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ちょっとしたこと ものがたり 2017/12/11 1:45 pm

各地へ行くたびに、その土地ならではのいい物を見つけます。その「良さ」には、地域の歴史や風土、開発の苦労、地元の愛着なども含まれているものです。

それが東京のアンテナショップに並ぶと消えてしまいがち、説明書も説明者もなく、ただ棚に並ぶと「美味しいまずい」「高い安い」だけの評価になる。

物についてもっと語りたい、「ものがたり」つきのお店をやりたいなあ〜。
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気にとまったいいものは、スローライフ・ジャパンのメルマガ「スローライフ瓦版」でも毎回「逸村逸品」コーナーでご紹介しています。担当が一生懸命に書いてくれていますが、実は書ききれない、話足りないことが山ほどあるものばかりです。

例えば、奈良県十津川村の「柚餅子」。よくある甘いお菓子ではなく、柚子の中に味噌を詰めた珍味です。村のなかでも作り方や味が少しずつ違ういます。

私の通う谷瀬集落では、鰹節、椎茸粉、唐辛子などいろいろを味噌に混ぜて、実を出した柚子の中に詰めて、蒸し、2カ月ほど寒風にさらします。

できあがると柚子の皮と味噌が一体化して、茶色い羊かんのよう。でも塩辛く、味噌の旨味と柚子の風味で他にない逸品になります。

集落の人が集まってまるでお祭りのように作り上げる手作り品。谷瀬では「ゆうべし」と呼びます。かつては修験道のひとが、保存食として持ち歩いたとか。お茶漬けにもピッタリです。あまり量ができないので、貴重品。

と、このくらいは説明したくなる。さらには谷瀬の吊り橋も、谷瀬の「ゆっくり散歩道」も、移住者の方の「吊り橋結婚式」の話、日本一長いバス路線の話、までしたくなるわけです。

先日行った北海道美唄市の「やきそば」はビニールに入ったまま、そのままかぶりつくというおもしろいもの。

寒い中で生のおソバ?で消化に悪いのでは?なんて考えるのは野暮。ガブリと食べるとソース味で実に美味しいのです。味のアクセントとして紅ショウガも付いています。

かつては炭鉱町だった地、はらぺこの炭鉱夫さんが汚れた手を洗わずに即空腹を満たせるという物だったとか。一度は絶えたのですが復活され、学生たちのおやつとして、ソウルフードとして支持されています。

炭鉱のまちらしい黒い焼きそば、塩味やきそばもあります。昔はラベルがホチキスで止めてあったのですが、今は危ないので使っていません。でも印刷でホチキス止めが表現されている、それが笑えます。

ビックリお土産にお勧め、食べてみると癖になる美味しさです。美唄にはほかにも、鶏めしや焼き鳥など、開墾の歴史にまつわる地元の味があります。

そんなことも話したいし、何より世界に誇る野外彫刻美術館「アルテピアッツァ」についても語りたい。「やきそば」から始まって、1時間は話せますね。

岩手県遠野市の「だれがどすた」は、昔話を創作できる積木。「だれが」「どこで」「なにを」「どうした」を、積み木を動かすことで組み合わせがいろいろ。想像力を膨らませて、ストーリーを作ります。

これはもともと木の絵本を作ろうとしていた地元の女性たちが、サイコロのような木を絵本にしたら?と思いついて作ったもの。

レーザーで焼いて絵や文字をつけますが、オリジナルでお孫さんの名を入れるとか、自分の土地の名前を入れるなどのオーダーもできます。今では英語バージョンも人気、遊ぶだけでなく飾っていても楽しいもの。

もともと遠野は民話の里、だからこその品物なのかもしれません。方言をそのまま商品名にしているのがなんともほっこりしますね。

秋田県鹿角市の「きりたんぽ」。鹿角は発祥の地です、かつてずいぶん通いました。今でこそ、大きなスーパーなどに行けば真空パックのきりたんぽがありますが、やはりどうしても乾燥している感じがします。

それだけ現地のできたては美味しいのです。中心街にきりたんぽを作っている小さな工場があって、ここでできたてを買うことができる。これを覚えると冬場は毎年お取り寄せできりたんぽパーティーをしたくなるわけです。

鶏のスープに多少甘辛い味、芹とゴボウ、マイタケは必ず、が私のやり方。お肉などはあまり入れたくない、メインはきりたんぽなのですから。

薄く切って油で揚げるきりたんぽチップスも美味しい。実はシチューに入れても、カレーに入れてもいい。ご飯ですから、それだけでもう一食になります。

そもそもきりたんぽとマタギの話、なぜたんぽというか、などなど話は尽きません。

長野県飯山市の「亀と鶴のストラップ」。名前はそっけないですが、実によくできているわら細工です。

飯山は米どころ、そして豪雪の地でもあります。なので、雪に埋もれる期間は昔から藁で生活用品を作って来た。今はその技術を活かして、こういう物を、というわけです。

ストラップといっても使い方はいろいろです。日本酒やワインの瓶の首にかけてプレゼントすればおめでたい贈り物に。テーブルで出してもお正月など素敵です。

いくつか用意しておいて、いざというときにご祝儀などに添えるのも粋です。特に外国人の方への贈り物にお勧め。日本の米文化、鶴亀の風習、いろいろなことが伝えられます。

地域おこしや観光おこしに熱心な飯山市、新幹線ですぐ行ける深山、豪雪地です。田植えの時期の棚田、黄金色の棚田、美味しいお米、お酒、そんな話も山盛にしたくなります。


ね、それぞれ「ものがたり」はいっぱい。こうして語ると、この「物」がほしくなる、「物」が大切に思えてくる。高い安い、美味しいまずい、だけの物差しで評価していた自分が恥ずかしくなる。で、その土地に行きたくなる。日本の田舎は素敵だ!と思う。というわけです。

もちろん商品ならば、自ら自己紹介して、魅力を発信して、売れるような努力をすべきでしょう。でもそのためにも、どんな語りがあれば、もっと勢いがつくのかに気づいても欲しいのです。

いつか、といってもなるべく早く、こういう「ものがたり」をしっかり話して、わかってもらって、物と土地と人を繋げるお店をしたいなあ〜、しましょう、します。

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ゆとりある記 アルテピアッツァ美唄 2017/12/04 11:45 am

アルテピアッツァはイタリア語で芸術広場の意味、北海道美唄市の彫刻美術館です。

廃校となった小学校を活用し、美唄出身の彫刻家・安田 侃(かん)氏の作品約40点を常設展示しています。

雪のなかにそびえる巨大彫刻、古い校舎に置かれた真っ白なツルリとした大理石の作品。

その形や感触が、眠っていた私の美意識を呼び覚ましたようで、帰る頃には「美」に敏感になっていました。
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かつて炭鉱町として栄えた美唄には、約10万人もの人が暮らしたことがあるそうです。

1950年に開校した栄小学校は最盛期には1200人の児童が学んだとか、閉山とともにやがて1981年には閉校しました。

その校舎と体育館がギャラリーになっています。


どうやってこの大きな作品を運んだんだろう?という大作が、芝生のあちこちに、森の中に立っています。

今回は雪が深くて、森の奥に入るのは諦めました。






私のような年代には懐かしい限りの校舎です。

こういう教室で、木の机椅子で学びました。雑巾がけもしたっけ。

古い木の床と、大理石作品がピタリと似合います。





触ってみると、ピタリと手が吸い付くような滑らかさ。石でしょうか?

石なのに、温かい。そう感じるのはなぜ?








午後の陽がさすと、作品に新しい表情が出ます。

影が伸びて、動いて、何か語っているみたい。

いいえ、何か唄っているみたい。






もとの体育館にも作品が。

なんとなく、まだゴムのボールや、体操マットの匂いが残っているような空間。

いくつかの作品がお互いに力を発し、そこにいる人までを作品にしてしまう。

そんなふうに見えてきました。


これは?

作品ではありません。校舎の階段の手すりです。

青銅の作品のようです。







お借りした長靴に付いた雪。

これまた美しい。

少し解けると、表情が変わる。

ずっと眺めていたくなる。






葉っぱもきれい。

こんな一枚が、こんな面白い形だったんだ。

雪の上で、清らかになっていくようです。

私も雪の上で、寒ざらしになったみたいに、心のアクが抜けていきます。




わあ〜、君もアートだね。

きれいだよ。

生きてるね。






体験工房に入ると、石を削るノミがずらり。

これで私も何か作りたくなりました。








大理石を削って、磨いて、丸く丸くしている女性がいました。

聞けば、東京からわざわざもう数回通っているとか。

駅前のビジネスホテルに泊まって、有給休暇を使って1週間。自分自身に向き合っているようです。





私たちがドタバタと視察している間も、女性一人で屋外展示をていねいに鑑賞している人が居ます。

ふと見ると寄せ書きに、「心の充電中」の言葉が。

さっきの方が書いたのでしょうか?いえいえ少し前のようです。

同じような人たちが、静かにじんわりと訪れるそんな公園なんですね。

地元の方にうかがうと、「わがまちの自慢はアルテ」と皆さんがおっしゃいます。

一方、「敷居が高くって」「好きに遊べない」「市の税金がかかるばかり」などの意見も。

「地元住民は民度が低いから芸術なんてわからないから」とも。

いろんな声が聞こえます。

そりゃ私も、ここにある「幼稚園」はぜひ存続させてほしいし、入場料をとってもっと自立すべき、地域とともになれる施設に、市民が「美」にもっと敏感になろう、などなど言いたいことはありますが。

ふと見ると、空は青く、雪は白く。

何をつべこべ言うのやら、、、、と。

空と雪と同じ顔をして、作品は在ったのでした。

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ゆとりある記 美唄鶏物語 2017/11/27 2:20 am

北海道美唄市(びばい)に行ってきました。「焼き鳥」と「とりめし」が名物です。

明治に入植した開拓団は、大正時代稲作が本格的になっても貧しかった。そのため農民に雄雌の鶏を貸し出して雛を増やし、収入と栄養にする仕組みが考えられた。

以来、ここのご馳走は鶏、しかも皮やモツまで残さず使う食べ方です。

地元の人が大事にしてきた味は、そんな物語をうかがうとなおさら美味しく感じるのでした。
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札幌駅でこんな差し入れをいただきました。炒めることなくビニールの袋から直にそのまま食べる「やきそば」。

え?焼いてないけど・・・。

美唄のソウルフード。今は学生の小腹を満たしているものの、かつては炭鉱で働く労働者が汚れた手のままかぶりついていたのだそうです。

ソース味が付いていて、アクセントになる紅ショウガも付いている。この辺りから、美唄の食は凄そうだ、と胸騒ぎがしたのでした。


それにしてもきれいな美唄の雪景色です。米どころです、雪がなければ田んぼが延々と広がっているのでしょう。

開墾し、米作りをしても、小作民は貧しかった。収入源のために鶏が配られた。冒頭に書いたレンタル鶏の仕組みです。

そして人々は、何か特別な時はその鶏をつぶして食べた。もったいないから、皮もモツもすべてを食べた。それがここの「とりめし」「やきとり」の発祥だそうです。

まず伺った「とりめし」屋さん。昔は「とりめし」を各家で炊いたそうですが、今はこういうお店に食べに行くことが多いとか。このお店では、塩ラーメンとセットで食べることを勧められました。

確かに美味しい。醤油味のご飯のなかに鶏がゴロンとしていて、甘味は?たっぷり入っている玉ネギです。

それぞれのお店に工夫があるとか。開拓農民のご馳走が今や名物に、土地の自慢の味になったいる。なかなか家庭では出せない味ですね。


お店に入ってからずっと聞こえ続けている「トントントン♪」という音。なんだろう?調理場をのぞくとすらりとした若者が、大量の玉ネギを刻んでいました。

おばあちゃんがニコニコしながら教えてくれます。「札幌に4年行ってたけど、戻ってきてくれたの」

お孫さんです、後継ぎです。うれしいでしょうね。「トントントン♪」派手なTシャツの後ろ姿のたくましいこと。ここの玉ネギたっぷりの「とりめし」は安泰です。


夜、懇親会となりました。またもや鶏です。本格的です。

「やきとり」はモツのものと精肉のものと、塩コショウ味、玉ネギと刺してある。

「やきとり」と言いながら「焼きとん」のところもありますが、ここは本当に鶏一筋。モツが美味しかった〜〜。


キラキラ輝くお刺身も鶏。魚の出る幕はありません。ネギと一味唐辛子で食べる、お酒にあいます。










鶏鍋のあとは、再び「とりめし」のおにぎりでした。











はるか向こうに防風林の立つ平原。風が吹き荒れれば、生き物はじっと耐えて晴天を待つしかない。

そんな時、何か特別なことがあって、食べた「とりめし」「やきとり」はどんなに身体と心を温め、満たしてくれたことでしょう。

そんな鶏に対する崇拝心が、DNAとしてここの人たちには引き継がれているのか、皆が皆「とりめし」「やきとり」を自慢し続けます。


ある女性グループは伝統の「とりめし」を作って20年、「気づいたら20歳も歳をとっちゃって」と笑います。

お弁当やおにぎりをあちこちで売るほか、お釜ごとの宅配もやっているとか。作り方を教えてもらいたいと申し出れば「あんまり簡単で、何も難しくない。教えることがないの」とまた笑います。

彼女たちが作った「とりめし」を美唄を離れる日、スーパーで買って電車に乗りました。

常温で持ち歩けば凍るほどの寒さです。その「とりめし」を混んだ特急の中で、クタクタの身体で食べる。温かいお茶など無く、ただの水でいただく。

なのに、なのに、何でしょう?この美味しさは?

前の座席に座ったお仲間が、振り向いてまで言います。「美味しいね〜」お米でしょうか、鶏でしょうか、調味料の黄金比率でしょうか?美唄の人の鶏への愛情、地域へのこだわり、それが一番の隠し味なのでしょうね。

東京に、あの「とりめし」の釜ごと取り寄せたい!
いえいえ、口を美唄に運びましょう。

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ちょっとしたこと ほっこりした日 2017/11/19 9:59 am

知人のお子さんが地域イベントのミュージカルに出演と聞いて、応援にうかがいました。

一生懸命お稽古した成果を舞台で見せる少女、それを見まもる両親。そこに混ざる私はいつもと違う時間、にわかおばあちゃん気分です。

屋外広場の露店で唐揚げなど買い、缶ビールを飲み干せば、頭の上には青い空。

たまに仕事に全然関係ない、こういう日をもうけなくちゃ!ですね。
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うかがったのは「第9回世界民族祭in紀美野町」という催し。学校法人 りら創造芸術高等学校という、文化芸術の専門校が中心となり、地元と実行委員会を作り開催しているものです。







何も知らずにぶらりと行くと、いろいろな食べ物、クラフトのブースがあったり、小さいながらも野外ステージもあり、なかなか大きな催しでした。








いつも自分が地域イベントや町おこしの現場をアドバイスしたり、仕切ったりしていると、その催しをのんきに楽しむことにはならないのですが、まったく私に関係ないとなるとくつろげます。







あ、農産物のある、あ、マッサージもある、あ、あれ美味しそう。一通りお店を見たら、まずビール!とう気分になりました。

昼間だろうと、これから観劇だろうとかまいません。本日は晴天なり、空気の良い山里、私はホリデイです。




なにやらいい香りがします。普段はダイエットとか、減塩やらが気になるのに、今日くらいいいや、いいや。

友人が買ってきてしまった?!唐揚げや味の濃いポテトをむしゃむしゃ。昼のビールの美味しいこと。





ステージでは、太極拳の披露、フラダンス、太鼓、子どもたちのジャズダンスなど、次々と。

ゆる〜い催しです。見ている人も、のどか。ステージの人たちも、のどか。昔の草競馬のような雰囲気というか・・・。





あら、ビール2本目!クーッと飲み干すと、振り上げたの顔の上には青い空。小鳥がスーッと飛んでいきます。こういう緊張しない催しって、いいなあ。









おおっと、ミュージカルが始まります。親御さんと行列に並びます。オーディションに受かり、お稽古して来た子どもたちが元宝塚の方や元劇団四季のかたとステージに上がるのですから、並んで開場を待つ人たちは気合が入っています。

外の小さなステージではなく紀美野町文化センター・みさと大ホールで。創作ミュージカル「少女とフェンネル」がいよいよ始まります。

ささっと、いい席をお母さんがとってくれました。ミュージカルなど観るのも久しぶり、少々難解な筋立てではありますが、子ども向けなのに大人として考えさせられる含蓄のあるメッセージがちりばめられています。

なるほどなあ〜、などと思っていたところに、本日の我々応援団にとっての“主役”が、“その他大勢街娘の一人”役で登場。かわいい〜〜〜〜。

ちゃんと足を高く上げて、口を大きく開けて、キラキラの笑顔で。動く動く、踊る踊る、唄う唄う。

あ、一瞬、センター取った。さすがにセリフはないけれど、ヤッホー、すごいよ、素敵だよ。

私の前の席で、首筋を緊張させて伸びあがり見ているお母さん、お父さん。その後ろから、にわかおばあちゃんがうるさく興奮しています。

どこのうちでも、わが子を目で追い、ちゃんとできるか応援しているのでしょう。そんな視線とオーラが会場全体から舞台に集まっています。

生の人間が、想いを伝え、演技し、唄い、踊る。舞台芸術は、パソコンやスマホの世界とは全く違う。

こういうIT時代だからこそ、鑑賞すべきだし、ステージにも立つべきだ。とは、舞台の世界にいる方がかつて力説しておいででした。

汗をいっぱいかいたり、心臓が飛びだしそうなほどドキドキしたり、声がかれたり、転んだり、泣いたり、仲間とタイミングや音程を合わせたり、肩を抱き合って感動したり。

そんなたくさんの経験は少女を大人にしたはずです。そして、費やした時間は、限りなく尊い情操を育てたことでしょう。

いいものを見せていただきました。写真を撮れない、録画ができない、それは残念だけれども、それでいいと納得です。

ああ、気分すっきり、いい休日。人に誘われるまま、身を預け、いつもと違う時間を過ごすのはいい。

カンボジアから招かれた「くっくま孤児院」の踊りも素晴らしかったので、そのブースで向うの少女がホテイアオイ草を編んで作ったバックを買いました。

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ゆとりある記 頑張る女性たち 2017/11/13 12:37 am

2001年から続く、北海道阿寒湖温泉の「まりも倶楽部」。2006年からの、東京八王子市の「エンツリー」。いずれも女性たちの地域おこしグループです。

久しぶりにお会いすると、かつての活動に続く地元のマップ作りをしていたり、講座づくりから場づくり、そしてセンターの運営管理をしていたり。

しぶとくちゃんと続いていることに驚きます。しなやかに笑いながらがコツのようです。
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阿寒湖温泉のまちづくりの会議。久しぶりに行くと、計画も資金も大変大きなプロジェクトが動いていました。

話題は大きなことに流れがちですが、その中で「まりも倶楽部」の女性が、みんなで作ったマップについて説明してくれました。










タイトルは「ようこそ阿寒湖1年生」。今、観光地では、そこの土地の人でなくとも、ホテルなどで働き観光客のお世話をするスタッフが増えています。

短期の仕事でも、そこの土地のことを詳しく知っていなくてはならない。でも内実は、仕事に追われるばかりで、自ら地元を楽しんだことがない。そのうちまたどこかに行ってしまう。

阿寒湖温泉にいる間に、ぜひここのファンになってもらいたい、そして自信をもってお客様にご案内してほしい。

そんな思いで彼女たちが作ったマップです。多言語でのバリエーションも。


「昔の活動が、今、また活かされています」と語る、女性たち。

そう、かつて、彼女たちは地元をていねいに歩き四季折々のマップを手描きしたり、各ホテルの温泉に入ったり、商店街に花を植えたり、名物料理を作ったり、カルチャー講座をしたり・・・・。いろいろな活動をしてきたのです。

そんな蓄積があるので、「せっかく阿寒湖で働くことになったなら、休みの日に部屋に閉じこもってないで街に出てきてほしいんです。地元のおばちゃんが教えてあげるって感じで作りました」

地域おこし協力隊の女性とのコラボで、マップは発行され。観光客にも人気とのこと。




ホテルの部屋に入ると、「まりも家族コイン」が。阿寒湖に来た人はみな家族ですという考え方。コインを持って街に出ると、何かのおもてなしがあるという仕組み。

これにも「まりも倶楽部」の女性たちの意見がずいぶん入っています。

どんなに凄いハード整備をしても、そこに心が通っていなくては。どんなに豪華なホテルでも、その土地に暮らす人が心豊かに暮らしていなければ。ハードと上っ面だけでは、観光客は本当に癒されない。私はそう思います。

女性たちの心のこもった小さな活動が続いている限り、この地のファンは増え続けるでしょう。

「まりも倶楽部」の数人と、なつかしくおしゃべりに華を咲かせました。ピザを食べ、イモ羊かんを食べ、コーヒーを飲み、日本茶も飲み、ダべリングは延々続きます。

自分の活けた花の写真をスマホで見せてくれる、自分が撮ったリスの写真を見せてくれる。「綺麗でしょう〜」「可愛いでしょう〜」

「これからやりたいのはね〜」「どんどんやりたいのよ」「若い人も一緒にできることあるし」と、話は止まりません。私もワクワクしてきました。



阿寒湖から戻って翌日にうかがったのは、八王子の「NPO法人エンツリー」の10周年パーティー。見覚えのある顔が並びます。

公の講座で出会った女性たちが自分たちでグループを作り、自分たちが受けたい講座を自ら企画。

そんなことからNPOが立ち上がっていきました。「本気のライター講座」「はじめてのイベントのづくり」「学びの先へ」などなど。彼女たちに声をかけられて、私が関わった講座のチラシが飾られています。


講座だけにとどまらず、彼女たちは場を持ちました。このパーティー会場になっている80屬両譴蓮駅前、スーパーの上、飲食可能なレンタルスペースです。

コミュニティスペース「クオレ・堀之内」。ヨガ、パソコン教室、ピアノ、整理収納、色鉛筆画など、予約でいっぱい。とるのが大変な人気です。


そしていまや八王子だけでなくお隣府中の市民活動センター「プラッツ」(商業施設の5・6階、280人のホールも併設)の指定管理者にも。

非営利組織でないと借りられない施設が多い中、ここは営利利用もOK。

彼女たちはいまや自分たちが使いたい場をつくり、運営しているというわけです。

メンバーの一人にうかがうと「ちゃんとお給料は出ていますよ」と。それは長く続ける基本ですよね。

パーティーに来ていたいろいろなNPOの方々、その先にはまたいろいろな人が居ます。「クオレ」を借りているグループのその先にも人が居ます。

10周年のパンフには「10年と少し前、八王子の片隅で小さな種が地面にコロンと落ちました」とあります。

種は縁で繋がり、立派な樹になりました。まさにその名の通り「エンツリー」です。

少し歳をとって、でも笑顔が変わらない「エンツリー」の3人。「頑張る女性たち」とこのブログのタイトルにしましたが、この笑顔を見ていると、そんなにカチカチに頑張らないことが続ける秘訣なのかも、と思えてきました。また会いましょうね。

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ゆとりある記 1時間の森歩き 2017/11/06 2:32 pm

北海道阿寒湖温泉の森を、ほんの1時間散策しました。

冬枯れの森は見通しが良く、積雪がまだなので熊笹の緑も鑑賞できます。

湧水の流れには水芭蕉の株があり、硫黄の匂いの先には熱い温泉ガスの湧く“ボッケ”という名の泥沼が。王様みたいにそびえる大木に会い、絨毯のような枯葉の道をぶらりぶらり。

仕事に追われる日々、こんな世界があるのを忘れていました。森の力で、1時間で、元気を取り戻しました。
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久しぶりの阿寒湖温泉、観光振興の会議に出るためにうかがったのですが、いろいろな方と顔を合わせ、膨大な課題に知恵を出す時間は、楽しくもあり、苦しくもありです。







相変わらず、美味しいお料理が舌をもてなしてくださるのですが、それだけではなかなか頭の疲れは取れません。









すると、阿寒湖の森を保護管理しておいでの「前田一歩園財団」の方が、森へ誘ってくださいました。

他の学者先生方とご一緒に、普通は入れないところを解説いただきながら。

長靴をお借りして入ったのは、「光の森」というエリア。なるほど、たくさんの樹々が茂っていますが、地面まで光が届くいい森です。

先生方は解説を聞きながらどんどん歩かれますが、私はこういうのが気になる。

夏には背丈ほどの高さに茂っている大きなフキ。その葉が枯れて、眠るようにクタリと地面に貼り付いている。

何だかずっと見てたい、夏の姿を想像したくなる眠り姿です。


一面に繁る熊笹。パンダがこの笹を食べるかは?ですが、どこかでむしゃむしゃと食べているのでは、という気になります。

何だか美味しそう!







チョロチョロ流れるのは湧水です。もうじきたっぷり雪が降れば、この水芭蕉の株はじっと耐え忍ぶのでしょう。

湧水の温度が守ってくれるのかもしれません。






いつも音に囲まれていると、森の静けさに驚きます。

お連れの方々の話し声が遠のくと、聞こえるのはカサり、コソリ、私が落ち葉を踏み分けて歩く音ばかり。







あれ?硫黄の匂いがする。なんだか嗅覚も敏感になったようです。

匂いをたどっていくと、小さな泥沼のようなものが。







足元に気を付けて湯気の上がるところを覗くと、ボコッ、ボコッと、お湯とガスが湧いている。“ボッケ”です。

森の遥か下には火山のマグマがうごめいている。だから、昨夜の温泉に入れたんだ・・・とあらためて納得しました。





一直線に並んで立つ樹は、“倒木更新”という現象。

倒れた樹に種が落ち、その朽ちる樹を栄養に育っていった証。何十年もかけて、こんなことが静々と行われているんですね。






よーく見ると、倒れた樹の上に青い苔が生え、そこから新しい樹の芽が出ていました。

何かの実も落ちています。やがてこの種も芽を出すのでしょう。







ひときわ大きな樹がありました。王様のような風格です。桂だそうです。

樹齢何年なのでしょう。木肌はバリバリに割れ剥がれ、傷だらけのようにも見えますが、王が鎧を身にまとっているようにも見えます。

さっきまでの議論や会議が、やけに小さなものに思えてきました。

この樹々と同じ空気を深呼吸させていただいて、それをお土産にこれで東京に帰りましょう。

「1時間の森歩き」という処方箋、忙し病の私には特効薬でした。

※おまけに載せちゃいます。「エゾリス君」の写真。阿寒湖温泉でお土産物屋さんをやっている友人・恵美ちゃんがお散歩中に撮ったものです。


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スローライフ運動 出雲の國で味わった 2017/10/30 3:20 pm

打ち合わせや住民の方々との交流のために、何度も出雲の國にうかがってきましたがフォーラム本番となると、その味わいは格別のものに。

「夜なべ談義」では、たたら製鉄の歴史文化の産物といえる棚田の「仁多米」おむすび、蕎麦を中心に、煮しめやお豆腐など。ご馳走とともにホットな会話を味わいました。

ステージには斐伊川源流の山の樹々、花が。この味わいも秀逸なものでした。
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スローライフ・フォーラムの名物は「夜なべ談義」です。地元の人と、他所からの人が、地元の味を楽しみながら語り合う。

一見ただの宴会のように見えますが、まずは宴席に上座・下座もない。一応、皆が語りたい人については目立つところに座ってもらいますが、あとは混ぜこぜ。

そして、なるべく皆が交流できるように、楽なように、座敷で座布団ではなく、足腰が楽なテーブルとイス。今回も、会場に無理をいってそうしていただきました。

そして、テーブルには、エビの天ぷらやお刺身盛り合わせなどはナシ!今の時代、そんなものはご馳走ではない。この日の会場は出雲の國でも奥の奥、奥出雲町の「斐乃上荘」。



こういう場で、何処でも食べられる定番の“宿めし”が出たら、ガッカリですものね。

これは出雲市の特産の生姜。さわやかな辛さ、そしてきめが細かい。まずはこれをかじって乾杯。






私のお気にいりはこの「煮しめ」。山菜がたくさん入っている。これで飲むのがまた美味しい。

雲南市では、こうした煮しめの教室をやっているとか。観光客はもちろん、最近は地元のお母さんと娘さんとセットで学びに来る方もあるそうです。

確かに、「麻婆豆腐の素」や「カルボナーラパスタの素」などはスーパーにありますが、「お煮しめの素」などはない。手間と素材の良さがお煮しめの素なのでしょうから、よそ者はここに口を運んで味わうしかないですね。


ステージでは蕎麦打ちが始まりました。よくこういう会では、カラオケとか太鼓とかが歓迎の出し物として出てきますが、うるさいものはいりません。

だって、人々は語り合いたいのですから。そういう時に見せていただくのは蕎麦打ちの技がぴったりでした。



たたら製鉄のためには、広大な森林を炭にする必要がある。木を伐ったらすぐにはもとに戻らない。焼き畑にし、蕎麦を育てる。そんな出発の蕎麦が、やがて出雲の割り子蕎麦となっていく。

特に美味しい奥出雲の新そばを、目の前で打ってくださって。こんな贅沢な宴会芸はありません。蕎麦に人生をかけた方の話をうかがいながら、その技を学んでいる若者が一生懸命蕎麦を切る。「うまくなったよ」と師匠から声がかかると、若者は目を細めました。



そんな愛情と真剣さが繋ぎになった蕎麦です。尊い技を拝見させていただき、さらにそれをいただいたのでした。








神々が降り立つという船通山のある地です。神々しいほどのいい水が湧く。

その水で作った、お豆腐。Uターンした若者が、豆腐作りに決意をもって向かい合っています。

その豆腐を、夕日の名所、出雲市・日御碕近くの藻塩でいただく。この味わいは、もてなしの極みでしょう。外食産業のほとんどが冷凍やレトルトの解凍や電子レンジのチンで出す、それに慣れている舌には衝撃が走る清冽な味でした。

持ち込んだ各地の食材、料理を、地元の方が説明します。食べ物の話は、老若男女が関われる。

だから話が弾む、笑顔がこぼれる。そうして初めて同士が仲良くなり、地域おこしの話にも及んでいきます。





テーブルの上で、王様のような存在感で鎮座していたのは奥出雲町「仁多米」のおむすび。

砂鉄を採るために山を崩し、そのあとを棚田にしていった、その歴史が作ったブランド米です。






横にかしずくのは飯南町の「とんばら漬け」、福神漬けのようでそれとも違う、独特の歯ごたえと、甘辛過ぎない味付けが箸を呼び寄せます。








出雲市に住んでいても、なかなか食べられない!と白むすびをほおばる若者。


「うん、うまいです」







長崎県雲仙市、広島市、兵庫県淡路市、大阪市、奈良市、和歌山県海南市、静岡県掛川市、埼玉県越谷市、新潟市、東京と各地からスローライフ学会会員がやってきました。

これはフルーツ産地、和歌山県紀の川市の柿、参加者からの差し入れです。



そして、翌日の朝ご飯。これがまたすばらしかった。

もちろん仁多米のご飯。地元マイタケのお味噌汁。地元産ブランドキャベツのお浸し。地元豆腐の湯豆腐。地元の沢庵古漬け。






そして、地元の卵。地元の醤油屋さんの「卵かけ醤油」「椎茸醤油」が並びます。











誰かが食べながら話しています。「餌に着色料をいれて黄身を不自然に赤くしている卵が多いけど、ここのは自然の色だね」

「久しぶりに旨い卵かけご飯を食べたよ」あっちこっちでお替りをしています。もちろん私もご飯2膳お替りでした。

地元の牛乳も美味しかった〜。

いつもこの宿がこういう料理なのではありません。温泉宿に来たら、ずらりと揚げ物、お造り、煮物、焼き物、と定番の物ものが並ばなくては嫌な方もあるでしょう。

特に板前さんの世界でも、田舎の家で食べるような「おかず」は人に出すものではない、という考え方が強いものです。

ここは緩急自在、何を喜ぶ人なのかを見極めて料理を選べばいい。さらに、何を、どういう物を喜ぶ人に来てほしいのかもその土地が自らが見極めなくてはならないでしょう。

こういう地元の味をこんな風に喜ぶ人たちがいる、こんな交流ができる、そんな実験になったならフォーラムをやって、夜なべ談義をやって、良かったなあと私は思うわけです。

泊まったみんながバスに乗り込もうとしていたら、花を積んだ軽トラが。

これから出雲市まで行ってフォーラムのステージにお花を活けてくださるのです。

斐乃上荘の玄関にいつもある、迎え花が素朴で素敵で、是非これをステージにとお願いしたところ、願いが叶いました。



普段見ている近所の花、山の枝、秋の彩りが、「なんだか、こんなんでいいのかねえ〜」と言いながら活ける地元の女性の手によって、素晴らしいステージ花に仕立てられていきます。








花屋さんの花を注文すれば、実に簡単にお金で解決し、何処ででも同じような花がステージを飾ったでしょう。

でも、この日のフォーラムでは、斐伊川サミットにふさわしい川の上流、水源に近い山の樹々、花々が晴れやかに活けこまれました。

講演やパネリストの言葉を聞きながら、考えながら、ふと目をとめ仰ぎ見る、この日の花のすばらしさ。



いろいろな物を食べ、様々なところを見て、学んで、たくさんの人と語り合ったスローライフ・フォーラムin出雲の國。

このたたら文化の地で、ヘルシーで素朴な本物「たたらフード」を守り、育て、発信するプロジェクトを始めたいものです。

そして、全国から神様が集まるように、全国から食いしん坊でわきまえのあるスローライフ人が、集まる仕掛けを皆で考えていきましょう。

今回のフォーラムで出雲の濃い応援団が、ぐっと増えたのですから。

なんてことを考えながら、台風で遅れた飛行機をまちつつ、出雲発祥というぜんざいをすすったのでした。

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ゆとりある記 ロケットストーブ料理 2017/10/23 1:35 pm

オイル缶を2つ繋ぎ、なかに煙突を通したロケットストーブは、少しの薪で強い火力が得られるため、アウトドアや災害時の備えに人気です。

紀の川市でこのほどストーブオーナーが集まって、料理を作りパーティーをする催しがありました。

オーナーの個性で作る料理は様々でしたが、同じものを持っているという連帯感で心は一つ。良い集いでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=413&date=201705
ロケットストーブがどんなものなのかは、↑こちらの5月のブログからご覧ください。作ることそのものがなかなか楽しい作業なのです。

そして、ガスや電気がなくとも、煮炊きできるという自信と安心、そして面白さを同時に手に入れることになります。


紀の川市の細野渓流キャンプ場、遠目には大勢がバーベキューなどしているように見えますが、なになにこの日はストーブオーナーが集まってパーティーなのでした。








火はこのように、焚口に松ぼっくりや細い枝を入れて点火します。写真はバーナーですが、マッチ一本で大丈夫です。









この火力が分かりますか?焚口の数本の細い薪が燃える、その熱をゴー―ッと吸い上げるように、炎が上ります。お風呂も沸かせる?強い火!








火力があるので炒め物にピッタリ。











おやきなんて素朴なものを作った家族も。











ひよこ豆のトマト煮込みスープもあっという間です。











ほうとうを打ってきた方。4時に起きて、中力粉を足で踏んで。お湯をたっぷり沸かして釜揚げに、プリンプリンの腰のある麺。









凝り性の若者が作った料理。なんて名なのか、とにかく本格的においしい。










注目は災害時の茹で料理。ビニール袋にお米と缶コーヒーで少々苦いコーヒー味のご飯ができる。ジュースでも炊ける。









ビニール袋で茹でれば、ホットケーキミックスとドライフルーツでこんなスイーツも。

被災時にはこんな熱々のスイーツがいいですね。アイディアだなあ〜。






いわゆる一斗缶で作ったタイプもあります。飯盒でマツタケご飯炊いてます。










建築士さんは知り合いの建具屋さんからもらったという木っ端を燃料に。「建具屋さんが使う木はよ〜く乾いてるからすぐ火が付く」のだそうです。

「こっちの柿も知り合いからもらったの。みんな持って行ってね〜」さすが、果物産地紀の川市です。




書道の先生は、生徒の書きはぐりの半紙が焚き付け。











おなじみのドラム缶窯ももちろん登場。タンドリーチキンを焼いたり、一番上で、マコモタケをホイル焼きしたり。









丸太に穴をあけて、小規模ロケットストーブのようにに燃やすタイプの装置もあります。










火を囲んでいると、なんだか仲良くなっちゃう。











大きな家族で食べている、そんなパーティーだから楽しい。

最後にはギター演奏も飛び出して、いろんな人がつながる温かな時間は流れていくのでした。

次はいつかな〜?今度、何作ろうかな〜。またね!





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ゆとりある記 黒豆枝豆の収穫 2017/10/16 2:06 pm

和歌山県紀の川市鞆渕は黒豆産地です。暮れになると引っ張りだこになる人気の黒豆です。

昨年この黒豆の煮豆の写真を撮ったところ好評でした。ならばその黒豆のオーナーになろうと2区画申込み、このたび枝豆収穫となりました。

本当の収穫は12月ですが、枝豆の黒豆もそれはそれは美味しいものでした。ただ、豆が大きければ、株も大きい。雨の中の収穫は悪戦苦闘となったのでした。
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以前、蛍を見に行ったことのある鞆渕です。古民家を素敵に直した「カフェともぶち」というお店もでき、こうしたオーナー制度や交流事業もあり、パワーアップしている感があります。







雨がしっかり降っているというのに、たくさんの人が集まっていました。枝豆収穫だけでなく、サツマイモの収穫や、ちぢみホウレンソウの植え付けなども。

この地区にしたら、一大イベントです。






畑に着くと「がんこ農家」の幟。いかにも肉厚のしっかりした黒豆ができている、という自信が感じられます。

それにしても茂っている豆の葉の大きいこと!






先に来たグループが運ぼうとしている、その枝豆の株の大きさに驚きました。

大人の肩までの丈がある。だから持ちあげられない。巨大な株を、男性でさえズルズルと引きずっていくしかありません。

軽く考えていたこちらは、反省しました。

台所バサミを持って行ったのですが、たちうちできません。株の一番下は“樹”の状態。

係のおじさまの大きな植木バサミの威力で、切りだしていただきました。






一緒に行った枝豆女子は、食べる以前にまずはこんな大仕事があるとは思わなかったはずです。

片手に2株ずつ、4株運ぶ、引きずるだけで泣いています。







選果場でしょうか?この広い屋根付きの施設があったから、よかった!

ずぶぬれになりながらも、運び抜いた黒豆枝豆を参加者がてんでに“選果”?しています。

とてもそのまま車でなど運べません。葉を落とし、いらない枝を切り、整えて。ほとんどの人は、豆のさやだけにして持ち帰ります。

黒豆がそもそも大株なのでしょうか?鞆渕の黒豆が他より秀でて大株なのでしょうか?

とにかく今まで私が知っていた枝豆の状態とは、けた外れに違います。細い枝に数粒豆が付き、枝豆としてお料理やさんで出てくる華奢な物とは大違い。

株の一番下は何しろ直径3センチくらいもあるのですから。

ハサミで整えますが、手を突き刺すほどに豆のさやが元気、がんこ黒豆です。

ハサミを持つ手の横に見えるのが主幹、ゴボウのような太さですね。







小学生の女の子が、早くも枝豆サンタクロースのように担いで帰ろうとしています。

家族4人での人海戦術、何年も通っているようで手慣れたもの。「今夜は枝豆パーティー!」だそうです。






この黒豆の枝豆は特別に大きく立派で、高級かつ美味しいものですが、普通の枝豆も皆の口に入るまでは、株を抜き、葉や枝をとり、豆だけ外す手作業があるのでしょう。

一度これを経験すれば、飲み屋さんで頼む冷凍枝豆ですら愛おしくなってきます。





きゃ〜きゃ〜騒ぐ、観光気分の黒豆オーナーたちの横では、ベルトコンベアが動き、黙々と黒豆枝豆の出荷作業です。

あ、さやが一つ一つ流れている。誰かが、一つ一つに切っていると思うと、ありがとうと感謝したくなりました。




ずっしりと重い黒豆枝豆を下げて、雨の上がった道を帰ります。次回は、いよいよ黒豆として使う豆を本格的に収穫し、干す作業とか。

今年のお正月は、私の黒豆の煮豆が輝くことにになるでしょう。

疲れた身体に、この枝豆で飲むお酒の美味しいこと。黒豆ですから皮は紫色がかっているのですが、なかからは緑の身が出てきます。

ころりと大粒。二粒くらいで、お酒がぐびっと飲める。深い風味と、こくのある旨み、甘み。

ああ〜、来年もオーナーになろう・・・っと。


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ちょっとしたこと Facebook講座を開きます 2017/10/09 12:24 pm

地域おこしの現場では、FacebookはじめSNSが活躍します。市民がお金をかけずに活動を伝え、催しの告知などもできて便利です。

でも、いきなり使うことが多く、ルールやマナーが分からない。教習所を出ずに運転を始めるようで、、失敗が多々。

子どもの顔写真を出してしまったり、テレビ画面を掲載したり。

そこで、お馴染みの紀の川市でも手づくりの講座開催とあいなりました。
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FB(Facebook)を、私はさて、何年前から使っているでしょうか?最初はどうやって使うことになったのでしょうか?もう覚えていません。それなのに、いまだにわからないことだらけです。

ですから、「最近始めました。農家の作業を知ってほしくて」「いままで見ているだけだったんだけど、初投稿です」なんて方は、わからないことだらけでしょう。

もちろん、「FBなんてもう古いよ」「いまさら始めなくても」なんて意見もあるでしょう。ま、地域おこしに地域差や時間差はつきもので、その時その人が出会った装置・技術を、うまく自分で役立てていくしかありません。

そういう意味では、ある程度周りに参加している人が多いFBは、使い方を聞けるし、仲間も多いしで、特に中高年には扱いやすいかもしれません。

昔、私が、ブログで投稿するSNSの編集長というのを仕事としてやっていた時は、FBなどの存在は無く、自分たちのやり方が最先端だと思っていたものでした。

最先端は、日々、更新されるので、追いかけることはできません。だからオーソドックスなFBなら、少しはさわれるということで参加する人は多いものです。



「いま頃FB講座?」といわれそうですね。もちろん過去にも開催しています。でも、毎日新しいことが、毎日新しい人の手により書かれていくというのが常の地域おこしFBでは、講座を何度やっても追いつきません。使い慣れたらそれなりに次なる??がわき上がってきます。

つまり、以前は「“いいね”を取り消す方法はあるの?」なんて言っていた人が、次には「イベントの記事を立ち上げて募集をかけたいのですが」ということになる。

一方、パソコンもスマホもダメ。ガラ系で電話だけ、という人も地域おこしの現場には多くいます。私の関わる高齢者の多い過疎地では、集落でFBを扱えるのは4〜5人。

その方々も自分の仕事に忙しく、「週に一回ぐらいは、各人が記事をあげましょうよ」なんて私に迫られてようやくぼちぼちと、というくらいです。

きちんと調べれば身近なところでFB講座、SNS講座などはたくさんあるでしょう。でも、立場やレベル、目的が違い過ぎたりしても、うまく学べません。



ならば、少人数で身近な人に気軽に教えてもらう講座を、手づくり開催しようということになりました。和歌山県紀の川市の「フルーツのまちづくり講座」の中でです。

先生は市役所の中のITに明るい青年。どんなことを知りたいのか、何で困っているのかをあらかじめお伝えして、この10月20日(金)19時から開催です。

FBについて、教えてもらうには、スクリーンがあって、そこに画面を映しながら学んだ方がいいのでは。皆に、自分が普段使っているスマホやパソコンを持ってきてもらわなくては。堅苦しいのは嫌だから、飲み物やフルーツくらいは口に入れながら学びたい。などなど、企画していきます。

が、なんと公の生涯学習センターは飲食不可。飲まず食わずで学ぶという古いタイプの施設でした。使えない、使いたくない場所で開催する気はありません。で、お金はかかりますが、カフェで開催となりました。ホットなチラシも出来上がりました。

チラシを置いたり、催しをそれこそFBで宣伝するのも追いつきませんが、まずは少人数でやってみましょう、という試みです。

「子どもの写真をなぜ載せてはいけないの?」「人の顔が分かる写真はなぜ本人の了解が必要?」「誰かについての悪口は?」「どこかのお店を赤裸々にレポートしたらそれも悪口になるの?」「お店の写真や料理の写真を撮って載せるのは許可が必要?」「シェアするときの決まり事、お作法は?」「公開と、仲間だけで見るのと、どのくらいどう違う?」「友達申請が来たらすべて受け入れる?」「友達は何人位が理想?」「友達リクエストのするときのお作法は?」「自分の撮った写真を勝手に仕事上で使われた人が居て大変そうだった」「突然、破廉恥な写真をわざと載せられてショックだった」「ただお友達になったつもりが選挙運動の一環だったとわかった」「もうこの人と友達でいたくない、と思っても・・・」「コメントにすぐ返信しないと失礼?」?を上げたらきりがありません。

1回の講座ではやはり無理でしょうね。四六時中スマホをいじっている人にはなりたくないけれど、上手に自分おこしと地域おこしをしていきたいものです。(写真は私が関わっているFB画面です)













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お近くの方どうぞ。「戦略的 Facebookの使い方」
〜SNSをもっと安全に使おう〜

日時:平成29年10月20日(金)
時間:19:00〜21:00
会場:山崎邸 創-HAJIME-Cafe
(紀の川市粉河853-3)
講師:西川昌克(にしかわ まさかつ)
紀の川市役所にお勤めの優しい弓道紳士
参加費:1,000円(飲み物代別途)
持ち物:携帯端末(携帯電話、ノートパソコンなど)
問い合わせ:紀の川市役所 商工観光課 尾方
電話:0736-77-0843
主催:紀の川市商工観光課、ゆとり研究所

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写真でみるゆとりある記

赤坂サカスで那須の人たちが野菜販売。なすとらん倶楽部の2人。
金沢・近江町市場で
和歌山県紀の川市で
ロケットストーブ

連絡先

野口 智子 のぐち ともこ
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局
ゆとり研究所

TEL 090-7433−1741
E-Mail yutori@noguchi-tomoko.com

NPOスローライフ・ジャパン
〒160-0002 東京都新宿区四谷坂町9−4 リカビル301
TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
E-Mail slowlifej@nifty.com


略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。