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ゆとりある記 越谷でロケットストーブ 2019/11/18 11:56 am

ペール缶や一斗缶をつなぎ、なかに煙突を通して作るロケットストーブ。

少量の薪でも気流でロケットのように、勢いよく燃え上がり、災害時やキャンプの時に役立ちます。何より手づくりできる。

以前もご紹介しましたが、先日、埼玉県越谷市で作る機会があり、あらためてその威力に感心しました。

このストーブ、お米を炊いたり豚汁を作るだけでなく、人と人や、地域の関係も温めてくれます。
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11月13日(水)埼玉県越谷市にお住いのスローライフ学会会員・小松崎いずみさん、中島プレス工業(有)主催の「ロケットストーブ作り体験」に参加してきました。

講師はこのお二人。JDSA日本災害救援活動士協会の神徳政幸さん(右)と、玉田拡之さん(左)。神徳さんはなんと和歌山県紀の川市からいらしてくださいました。


会場はお隣がお墓の自治会館の駐車場。まずは自己紹介です。

集まったのは地域の防災に貢献している女性たち、小松崎さんの会社の方々、東京からは持続可能なエネルギーに取り組む企業の方も参加。私と夫のように、賑やかし係もいます。




最初の試練は金切りバサミ。金切り声をあげるのは得意な女性たちですが、こういうことは初めて。

花バサミとも勝手が違う。「あら〜〜、全然進まないよ〜〜」こういう時に講師がやってしまえば簡単なのですが、笑いながら見守ります。いつかできるのですから。




ペール缶のぐるりを切り離すのですが、金属用のこぎりのようなサンダーで切ればすぐ。でもすぐできちゃつまらない。数人一組で、ああでもないこうでもないと切るからいいのです。

その合間に記念写真も。右の女性が小松崎さんです。




風のある結構寒い朝だったのですが、「暑くなっちゃたよ〜〜あたし」と上着を脱ぐ女性も。

だんだん本気モードになってきます。







煙突が入るところは、放射線状に切り込みを入れていく。ほらほら、もうずいぶん慣れてきました。

「農家もやってるからね、外の仕事は慣れてるから」なるほどパソコン相手の日常を送る私とは、越谷女性、力の入れ方が違います。





「ペール缶をつないで、煙突を入れるとこういう形になるわけで・・・・」ようやく出来上がりの感じが見えてきました。

青いジャンバーの専務さん「社長がロケットストーブって騒いでて、何のことやらわからなかったのが、ようやくわかったよ」




ペール缶同士はインパクトドライバーという、銃のような道具でネジを止めていきます。

ウイ〜〜〜〜ンと音を立てながら、ネジが入ると気持ちいい。スカッとして、癖になりそうです。






生まれて初めてのインパクトドライバー扱い。恐る恐るやるとネジは飛んで行ってしまう。

「ま、こういうのは慣れやから」と神徳先生。







煙突が入ったら、断熱と煙突固定のためのパーライトを詰めます。二袋位、相当入るものです。

「こぼさないで〜。はいカメラ目線ね!」神徳講師は必ず周りを笑わせてくれる人。災害時、どんな状況下でも笑いさえ忘れなかったら、何とかなる、と思うと、こういう方は大事です。私もこういう人になりたいなあ〜。


細い小さな木っ端を入れて火を付けました。落ち着くまでは煙が出ます。

女性たちが鍋の底に水溶きしたクレンザーをたっぷり塗ります。このひと手間が大事。このおまじないをしておくと、どんなに煤のついた真黒鍋もタワシでこすればサッときれいになる。越谷女性から暮らしの知恵を教わりました。


墓参りの水をくむところで、お米を炊く用意。ビニールに一合のお米と一合の水を入れて、このまま鍋のお湯に入れて炊きます。









越谷は野菜の産地。立派な長ネギ、椎茸、小松菜。これで豚汁を作りましょう。

たくさんあるネギにベーコンを巻いて、焼けば美味しいよ〜。だんだんキャンプの雰囲気になってきました。





3台の出来立てロケットストーブがフル活動。薪はほんの少しでゴーッと火が立ち上るので、お湯はグラグラです。

頼もしい感じ。これならお風呂に入れなくても、川の水を沸かして身体を拭くくらいのお湯はすぐに作れますね。




この間に、一斗缶で作るロケットストーブも作ります。これは実に簡単。サクサクッとできました。










味見の時だけ登場の方もいます。越谷女性軍の手作りお味噌がまた美味しいこと。

野菜の味と味噌の味で、出汁などいらないくらい。







蒸しパン粉を水と一緒にビニールの中で湯煎して、おやつも出来上がりました。










9時から始めて、12時にはランチ。調理ストーブを作るところからなのですから大したもんです。

一度でもこういうことをやっておくと自信が着きますね。お湯を沸かせば湯煎でお米も炊ける、ケーキも作れる。綺麗な水が無ければ、缶コーヒーでも缶入りトマトジュースでもお米は炊けます。湯煎に使う水は汚くとも、缶入り、ペットボトル入りの水分でご飯は作れます。

一家に一台、ロケットストーブがあれば、電気やガスが止まった時も心強いでしょう。ロケットストーブの考え方は、まさにスローエネルギー。自分に必要なエネルギーは自らの力で、と強く考えさせられました。

朝は知らない同士だった皆さんが、終わるころにはお仲間に。一緒に何かを作る作業は人を近づけますね。身体も心もホカホカした越谷でした。

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連絡先

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ゆとり研究所

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略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。