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お仕事 土地の息吹を感じる店 2019/06/23 3:18 pm

那須塩原市で、いろいろなお店をのぞきました。身体を運ぶとその土地の新しい動きが分かります。

製麺店ではたくさんのカゴが売られ、若奥さんがドライフルーツ作り。

あるお土産屋さんでは、新しい素敵なブランド作りが展開中。元小学校はギャラリーのあるレストランに。

外国帰りのカップルが開いたチョコレート専門店は若いお客様に人気。お土産とお土産話一杯で帰りました。

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「秋山製麺」・・・以前、「巻きうどん」という面白いうどんがあるとご紹介しました。

店頭では、蕎麦と麦と石臼が粉をひいていて、しっかりうどんも蕎麦も売ってはいるのですが、なぜか店内にはカゴが多い。





しかもとてもいい、こだわりのカゴです。輸入品の粗悪品とは違います。

このお店のネットワークで仕入れている「山ぶどう」のカゴ。普通はめちゃくちゃ高いのですが・・。

私が気にいったのが、「寒竹」を使ったカゴ。少しまだ青い色が残っていて、使い込むほどに色が変わってくる。丈夫そうです。

「これも目がきれいでしょう〜」と、大きなザル?を紹介してくれるここの若奥さん。

ザルやカゴ、竹細工などいろいろ説明してくれます。

「奥の加工所で作っているんですよ」というのがドライフルーツ。




那須塩原は市内で様々な果物を作っています。そのフルーツをドライにしたものは、東京で買うよりずっとお安い!

粉屋さん、麺屋さんであって、カゴ屋でもある。ドライフルーツもある。うちは「○○屋」だからということにこだわらない、柔軟な品揃え。なんだか自然体でいいなあと思いました。


「しおばら千二百年物語」・・・塩原温泉の入り口にある目立つ建物です。

名前からして、単なるお土産物屋さん、カフェじゃないよ、ということが分かりますね。






土産物というより、塩原温泉の長い歴史をしっかりと受け止め租借し、現代にどんなメッセージを出すのか。

ちゃんと考えて商品開発や販売をしている、コンセプトショップということでしょう。

だから入った感じが全く違う。



七色のお湯があるのだそうです。それにちなんで、七種類の色と味の「ななゆチーズケーキ」を作っている。「ななゆあんジャム」というのもありました。

店の奥にはカフェがあり、ゆっくりいただけます





温泉を使った焼酎まである。これには驚きましたね。

土地の自然や名所などを上手に取り入れてものづくりをしている、こんなお店に出会うと温泉場のイメージが変わっていきます。






「cafe 北風と太陽」・・・旧戸田小学校をリノベーションしたレストランです。

校庭に車を止めて、学校に入る。廊下も職員室も教室もピアノもある。心が小学生に戻ります。






ギャラリーもあり、ここでは作家さんの作品が飾られ、販売もされています。

普通の都会のギャラリーよりずっとリラックスして作品にむかえるのは、昔の校舎だからでしょうか。






ここがレストランというか食堂?カフェ?のお部屋。

意外に地元の方々で一杯です。この4月にオープンしたばかりまだ間がないので、まずは地元の方が覗きに来ているのかも。みんな楽しそうです。

メインのお料理4種類から選んだら、それにサラダ、スープ、ドリンクなどがセットで着きます。

お料理ができるまで食べているオードブルが凄い!


ショーケースから4種類が選べる。地元の食材を上手に使ったおしゃれなオードブル、これだけでもうランチは充分。見た目にも満足です。




「コッチェ ル・ショコラ」・・・ここは本当にたどり着くのに難しいところ。それでも行く人が行く、いわゆる“わざわざショップ”ですね。

目の前まで行っても、看板が読めないから別荘かな?デザインオフェイスかな?などと考え、チョコレート屋さんとは思えません。




店内には若者が!どうやって調べて、知って、やってくるのでしょう。

チョコレートの販売だけでなく、ドリンクやお菓子のメニューもあるので、カップルが一休みにも向いています。





ここの店主ご夫妻はベルギーで調理の仕事についていたそうです。チョコの本場ですね。

ベトナムのカカオ豆の品質に惚れてこの店を始めたとか。







保存料・乳化剤一切なし。ベトナムへ直接足を運び厳選したカカオ豆を自家焙煎して手作りしているチョコは、カカオの量で味が違います。

酸味があって、今まで食べていたチョコとは全く違う大人の味。純粋なだけにお値段ははりますが、大人へのお土産にピタリ。


・・・・・こうして歩くと、今までの那須塩原とは違うお土産を買ったり、那須塩原の印象が変わるお土産話を仕入れることになります。

お土産とは、単にその土地の農産物とか名物とかいうことに限りません。

そこにいる人が何を考えてるのか、思いついているのか、試みているのか、選んでいるのか、それはとりもなおさず、その土地の産物と言えるでしょう。

「え?那須塩原のお土産がチョコ?」なんてことでいいわけです。そこにたくさんの物語もつくのですから。

変化や息吹を感じることのできる店、そんあお店がある土地は強いです。

ご案内いただいた方に感謝します。

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ゆとりある記 2つのお花見 2019/06/16 2:20 pm

雲仙市小浜で、いま「ジャカランダ」という青紫の花が見頃です。

世界三大花木のひとつ、アフリカから50年前に種が届き、温泉で地面の暖かい小浜で上手く育ったようです。

市の木「ヤマボウシ」も見頃。花のようにみえるのは総苞片という葉の一種ですが、奥雲仙の草原で真っ白に咲く様子は雲のようです。

東京では経験できない、温泉地ならでは、高原ならではの花見でした。
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ジャカランダは葉はねむの木のようで、花がなくてもなかなか風情のある樹形をしています。

夕日で有名な小浜の海岸沿いに植えられ、シルエットはいい雰囲気。いつか花を見たいと思っていました。





今回見事に、開花時期にうかがうことができました。

かつて花の咲いたこの樹を見た人が「紫雲木」と呼び、日本に紹介したというのが分かります。

大木はこんもりと紫の雲のようにみえました。




知人がアフリカに行ったときに、「街路樹で青紫の花の咲く樹があり、それはそれは美しく、日本の桜並木のようだった。」と写真を見せてくれたことがあります。

海辺の温泉、小浜のまちも、そんな風景になりつつあります。





近づけばこんな花。藤のようでもあり、スミレのようでもあり。ひとつひとつが筒状になっている。

ふんわりと香りもしています。








説明看板と顕彰碑がありました。

ジャカランダの原産地は南米ブラジル。南米やアフリカ、オーストラリアなどでは、街路樹や公園樹として植えられている世界三大花木のひとつ、とあります。

日本でこの花が咲く街は、雲仙市と日南市、熱海市ということでした。


50年ほど前にアフリカ諸国の政府顧問をしていた南島原市出身の方が、ジャカランダの種をこの地に贈った。

それを、既に故人となられた元小浜町長はじめ、たくさんの方々が、育て増やしてきた。今も、地元の方々が大切に苗を増やし、植え続けているのだそうです。



開花情報を確かめてやってきたという観光客が、盛んに写真を撮っています。私もその一人。

道路の向かいのパン屋さんにはたくさんの鉢植えが。やがてあの苗も、この温泉街を飾っていくことでしょう。






翌日うかがったのは、奥雲仙田代原。牛の遊ぶ高原です。

ここに市の木、ヤマボウシが咲いているというニュースを見て連れてきていただきました。







キャンプ場の中に大きなヤマボウシが、満開です。

標高500mくらいのところを好むというヤマボウシにはここが適しているのか、今までこんな立派なヤマボウシを見たことはありません。

こちらもまた白い雲かと思えるような姿で、何本もそびえています。


ヤマボウシの花にみえるのは、蕾を包む「総苞片」という葉と同じもの。その中心にあるのが本当の花です。

枝の葉の上にこれがついているので、大木であればあるほど近くに寄ると白い部分がみえなくなってしまう。綺麗なものは遠くから眺めましょうということでしょうか。



黒い牛が草を食む草原の向こう、緑の中にあっちにも、こっちにもヤマボウシの木が白く見えます。

なんとものどかな時間。








キャンプ場には地元の方々が「ニュースでみて」と見物に来ています。

キャンプをしなくても、やはり花は人を呼ぶ。







自分の住む土地で、ぶらりと出かければこんな花々に出会えるのは幸せですね。

東京の樹々は窮屈そう、ビルに囲まれ、公園でも人だらけ。

のびやかに咲く花木をおおらかに眺める、こんな観光も雲仙市にはあるのでした。



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ゆとりある記 キウイフルーツカントリー 2019/06/10 11:57 am

静岡県掛川市の「キウイフルーツカントリーJAPAN」を久しぶりに訪ねました。日本最大のキウイ観光農園です。

個人農園、ちゃんと入園料があります。そのかわりキウイだけでなく、いろいろな動物と遊べ、散策コースやトイレにまで学べる仕組みがあり飽きません。茶摘みやケーキ作り、バーベキューも。

農産物は“物”だけではない、景色、知識、体験、笑い、繋がりも、と納得しました。

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うかがったのは5月の中旬。今の梅雨のような本降りの雨の日でした。

掛川の友人が車を出してくださったのですが、降りるたびにずぶ濡れになるワンちゃんにはご迷惑をかけました。





10数年ぶりの「キウイフルーツカントリーJAPAN」、観光農園とか、着地型観光とか言われる前から、キウイの出荷だけにとどまらず、農業の可能性にチャレンジして来た農園です。







普通の農家の農園は、入るのにお金をとらない。もぎ取りなどやるときだけお金をとる。というのが多いのですが、ここは年中とります。

入園したらそれだけの価値のある時間を提供できる、という自信があるのでしょう。

こんな雨の日にも、私たち以外のお客様があります。


入口のショップでお支払い。もうこの時から、キウイワールドが始まります。よくぞこれだけの“キウイもの”を集めたなあと感心。

手作り風のショップの壁には、キウイの葉っぱ、枝が押し付けられて、キウイフルーツの柄になっていました。ひと工夫ですね。




スプーン1杯のキウイフルーツの種をアメリカ旅行から持ち帰り、この農園を築いてきた園長の平野正俊さん。

久しぶりなのですが、ファッションも雰囲気も昔と変わっていません。

ちょうど開花の時期で、受粉に忙しく眠い中をご案内いただきました。

この農園にはキウイフルーツが80種類もあるそうです。次々と新品種も作りだしてきました。

20年前、まだ世の中に緑色のキウイばかりだった頃、ここで黄色いキウイ、中が赤いキウイ、水滴のような形のキウイ、ウインナソーセージのように細長いキウイを見て、味わって驚いたものです。



巨大なビニールハウスのなかでは、キウイの葉の下でお弁当を食べたりバーベキューをしたりできます。コンサートやイベントも開かれます。

足元に敷き詰められているのはキウイの枝のこま切れ。ザクザクと踏むといい感触。



2002年にNPOスローライフ・ジャパンが最初の「スローライフ・フォーラム」と「スローライフ月間」を掛川市民の皆さんとやったことを思い出しました。

「ここで築紫哲也さんなどたくさんの人が、掛川名物の“イモ汁”を作って食べたよね」と平野さん。そうでしたそうでした、ここでそんなことをやりました。

当時なかったのは、後ろの方にずらりと並ぶトラクター。平野さんの趣味でいろいろなトラクターや農機具が集められ、展示?されています。子どもたちが乗って遊んでいるとか。

トラクターなど見たこともない都会っ子は、さぞかし喜ぶことでしょう。


たまたまうかがった時期が花の季節。思いがけずキウイフルーツのお花見となりました。

「受粉すると、キウイは花や茎が桃色に色づくの」と平野さん。なるほど、ほんわりピンク色になった色っぽい花々があります。

キウイの花と葉が、雨に濡れてキレイキレイ。


雨など気にせず、広大な園地をお散歩です。雨でも気持ちがいいのですから、お天気ならば虫取りや、観察や、森まで入ればジャングル遊びや、いろんなことができますね。

それにしても胸の丈ほど草が茂っています。「うちは除草剤は使わないから。草は味方」と平野さん。



草はこのように機械で刈り取って、そのまま土を覆い、キウイの根のお布団に、栄養になるわけです。

この辺も、昔からここがこだわってきたこと。考え方はブレていません。






散策道の途中にはいろいろなクイズがあります。「キウイのしゅうかくするきせつはいつかな?」「キウイの種はいくつくらいでしょう?」

え〜と、、、、。考えながら歩きます。

子どもも大人も知らず知らずに、キウイや動物のことを覚える仕掛けになっています。


キウイエリアを超えて高台まで行くと、草がなく木が転がっているところがありました。

「ここは羊のお仕事場!」だそうです。???

つまり、ここに伐った木をほおりこんでおくと羊がセッセと樹皮を剥き、食べてくれるのだそうです。すごい消化力!



お仕事の結果がこれ。いい仕事してくれますね〜。

山の木を伐って、こうしてまた何かに利用する。ここではそんなことをずっと続けてきたのでしょう。

途中の草原が、結婚式を挙げる広場にもなっている。ウエディングゲートも手作りで建っていました。



園地のてっぺんまで行くと、掛川らしい茶畑が広がります。最近は高齢化で茶園ができなくなり、「やってくれないか」と相談があるそうです。

美しい茶園も、茶葉の収穫だけでは成り立たない。後継ぎもいない、行き詰る農業の問題を抱えているのでした。

平野さんのところでは、お茶摘み体験やお茶づくり体験をこれまた20年近く前からやっています。外国人の方は茶娘の恰好をしたがります。

春から秋まで、それなりのお茶体験ができるプログラムが用意されている。だから、いまキウイの実は実っていなくても、お茶体験のお客様が多いそうです。

羊、ヤギ、豚、アイガモ、ザリガニ。まだいろいろ遊べるのですが、我々はハウスでキウイを食べる方を選択。「お好きなだけどうぞ」、細長い「香緑」という珍しいキウイが美味しい。

緑に囲まれて動物を身近に、身体にいい甘酸っぱい味を口にしていると、初対面でも仲良くなります。キウイ茶会は長々と続きました。


この園のあちこちにあるメッセージはすべて手描き。「○○禁止」なんて言葉ではなく、子どもにわかる優しい言葉と絵。目にするたびになんとなく笑みがこぼれます。

来園すれば自然に顔が緩む。同行した初めての方は「参考になることだらけでです」と目を丸くしながらも、久しぶりにストレスを忘れ、伸び伸びと解き放たれたかのようでした。



トイレに行って「なるほどね〜!」と私は声を上げました。羊の小腸は26〜28mもあるのだそうです。だから、木の皮も旺盛に食べちゃうんですね。

と、ここでは、トイレでもひと学びできる工夫がありました。

ただ儲けるだけでなく、農園存続のためだけでなく、ここでは平野さんがとことん遊んでいる、楽しんでいることが園の雰囲気を創っているようです。しかも彼はものすごく勉強もしている。英語を自由に操る、冒険少年農業者です。

報徳思想の強い雨の掛川で、久しぶりにいい時間を過ごしました。

キウイフルーツカントリーJAPAN
https://kiwicountry.jp/

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お仕事 塩原高原カブ 2019/06/02 1:44 pm

那須塩原市の特産「塩原高原カブ」が旬を迎えています。柔らかさとみずみずしい甘さから“トロカブ”の愛称も。

塩原温泉ではこの特産のカブを食べに来てね、と「ウェルかぶキャンペーン」というのもやっています。

昨日、農家さんから直接分けていただきました。生の薄切りを食べると甘い甘い。厚切りをオリーブオイルでサッと焼いたカブステーキも美味。

今夜も主菜はカブです。
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久しぶりに栃木県那須塩原市にうかがいました。廃校になった小学校を核に地域おこしをしようとしている「あつまっぺクラブ」のワークショップです。

久しぶりなので前日は、持ち寄りで一杯会をやりました。するとカブがドーンと届きます。生の大きなカブをサッと洗って8等分して、そのままかじる。

まるで果物の柿を食べているみたいです。もちろん漬物もカブ、サラダもカブ。

カブの盛りの時期真っただ中に、うかがった私でした。

まるかじりのカブの美味しさに騒いでいたら、ならば産地にお連れしましょうと、翌日、塩原方面へ連れて行ってくださいました。

途中寄った塩原温泉には「ウェルカム新緑! ウェルかぶ塩原♪キャンペーン」の幟が立ちます。

温泉場のお宿や食事処がカブ料理でおもてなし、というキャンペーンです。

塩原カブとプレミアムヤシオマスをチーズ味噌で食べる、とか。あんかけとか。カブで作ったスイーツとか。極素朴に酢の物とか。いろいろで、6月一杯やっています。

なんで塩原のカブが美味しいのか?火山灰土壌で昼夜の寒暖の差があり、冷涼な高原地、水がいい。いろいろな理由があるようですが、農家さんがかなり頑張ってブランドカブにしてきたということもあるでしょう。

標高700mくらいの畑です。畑にいる人に「お〜いカブある〜?」とご案内の方が叫ぶと、作業をやめて畑から上がってきてくれました。

モンシロチョウが飛び交う畑は、電柵で囲まれています。何しろ甘く柔らかい「トロカブ」です、鹿などが見逃すはずがありません。

道の駅などで新鮮なものが手には入るのですが、農家さんを訪ねれば間違いがないです。


地元の方々は、塩原高原カブとひとくくりにはしません。「○○さんのカブ」と、気にいった個人のカブにこだわります。

ここは今日の案内の方の一押しの農家さん。「これだけ取っておいてよかったよ」と農家さんが笑います。この時期は取り合いになるわけですね。

案内人の方は迷わず、10株購入されました。私はそれをおすそ分けしていただきます。


ご覧ください、この堂々の存在感。どこまでも白いつやのある肌、パーンと張った充実感。

なるほど、これは煮たり蒸したりする前に、とにかく丸かじりにふさわしい!フルーツカブと呼びましょうか。

これをキャリーバックに3束詰めて、仕事を済ませて深夜の東京に戻ったのでした。

まず今朝は、地元の方々の食べ方である、薄切りをシャクシャク。カブノサラダといえばそうですが、切っただけ。何もつけずにそのままが美味しい。

味噌をつける、マヨネーズをつける、ドレッシングをかける、オリーブオイルと塩、いろいろ皆さんが食べ方を教えてくださいましたが、私は何もかけない方が好き。フルーツっぽく食べました。

そして、夜はステーキです。1センチくらいの輪切りにして、オリーブオイルで両面を焼く。柔らかいのですぐに火が通ります。これにお醤油をほんの少し。

生よりさらにさらに、ぐんと甘味が増します。

どこかの▽▽牛なんてお肉より、こちらの方が貴重。冷凍じゃないし、他にないものだし。

カブをいただいて高原から帰るとき、山に雲がかかりました。「雨がきそうだね」と農家さんがつぶやきます。

高原の雨を浴びて、“トロカブ”はまたぐんと太く丸くなったのでしょうか。

旅館で料理をいただくだけでなく、畑を訪ねて農家さんの話をうかがい、カブ畑の景色を眺め楽しみ、最後には引き抜いてそのままかぶりつくカブの生きづくりを食べたくなりました。

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略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。