。想像力を膨らませて、ストーリーを作ります。

これはもともと木の絵本を作ろうとしていた地元の女性たちが、サイコロのような木を絵本にしたら?と思いついて作ったもの。

レーザーで焼いて絵や文字をつけますが、オリジナルでお孫さんの名を入れるとか、自分の土地の名前を入れるなどのオーダーもできます。今では英語バージョンも人気、遊ぶだけでなく飾っていても楽しいもの。

もともと遠野は民話の里、だからこその品物なのかもしれません。方言をそのまま商品名にしているのがなんともほっこりしますね。

秋田県鹿角市の「きりたんぽ」。鹿角は発祥の地です、かつてずいぶん通いました。今でこそ、大きなスーパーなどに行けば真空パックのきりたんぽがありますが、やはりどうしても乾燥している感じがします。

それだけ現地のできたては美味しいのです。中心街にきりたんぽを作っている小さな工場があって、ここでできたてを買うことができる。これを覚えると冬場は毎年お取り寄せできりたんぽパーティーをしたくなるわけです。

鶏のスープに多少甘辛い味、芹とゴボウ、マイタケは必ず、が私のやり方。お肉などはあまり入れたくない、メインはきりたんぽなのですから。

薄く切って油で揚げるきりたんぽチップスも美味しい。実はシチューに入れても、カレーに入れてもいい。ご飯ですから、それだけでもう一食になります。

そもそもきりたんぽとマタギの話、なぜたんぽというか、などなど話は尽きません。

長野県飯山市の「亀と鶴のストラップ」。名前はそっけないですが、実によくできているわら細工です。

飯山は米どころ、そして豪雪の地でもあります。なので、雪に埋もれる期間は昔から藁で生活用品を作って来た。今はその技術を活かして、こういう物を、というわけです。

ストラップといっても使い方はいろいろです。日本酒やワインの瓶の首にかけてプレゼントすればおめでたい贈り物に。テーブルで出してもお正月など素敵です。

いくつか用意しておいて、いざというときにご祝儀などに添えるのも粋です。特に外国人の方への贈り物にお勧め。日本の米文化、鶴亀の風習、いろいろなことが伝えられます。

地域おこしや観光おこしに熱心な飯山市、新幹線ですぐ行ける深山、豪雪地です。田植えの時期の棚田、黄金色の棚田、美味しいお米、お酒、そんな話も山盛にしたくなります。


ね、それぞれ「ものがたり」はいっぱい。こうして語ると、この「物」がほしくなる、「物」が大切に思えてくる。高い安い、美味しいまずい、だけの物差しで評価していた自分が恥ずかしくなる。で、その土地に行きたくなる。日本の田舎は素敵だ!と思う。というわけです。

もちろん商品ならば、自ら自己紹介して、魅力を発信して、売れるような努力をすべきでしょう。でもそのためにも、どんな語りがあれば、もっと勢いがつくのかに気づいても欲しいのです。

いつか、といってもなるべく早く、こういう「ものがたり」をしっかり話して、わかってもらって、物と土地と人を繋げるお店をしたいなあ〜、しましょう、します。

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ちょっとしたこと ほっこりした日 2017/11/19 9:59 am

知人のお子さんが地域イベントのミュージカルに出演と聞いて、応援にうかがいました。

一生懸命お稽古した成果を舞台で見せる少女、それを見まもる両親。そこに混ざる私はいつもと違う時間、にわかおばあちゃん気分です。

屋外広場の露店で唐揚げなど買い、缶ビールを飲み干せば、頭の上には青い空。

たまに仕事に全然関係ない、こういう日をもうけなくちゃ!ですね。
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うかがったのは「第9回世界民族祭in紀美野町」という催し。学校法人 りら創造芸術高等学校という、文化芸術の専門校が中心となり、地元と実行委員会を作り開催しているものです。







何も知らずにぶらりと行くと、いろいろな食べ物、クラフトのブースがあったり、小さいながらも野外ステージもあり、なかなか大きな催しでした。








いつも自分が地域イベントや町おこしの現場をアドバイスしたり、仕切ったりしていると、その催しをのんきに楽しむことにはならないのですが、まったく私に関係ないとなるとくつろげます。







あ、農産物のある、あ、マッサージもある、あ、あれ美味しそう。一通りお店を見たら、まずビール!とう気分になりました。

昼間だろうと、これから観劇だろうとかまいません。本日は晴天なり、空気の良い山里、私はホリデイです。




なにやらいい香りがします。普段はダイエットとか、減塩やらが気になるのに、今日くらいいいや、いいや。

友人が買ってきてしまった?!唐揚げや味の濃いポテトをむしゃむしゃ。昼のビールの美味しいこと。





ステージでは、太極拳の披露、フラダンス、太鼓、子どもたちのジャズダンスなど、次々と。

ゆる〜い催しです。見ている人も、のどか。ステージの人たちも、のどか。昔の草競馬のような雰囲気というか・・・。





あら、ビール2本目!クーッと飲み干すと、振り上げたの顔の上には青い空。小鳥がスーッと飛んでいきます。こういう緊張しない催しって、いいなあ。









おおっと、ミュージカルが始まります。親御さんと行列に並びます。オーディションに受かり、お稽古して来た子どもたちが元宝塚の方や元劇団四季のかたとステージに上がるのですから、並んで開場を待つ人たちは気合が入っています。

外の小さなステージではなく紀美野町文化センター・みさと大ホールで。創作ミュージカル「少女とフェンネル」がいよいよ始まります。

ささっと、いい席をお母さんがとってくれました。ミュージカルなど観るのも久しぶり、少々難解な筋立てではありますが、子ども向けなのに大人として考えさせられる含蓄のあるメッセージがちりばめられています。

なるほどなあ〜、などと思っていたところに、本日の我々応援団にとっての“主役”が、“その他大勢街娘の一人”役で登場。かわいい〜〜〜〜。

ちゃんと足を高く上げて、口を大きく開けて、キラキラの笑顔で。動く動く、踊る踊る、唄う唄う。

あ、一瞬、センター取った。さすがにセリフはないけれど、ヤッホー、すごいよ、素敵だよ。

私の前の席で、首筋を緊張させて伸びあがり見ているお母さん、お父さん。その後ろから、にわかおばあちゃんがうるさく興奮しています。

どこのうちでも、わが子を目で追い、ちゃんとできるか応援しているのでしょう。そんな視線とオーラが会場全体から舞台に集まっています。

生の人間が、想いを伝え、演技し、唄い、踊る。舞台芸術は、パソコンやスマホの世界とは全く違う。

こういうIT時代だからこそ、鑑賞すべきだし、ステージにも立つべきだ。とは、舞台の世界にいる方がかつて力説しておいででした。

汗をいっぱいかいたり、心臓が飛びだしそうなほどドキドキしたり、声がかれたり、転んだり、泣いたり、仲間とタイミングや音程を合わせたり、肩を抱き合って感動したり。

そんなたくさんの経験は少女を大人にしたはずです。そして、費やした時間は、限りなく尊い情操を育てたことでしょう。

いいものを見せていただきました。写真を撮れない、録画ができない、それは残念だけれども、それでいいと納得です。

ああ、気分すっきり、いい休日。人に誘われるまま、身を預け、いつもと違う時間を過ごすのはいい。

カンボジアから招かれた「くっくま孤児院」の踊りも素晴らしかったので、そのブースで向うの少女がホテイアオイ草を編んで作ったバックを買いました。

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ちょっとしたこと Facebook講座を開きます 2017/10/09 12:24 pm

地域おこしの現場では、FacebookはじめSNSが活躍します。市民がお金をかけずに活動を伝え、催しの告知などもできて便利です。

でも、いきなり使うことが多く、ルールやマナーが分からない。教習所を出ずに運転を始めるようで、、失敗が多々。

子どもの顔写真を出してしまったり、テレビ画面を掲載したり。

そこで、お馴染みの紀の川市でも手づくりの講座開催とあいなりました。
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FB(Facebook)を、私はさて、何年前から使っているでしょうか?最初はどうやって使うことになったのでしょうか?もう覚えていません。それなのに、いまだにわからないことだらけです。

ですから、「最近始めました。農家の作業を知ってほしくて」「いままで見ているだけだったんだけど、初投稿です」なんて方は、わからないことだらけでしょう。

もちろん、「FBなんてもう古いよ」「いまさら始めなくても」なんて意見もあるでしょう。ま、地域おこしに地域差や時間差はつきもので、その時その人が出会った装置・技術を、うまく自分で役立てていくしかありません。

そういう意味では、ある程度周りに参加している人が多いFBは、使い方を聞けるし、仲間も多いしで、特に中高年には扱いやすいかもしれません。

昔、私が、ブログで投稿するSNSの編集長というのを仕事としてやっていた時は、FBなどの存在は無く、自分たちのやり方が最先端だと思っていたものでした。

最先端は、日々、更新されるので、追いかけることはできません。だからオーソドックスなFBなら、少しはさわれるということで参加する人は多いものです。



「いま頃FB講座?」といわれそうですね。もちろん過去にも開催しています。でも、毎日新しいことが、毎日新しい人の手により書かれていくというのが常の地域おこしFBでは、講座を何度やっても追いつきません。使い慣れたらそれなりに次なる??がわき上がってきます。

つまり、以前は「“いいね”を取り消す方法はあるの?」なんて言っていた人が、次には「イベントの記事を立ち上げて募集をかけたいのですが」ということになる。

一方、パソコンもスマホもダメ。ガラ系で電話だけ、という人も地域おこしの現場には多くいます。私の関わる高齢者の多い過疎地では、集落でFBを扱えるのは4〜5人。

その方々も自分の仕事に忙しく、「週に一回ぐらいは、各人が記事をあげましょうよ」なんて私に迫られてようやくぼちぼちと、というくらいです。

きちんと調べれば身近なところでFB講座、SNS講座などはたくさんあるでしょう。でも、立場やレベル、目的が違い過ぎたりしても、うまく学べません。



ならば、少人数で身近な人に気軽に教えてもらう講座を、手づくり開催しようということになりました。和歌山県紀の川市の「フルーツのまちづくり講座」の中でです。

先生は市役所の中のITに明るい青年。どんなことを知りたいのか、何で困っているのかをあらかじめお伝えして、この10月20日(金)19時から開催です。

FBについて、教えてもらうには、スクリーンがあって、そこに画面を映しながら学んだ方がいいのでは。皆に、自分が普段使っているスマホやパソコンを持ってきてもらわなくては。堅苦しいのは嫌だから、飲み物やフルーツくらいは口に入れながら学びたい。などなど、企画していきます。

が、なんと公の生涯学習センターは飲食不可。飲まず食わずで学ぶという古いタイプの施設でした。使えない、使いたくない場所で開催する気はありません。で、お金はかかりますが、カフェで開催となりました。ホットなチラシも出来上がりました。

チラシを置いたり、催しをそれこそFBで宣伝するのも追いつきませんが、まずは少人数でやってみましょう、という試みです。

「子どもの写真をなぜ載せてはいけないの?」「人の顔が分かる写真はなぜ本人の了解が必要?」「誰かについての悪口は?」「どこかのお店を赤裸々にレポートしたらそれも悪口になるの?」「お店の写真や料理の写真を撮って載せるのは許可が必要?」「シェアするときの決まり事、お作法は?」「公開と、仲間だけで見るのと、どのくらいどう違う?」「友達申請が来たらすべて受け入れる?」「友達は何人位が理想?」「友達リクエストのするときのお作法は?」「自分の撮った写真を勝手に仕事上で使われた人が居て大変そうだった」「突然、破廉恥な写真をわざと載せられてショックだった」「ただお友達になったつもりが選挙運動の一環だったとわかった」「もうこの人と友達でいたくない、と思っても・・・」「コメントにすぐ返信しないと失礼?」?を上げたらきりがありません。

1回の講座ではやはり無理でしょうね。四六時中スマホをいじっている人にはなりたくないけれど、上手に自分おこしと地域おこしをしていきたいものです。(写真は私が関わっているFB画面です)













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お近くの方どうぞ。「戦略的 Facebookの使い方」
〜SNSをもっと安全に使おう〜

日時:平成29年10月20日(金)
時間:19:00〜21:00
会場:山崎邸 創-HAJIME-Cafe
(紀の川市粉河853-3)
講師:西川昌克(にしかわ まさかつ)
紀の川市役所にお勤めの優しい弓道紳士
参加費:1,000円(飲み物代別途)
持ち物:携帯端末(携帯電話、ノートパソコンなど)
問い合わせ:紀の川市役所 商工観光課 尾方
電話:0736-77-0843
主催:紀の川市商工観光課、ゆとり研究所

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ちょっとしたこと お店をやりたい:その2 2017/09/11 12:04 pm

ひと月前、ここに「お店をやりたい」と書いたところ、いろいろご意見をいただきました。

「お汁粉をだして」「地方の逸品を置いて」「全国の絵本を集めて」「写真ギャラリーも」「田舎でやれば家賃が安い」などなど。

いずれクラウドファンディングでお金を集めたいとは思いますが、その前に皆さんからアイディアを求めます。お金よりまずは企画を。「小さな思いつき」お寄せください。
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8月6日のブログに「お店をやりたい」と書きました。これをご覧ください。
   ↓
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=426

こんな骨格もぼんやりと書きました。
1、小さなまちむらの味方
2、提案があるお店
3、地方の行政の人に使ってもらう
4、料理はしない店
5、知っている人だけで
6、地方の個人のよりどころに
7、お試しの場に
8、いただき物で店を作る
9、ちゃんと稼ぎたい
10、ご賛同の方、ご一報ください。

すると、メールをいただいたり、会う人ごとにご意見をいただいたり。なんだか私の夢の話がどんどん現実味をおびてきました。

「お汁粉を」という方は、誰でも気軽におしゃべりできる、車イスでも行けるそんな場所を望んでおいででした。そこにはやはり、カプチーノやらチャイやらではなく、お汁粉などがあってほしいわけです。

なるほどそうですね。いま、都会でも田舎でも、こ洒落たカフェは増えています。ファショナブルな若夫婦や、上品な中年夫婦が和と洋が混ざってような空間を作り上げ、いい音楽など流して、、、。

と世界はみえるのですが、そんなふうに素敵にすると弾き飛ばされてしまう人がいるのが事実です。普段着じゃ入れない店では私も居心地わるいなあ。お汁粉を出すか出さないかは別として、お汁粉ムードは大事にしたいと思いました。

「各地の逸品をそろえて」も、理想ではあります。いま、あちこちのアンテナショップはありますが、情報量が多すぎてセレクトされていない。

だから、各地といっても全国くまなくなどとは張り切らず、ご縁のあったところのものを、気が向いたときにくらいにしましょうか。自然にセレクトされていくのではと思います。この間はあったのに、今はない、でいいかと思います。

「田舎でやれば家賃が安い」確かにそうで、いま事務所のある新宿区で貸店舗を探すと、ため息の出るような家賃になってしまいます。私が今繋がっている地方では、同じ面積が畑付きで10分の1くらいの賃料で借りられます。

となると心は動くのですが、そういう田舎カフェは既にあるわけで、移住しながらやりたい方、または地元の方のチャレンジにおまかせして、私の場合はあえて東京・新宿でと思っています。

家賃のために働くようになるかもですが、なんといっても人が多い。お客様も、スタッフ側も足を運びやすいというものです。それに、都市部の人にこそ伝えたいことがある、田舎と繋ぎたいと思っているので。

「各地の絵本をおいて」は、なるほどと思いました。ブックカフェは増えていますが、絵本まではなかなか置いていないものです。

昔、図書コーナーのある喫茶をやっていましたが、そこでは手に取るくらいで読まない。貸してほしいといううことになる。その手続きも手間がかかる。絵本ならコーヒー一杯飲む時間にさらっと読める、というわけです。地域に根差した絵本は集めれば確かに面白いでしょう。

「ギャラリーにしてほしい」は、私もそう思います。遥か昔、「自分展」をやりたくて、銀座の画廊に飛び込み交渉したことがありました。もちろん“鼻で笑われ”断られたのですが、その時は私は高校2年生、無謀でしたね。

でも、それ以来、何か自分が世間に表現や発表をするにはスペースや媒体が必要だということを思い続けています。しかも、ネット社会になったからこそ、直に人に訴える場が欲しい。

自分の写真展をする、絵を飾る、手芸でもいいでしょう、立体のものもあるでしょう。肩の凝らないギャラリーで、気軽に使える値段だったらと思うわけです。

「あまり広げない方が」はい。ついあれもこれもしたくなりますが、自分の年齢と財力からいえば、広さも立地も決まってきます。やれることは限られます。

でも、喫茶、酒場、小物屋、ギャラリー、など決まった形にはしたくない。小さくても、切り札は多い、とう風にしたい。

ある日は岩手県の海辺から取り寄せた“寒風干し鮭”でお酒を飲む。ある日は、戦争遺産の写真展とその作品についてのミーティング。ある日は、フレッシュフルーツソースのかき氷を楽しむ。小さくても顔は限りなくに。

「500万円はかかる」いえいえ、かけません。というよりかけられません。○○でなくてはダメ、ではなく、××でもいい、の考え方でお金をかけずに知恵を出して。イスも食器もバラバラでいじゃないと思うわけです。

不動産の手続きに一番お金がかかるでしょう、それ以外にお金はかけたくない。借金もしない。手の届く小さなお金で始めたいと思います。ちゃんとしなければいいのです。

「クラウドファンディングでやれば」はい、そのつもりです。が、出来上がったプランに、お金だけ出してというのはどうも嫌です。どんなことやりたい?とみんなで案を出しながら、いつかそこに繋がるように、ぼちぼちとと納得していただき、小さなお金も出していただくというのが理想ですね。

「一口かませて」は、歓迎。お金より、まずは企画、アイディアなのです。そして発案をただリクエストするのではなくて、「私が身体を運んでそれをやるよ」という案が、なおさら大歓迎。

皆、何かお店的なことをしたいと思っている、でも一人で全部はできない。ならば、部分をやればいい。と思うわけです。小さな企画をパッチワークのように繋いでお店にしていく。そんなふうに思います。

どうぞメールをくださいね。

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ちょっとしたこと 靖国神社で 2017/08/21 11:25 am

8月15日、写真を撮りに出かけてみました。雨の中、意外に多くの参拝者たちが整列しています。

目立つのは日の丸・旭日旗を掲げた戦闘服集団、黒スーツで強面の“その筋”風の方々、軍服姿の高齢者など。

一方、「零戦」前は記念写真ポイント、安倍総理の漫画絵ポスターを貼る店や「海軍カレー」を出す食堂は大混雑。靖国土産を山と買う人たちも。

この国は何処へ、と考えました。

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これまでも靖国神社に行ったことはありますが、8月15日は初めてでした。一度、どんな様子なのかのぞきたかったのです。


手水舎に群がるように人だかり。



一度に参拝すると危ない。ロープでいわゆる入場制限がされています。番がくるまでじっと待つ人たち、ロープが下がると、静かに行進して前に進みます。








目立つのはこういう人たち。よく街で、大きな音で軍艦マーチなどを流し、怒鳴っている人たち?のように見えます。そういう車が確かに、神社を取り巻くように止まっています。






「誠」「大和魂」「目覚めよ日本人」「天皇陛下万歳」そんな言葉を背中にプリントして、激しいメッセージの幟を掲げて。

ファッションなのか、思想なのか。家族そろって戦闘服で参加の人たちもいました。





これは相当古いポスターでしょう、でも大事に飾ってある。指さして笑いながら、売店に入る人もいる。

賑わってます。






氷屋さん。涼しいのであまり売れないかな?

戦闘服に金のブレスレットのお父さんが、子どもと氷をつついていました。






展示されている復元された「ゼロ戦」は、人気スポットです。「かっこいい〜」と若者たち。子どもたちにはびっくりの本物なのです。

何組ものカップルや家族ずれが記念写真。ゼロ戦前の「はい、ピース!」。複雑な思いになってしまいます。



いろいろな人が、いろんな立場、考えで訪れる場所、靖国神社。今回一番気になったのは、このお爺さんでした。

参拝の列に並ぶわけでもなく、日の丸集団に注目するわけでもなく、淡々と境内を巡っています。

海軍の人が植えた桜の樹の説明書きを、丁寧に読んでいる。自分の時間を過ごしている。こういう人とゆっくり語り合えば、いろいろな話ができるでしょう。

靖国土産を大さわぎで並んで買っている群れもあれば、こういう人もいる。そして私のような人もいる。

冒頭に「この国は何処へ」と書きましたが、車輪になるのは私たち、翼になるのは私たち、そして何より操縦するのも私たちであることを忘れてはいけません。

神社を出ると、靖国通りには車が連なっています。日の丸を掲げたいわゆる街宣車や、機動隊の車です。

部活帰りのような中学生の集団が、歩道を歩いてきました。「なに今日?」「何かあるの?」「戦争の日だよ」「ああそうか、誰か有名人来ているのかな〜」

そう会話して去っていきました。

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ちょっとしたこと 水鉄砲 2017/08/11 1:18 pm

竹を切り、穴を開ける。細い竹にぼろ布を巻き付け、さらにタコ糸でぐるぐる巻きにする。

この太さが微妙、太ければ竹筒の中に入らない、細ければ水が漏れる。単純だけれども難しい。

いい感じに調整できて、水を入れてヨイショと押すとピューッと水が飛びました〜〜〜!

懐かしく、今や新鮮な水鉄砲作り、夢中になったのは、子どもだけではありませんでした。紀の川市で。
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お馴染みの和歌山県紀の川市、ここの「道の駅青洲の里」の屋外で、紀の川フルーツ・ツーリズムのメンバーが「水鉄砲作り」の催しです。

なぜ、フルーツと竹が関係あるか?の、先ずはお話から。要は果樹園には竹は大敵、どんどん切ってどんどん利用しなくては、ということらしい。

今や水鉄砲などという子どものおもちゃを、作るなんてことなくなりました。さらに、竹を利用してなんてこともです。今日使うのは、真竹、矢竹、孟宗竹。その種類すら見分けられない私たちです。

まずは、真竹の水鉄砲にふさわしい太さのものを、ふさわしい長さに切る。

「水鉄砲作ったことある?」と参加の子どもに聞くと、「ない、買う」との返事。

“ふさわしい”というあたりは、付き添いのお母さんたちもわからないので、主催のおじちゃんたちが指導してくれます。

ノコギリで切る。これもなかなかしたことがない作業。


竹の節に穴を開ける。

節?そう、竹には節がある。それも知ります。

キリ、も知らない。おじちゃんが開けてくれるのをおさえながら、いろいろ知っていきます。

竹の香りがかすかにして、清々しい。



細い矢竹も配られて、これから中に入れるピストン部分を作ります。先端をガムテープで止めて、ぼろ布を巻く。ちょうどよい太さになったら、さらにタコ糸をぎゅっと巻いて止める。

このヨレヨレになった、タオルや手拭のきれっぱし。なんだかとってもなつかしい。昔はどこの家にも大事にこういう布を捨てずにとっといたのですが・・。



ほどけないように巻き付ける、高度な技。私が小さい頃は、こういうことに長けたお兄ちゃんがいたものです。









若いお母さんも初めて仕事ですから、加減が難しい。

布を巻きすぎて、本体に入らなかったり。糸がズルズル解けてきたり。

子どもたちはバッタをつかまえ始めちゃいました。





「できた〜〜〜〜〜!」
親子で作った水鉄砲、けっこううまく飛びます。

まだ扱いが分かりませんから、細い穴から水を吸い込もうとする。「ピストン外して、水を入れた方がいいよ」

コツがわかると、面白い、楽しい。かなり飛びます、すごい勢いです。

ペットボトルの的があったのですが、そんな的は何のその、即当ててしまって、さらに遠くに飛ばす飛ばす。

めちゃくちゃ暑い日だったので、水しぶきにあってもなんのその、すぐ乾く、むしろ涼しい。「今年はこれで、もう海に連れて行かなくていいわ」とお母さん。



さて、孟宗竹は何にする?これまたちょうどいい長さに切って、おわん代わりにします。

長いところをナタで細く割って、これにヤスリをかけて、お箸です。

そう、これで、そうめんも食べたんですよ。





作業の間に参加者どうしが仲良くなって、すっかり大人たちも童心に帰ったのでした。

汗まみれで用意してくださったスタッフの皆さんに感謝。水鉄砲と竹のおわん・箸は、この夏の私の宝物です。

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ちょっとしたこと お店をやりたい 2017/08/06 5:42 pm

夢を言葉にすると近づくといいますので、書いてみました。

地域づくりをお手伝いしていて、物と人の交流拠点が欲しいと切に思います。

小さなむらの逸品をちょっと食べたり買えたりできて、各地の面白い動きを都会人が直に知ることができる。県単位のアンテナ店ではなく、いきなり移住促進などともいわない。

ま、スローライフな物と時間のセレクトショップでしょうか。ご意見ください。
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かつて20歳代の頃、「喫茶、手づくり、コミュニケーション」をテーマにしたお店を仲間とやっていました。図書コーナーもあり、コンサートなども。続いてお仲間とやったのは、貸しスペースのある会員制のお酒も飲めるお店。ここでずいぶん様々なミーティング企画をやりました。

そして、静岡に長く住んでいる間も、ついお店をやりたくて、夫と「写真cafe」を。つまり私は、何か隙あらば?お店をしたくてしょうがないのです。まあ、あまり理屈をペーパー上でこね回すより、人の顔を見ながら実際にしゃべる、食べるが好きなんですね。

だから、地域と都会を繋ぐ、このお店についても、10数年考え続けています。会う人会う人に話すのですが未だ実現しないのは、私がやるには私がその店に居なくてはならないから。

あちこちに行く仕事なので、店を毎日開店はできない。でも、あちこち出かけるからそういうところと、東京を繋ぐことができる。ジレンマですね。でも、最近、「野口さんがやるなら手伝うよ」という人が、複数人出現してきました。確かに、お店の性格がはっきりしていれば、私が毎日いなくてもいいわけです。

骨格をメモましょう。

1、小さなまちむらの味方

東京には県単位のアンテナショップだらけです。そんなところに入り込んでも、吹き飛んじゃうほどの小さな、でも、いいむらのいい物ってあります。スローライフ・ジャパンでは「逸村逸品」といういい方で、そんな物をずっと紹介してきました。

私の好きな奈良県十津川村の谷瀬という集落。ここで作られる「ゆうべし」は、甘いお菓子でなくお茶漬けやお酒にあう珍味。とても美味しいのですが、奈良県のアンテナショップなどでは目立ちません。そういう物が手に入る、知ることができる。あくまで私の歩いたところ、知り得た情報ということになりますが。

2、提案があるお店

例えば、前にも紹介しましたが、同じく奈良県の野迫川村のマキ。高野山に近いこの村の産物ですが、東京の仏壇やお墓にはあまり使われません。これを普通の花材としておすすめしたい。

今の時期、35度を超えるマンション室内に活けっぱなしにしても、2週間くらい平気でぴんぴん緑でいる。これは熱帯の東京向きの枝物なのです。冬にはリース材料にも。産地の地元では思いもよらない使い方をして、東京と地域と両方に提案する。そんなことをしていきたいです。

3、地方の行政の人に使ってもらう

出張で地方の役所・役場の方が東京に来て、霞が関回りだけなんて寂しい。このお店を使って、せめて10人でも直接に話ができれば。東京・新橋で飲んで帰るのではなく、違う時間が生まれるはずです。

例えば、雲仙市に「デストロイヤー」という赤紫色のジャガイモがあります。これを食べながら、雲仙市役所の人を囲む会が急きょある、そんなことができるはずです。

4、料理はしない店

お店、カフェ、サロンなんていうと「名物料理はなに?」なんて聞かれますが、料理らしき料理はしません。おいしいお料理はそういうところで召し上がっていただいて、この店では会話を味わいましょう。あるものをただ切るだけ、チンするだけ、くらいかなあ〜。

今日の料理を考えるために、わざわざ仕入れをしたり、ソースを煮たりなんて始めたら料理専門の人が必要です。そんなことにお金を使いたくないし、私の時間も割きたくないのです。

5、知っている人だけで

とんでもない酔っ払いや、くどいトンチンカンなおじさんの相手をする気はないです。だから、一見さんお断り。会員制かな〜?その人の紹介なら入れる、という具合にしたいです。

6、地方の個人のよりどころに

例えば今度、福島県西会津のキノコママこと佐藤さんが銀座松屋地下に来る(8月9日〜15日)、メープルサイダー、メープルサップを売りに。私は会いに行きますが、こんな時は彼女がこの店で、頒布会など開てほしい。

今の福島の話や、原発事故後キノコ栽培が難しくなった話や、縁側カフェをやっている話や、物だけでなく話を直にできる場所として使ってほしいのです。百貨店などに入れない個人が、物を売ったり、説明したり、東京の個人と知りあったりに使ってほしいのです。

7、お試しの場に

例えば今、和歌山県紀の川市、一般社団法人フルーツ・ツーリズムで「桃ハンドクリーム」を企画開発中ですが、こういうときにこの店でマーケティング・リサーチしてほしい。東京のおばさまはどう思うか?お嬢さんは気に入るか?など。

8、いただき物で店を作る

家具を新しく買う、食器を新しく買う、冷蔵庫を買う、プロジェクターを買う、スクリーンを買う、等々、いっさいお金はかけません。というかお金はありません。

「これ、使って〜」に頼って開店したい。結構、あちこちに物は余っているものです。もちろん「わが村の家具を寄付したい」なんてことは大歓迎です。

9、ちゃんと稼ぎたい

生活不安定な自由業の私ですから、趣味の店というわけにはいきません。しっかりと、委託料や場所代、飲食代など、そこそこには取らせていただき、暮らしを立てていくつもりです。

私はちゃんと稼ぎますが、ボランティアで支えてくださるスタッフにはありがたく甘えるつもりです。

10、ここまで読んだ方、ありがとうございます。こんな野口の、そろそろ実現したい夢話、スローライフなお店にご賛同の方、ご一報ください。(笑)

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写真でみるゆとりある記

熊谷市街なかウォーク銅像と看板と
長野県平谷村ひまわり館で
川上宴会
講座にミカン

連絡先

野口 智子 のぐち ともこ
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局
ゆとり研究所

TEL 090-7433−1741
E-Mail yutori@noguchi-tomoko.com

NPOスローライフ・ジャパン
〒160-0002 東京都新宿区四谷坂町9−4 リカビル301
TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
E-Mail slowlifej@nifty.com


略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。