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お仕事 酒を造り、酢を造る。 2017/04/02 10:25 pm

蟠綵盗顕譴箸いΣ饉劼瞭本酒とお酢の工場を見学しました。和歌山は日本で一番お酢の消費が多いとか。その地で支持されているお酢屋さん。伝統的な酢蔵を見せてもらうのは希少な体験です。

お酢は酒粕から造るのですが、いいお酢のためにいい酒粕が必要と酒も造り始めた、というのですからさすがです。100年も使う木桶でコモをかぶって時を待つ、お酢の姿に頭が下がりました。

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九重雜賀(ここのえさいか)は、和歌山県紀の川市の企業。もともとは和歌山にあった酢造元で、1908年の創業。

ブランド桃「あら川の桃」で知られる紀の川市桃山に2014年移転されています。




100年を超える歴史の中で、お酢の原料である酒粕を、自社で造る。そして、食事に合う日本酒を造る。

そのために、1934年から日本酒の製造も始めたそうです。

細やかな手仕事に真摯に向き合う企業だからでしょう、そのお酒がまた上質のものができ上がり、数々の賞を受賞していきます。

上質の酒、上質の酒粕、従ってそのお酢は半端なものではないということになります。

紀の川市のお米を原料にしたお酒、麹のついた米を噛むと、いい甘味がします。

これが最後は酢にまでなるんですね。酒蔵の見学後、酢蔵の見学となりました。







創業から変わらない、酢の製造。それは30石(5400リットル)の大木桶が約40桶並ぶ静かな風景でした。









材料の酒粕は2年以上経って熟成したこげ茶色、これをお湯などで溶き、これまた100年前から絶やさず受け継いでいる酢酸菌をいれ、120日待つ。

さっきまでのお酒の白い世界と色が一変します。




桶には藁で作ったコモが何枚もかけられ、温度変化から守られる。

布団でくるんだ赤ちゃんのように、静かに発酵が育つのを待つのです。「静置発酵」というのだそうです。





木の蓋を開けると、38度〜40度という桶の中のお酢の元から、もわっと湯気があがりました。

覗くと黒褐色の液が、とろりと眠っているように、かすかに起きて何か考えているように居られます。

座禅をしているようでもありました。

いまなお、こんな方法で本当のお酢を造っている企業があるなんて、驚きでした。

この日は特別に見学会が行われたので、利き酒や利き酢という趣向も。お酒は確かに美味しい。

見学し造っている人たちのお話をうかがった後だからなおさらでしょうか、有名な日本酒の産地の、有名なお酒と比べて抜きんでている気がします。



そしてお酢。毎日飲めば身体が喜ぶだろうなあ、というまろやかな味。

普通のお酢以外にも、これまた受賞作品の万能だし酢「お手間とらせ酢」「柚子 寿司召し酢」などのアイディア製品も揃っていました。

しかも瓶にかかったラベルに点字表記がある、すごいなあ。



クイズのように利き酒・利き酢をしながら、私たちはもっとお酒やお酢に繊細でなくてはいけないと反省します。

もっと敏感な舌を持たねば、こんなに苦労して伝統の製法で造っている職人さんに、そして酢酸菌に申し訳ない。

2時間いて感じたのは、社員の方々がとても仲がいい、家族も仲良くやっている、“うちの味”に自信を持っている、手を抜かない、ということでした。

そんな“気”のようなものが、お酒にもお酢にも伝わるのだと思います。



世の中ごまかしばかりの嫌なニュースが多い今、こういう企業にに出会うと嬉しくなります。私も正しく生きよう、と背筋が伸びます。

帰りがけに見つけた昔の金属の看板、桃畑との境に大事に飾られています。

「捨てられませんよね」と語る社長、社員の方が着る法被には「より良い酸を食卓へ」とありました。


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ゆとりある記 無駄なこと 2017/03/27 11:00 am

果物で笛を作る、というワークショップに参加しました。リンゴ、イチゴに穴をあけて吹いてみる。ハッサクやキウイフルーツはどうか?

ふ〜〜っ、ふ〜っ、どう吹いても鳴りません。そのうち貧血を起こしそうになり、悔しいので食べちゃえということになる。

いい大人が集まって、そんなことやって何の役に立つの?と声が聞こえそうですが、その無駄な大笑いの時間が楽しかったのです。

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紀の川市で開催中の「ぷる博」でのひとコマです。大人と子どもが集まって、大真面目に笛作り。

先生は自称“笛タロー”さん。まずはお手並み拝見で、ニンジンを鳴らしてみます。

「ボーッ♪」と音が鳴り、拍手。




続いてブロッコリー。

これは音程も変わり、笛らしい音。精巧にできています。笛タローさんは、この日のためにお風呂に持ち込んで練習して来たそうです。

指でも手でも、歯でも音は鳴らせます。と、笛の基本のお話も。


小さな空き瓶を吹いてみましょう。

おお!口の向きで「ヒュルー♪」と鳴ります。

急にうれしくなってきます。このウイスキーのミニボトルを何本も用意するために、笛タロ―さんはそうとう酔っぱらったはずです。




吹き方の口を覚えたら、リンゴに穴をあけて吹いてみる。

穴開けすぎ〜〜!









「ふー、ふー、ふー」これは息の音。

「ふー、ふー、ふー」な、ならない。ああ、苦しい。








ストローの力を借りて、イチゴ笛。

ストローだけだと「プイ〜〜♪」と鳴ったのに。な、ならない。









キイフルーツにもストローを。

な、ならない。







子どもたちは、もはや食べ始めました。

笛タローさん「なかなか難しいんですよね〜」なんて微笑み、余裕です。





ハッサクはどうするのか?と思ったら、ストローと紙コップの力を借りて、先ず鳴るものを作る。

その音を、ハッサクの蓋で調節する、という工夫。なかなか不思議な音が出ます。

最後は、笛タローさんのサックスにあわせて、自分が鳴らせる何かを持って、「幸せなら笛ならそう♪」と演奏?しました。

大真面目の笛タローさん。その研究熱心と、様々なフルーツや鳴り物を運び込んでの場づくり、笑わせ上手な話術、鳴る鳴らないは別として、プロですね〜。

汗だくの活躍に、心打たれました。

まったく役に立たないようで、フルーツ笛は面白い。みんなでこんなにも真剣にくだらないことをやっていることに、気持ち晴れやかに大笑いしてしまいました。

こういう無駄時間が、いまの世の中一番重要なのですね。笛タローさん、ありがとう。

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お仕事 折ると巻くと 2017/03/19 12:10 am

午前と午後に分けて、「折り紙体験」と「巻き寿司体験」をしました。

6種類の果物キャラクターを折る、小さな葉っぱやヘタの部分が難しい。

飾り巻き寿司、いわゆる“デコ巻“は、超細巻きをいくつか組み合わせてくくり巻き、金太郎飴のように切るとあら不思議!イチゴやパンダの形が現れるというもの。

パソコンに触れない折ると巻くの1日は、いつもと違う心地よい疲れでした。

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相変わらず紀の川市の話題ですみません。ただいま開催中の「紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会 “ぷる博”」、65種類の体験催しがありますが、その43番の「折り紙」と8番の「デコ巻き」を体験しました。

まずは折り紙。桃山町の「野かふぇ おりや」さんを会場に、佐野由美さんが指導してくださいました。











フルーツの産地紀の川市には、「ぷるぷる娘」という果物の妖精キャラがいます。これを折りましょうという趣向。佐野さんオリジナルの折り方です。

テーブルに並べられた折り紙が、まぶしいくらいに美しい。懐かしい。何年ぶりでしょう折り紙なんて・・・。


折順のペーパーが配布されるのですが、見る前にもうどんどん折りたくなります。

急ぐと雑になる。きちんと端を合わせて、きちんと折るのがコツ。う〜ん難しい。





自分の不器用さを確認することになります。特に小物、葉っぱや飾りを小さな紙で折るとなると、もう大変。先生助けて〜〜。








でも何とか形になり、表情は書き込みます。











できた〜。なんだかうれしい、かわいい。










この子たちを皆家に連れて行けば、にぎやかになりますね〜。










続いてデコ巻きです。ナンシー山口さんが先生。日本デコずし協会認定インストラクターの方。そういう資格があるんだ〜とびっくり。








山口さんおたくの一室がお教室。英語の先生であり、外国のお客様を高野山にガイドなどしている山口さん、日本文化を伝える巻きずしもその延長で覚えようと決意したのだそうです。

桜でんぶやゴマなど食べられるもので色を付けたごはんと、海苔が材料。


このご飯を、短く細く巻く。設計図はあるのですが、ナンシーさんの指導通りにどんどん巻く。









細くするはずが太くなったり、海苔が離れてしまったり。しくじるのですが、ナンシーさんは「OK,OK」とけん引してくれます。

息を止めてあんまり真剣にやっていて、ついおかしくなったりして大笑い。




出来上がった部品?の巻物や、ソーセージ、などを重ねてぐわっと大きく一気に包み込みます。

これはパンダになります。








野沢菜などを軸に使った、これはイチゴ。この切り分けるときが、醍醐味。ごくりと唾をのむ瞬間です。









パンダたくさん!ここでいただき、かつお持ち帰りもあります。

普段使わない脳を使った感じ、普段使わない指の筋肉を使た感じ?経験のない疲れです。

折ったり、巻いたり、おしゃべりしたり。なんだかとにかく面白かったのでした。

「ぷる博」詳しくはこちらから→ http://fruits.oyoyaku.com/
#ぷる博

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ゆとりある記 ハッサクの力 2017/03/13 10:50 am

ハッサクのほろ苦さが、花粉症の症状を緩和させる等で再注目なのだそうです。

そのハッサクでポン酢を作りました、鰹節をたっぷり使って意外に簡単。1年持つそうです。

マーマレードは樹上で完熟したものを使ったために甘味が濃い、新鮮、これもおいしくできました。

剥くのが面倒などと言わずに、その果物の魅力を引き出すことが大事なのですね。日本一の産地、紀の川市での体験です。
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紀の川市にハッサクが導入されたのは昭和40年ごろだそうです。水田転作の作物として作られ、今や大産地となりました。
(この辺の知識は、あとでご紹介のマーマレード作りの際にいただいたプリントからの抜粋です)

だから、今開催中の「紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会『ぷる博』」でも、いろいろな工夫でハッサクは使われています。

ぷる博についてはこちらから↓
http://fruits.oyoyaku.com/app/page/info/20170110puruhaku_panf



なんといっても色にパンチがある。花を活けこむよりも、目に飛び込んでくる。

ハッサクを糸で繋ぎ、山を作り、そこで記念写真を撮るなんてことも、色がきれいだからできる。

お立ち台に立つと、ハッサクの強い香りで清々しくなったのでした。



おなじみのフルーツカレーでも、トッピングに。色がきれいなうえ、その甘酸っぱさがカレーに合います。









そこで今回は「ぷる博」の65ある催しの24番、「日本一の生産量を誇る紀の川市のハッサクでポン酢を作ろう!」に参加しました。

まずはハッサクを4等分。皮を外し、ザクザクと切ります。これをミキサーにかける。





ザルでこします。まあ、おいしそうなジュースがたっぷりとれました。










お醤油に山ほどの鰹節を入れ、だしを取りしぼ仕上げます。











ここにジュースやお酢やみりんを投入。











沸いてきたら丁寧にアクを取って出来上がり。











ボトルに詰めて、ラベルを貼ったら出来上がり。意外に男の人に受ける作業。

匂いだけで、もはやこのポン酢で鍋を食べながら、一杯やりたくなりますね。





引き上げた鰹節は無駄にしません。なんと、レンジでチンして振りかけに。

これがまたお酒のつまみにもってこい。ゴクリ。







体験できるのは紀の川市井田の「こかわや」さんというお弁当屋さん。加工品もお造りです。

ここの中石好美さんが、ゆっくりやさしく指導してくださって、レシピもいただけます。

これが分かれば我が家でも作れますね。

ハッサクのジュースにさらにお酢が入るので、1年位は常温で大丈夫とか。味がだんだん落ち着くのだそうです。



続いてのハッサク体験は催し29番の「いぶし銀の男達と語ろう。完熟ハッサクとマーマレードで」という催し。

紀の川市平野の「井岡農場」へ行きました。農場というのは目印がありません。迷う迷う・・・・といってもじきに分かったのですが。

京奈和自動車道がどんどん伸びて、紀の川へ周辺からササッと遊びに来れる環境になりつつあります。その足元にハッサク畑がありました。


この畑は樹齢50年のハッサクだそうです。そろそろ寿命だとかで、横に若木が植わっています。

樹も人も代替わりなのでしょう。








ここの若きハッサク王子?井岡 勝さんは25歳。大学で電気電子工学を学んだ後、ハッサク農家になることを決意。意気揚々と農業に取り組んでいます。

ハッサク以外にも、柿、玉ネギ、米、いろいろやっています。
「畑で食べるとうまいですよ。よく食べますよ」と自身、ハッサクをもぐもぐ。水替わりなんですね。


井岡さんが剪定ばさみでサッと切れ目をつけて、クッとひねるとハッサクが4つに割れます。こうして食べるのが一番食べやすいとか。

樹からの採りたてをガブリ。みずみずしい、甘い。これが樹上完熟ハッサクの魅力です。





普通、ハッサクは12月頃に収穫し、酸味が抜けるのを待って出荷します。樹につけていて霜に合うと表面が汚くなり、嫌われます。

また、樹になったまま熟すとポロリと落ちるので、青いぽっちがなくなる。そうすると消費者が嫌う。





いろいろな理由で、我々はハッサクの本当においしい状態を知らなかったともいえるでしょう。この樹からポロリととれるほどに熟したハッサクの美味しかったこと!!!!

さわったら採れるくらいのハッサクです。農園に行って自分で採って初めて食べられる味。皆が、美味しさで笑顔になりました。


その樹上完熟を使ってマーマレードなのですから、美味しいに決まっています。

いま採って来たばかり。数カ月前に採ったものではないので、はじけるほどのみずみずしさです。

これをひたすら剥く。





みずみずしい皮をサクサク刻む。心地いい切れ味です。普通、苦みをとるために湯こぼしなど何度かしますが、新鮮だからでしょうか?3回ほど水を替えて、モミ洗いで十分。

それにこの苦みこそが、身体にいいという見解もあります。




身をジュースにして、皮とあわせて、サッと煮ながらお砂糖を加えて、短時間で完成です。まるでフルーツサラダのような感じで、クラッカーにたっぷり盛り上げてパクリ。

チョコレートにものせてパクリ。ヨーグルトにもいれてパクリ。





ハッサクの味をストレートに引き出す小細工なしのマーマレードは、なるほどワイルドで練れた男たちの味です。

いぶし銀?のおじ様たちが、笑顔で世話をしてくださって、いい雰囲気でした。

ハッサクは、飾りになり、栄養価に富み、薬効?もあり、様々な使い道がある。使わない、食べないなんてもったいない、とつくづく思います。

私たちがハッサクの価値を知って、それを引き出す技術があれば、ハッサク世直しができる、そのくらい私、惚れました。

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お仕事 市役所がフルーツ一色 2017/03/06 1:34 pm

果物産地の紀の川市で、市民手作りの「紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会」がスタート。

5日、市役所を会場にオープニング催しがありました。役所玄関に生のハッサクを積み上げた「ハッサク姫と王子」が登場、1階では「ふるうつ茶会」が、駐車場では「フルーツマルシェ」や「いちごミニ電車」。頭上にはフルーツ風船。

市民が市役所を、フルーツ色に染め上げた1日でした。
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人口約64,300人、和歌山県の北、紀の川市。3月3日、紀の川市役所です。

正面に見えるのは、ハッサクの山。黄色いミニ富士山のようにもみえます。

果物産地・紀の川市で「フルーツのまちおこし」を進めている市民グループ「一社フルーツ・ツーリズム」のメンバーが、せっせと作ったものです。もはやこれだけで、フルーツ市役所の雰囲気。


3月4日、市役所2階の廊下には、フルーツ風船が並びました。

そういう物は売っていませんから、ピンクの風船には緑の長細い風船で葉をつけ桃に。細い紫色の風船をクリクリひねってブドウに。と、すべて手作業でフルーツにしていきます。

50mの糸、1mに一つずつ。その万国旗のようにフルーツ風船が下がったものが3本できあがりました。近畿大学の学生さんが助っ人に来てくれました。


市役所1階のロビーは、徐々にお茶席に変化しています。

桃農家の家族、IT企業の方、印刷屋さん、建築業、ハッサク農家、主婦、いろいろな市民が、茶席をつくっていきます。







ロビーのガラス面には、借りたレモンの実った植木鉢、伐り出した竹、桃の枝など。

「ブロックを置いて、こう立てればいいかな?」関東とこちらと、二地域居住の方が設営中。





市役所正面に、スターバックス風の丸いマークがあがりました。「ふるうつ流」という流派?にちなんだ「ふるうつ紋」、オリジナルデザインです。

実はこれは昨年作って使ったもの、ずっと倉庫に保存していて再利用。

「高いところ得意ですから上りますよ〜」と大学を出てハッサク農家を選んだ青年が頑張ります。

薬剤師の娘さんも、元校長先生も、みんな仲間。なんとなくゆるゆると、準備が進んでいきました。


そして、5日。「ぷる博」のオープニングフェスティバルなので「ぷるフェス」と呼ぶ催し。

テープカットの後は、地元中学の吹奏楽部が盛り上げてくれました。

ステージの進行は桃農家の主婦の方と、柿農家であんぽ柿を作っている男性。おいしそうな二人の掛け合いが見事です。

いつも車が止まっている駐車場は、今日は和歌山電鐵さんが100mの線路を敷いて、ミニトレインを運行。

本物のいちご電車そっくりの、ミニ版。可愛くて大人にも人気。







さあ、「ふるうつ茶会」です。季節のイチゴをかたどった上生菓子。甘味の強いキウイフルーツや柑橘も水菓子ですね。

お菓子はフルーツ・ツーリズムメンバーの手作り。口に含むと穏やかな甘みとイチゴの香り、おいし〜〜!



「ふるうつ流」はリラックスしたお茶。自分で茶筅を振って、お茶をたてます。

こういう茶席なら、いかめしい殿方もぶらりと入れるというもの。家族連れも楽しんでいました。






駐車場には「フルーツマルシェ」も。どのテントもフルーツに関係する味ばかり。

これはすっかり紀の川市名物になってしまった「フルーツ寿司」。洋風のお寿司で、ちゃんとお魚も使われていて塩コショウで食べる、なかなかおしゃれな味なのです。



「フルーツカレー」本日は、キウイの入ったカレーで、上にハッサクのトッピングです。

キウイの甘酸っぱさが、カレーのスパイシーな味と合う。ハッサクのほろ苦い酸味もまた、カレーを引き立てています。

フルーツ・ツーリズムの料理チームの作品。今回も完売でした。


レモンパン、栗のパン、あんぽ柿を使ったパン。どんどん売れていきます。

この干し柿使用のパンが、妙に美味しかったのです。

マルシェにはフルーツにこだわった地元のお店が、たくさん参加しました。



市役所南館の壁を飾ったのは、地元の子どもたちの描いたフルーツや農作業の絵。

果物を食べて喜んでいる様子、桃の花畑、摘花しているおばあちゃん、剪定しているおじいちゃん。

これは「フルーツ・カレンダー」を作った際に募集した絵で、今回全作品を掲示したのでした。


お若い方たちはこういうコーナーがお好き。

この顔出しの枠は、前日に土木建築業の方が一人、せっせと作られたものです。







最後はハッサクのお振舞い。「低農薬なので皮はマーマレードで食べてくださいね〜」「フルーツ風船もお土産にどうぞ〜」

写真にはありませんが、このほか子ども向けのフルーツプチ体験があったり、市役所探検ツアーがあったり。

この日参加したお客様は、みな「市役所」+「フルーツ」=楽しい!ということを実感したはずです。

フルーツ市民の力で、ますます紀の川市を元気にしよう!と、4月9日まで続く「ぷる博」には市民企画の催しが一杯です。

お気に入りの催しにぜひご参加ください。
「ぷる博」についてはこちらから↓
http://fruits.oyoyaku.com/app/page/info/20170110puruhaku_panf


おかげさまで私ども夫婦は「ハッサク姫・王子」に。いい記念となりました。(笑)

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ちょっとしたこと 鳥寄せ 2017/02/25 3:24 pm

東京・新宿四谷でも、電線の間を野鳥が飛んでいます。ベランダにパンを置くとスズメ、メジロが寄ってきました。なんとなく安らぎます。

やがてヒヨドリが来て、小鳥を蹴散らし餌場をわがもの顔で陣取りました。傲慢に見えます。

すると、ついにカラスまで。ベランダは糞で汚れ始めました。

「キャ〜!かわいい鳥はいいけど、かわいくない鳥はイヤ〜!」叫んだ私が、一番傲慢でした。
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今回は、さもない話題といえばそれまでなのですが。なんだか鳥から自分の本質を暴かれたようで・・・書きます。

ここのところ、出張が多く、パソコン作業も多く、休むこともなく、暮らしに潤いがなく、とスローでもゆとりでもない日々が続いていました。

そうなると、何か可愛いものや、身近な自然などに心のよりどころを探します。

小さい頃から、実家の庭には鳥の餌台があり、父が野鳥の世話をしていました。

千葉の田舎なので、スズメやメジロ、ヒヨドリはもちろん、セキレイやムクドリ、オナガが来ていたこともあります。モズやウグイスも当たり前でした。

父の後をついて、「鳥のごはん」をやるのが好きでした。そんな思い出があるので、引っ越しの多い人生ですが、その場その場で鳥寄せをしてきたのです。

私の事務所も住まいも今は四谷ですから、野鳥は、餌ならゴミなどをあされば豊富にあるはずです。

それでも、やはり美味しいものを求めてか、パンをやればサッと寄ってくる。それがうれしくて、ミカン、リンゴ、キウイ、キャベツ、と餌はエスカレートしていきました。

餌がないと、窓越しに、のぞき込む鳥たち。「はいはい、ごはんね」なんて飼い主気分を楽しんでいたのですが。

バタバタと翼をならしカラスまで来てはもう、ダメです。窓を開けたら、あの大きな黒い生き物が部屋に入ってくるかも、と思うとゾッとする。

「メジロはよくて、何で、カラスがダメなのか」と迫られたら、論破できないこの矛盾。

「だって、カラスでは癒されないんだもの」なんて言っても世の中、鳥業界は通らないでしょう。

ヒヨドリは乱暴ですが、まあ、まあ、いいだろうと許していたのですが、このたびはひどい目にあいました。

出張があり、餌の無い1週間を過ごした鳥たちです。「別に、私の餌が無くたって困らないだろう」と思っていたのが甘かった。

帰ってきたらびっくり!ベランダに置いたシクラメンの花を、見事に食べつくしてくれました。

一度ヒヨドリがつついていたのを見たことがあります。餌がなくて、最後は花に及んだ。もしかしたら、私への当てつけなのかも。

「きっと、奴らの仕業に違いね〜」なんて、もう私の心の中では、昔の岡っ引きが「捕まえてしょっ引いてやる」というくらいの憤りとなりました。

癒されるどころか、こんなに頭に来るなんて。冷静になれば、勝手なおばさんです。わがままとしか言えません。

そもそも選り好みするなら、鳥寄せなどするな、ですね。

いまは、観葉植物となってしまったシクラメンを眺めながら、わが身を責めるのでした。

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お仕事 えびす市場 2017/02/20 1:49 pm

先週に続き奈良県吉野町の話題。蛭子神社のある上市地区を活性化しようと、住民が集まり「え〜びす」というグループができました。

何度も会議をして、先日「初えびす」の日に「えびす市場」と「懐かしの写真展」を開きました。住民手づくりの賑わいおこしです。

柿の葉寿司や吉野和紙、地酒をはじめ、極安バザーも。1300人が訪れ、苦労した「え〜びす」の皆さん、えびす顔でした。

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上市はなかなかいい感じの、野口好み?のまちです。

古い家と、路地と、吉野川と、雰囲気のあるところです。詳しくは前のブログに書きました。

http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=394


ここでわたしが最初のワークショップをしたのが、昨年12月14日のこと。役場が一度下ごしらえの会合をして下さっていたので、まちを良くするアイディアは、どんどん具体的なことが出ました。







そのアイディアを、すぐやること、少し先、いつかに分けて、さらにグループごとに人気投票をして、書き出します。50人近くいると、整理が大変!

でも、みんなのやりたいことの傾向が見えてきました。





中でも、「初市」、「初えびす」の市の日に、何かやろうという動きには、時間がありません。

にぎわい起しをやりたい人が、急きょ1月5日に集まって、またまたワークショップ。

ここで、写真展やお店をやろうということが決まっていきました。



そして1月20日。この日は、「上市みらい会議」と役場が決めた名前に、みんなで愛称をつけました。少し固かったのです。

蛭子神社のある上市ですから、みんなの集まりを「え〜びす」と呼ぶことに決定。多数決です。





1月20日、全体が集まった2回目のWS。ただ賑わえばいいのか?まちを愛する人を育てながら?などなど、わたしは理屈をこねます。

でも時間がないので、後半は「初市」についての打ち合わせ。

フリーマーケットとバザーとどう違うのか?何かやりたい個人が手を挙げるべきなのでは?町内会に呼び掛けて、不用品を出してもらう、組織的にやるしか時間がない。個人の写真をいろいろ呼びかけて集めては?今年はとりあえず、できる範囲で写真を飾るしかない。会場は2か所?開催は2日間?いや1日だ、1か所だ、云々。

などなど、もめるもめる。

こういう時間が一番おもしろい。みんなが真剣に前を向いているから、譲らない、声も大きくなる、血圧も上がる・・・。
こういう場面がまちおこしには大事です。これはできるぞ、と感じた瞬間でした。


そしてあっという間に2月10日。みんなが用意した「えびす市場」という名の店が明日開店です。

まちの中心にすわる蛭子神社にもお神酒がいっぱい。







夜10時近く、「え〜びす」が使う元スーパーの空き店舗にはまだ電気がついています。

あいにくの雪もよう、まだ用意をしているのかしら?みんな風邪ひかないかしら?






2月11日、初市当日。晴れました〜。

いつもはモノトーンの上市のまちが、露店の極彩色に変わります。








わあ〜、いい看板。誰が作ったんだろう?ちゃんと「初市」の歴史や、えびすさんについても解説がある。

ただ、物売りだけの場でなく、学びもある場にしよう!の実践ですね。





中をのぞくと、まだまだ準備中?いやもう開店?

値段の取り決めや会計など、ぎりぎりまで準備なのでしょう。おじさま達、おばさま達、皆さん若くはありません。昨日までの準備で、もはやヘトヘトのはずです。





上市で人気の「焼餅」、並びました〜。











やはり名物の柿の葉寿司も、スタンバイ。











なんとなく開店したかな?と思ったら、次々とお客さんです。

みんな、ただの露店だけじゃつまらなかったのでしょう。それに、センターのスペースを占める不用品バザーの安いこと。

え?コートが300円? ベビーカーが1000円?ざくざくと売れていきます。


一方、上市の昔の写真を飾る「上市懐古写真展・資料展」はしっとりと、ゆっくりと。

昔を思い出したり、初めて見る光景だったり。お年寄りも若者も実に丁寧に見入っていました。






これが昔の上市の「初市」だそうです。蛭子神社前。今もこのあたりの風情は健在。

レジャーのないころ、この「初市」はみんなの楽しみだったのでしょうね。







時代は変わり、吉野町の「地域おこし隊」として都会から素敵な女性がやってきています。

「えびす市場」のお隣の空き店舗で、彼女のアイディア木工品を販売。

新しい、センスのある視点が、まちをよくしていこうと頑張っていました。同じ「初市」でのチャレンジです。


私は、お客様の人数を数える係を、ちょっぴりお手伝い。すると、うどんと柿の葉寿司をスタッフとして分けていただけました。

同じテーブルでご一緒した「え〜びす」のおじ様たち。くたびれ顔でも、時々冗談を飛ばしてくださいます。

きっと明日からどっと疲れが出るでしょう。(もはや疲れている)でも、どの方も、後姿がかっこよく青春しているみたいです。

みんながチャレンジした「初市」、まちが再び青春した日。「えびす市場」には、なんと1300人のお客様が訪れたのでした。

眠っていた不用品自身が、喜んでいるように見えました。使い方で、新しい命が吹き込まれる。それは、物も、人も、まちもでしょう。

携帯などの部品を再利用してアートや、アクセサリーにしたものも展示販売に。う〜ん、終わったものが新しく美しく輝いている。

上市の「え〜びす」の動きは、そんなことを教えてくれたのでした。


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ゆとりある記 「国栖奏」 2017/02/13 12:10 pm

奈良県吉野町南国栖に伝わる「国栖奏(くずそう)」という祭事に参加してきました。

吉野川岸壁に建つ小さな拝殿、わずかな敷地に人が集まり外側からは神事も舞も見えません。

でも、1600年前に発する歌舞だと知ると、雪の中に響く鈴の音が何とも荘厳に思えます。

にわかづくりの観光イベントなどとは無縁に、淡々とこの祭事を伝承している地域、人々に、神々しさを感じました。
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吉野町のホームページには「「国栖奏は、毎年旧正月十四日に、吉野町南国栖の天武天皇を祭る浄見原神社で古式ゆかしく行われます。早朝から精進潔斎をした筋目といわれる家筋の男性、舞翁二人、笛翁四人、鼓翁一人、歌翁五人が神官に導 かれて舞殿に登場し〜略〜」とあります。今年は、2月10日13時から行われたのでした。


雪模様、知人の運転に身を任せ、たどり着いた南国栖・浄見原神社。本当に小さな建物が崖の途中にかろうじてちょこんと建っています。

少し遅れ気味だったので、人の群れに囲まれて、拝殿の様子は見えません。傘やカッパが視界を遮ります。

それでも聞こえる、「国栖の翁〜〜〜♪」という謡や、時々見え隠れする、クリーム色の装束、男性のゆったりとした手の動き、そして鈴の音。

だんだん、心が静まってきます。


ここにいる人たちは、地元の方々?民俗学などを学ぶ人?それとも歴史散策の方々?

いろいろな人たちが、足場の悪い中をびっしょり濡れながら鈴の音を聞いています。

「永遠」という掛け声のようなものが聞こえました。「永遠」と聞こえたのですが、次には「えんえい」と聞こえます。

どうやら「えんえい」が正しい。どんな意味なのでしょう?「三月、えんえい」「四月、えんえい」こうして一年を巡った後は、個人名が読み上げられて同じく「○○○○、えんえい」と繰り返されていきます。

「遠栄」永遠に栄えるという意味なのだろうか???と思っていると、雪の空から光が差しました。

“神っている、そんな場に私、いま立っている!”ここにきて自分が浄化されたようです。


祭事は1時間ほどで終わり、装束の男性は、お供え物や楽器を恭しく掲げ、足元の悪い階段をそろりそろりと降りていきます。

観光イベントではありませんから、メガホン持った人が解説するわけではないし、お客様席があるわけでもない、誘導もない。

見せていただけるだけでありがたいのですから、わかってもわからなくとも、良しとする。この空間に居られたことがうれしいと思えてきます。


人が崖の下に降りて行った後の拝殿、舞殿といった方がいのでしょうか、円座が並びます。

ここで毎年、ずっと同じことが続いているのですね。見物の人が居ようと居まいと、寒かろうと、雨だろうと。

同じことが粛々と。



町が立てた看板にはこんな説明が。
「〜略〜『古事記』『日本書紀』の応神天皇(今から1600年前)の条に、天皇が吉野の宮(宮滝)に来られた時、国栖の人々が来て一夜酒をつくり、歌舞を見せたのが、今に伝わる国栖奏の始まりされています。〜略〜さらに今から1300年ほど昔〜略〜大海人皇子(天武天皇)が挙兵したとき、国栖の人は皇子に味方し略慰めのために一夜酒や腹赤魚(うぐい)を供して歌舞を奏しました。〜略〜」

そしてもう一つの看板には「謡曲 国栖」の説明が。


お供え物には、根芹、ウグイ、栗、一夜酒、赤ガエル(これは陶器製)などが並びます。










これも遥か昔から、同じものをお供えしてきたのでしょう。かつては本当のカエルをお供えしたのでしょうか?









参加者には、地元の方々が用意したお餅が振る舞われました。ありがたい丸餅です。










テントを張って、寒さの中をぜんざいを用意されていたご婦人たち。「ぜんざいが終わってしまって、すみません」と、お餅だけ振る舞ってくださいます。

「こうして漬物を挟んで食べても美味しいよ」地元のお米で搗いたお餅は噛むほどに美味しく、その心づかいに温まりました。



誰かが作った雪だるま、「国栖奏いかがでした?」と見送ってくれます。

若い女の子二人の後ろ姿がありました。地元の子でしょうか?平日だし、大学生でしょうか?

雪道を何か楽しそうに話しながら歩いていきます。

彼女たちの中に「国栖奏」はどのように残ったのでしょう?そしてこの国栖という土地が、どんな存在となったのでしょう?

神々しい時間を共にして、それは忘れられない思い出になったはずです。

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お仕事 体験催し運営チェック 2017/02/06 2:13 pm

着地型観光と呼ばれる、地域資源を活かした体験プログラムが盛んです。

でも、その現場を仕切るのはたいてい素人の市民。地域愛に燃えて企画しても、結局お客様を迎えるとドタバタになってしまいがち。

企画側とお客様、双方の満足のために、一目でわかる運営チェックを作りました。

ワークショップで何人かの頭で考えると、発見もあり良い出来上がりになりました。紀の川市で。
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現場のコーディネートについては、今までこのブログでずいぶん書いてきています。

どんなに凝った渾身の内容でも、会場が寒かったりすると参加者には「早く終わってほしい催し」になってしまう。どんなに冒頭に一生懸命説明しても、ずっと立ちんぼで聞かされたのでは「最初から疲れた」になってしまう。

まあ、こういうことに気を付けましょうというようなことです。

例えは悪いですが、家でお母さんが気づかってくれるようなこと。悪いというのは、お父さんだって気づかって当然のことだからですが。

最初に、気を付けることをアイテムであげました。これのもとは、紀の川市フルーツ・ツーリズム、「体験チーム」のお一人が本一冊になるくらいの注意アイテム集的なものを作ってくださいました。それを下敷きに、最低限の簡単なものを作ろうというもくろみです。



それを私一人で作って、はい!と見せたのではみんなの中に染み込まない。なのでワークショップにしました。

前日、地域おこし協力隊の女子と、お部屋にこもりおおきな“曼荼羅”風のものを作ります。

カードに書きだした、最低数の気を付けようアイテムを、「衣」「食」「住」「情報」「記録」「運営管理」などのカテゴリーに分けていく。

さらにそれを、事前、当日、事後の時間軸を意識しながら置いていく。まあ、楽しい下ごしらえの作業です。



そして「体験催しコーディート講座」ワークショップ。毎回、何人参加かわからない、来た人数あわせでやっている人づくり塾。

地域づくりできる技術を市民に身につけてもらうための講座です。が、一番身に着けていただきたいのは、実は若手市職員ではあります。

さあ、元の大図が広げられたので、2班に分かれて、足りないアイテムなどを出していきましょう。

いろいろな人が居るので、気づくところが様々。そこがワークショップの面白さです。



体験プログラムといっても今回の場合、個人が数人のスタッフでそれほどたくさんのお客様相手でなく行うケースを頭に置いて考えました。

「下見やリハーサルが大事」と主張されるのは、先の本一冊になるくらいを作られた男性。

彼は、以前、予定していた催しで実っているはずの柿が予定通りに色付かず大慌てした経験を持ちます。自然の物相手ならなおさらリハーサルや下見は大事でしょう。

「道具一式の予備」が大事と加えたのは、アクササリーや造花などのスクール指導の女性。

なるほど、いざ、というときに道具が壊れたり、無くなったり、急に人が増えたりなどしますものね。



「当日スケジュールを紙に書く」を加えたのは、コンニャク作りの名人。この女性は「料理チーム」の方。

あまり詳しい打ち合わせができないまま、スタッフが当日集合だとする。時間の入ったスケジュールのプリントが配られる、貼りだされている、それだけでなんとなく皆動けます。

お客様も、それがあると、今、時間が押しているのか余裕があるのかわかる。みんなで、やることと時間を管理できます。

「駐車場や場所の地図」とおっしゃったのはデザイナーの男性。

確かに、当日「どこかわからないんですが〜」の問合せに電話で説明していると他のことができません。前もって参加者にファックスしていればOKですね。

「始まる前のスタッフの気合い入れ」と加えたのは、20代の市職員。この女性、「気合い」を表す絵として「力こぶ」を描きました。

「和やかな雰囲気作り」ああ、これも大事。折り紙大好きの主婦の方からです。

ついつい進行に夢中になると、どんな雰囲気で体験時間ができあがっているのか客観的に見ることを忘れます。笑顔もなくなります。(私が反省せねば・・・)

「食べ物・飲み物」「荷物置きスペース」「弱者への配慮」「事後のお礼状」などなど、びっしりになっていきました。



実は、こういうことを言い出したらやはり本一冊になってしまうのです。

が、この「体験催し運営チェック曼荼羅」をざっと見るだけでも、ひとつ頭に残ったことがあるだけでも、現場のコーディネートはうまくいくのではと思うのです。

巨大な「曼荼羅」はこの後、たくさん絵が加わって、A4サイズに手書きで縮小され、コピーして完成。

この3月5日から始まる「紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会“ぷる博”」の、65の体験催し企画者「仕掛け人」さんに配られることになります。

さあ、気合を入れて、失敗は栄養です。今回で催し仕掛け人として、みんなぐっと成長しましょう!

「ぷる博」についてはこちらから↓
http://fruits.oyoyaku.com/app/page/info/20170110puruhaku_panf



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お仕事 パンフレット配送大作戦 2017/01/30 11:31 am

和歌山県紀の川市で3月から始まる「紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会」略して「ぷる博」のパンフレットができました。

35000部を行政が配れば簡単なのでしょうが、企画も編集もずっと市民中心に進めてきた催しです。

ここも市民力の見せどころ、寒い倉庫でぜんざいを食べながら50部ずつ梱包し、配送リストから自分が行くところを選んで出動。

大作戦は今、終盤に入りました。(今回のブログの半分の写真はは、紀の川ぷるぷるクラブのフェイスブックからお借りしています)
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これがそのパンフレットです。フルーツをテーマにまちおこしをする紀の川市の「フルーツ・ツーリズム」の話題は何度も書いてきましたが、ここ数年間の活動のいよいよ山場です。

3月5日から4月9日の約一カ月間、紀の川市全域でフルーツにちなんだ体験催しを65個開催します。


桃のジャムを作ろう、フルーツバーガー食べよう、フルーツジェラードでパフェを作ろう、アウトドアクッキングしよう、フルーツ一杯のパンを焼こう、フルーツアクセサリー作ろう、フルーツバルで飲もう、テーブルフォトを学ぼう、フルーツ缶バッチ作ろう、フルーツカルタ大会、ダンボールハウス創ろう、選果場を見学、フルーツトレインに乗ろう、ハッサクオブジェで記念写真撮ろう、etc。

まあ、よくもまあたくさんの、プログラムが集まったものです。


市民が企画し、市民が交渉し、市民が原稿を作り、市民が写真を集め、市民がデザインし、市民が校正し、出来上がったパンフレットです。

みんな愛着があります。






35000部のパンフレットが市役所の倉庫に搬入されるとき、フェイスブックで集合がかかりました。

「矢印の建物に、あったかい恰好して集まれ〜。暖房はないよ〜」










1月19日到着、すごい量!これをみんなで50冊ずつに梱包して、1月中には世の中に出し終えます。

まずは配達された、トラックのお兄さんにもパンフ贈呈。「気に入った催しに、ぜひ来てくださいね」









このエリアのここに何部、そういうリストをあらかじめ作成。それを仕分けていきます。

お母さんと一緒の子どもたちも活躍。








冷え切ったころには、ぜんざいの差し入れが。フルーツ・ツーリズムの活動では、何かしら美味しいものが登場します。









シールになるはずだったあて名書きが、上手く印刷できずに急きょ手書きに変わったり。

2日間かかるはずだった作業が1日で終わり、その連絡が上手くいかないで、2日目の朝、倉庫にやって来た人がいたり。

役所主導の作業でないので、必ずすったもんだがあります。でもこんなことをもう3年もやってくると、みんな慣れてきました。

○○でなきゃダメ、ではなくて、▽▽でもいい、となんでも思えるようになります。

みんな強くなりました。




1月22日には毎月のワークショップ。この日集まったフルーツ・ツーリズムのメンバーは、配送リストから自分が持って行けるところを拾い出し、その分のパンフレットを台車で運び帰りました。

何時、誰が、何処に、何冊持って行くか?リストがだんだん、埋まっていきます。




そして1月24日は「パンフお渡し会」。この「ぷる博」でなにかしらの催しを主催する市民を「仕掛け人」さんと呼びます。

必殺?のようですが、これも「案内人」や「説明者」なんてやわなものでなく、しっかり自主運営してもらいたいからと市民事務局で決めた呼び名です。

仕掛け人さんには、ここでのぼりやポスターと一緒にドッサリとパンフが渡されました。



フルーツ・ツーリズムは昨年暮れに「一般社団法人」になっています。ですから、お金には少々シビアです。

仕掛け人になるには、参加費1万円を支払います。ま、35000部のパンフで宣伝してもらえるのだから、そうそう高くはない。

ツーリズムメンバーも、私も、県庁職員さんも、地域おこし協力隊も、みんな催しをやるからには支払う。こういう習慣が、次回の「ぷる博」に繋がるのですから。


雪で車がつかえない、子どもがもどした、熱が出た、市民事務局はいつも突発的なことがあります。

もちろん市職員も現場には居るのですが、市職員が仕切ってはいけません。

企画運営できる市民が少しずつ育っているのですから、市職員は邪魔しないように黒子になる。

30分前まで司会者が決まらずに、でもどうにか会合がスタートしました。



説明資料や参加者アンケートなどに、まちがいや抜け落ちがボロボロ。でもみんなが笑顔でガンバロウ!の記念写真を撮れたのは、みんなで支え合って創っていこうという気持ちの表れでしょう。

誰かを責めることは自分を責めることになる。失敗を活かして、今後に繋げよう、が基本ですものね。


お渡し会欠席の仕掛け人さんへ、市外のホテルへ、市外の観光施設へ交通機関へ、コンビニへ、スーパーへ、パンフ届け隊は出動していきます。

2人で回れば、長い1日、車の中でいろいろ話し、普段より濃いコミュニケーションができます。単なる配送でなく、その時間を活かさなくては。


雪の日に、朝からいくつも梱包を持って回った主婦の方いわく。「パソコンや難しいことは不得手だけれど、こういうことならできるから・・・」

娘さんと一日配送作業をしたお父さん。「知っているようで、まだ知らないお店や、場所がありますね。配送をしながら新しい出会いがあってうれしいですよ」

頭が下がります。







近くの自治体に話を通して、大口の配送をやってのけた農家さんもいました。

普通なら、市職員が頼みに来るのに、桃農家が興奮して体当たり説明にやって来た!ま、それが紀の川流。先方は驚いたことでしょう。今度はこちらが引き受けなくちゃね。




「お店にぷる博コーナー作りました〜」なんて写真も送られてきます。








私が買い物をしたパン屋さんでは「今回催しには参加できなかったけど、パンフは配るからね」とわざわざ挨拶に。



そして、東京のわがNPOの事務所にも梱包が。皆さんパンフがほしい方、お声かけくださいね。

さあ、これを全国の私の知り合いに配りましょう。

イベントとは、何かが起きること。「ぷる博」開催は3月からですが、実はもう大きなイベントは起きているわけです。

パンフ配送体験催しを皆が体験中なのですから。今までにない新鮮な経験です。お金があって、すべて宅配便にしたのなら、配送での出会いや発見もなかったでしょう。コミュニケーションも進まなかった。

時間はかかって、大変ですが、この作戦で紀の川市民はまたひと回り大きくなったようです。

それにしてもみんなが本気になると強い、婦人会に、ヨガのグループに、太鼓の会に、知り合いの美容院に、いつも持っていて通りすがりの人に、と分けているのですからきめ細かくてどんどん広がっていく。

どこかの観光協会で、立派なパンフレットやポスターが山と積まれ、廃棄になっていくのを見たことがありますが、もうそんな時代じゃないんですね。

35000部があっという間、いまやパンフが足りない?という悩みを抱えつつ。配布リストの「完了」という文字を眺める私でした。


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写真でみるゆとりある記

高田の梅漬け
地下鉄四ツ谷駅改札の七夕短冊
奈良県天川村で。
JT生命誌研究館で

連絡先

野口 智子 のぐち ともこ
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局
ゆとり研究所

TEL 090-7433−1741
E-Mail yutori@noguchi-tomoko.com

NPOスローライフ・ジャパン
〒160-0002 東京都新宿区四谷坂町9−4 リカビル301
TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
E-Mail slowlifej@nifty.com


略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。