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お仕事 あつまっぺクラブ 2018/09/09 5:33 pm

那須塩原市の金沢・宇都野地区で、地域おこしのワークショップが本格的に動き始めました。

地域の課題や目指す姿を全員が書き出して、各チームで意見をまとめます。そして、これから実践もしていくこの集りに皆で名前も決めました。

7つの候補のなかから、最後は目をつむって手を挙げて。こうして皆が名付け親になると、いよいよ活動に魂が入ってきますね。
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7月以来の那須塩原市です。秋ですね〜、リンゴの収穫時期を迎えていました。









「津軽は青くても甘いから食べてごらん。皮ごとかじるのが一番うまいよ」と農家さん。

先日の台風でリンゴも被害があったようですが、笑顔です。







仰せの通りかじりますと、パリッと新鮮で、ほんとに甘い。久しぶりにリンゴの丸かじりをしました。

その土地に来て、最初に会う人、最初に口に入れるもので、土地の印象が決まります。

この日はにこやかで、甘酸っぱい香りのスタートとなりました。



リンゴ丸々一個の後に、すぐ昼食。名物のお蕎麦。

地元の人が行くお店なので盛りがいい。普通の大盛りサイズが普通盛りです。でも美味しいお蕎麦なのでどんどん入ります。ジモティー支持のお店はさすがですね。

あえて写真は載せませんが、ここのメニューに驚きます。蕎麦屋なのに、フライ定食からカレー、もつ煮込みまである!つまり地元民が居酒屋さんとしても利用している蕎麦屋さん。

お蕎麦大盛りも普通盛りと同額、ご飯のおかわりは自由。さらに、豆からちゃんと挽く淹れたて珈琲もセルフで無料。

こんなお店が身近にあったらどんなに幸せでしょう。

そして、早い夕飯となりました。地元の方のお宅でご馳走になります。

これが美味しかった!

作者は「しその実」と呼ぶ、野菜類の塩もみ。キュウリ、ナス、ミョウガ、生姜、そしてたっぷりのしその実を、塩でサッと揉んで、少し重しをしたもの。

スーパーには売っていませんね。これが白ご飯にあう。他のおかずはすべて持ち帰りにさせていただきました。

さて、食べているだけでなく仕事もしなくてはいけない。会場の「旧金沢小学校」です。

7月に皆で大豆の種を蒔き、うまく育っているか心配だったのですが、見事に大きくなっていました。暗い中でも元気な葉の様子が分かります。

夜7時。かつてこの小学校を使っていた人たち、金沢と宇都野地区の人たちが集まってきました。

この地域は、東京にほどほど近く、自然豊か、新幹線駅があり、温泉もある、牛乳の産地、野菜果物も豊富。蕎麦を食べに、野菜を買いに、アウトレットもあって、都会から人がやってきます。

何の問題もない、幸せな土地のように見えますが、それでも高齢化は進み、交通弱者は困り、若者の仕事が少ない、などなど田舎の悩みはどこも共通ですね。

この旧小学校を活かして、何か地域おこしができないか?それを地元の方とご一緒に進めるのが私の役割です。

昔、この教室に学んだ人、自分の子どもが学んだ人が、閉校した小学校に再び集まり、真剣な顔をして、深く考え、何かしらを書く。

客観的に、面白いシーンです。

小学校時代と違うのは、教科書がなく、学ぶこと、考えることにも正解がない。何でも教えてくれる先生もいない。皆で方向を見出し、少しずつ前に進むだけです。

普段ぼんやりとは考えていても、「地域の目指す姿」を書きましょう!などと言われて、すらすら書けるものではありません。う〜〜〜んとうなってしまいますね。

それでもだんだん言葉になってきます。地域の目標が整理されてきました。

人とのつながりを大切に、自然や伝統文化を受け継いで、高齢者と子どもが元気な、若い人が定住できる、外からも人が遊びに来てくれる、そんなところにしていきたい。

皆の思いはほぼ同じです。

では、その目標に向けて何をしていくのか具体案を考えるのが宿題。次回はアイディアを山盛に出して、「すぐ」やること、「少し先」にやること、「いつか」やることに分けていきましょう。

そして、今年度中に、お試しの実験を皆で何かやりましょう。いつまでも腕組みして、考えているばかりじゃしょうがない!


それにしても、この集りを何と呼ぶ?名前をつけようということになりました。

自分たちの活動に「名」をつけることは、その活動の性格や方向が見えてくるということです。

固い、まじめな役所用語みたいな名前で、これからどんどん人を誘える?来る気になる?

なんてことを話しながら、ひとり2つずつネーミング案を出しました。そして最後は、決戦投票です。

目をつむって手を挙げる、その数を事務局が数える。これが、けっこう真剣な時間です。

結局「あつまっぺクラブ」に決定となりました。決めたチーム、案を出した女性は誇らしげ。

方言が入っているところがいいですよね。「実際にはあ“づ”まっぺ、だね」と、皆が笑います。

子どもに名前がついたようなもの、さあ、これから皆で活動を育てていきましょう。

私、いい感じの土地で、いいワークショップになった時は、調子に乗って買い物をする癖があります。最終の新幹線で大根を丸々抱え、この大荷物で地下鉄にも乗るんだ・・・と反省しきりでした。

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連絡先

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ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局
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略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。