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ちょっとしたこと マスク狂乱に想う 2020/03/08 2:43 pm

マスクに限らず、このところの紙類買い占めや、転売、デマ、長蛇の列に、人間の劣化をつくづく感じます。

国民全体がマスクを求め、自分ごととして怯え慌てる新型肺炎ですが、今、本当は同じ重みでもっと強く、自分のこととして
福島のことを考えるべきなのではないでしょうか。

手作りマスクなどでは防げない原発事故を、私達はまだ抱えたままでいるのです。
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続きは後ほど

リードで偉そうなことを書きましたが、私もマスクを探しました。ストックはあったのですが、買っておこうかと、、、思った時には既に遅かったのでした。

マスクをすれば安全ということはない、むしろ、自分の咳やくしゃみを飛ばさないためにマスクが必要。と何度もニュースなどで聞き、納得はしているのですが、やはり人ごみに出かけるときにはマスクをしたくなります。

また、周りの人がしていると何となく安心する。変なものですね。だからどんどん数が必要になるのはわかります。

出かけるときは、お茶でうがい、石鹸のない洗面所では、手洗いのあと除菌シート。

となると、この除菌のシートもほしくなる。マスクがなくなった次には、こういうものがなくなって行きました。

東京はこんなでも、地方に行けば違うだろうと思ったら甘かった。都内ではあまり見ないほどの巨大な地方のまちのドラッグストアですら同じ状態です。

マスクも除菌シートももはや買えないなあ〜とあきらめました。

そんな出先で飛び込んできた話が、「トイレットペーパー、ティッシュ、オムツなどがなくなっちゃうらしい」という話。こういう話は女性たちの間を急速に飛び交います。

「いま、駆け回って少し手に入れてきた」という女友達のメッセージから、世の中にそんな話が流れたことを知りました。東京の夫に電話すると、「デマだよデマ」の一言。

地方から東京に戻る途中のトイレで、ある女性が必死に電話中。「デマらしいよ。だからお父さん買わなくていいから。え?無い?売ってない?じゃあ、さがして買って、困るから」みんなこんなだったのでしょう。

東京に戻り近くのドラッグストアに行くと、棚はカラでした。スーパーもカラです。「お1人様1つずつ」の貼り紙がむなしく残ります。

そこで思いました。このシーンは経験したな〜。

3.11の日、電車が止まり、四谷から麻布まで着物姿で歩いたことを思い出します。途中のコンビニも、スーパーも棚に物がない。牛乳もパンも、缶詰も、バナナも。これから日本はどうなるんだろう?と思いながら、物を求めつつ、歩きつつ、津波の映像を見ていましたっけ。

あの時に日本国民は学んだはずでした。何が大切で、何を優先すべきなのか。

命が一番、自分のことは自分で守る、そして弱者を助ける、デマに騙されない、小さなことで争わない、足るを知る。

大事な人や家が津波で流された。「明るい未来のエネルギー」と讃えてきた原発爆発し、住み慣れた土地から即離れなければならなくなった。

そんな人たちを何とか支え、寄り添うためにも、節電したり、暮らしを見直したり、してきたはずです。

使い捨てにすっかり慣れただけで、マスクなどほしければ作ればいいのでした。昔は母がガーゼで作ってくれたものを洗って使っていたのですから。

ハンドソープや除菌スプレーがなくとも、固形石鹸でせっせと洗えばよい。楽しようと思うと、便利グッズが欲しくなるわけです。

ティッシュでなくても鼻はかめる。トイレットペーパーがない時代でも生きてきた。

3.11以来、日本人は思いあらためたはずなのに。たかがマスクや紙などで大騒ぎなんて、恥ずかしいと反省です。

9年も経っても、家に戻れない。9年も経っても、廃炉の道筋すら見えない。復興五輪なんて大ウソです。

マスクを探すエネルギーの半分を、もっと大変な人たちのために使いませんか?日本を変えるために使いませんか?とニュースを見るたびに思います。

でも先日いい話を聞きました。布製の手作りマスクにチャレンジした人が、久しぶりに「縫う」ということをして、「自分で何か作ることは楽しい」と話していたのです。

「子どもが休みで、料理をみんなでするのでそれなりに楽しい」そういう考え方もあります。

3.11を思えば、たいしたことではありません。今も、不自由な暮らしをしている被災者からすれば、「マスクぐらいで大騒ぎして」ということです。

新型コロナウィルスのニュースで、福島の話題が消えないことを望みます。

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略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。