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スローライフ運動 篠山で知ったこと 2019/03/25 1:33 pm

丹波篠山フォーラムで市民の方々と語り合う、グループトークがありました。その中でいろいろ学びました。

「篠山は日本三大狩猟地のひとつ」「黒豆はいまや黒枝豆として集客の目玉」「丹波焼では料理プラス器を提案中」「デカンショセレクションとして、優れたもの、ことを推奨」

10人くらいが集まると多様な話が出ます。小さな話し合いが大事、ということを実感で知りました。
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このグループトークは同時進行で3つのテーマで行われました。「みどり」「ひかり」「みのり」。私が参加したのは「みのり」、農産物や逸品作りなどの話の場。もちろん話はどんどん広がったのでした。

まずは篠山のいいところを話します。市役所の女性が進行をしてくれます。ここに書ききれないほどのことが出ました。
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<篠山のいいところ>

・ちょうどいい阪神間にある。距離感がいい1時間で来れる行けるがいい。
・1時間で都会と全く違う風土がある。
・都市部の大学とコラボしやすい。
・ネズミの物語『篠山本鼠草紙』が暖かみがあっていい。
・天気のいい日の犬の散歩が好き。
・夕日がきれい。
・人間サイズ、歩けるところがたくさんある。
・古いと新しいが上手に同居している。
・デカンショという皆がひとつになれる歌がある。
・食べ物そのものが、何か工夫しなくてもそれだけで単純に美味しい。
・霧があり、寒暖の差があり、水がきれいで、いい土だから。
・黒豆、山の芋、牡丹鍋、箱寿司、さば寿司、美味しいものがある。
・先祖から黒豆という大特産物を引き継いだ。昭和の終わりころから黒枝豆として人気に。全国に発送して親しまれている。さらに5年前に黒豆納豆を作った。今後は冷凍黒枝豆で世界へ。
・黒豆の皮にポリフェールが豊富、血液サラサラ、血管に良い。
・体にいいものばかりがある。
・植林していない雑木が多い。秋になると黄色になる。
・日本三大猟地のひとつ。山が自然なので猪がいいものを食べていて猪肉が美味しい。
・圃場が狭いので特産品が作りやすい。
・農家が豊か、家も大きい。改装すると使える広さ。
・丹波焼は日本六古窯のなかでも元気、若者が多い。「丹波スタイル」という新しい試みもしている。
・日本遺産に認定でお客も増えている。丹波は明らかに変わっている。
・農産物をいい器で食べるということができる。出来合いのおかずでも、器で違う。器をどう使うかも提案している。
・「丹波篠山デカンショセレクション」という認定の仕組みを民間で作って回している。物だけでなくコトや技術も。
・固有名詞で「○○さんの皿で、○○さんの猪肉を食べる」というこだわりをする。酒も地酒。丹波焼での乾杯が条例化されている。
・デカンショ祭りを成功させるために1年間動いている。
・10月の篠山は祭りだらけ。毎日どこかで祭り大小の祭りが。交流に繋がる。
・自治会や職業にとらわれていない集まりが結構ある
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休憩を挟んで、これからのことを考えました。またまたいろいろな意見が出ます。もちろん私もいろいろ話しました。

<こうなるといい、こうしたい>

・変えないこだわりがある。それも大事だが商店街復活は大きな目標。
・大正時代の味を変えない店がある一方、味をどんどん変えているところもある。それでいいと思う。
・都会でしんどかったら田んぼに来てぼーっとすれば気分爽快になるよと、若者に訴えたい。
・米は大きな田んぼでないと。どんどん機械をいれて農業しやすい環境にしたい。
・中山間地、条件不立地でももやって行かないと。山と畑の接点で活動する人を増やさないとならない。山の管理や狩猟、林業など。これ以上獣を増やさないようにしないと豊かさを維持できない。
・農業を守るために山を守る。伐採したところでグランピングしたり、山で茶会等。山に入って行けばいい。篠山は入れる。
・農業だけだとダメ、いろいろできるマルチプレイヤーを目指す。
・交流の中で、都会の人に例えば「苦労豆」と呼ばれるほどの黒豆づくりの大変さを知ってもらい、獣害から一緒に自分たちが守った黒豆という認識をしてほしい。特別な黒豆になるはず。そんな中で本当に美味しいという声を聞けば、農業者のモチベーションになる。
・田舎には人口が減った時、コンパクトになった時でもやっていけるノウハウがある。上水道がダメなら簡易水道、下水がダメなら合併浄化槽と。そんなアドバイスを都会にしてあげたい。
・鹿を解体しながらそれをスポーツトレーナーの研修に使った。筋のつき方などが具体的にわかる。狩人×?をいつも考えている。
・集いの強化が大事。人が話し合っていろいろなことを決めていく。そのためにもいろいろなカフェがあるといい
・発信するにも情報源がいる。こういう出会いの話し合いの場が必要。
・ブランドなどはあっという間に消える、そうならないように日々コツコツと積み重ねる努力が必要だ。
・昔の料理や味の伝承が必要。学校給食に篠山の味を出そう。
・あらゆることに子どもを混ぜていこう。
・100均ライフから、100年ライフへ。篠山がそれを提唱しよう。
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要約してこのくらいですから、本当はもっと意見が出ています。つくづく思うのは、『みんなよく考えている、よくわかっている』ということです。

私は一応アドバイザーという役でしたが、こちらが勉強になりました。他の2つのグループも内容濃い話し合いだった思います。

私たちのようなよそ者が来ることで、話し合う機会ができるならば、「丹波篠山スローライフトーク」なんて集まりを、定期的にやったらどうでしょう。毎月の美味しいものがあれば、よそ者は話し合いに飛んできます。

フォーラムのパネルトークはどうしても大きな話になりがちです。グループトークの市民の皆さんによる、手の届く具体的なこういう話が、私にとっては重たいみのりある場に思えました。

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連絡先

野口 智子 のぐち ともこ
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局
ゆとり研究所

TEL 090-7433−1741
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TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
E-Mail slowlifej@nifty.com


略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。