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お仕事 ワインだけでない池田町 2019/07/14 6:07 pm

自治体ワインの先駆、北海道池田町。町の顔「ワイン城」は今、リニューアル工事中。

その間に、町民有志でこれからのまちづくりや観光についてアイディアを出そうとワークショップをしています。

すると、ワイン以外の町の顔がいろいろでてきました。夕日や並木道、丘、森、羊。身近なところにたくさんいいところ、いい物がある.

町民お勧めの、スローライフポイント発見です。
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池田町へは昨年から通っていますが、今年度は北海道大学の先生方がまとめる観光計画のお手伝い、私はワークショップ係として出向いています。

とはいえ、私は笑ったり、へ〜ほんと〜?なんてにぎやかしをしているくらいで、集まった町民の方々が実に冴えているのに驚いています。

主婦、農家、アーチスト、移住者、タクシー会社、レストラン、喫茶店、議員、いろんな人が集まってきました。

なので池田町のスローライフポイントといっても、多様な答えが出ます。「汽車までステーキ弁当を出前してくれるお店がある」「あそこの味噌ラーメンのシャキシャキもやしの山は凄い」なんて美味しい情報から、地元民が日常的に体験している素晴らしい景色まで。

出てきたアイテムを、北大の先生が整理してくれました。なかでも皆さんが「これこそ」「こここそ」と選んだ物の中から、まだ私が足を運んでいなかったところに行ってみました。

利別川の河川敷から堤防を挟んで町側に、木々が茂ります。とはいっても、どの樹も大木古木ではなく、成長中という感じ。森でいえば、中学生くらいの印象です。

「百年の森」といって、百年後には立派な森になるだろうと、ことある度にここには桜や柏や松や紅葉や、いろいろな樹々が植えられているのだそうです。

公園でもない、原生林でもない、「森にな〜れ!」と育まれている緑です。

でも、もう立派な木陰ができていて、草も刈られているのでピクニックにいい感じ。いつも私の住まいの近く、「新宿御苑」の芝生を大人数で取りあっている東京人の身には、なんとも贅沢な緑陰でした。

「ワイン城に続く並木道」白樺並木の道もあるのですが、これは何の木でしょう?わからないけど素敵です。

両側に高くそびえ、天井の高い緑のトンネルのようです。こんなところをウエディングドレスを着て静々と歩いたら、印象深いシーンが撮れるなあ〜。誰かに勧めたいな〜なんて考えます。

ここを日々のお散歩、ウォーキングに歩いている池田町の方々がうらやましい。

真ん中あたりにロマンチックなベンチでもあれば、ずっと居たくなるでしょう。真夏にお勧めですね。緑の風の道、なんて名前をつけましょうか。

ワークショップでは「星」とか「ブドウ畑」「堰堤」なども出てきました。そして意見が多かったのは「夕日」です。

「ワイン城の上から見る十勝平野と夕日」もすごいですが、「池田高校の前の坂道から見る夕日」も素晴らしいとのこと。行ってみました、が、夕日時ではありません。


ゆるい下りの坂道が長く続き、やがてまたゆるく上がって行く、この真正面に夕日が落ちるとならば、想像すると絶景のはず。見てみたくなります。「夕日時間予報」を出して、待ち構えてみていたい。ここにも夕日待ちのベンチがほしくなりました。

この道を通学する高校生は坂道で足が鍛えられると同時に、夕日で豊かな情操も育つことでしょう。


「まきばの家展望台」ここからの展望も、町民お勧めでした。確かに素晴らしいです。

もう少し待っていればドラマチックな夕日を眺められたのですが、羊に会えただけで良しとしましょう。もしこの展望が首都圏近くの観光地にあったら、ここだけで観光バスが押し寄せるほどの見晴らしです。

でもここでは、観光客らしい人には誰にも会いませんでした。これがまた池田町の贅沢なところなのでしょう。

「羊」「羊毛製品」などもワークショップであがっていましたが、羊も手作り品もそろっているのが「スピナーズファーム タナカ 」というお店。

実は私はこのお店で大興奮!羊毛のとりこになったのです。なので、ここのことは改めてちゃんと書きたいと思います。

羊毛を使った手作り体験や買い物もできる、羊もいる、他の土地ではなかなかありませんね。池田高校の近くです。

池田の観光は「ワイン城」に任せてきたような町ですが、なになにワイン城に行かなくても、ワインを飲まなくても、こんなに池田町は素敵です。

実はそれに町民も気付いていたのだけれど、大声では主張しなかったのかもしれません。

農業や酪農が基幹産業のまちで、こうして草を干している様子や、小麦とビートが作り出す素敵な畑の色合いなどをしっかりと見てもらう、解説してあげれば、都市部から来た人たちは畑を歩くだけでも十分満足するでしょう。

私などビートを見て立派なホウレンソウだなあ〜と思っていたくらいですから、町民・スローライフガイドさんが同行してくださったらもっともっと池田の発見ができると思います。

加えて「百年の森」でワインピクニックとか、「緑の風の道」での深呼吸ウォーキングとか。「夕日坂で夕日に願いをかなえてもらう」ストーリーを作ってもいいし、「まきばの家展望台」にブランコなどできたら、もう、最高!と思います。

ワイン城がリニューアルするまでに、町の観光の有り様もリニューアルできそうですね。リードするのは町民の皆さんです。

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写真でみるゆとりある記

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連絡先

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略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。