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お仕事 「ぷる博2」 2018/02/26 1:53 pm

これは「第二回紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会」の愛称です。昨年に続き、フルーツがテーマの市民企画催しが52種類もそろいました。3月4日から。

“イチゴ電車に乗って猫の駅長に会い、イチゴ狩りをしてイチゴ大福づくり”“ロケットストーブを作りフルーツピザをほおばる”“和服で名刹「粉河寺」を散策しフルーツ寿司を”など。満員御礼も続出、個性的な催しが一杯です。
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「ぷる博2 オフィシャルご案内サイト」はこれです。
http://www.kinokawa-fruits.jp/puruhaku/

52種類の催しを詳しく見ることができます。今年のパンフレットは、ハンドバックに入るA5サイズなので、可愛いくてなかなか好評。

この「ぷる博」2回目ともなると、主催の(一社)紀の川フルーツ・ツーリズムも余裕?とはなりませんが、初めての時よりもなんとなく切迫感はなく、やれる範囲でやりましょうという雰囲気です。

そう、爪先立って無理してもつまらないですものね。
さて、そんな中で私的にちょっと気になる催しをご紹介しましょう。

パンフレットを複写して載せているので、見にくかったら上記のURLでご確認くださいね。


38番の「いちご×(電車・収穫・大福)ニタマ駅長にも会える、いちごづくし旅」

これ、わかる人にしかわからないかもですね。紀の川市には和歌山電鐵が走っていて、この列車が猫や梅干しなどのテーマのある車両。遠方からわざわざ乗りに来る人もあります。

さらに、人気なのは貴志駅にいる猫の駅長。先代がタマ駅長で、今は二代目なので「ニタマ」と呼ばれています。

そのイチゴ電車に乗って、、なのです。貴志川町はイチゴの産地、イチゴ狩りはもちろん、イチゴ大福作りもある、ここに私はひかれてしまいました。

昔、静岡に住んでいる頃、イチゴ狩りはイヤって程やりました。でもそれはドライブとセットで必ずや渋滞になり、それがつらかったのを思い出します。電車なら安心、しかもイチゴ電車なんて!

「貴志川観光いちご狩り園」の方々がどれほど丁寧にイチゴ作りをしているのか知っているだけに、このメニューはよくぞ考えてくれたと思いました。

39番「椿や桜・桃が咲き誇る風景の中であら川の桃ジャムづくり」

「あら川の桃」といえばブランド桃です。その桃でジャムを作る幸せ!以前この体験をしたときに、本当にたくさんの桃を使う贅沢に酔いしれました。

そして、煮ている間の桃の香りにビックリ。やはり桃は果物の女王だと思ってしまいます。ザクザクと刻んだ桃がたっぷりと入った瓶を持ち帰る、東京ではこんなジャムは高価過ぎて手が出ないはずです。

ほんのりピンク色の桃ジャムは桜の季節のプレゼントにしようっと。

この催しの紹介コピーにもあるように、「桃りゃんせ夢工房」近くにはたくさんの椿があります。ジャムづくリだけでなく、花見物も兼ねて家族と行くといいですね。

40番「ロケットストーブをDIY。できたてストーブでピザ焼き。」

私のこのブログでも何度かご紹介しているロケットストーブ、ご存知ない方はぜひご参加を。オイル缶を二つ繋いで、なかに煙突を通す簡単な仕組み。ほんの少しの燃料で、ロケットのようにゴーッと音を立てて燃えます。

ストーブというと暖をとるためと思うかもしれませんが、これは調理向き。お湯などすぐ沸きますし、火力が必要な焼きそばなどお勧めです。

料理はともかくとして、このストーブそのものを作る作業が楽しい。この催しを主催の方は、ロケットストーブの強烈な信者のような方で、“布教活動”?に熱心。作るためのすべての道具、部品など用意してくれるので、子どもと女性だけでも多少の苦労だけで出来上がります。

そして初めて火を起こしたときの楽しさ、面白さ。やはり、人間は火を起こすことに何か本能的な喜びを感じるんだなあと思ってしまいます。

キャンプなどに向いていますが、本当は災害時の強い味方。ガスや電気が止まっても、調理できます。今回また作ろうかな〜。


45番「気持ちはもう桃農家?『美味しい桃にな〜れ』の摘蕾体験。」

摘蕾とはテキライと読みます。つまりいらない蕾をとること。同じく、摘花も摘果もある。紀の川市に通うようになり、当初驚いたのは、この作業でした。ポロポロポロポロ、蕾を落とす。なんだかもったいないし、かわいそう、と思ったものでした。

でもこれをやらないと美味しい桃にならない。理屈は分かるのですが、、、、、。せめて花を満開に咲かせて、それからじゃだめですか?と思ってしまいます。

農家さんだって、そりゃあ、花ぐらい咲かせてあげたい気持ちはやまやまでしょう。でも美味しい実を実らせるためには、なのです。それはとりもなおさず私たち、消費者の望みに応えるためなのですから、いたしかたない。

なので、それならばお手伝いくらいしましょう。桃の樹のこと、桃農家のこと、桃のことを知って、ありがたく夏には桃をいただきましょうというわけです。

果物産地だからこそできるプログラム。ここのジェラードは行列ができるほどの味、フルーツがいっぱい使われています。摘蕾からジェラードまで、桃がたどり着く道のりを体感したいものです。

47番「パソコンで作るフルーツクラフト 思い通りに作れるかな?」

フルーツがテーマの「ぷる博」にパソコン教室が参加するとこうなる!ということ。
できあがるフルーツクラフトが何とも可愛いのです。

パソコンなしの生活なんてもはやできなくなっていますが、実はしょうがないからパソコンを使っているだけで、パソコンを楽しんだことなどない私です。

いまだにわからないことだらけで、パソコンは肩コリと目の疲れのもととしか思えない。それなのに、この催しは何だか楽しそうな感じ。

子どもの初めてのパソコン練習にぴったりとありますが、パソコン嫌いのおばちゃんが、パソコン好きになるためにお勧めなのかもしれません。

この日はせいぜい、仕事を忘れて、パソコン遊びをしましょう。

貴志川の平池の近くとか。池のほとりのウォーキングや、カモの群れや、黒鳥の泳ぐ姿を眺めるなんてゆったりした時間も、自分で付け加えたいところです。

28番「バスケット・ピンポンでゆる〜く汗を流し、折り紙もして、果物も。」

最後は私主催の催し。和歌山発のバスケットのついたミニピンポン台で遊ぶ「バスケットピンポン」通称「バスピン」。

これをゆる〜く楽しみましょうという催し。そもそも私ができません、正確なルールもわからない。なのに楽しいのは、このスポーツ?の魅力なのでしょう。

子どもも高齢者もなんとなくピンポンらしきものができる。バスケットにボールがポンと入れば点数があがる。

家庭に一台置きたくなります。どうぞぶらりとお立ち寄りください。縁側みたいな感じで一緒に果物食べて、折り紙などもしましょう。

こんな風に、いろいろな立場の人が、それぞれにフルーツにひっかけて考えたプチ催しばかりです。ここでは少ししかご紹介できませんでしたが、何処の土地でもなにかテーマが見つかればこういう仕掛けはできるはずです。

参考事例としてはおすすめ。どうぞ遊びにおこしください。

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ちょっとしたこと オリンピックで 2018/02/19 10:56 am

にわか羽生ファンになってしまいました。もちろん、宇野・葛西・小平ファンにも。

最近のテレビでは、嫌な政治のニュースか馬鹿なお笑いばかり、テレビをつけるのも嫌だったのがこの数日は違いました。

夢中で見て、声を上げたりウルウルしたり。日本中が“元気をもらった”のではないでしょうか。

ならば、その元気を何に使うかですね。目の前には、問題山積みの現実があります。
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もちろん、オリンピックが世界の祭典ではないのは分かっています。どう見てもお金持ちの国の、お金持ちの人しか参加できない。

オリンピックは純粋にスポーツだけ、なんてのはずっと前から嘘で、時の政権に利用されてきた。それもわかっています。今回などはまさしくそうです。

感動というものを大金を動かして量産し、誰かが儲ける感動産業。しかもアメリカ時間にあわせで競技なんて、選手も大変だったでしょう

そんなふうに作られた仕組みに、みんながはまってキャーキャー言っているわけです。

分かってはいるのですが、今回は素直に感動しました。

テロや内戦がやまない、飢餓に苦しむ国もたくさん、地球の自然はどんどん壊れていく、福島の原発事故はいまだそのまま、確定申告の時期なのに国税庁長官は頬かむり、などなどそんな中での夢の一幕だったのでしょう。

何かを忘れるために、むしろオリンピックに踊らされてみた、ということなのかもしれません。


いつからか、日本の民は皆、テレビのカメラなど向けられると、「感動をありがとう」とか「元気をいただきました」などと発言するようになりました。

自分では感動できない、元気になれないということでしょうか?

どう見ても元気すぎるようなおばさんが「元気もらいました、羽生君ありがとう」なんて語っていると、で、その元気をどうするの?と思ってしまいます。

人間の可能性は凄い、ということを知ったなら、自分もそのくらい頑張って地域や社会をよくしていこうじゃありませんか?!

いただいた元気で、またワッショイと食べ歩きして、さらに醜く太っていかないように。

いただいた感動と元気の使い先を厳選し、テレビに向けた凝視するそのまなざしで、世の中をきちんと見ていきましょう。

と、自分に言っている野口でした(笑)



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ちょっとしたこと 海辺のまちは 2018/02/12 12:10 pm

和歌山県海南市大崎、港を抱える小さな集落。ここから獲れたてのナマコが届きました。

コリコリとした歯触りと潮の香りを楽しみながら、以前、訪ねたことを思い出します。

今日もあの急な細い階段を、おばあちゃん達は歩いているのかしら?布団を清々と乾しているかしら?強風のなかを船は出たのかしら?

海辺のあのまちは、今日、どうしているんだろう。と、つい考えました。
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ナマコです。私がおろせないことを知っていて、ちゃんと薄く切ったものを届けてくれました。

あとは味付けして海苔をちぎって。コリコリコリ。

その間にいろいろなことを思い出したわけです。




大崎の港。漁船も入れば、ヨットも係留されている。

暮れにうかがったときはいいお天気で、他所から来た家族連れが遊んでいました。






浮きで作られたお人形。

数年前にうかがったときもありました。

笑いながら港を見まもっています。誰が作ったんだろう?





それにしても人が居ない。路地に入ると、家はあるのにシンとしています。

かすかにテレビの音が聞こえて来たり・・。






路地の脇には細い急な階段道が伸びています。

その階段を上っていくと、急斜面に建つ家に通じる。

振り返ると、さっきの海が藪の間からみえています。強風が吹くときは大変でしょう。



階段の途中で会ったおばあちゃんが、「この先にお地蔵さんがあるよ」と教えてくれました。

お地蔵さん???よくわからなかったのですが、小さなお供えがありました。

急な階段を誰かが上って、これを供えて拝んでいたのでしょう。


別の階段を上っていくと、あらまあ〜、布団やシートやマットやポリ袋まで。

干す、干す、干す。

都会じゃこんなににぎやかに干せませんね。





階段を上りながら振り返ると、青い空。

ピーッと、飛行機雲が伸びていきます。







日が当たれば暖かい海辺の集落です。

誰が育てているのやら。








この石垣一面の多肉植物は、勝手に増えた?

自転車を飲み込みそう。










「カザマチ」というお店で一休み。海を見ながら美味しいコーヒーをいただきましたっけ。




コリコリコリ、もうナマコを相当食べています。

海辺の小さな集落、大崎は今日もあんな感じかなあ〜。
多肉植物はじんわり伸びているのかなあ。
コーヒー飲む人いるのかなあ。

コリコリコリ、また行こう。海辺へ。

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ちょっとしたこと 講座にミカン 2018/02/04 8:54 pm

紀の川市での講座に盛田雲州という珍しいミカンがでました。皮が薄く味が濃い、隣同士で親しくミカンの話題が広がります。

田辺市で行われた和歌山県主催のワークショップにも、コンタナに入ったミカンがどっさり。好きなだけどうぞという趣向。

会場にさわやかな香りが満ち、食べれば疲れが飛び、頭が働きます。

これ、全国の研修現場などで実践したら、いい効果があると思います。
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これが珍しい「盛田温州」です。盛田ミカンとも言います。

お仲間に農家さんがいて、たまたまこのミカンを作っていて、味わうことができました。「もういいのがなくって、傷物でよければお分けできますけど」「ぜひぜひ」

そもそも作るのが難しい、さらに、皮が薄くツルツルで傷つきやすく、長距離輸送に向かない。

なので、あまり市場に出ない。東京の私は食べられない。ミカン産地の紀の川市の方々でさえ、珍しいとビックリ。

傷があっても味は変わりません。まあ、見事な甘みと程よい酸味。ネーブルっぽい味です。


この日の講座は「個人情報保護を知ろう」というおかたい内容でしたが、なんだか一瞬、このミカンが場を華やかにしてくれます。

夜、仕事を終えてからの講座などには、ミカンとおやつは必要ですね。

ネットで調べると、静岡県のJAみっかびでは、「オフェイスミカン」という商品を作っているとか。

オフィスにふさわしいミカンの箱をデザインし、休憩時に社員が自販機の飲み物同様に、ミカンをいくつか食べる提案商品とのことです。

テレビのニュースでもずいぶん話題になりましたね。ミカンは自分で剥けるし、そのまま口に運べるし、ビタミンCに富み、ストレスにもいい。風邪予防にも。

なかなかスーパーまで行ってミカンは買わなくとも、会社にあれば1個単位で買うでしょう。そもそも大企業なら、福利厚生費でミカンを毎週一箱ずつ職場に置いたらどうでしょう。それだけで、社員は健康になり、仕事もはかどる。安いものだと思います。


和歌山県が田辺市で行った「クラウドファンディング」についての研修会には、コンテナに一杯のミカンが出ました。

グループに分かれて、地域おこしのアイディアや課題、クラウドファンディングをするならどうするか、などを話し合いました。

この時も、人とつながる小道具がまずミカンです。ペットボトルのお茶では無機的ですが、ミカンだと違う。

「和歌山剥きってあるんですよね」「こういうのでしょ、剥かないで割っちゃうの」「そうそう、これも地域資源ですね」なんておしゃべりが始まる。


そうなると、ワークショップが上手く進む。講師も口に放り込むものあがあると、リラックスできる。

なんともいい演出、和歌山県ならではですね。

どうでしょう、ミカン産地では講座や研修にはミカンを必ず用意する掟を作る。ホワイトボードやポストイットと同じく、ミカンは必需品に。

会場使用の申込みに来た人に、施設側の人が「スクリーンとプロジェクターは使いますか?ミカンは何箱ですか?」なんて、当たり前に聞く日も近いでしょう!(笑)

もちろん、和歌山県下のオフィスには自販機の横にミカン箱ですね。(笑)

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ちょっとしたこと 雪騒動 2018/01/29 12:37 am

雪に弱い東京です。先日は報道されたように、車が立ち往生したり、駅に人が押し寄せて入れなかったり、家に帰れなかったり。いろいろ大変でした。

ただ悪いことばかりではありません。スノーシャベルを持っている家の方が、長い路地を黙々と雪かきされて、皆がお礼を言いながら歩く。小さな雪ダルマを作って自慢気な子どもに、道行く人が笑いかける。

心温まる雪でもありました。
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さて、いつも通う裏通りです。雪囲いなどしてありませんから、家の植木がお辞儀状態です。

事務所での会議が延期になって、とあるお祝い会も延期になって。今回の雪では、ずいぶん予定が狂いました。

この植木も「ええ?こんなはずじゃないのに〜〜〜」ですよね。


路上に止めてあった自転車が、白いカバーに包まれました。

この写真をFacebookで見た雪国の方からは「ビックリ!」のコメントが。

そうですよね、雪深い土地では冬に自転車を出しっぱなしなんてありえない。雪に埋もれてしまうし、第一、自転車に乗れる機会も少なくなる。

足元に気をつけてはいるのですが、普段目に入らなかった冬枯れの枝が、花盛りのように美しく、思わず顔を上げて眺めてしまいます。

だからこうして、写真にまで撮ったりして。





電線だってきれいなんです。

いつもは電線だらけの景色がイヤなのですが、これは砂糖菓子のように美しい。

バサリ!と落ちたりするとそれがまた面白くて、夜に出かけたくなってしまいます。




新宿区四谷の裏通りに、こんなかわいい表情も。

このお家に子どもが居たんだ。よくぞ紅葉の葉を使ったね〜。誰かが「カッパ?」なんて言いました。

車が入ってこない、酔っ払いもいない、夜の道。雪のおかげで浄められたような感じです。



とはいえ、混乱も美しさもたった一夜の出来事。

翌朝、日が差せば「やっぱりあったかいのがいい」と、太陽のありがたさに感謝します。

普通に歩ける、うれしい〜〜。





屋根の雪が溶けて、ボトボト水音がする軒の下。ストックの色が目に飛び込んできます。

白い中からみえる、濃いピンクの華やかさ。雪のおかげで急にスターになったみたいね。





あれ?昨夜の雪ダルマ、顔が大きくなっていた。

カッパの雪ダルマの近くにあったこの雪ダルマ、出来上がって自慢そうにしていた男の子に、「頭が少しちいさくない」なんて、私は批評していました。

あれからまた、夜に大きくしたんだ、きっと。

本人も、小さいとは思っていたのでしょう。お父さんと一緒に作っていたので、きっと夕飯後に、もう少し雪の上を転がしてひと回り大きくしたんですね。

家の前の路地で雪玉を転がす親子、いいなあ〜。

お日様、溶かさないであげて。もう少し、雪ダルマ、このままで置いてあげて。

たまの珍しい雪だから、味わえたあたたかな気持ち、やさしい時間なのでした。

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ちょっとしたこと 外国人目線 2018/01/22 1:42 pm

和歌山県紀の川市の地域おこし協力隊が市民と共に、外国観光客向けイラストマップを作るワークショップを開いています。

外国人目線で見たら何が興味深いのか?と、みんなでウロウロ歩きをしました。屋根の鬼瓦、小さな祠と紅葉、古墳、剪定した庭木、イチジク畑、田んぼの氷。

もし自分が遠い国からやってきたら・・の目線で見ると、普通のことが急に面白くみえてきました。
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そう、猫の駅長たまが居ることで知られる、和歌山電鐵貴志川線です。たま電車やイチゴ電車など、凝ったデザインの電車が走り、これに乗って「貴志駅」まで、たくさんの外国人観光客がやってきます。







今の駅長は二代目。お休みの日があったり、後ろ向きばかりの日があったり。海外から噂を聞いてやってきても、当たり外れがあります。

そりゃ、生き物だものしょうがない、画一的なサービスはできません。

で、必ずや、外国からのお客様は駅長と駅舎の写真を撮ります。そして、そのほとんどはサッサと帰ってしまいます。

ネコだけ見せて、それで帰していいのか紀の川市!!と、私は常々思っていたのです。

この貴志駅前に、観光交流拠点が整備されることになりました。

その先行事業として、市民の交流心を育て、外国観光客にもっと滞在してもらうきっかけ作りのために、このワークショップは設営されたのでした。

11月から3月まで全5回、2時間ずつ。20人くらいが参加して、かなり忙しいメニューをこなし、最後にはマップを作ろうというわけです。

私は2回だけ参加の冷やかし客ではありますが、楽しい時間を過ごさせていただきました。

やみくもに外国人の方に話しかけてみよう、という無謀な実験もありましたが、これもみな体当たりでクリア。

けっこう通じるものです。(笑)

そして、駅から500mくらいを数人で歩いて、外国人の方が喜びそうなポイントを発見する、というメニューも。

「この田んぼと古い立派な家どう?」「あ、これはいいね、喜ぶよ」なんて発見を続けていきます。


白壁に瓦屋根、黒い鬼瓦。きれいに刈り込まれた庭木は、大きな盆栽のように美しい。

「この辺は、ちゃんと説明がマップにあったほうがいいね」「こういうお家で、住んでいる人が中を見せてくれて説明してくれれば、いい思い出になるんじゃない」

「立派な観光施設より、普通の、古くからの暮らしを見た方が喜ぶと思う」「そういう観光の時代だよね」

なんて話しながら、歩きます。

庚申さんの祠。「これは何て説明すればいいのやら」「でも、外国の人、喜ぶねきっと」

そういえば駅のすぐ近くにもこんな祠があって、近くに紅葉が一本。アジア系のお客様がその紅葉と祠を熱心に撮影していました。

紅葉のない国では、紅葉やイチョウの黄は珍しいのでしょう。

それなら写真を撮るだけでなく、この竹ぼうきで紅葉を掃き集める体験などさせてあげたらどうでしょう。

枯葉の感触、竹ぼうきの音、土の匂い、みんな日本、みんな紀の川市です。





畑のなかの真ん丸な小山?なんと古墳だそうです。これは外国人でなくとも興味がわく。

しかも手前の畑はかんきつ類の苗がズラリ。果物のまちらしい風景です。

いっそ、キウイフルーツ古墳と名付けましょうか。ちゃんとマップで解説すれば、歴史の浅い国の方には驚きの丸山になることでしょう。

別の古墳横に並んでいたお地蔵さん?地元では何かきっといわれがあり、新しく整備されたのでしょう。

せっかくなら何か物語を作ってもいいですね。健康を願うなら何番目、恋愛なら右から三番目、商売繁盛なら一番左、など。

あ、不謹慎かもですが、そういうストーリーがあると、駅から15分、ただの田舎の道を歩いてくれるかと思いまして。

イチジク畑です。普通は上に伸びる枝を、真横にし、よけいなところはすべて選定し、若芽がまた垂直に伸びる季節を待ちます。

こういう形に樹を整えれば、高齢者の方でもイチジク生産ができると聞きました。ぎゅーんと伸ばした手を繋ぎ合ってるみたいですね。

果物はその収穫時期だけが魅力ではありません。実りの無い真冬の時期も、ここでもし農家の方の解説をいただければ、知識の実りをいただいたことになります。

この畑の見学後、暖かいところでイチジクジャムを入れた熱々の紅茶など飲みましょう。これは外国人でなくても体験したい内容です。

観光地ではなかった紀の川市、貴志駅だけに猫目当ての外国人がやってきますが、地元の住民の方々と上手な交流が育っているとは言えません。

むしろ、「マナーの悪い人たちが来て嫌だ」「お金を使わない」など、外国人観光客に好感を持たない、否定的な声も聞こえてきます。

でもこの氷のような関係も、お互いが歩み寄って溶けていくもの。

お金だけの関係でなく、知識や心の交流をしましょう。マナーが悪ければ、ぜひ、紀の川市でいいマナーを覚えて帰っていただきましょう。

このマップができる頃には、貴志駅まわりに妙に詳しくなった市民が数十人できあがります。外国人目線で地域を見ることは、地域を客観視することです。そんな訓練のできた人たちです。

そしてその人たちは、英語ができなくても笑顔で話す度胸試し済み。さらに、何度も同じ時間を過ごし、打ち解けた仲間でもあります。

観光施設や観光名所がなくても、いい時間を過ごせる貴志駅回り、そして紀の川市を目指そう。このマップ作りは小さな試みではありますが、なかなか深い意味合いを持つことになるでしょう。

“私たちが作ったマップ”を胸を張って使いこなしながら、外国人をガイドしたり、外国の方向けの体験プログラムを企画する、そんな動きがワークショップ参加者から起きていくはずです。

きっかけとなるワークショップを仕切る、地域おこし協力隊さん、ありがとう。

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ちょっとしたこと 奈良の・・ 2018/01/15 1:22 pm

奈良の鰻、奈良の庭木、奈良のおでん、奈良のしめ縄、「奈良の」と冠がつくと、なんとなくいい感じがします。これが地域ブランド力でしょうか?

年始にぶらりと出かけた奈良でたまたま食べたもの見たもの、大したことではなくとも「奈良の」冠で、人が勝手に想像を広げてくれるようです。

いえ、でも、実は大したものでして、「やっぱり奈良は凄い」と最後は思わざるを得ません。
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お正月の3日に、和歌山県紀の川市の家からノコノコと奈良へ出かけました。和歌山線に乗って、途中一回乗り換えれば、JRでそのまま奈良へと行けるのです。

目的は?いつものようにあまりありません。あえて言えば、前に食べたおでん屋さんに家人を連れて行きたかった。

そして、夫婦で今、ファンの志賀直哉の旧邸を訪ねたかった。というくらいです。従って、電車に満員の初詣客とは全く違う行動。駅を降りたら、春日大社や東大寺には目もくれず、まっすぐ高畑へと向かいました。

ここ辺りの家々の植木がきれいです。驚くほどの剪定をしてあって、木々はまるでげんこつを空に着き上げたかのように立ています。

あいにく志賀直哉邸はお正月はお休み。外から塀越しに見学となりました。

それにしてもこの辺りの家々の、お正月飾りは立派です。

以前、このまちを歩いたときに、門に飾られたあまりにも立派な正月飾りに、家人は驚いて写真を撮り、それが写真コンクールで受賞したという経緯があります。

あの家はどこだっけ?この辺りじゃなかったっけ?そんなウロウロ歩きが大好きな夫婦です。

いつしか、奈良町のエリアに入り込もうとしていました。そんなときにいい香りがします。

「鰻だなあ〜」と夫。「奈良って鰻が有名?ってことはないよね」と私。とはいっても、あまりにいい匂いに誘われて、「活活亭」というお店に入ってしまいました。

一見、普通のお家です。でも鰻屋さんです。ここでおなかを満たしてはいけません、おでんが待っています。なので、一番安い、1000円以下のうな丼を頼みました。

お店の女性が「本当に鰻が少しですがいですか?」と正直顔で問いかけます。「本当にそれでいいですから」とこちらも真正直に答えます。

でも、通されたのはお庭の見える広い座敷。正月らしい花がきちんと活けられ、ビールも頼まないのに、まずはと鰻の骨の唐揚げが出てきました。

もうこれだけで、いい気分。東京でこの座敷を占領して骨を食べるだけで、席料1000円はとられますから。

やがて出てきたうな丼は、本当に鰻がわずかではあったのですが、タレと漬物とお吸い物で十分ご飯は平らげました。

さらにおせんべいと栗饅頭、土瓶一杯の新しいお茶が出ます。1000円以下のお客なのに、申し訳ないと思った次第です。

となりのお部屋は何やらお忍びのカップルのよう、ゆっくりお酒を飲んでいます。こういう空間があるのがいかにも奈良らしい。今度は夕飯を食べに、ゆっくり来ようと思いました。

奈良まちをうろついて写真など撮り、だんだん夕暮れに近づきます。いよいよおでんタイムです。

目指す「竹の館」というおでん屋さんに、一応電話しました。

「今日やっていますよね」「お正月はお休みさせてもろてます」「え???ネットでは年中無休、定休日ナシと書いてあったんですが」「うちはお正月だけは休ませてもろてます。もう50年そうしてます」「え、でもおでん楽しみに来たんですが」「市場も休みなんで、何もないですから。すんません。」

もうこうなったらあきまへん。ネット情報を信じた私が悪かった。

おそらくお店のおばちゃんは、自分の店がどんな風に紹介されているかも知らずに営業しているのでしょう。それがいかにも古のまちらしい。

「年中無休だけれど、お正月は休む」???というのがいかにも奈良らしいじゃやないですか。

夫とは、また来ようねと約束し帰ることにしました。(写真は11月に友達と行った時のものです)


帰りによった旧奈良駅舎の観光案内所。奈良の写真家・入江泰吉の写真集『昭和の奈良大和路』を見つけ、ページをめくりました。

昔の奈良はこんなだった、という驚きです。ビルもなければ観光客も少ない、のどかな田舎の姿がありました。

この日一日歩いて見え、確かにハードは変わったかもしれないけれど、人の心は昔からずっと変わらない奈良なのではないかと思いました。

おでん屋さんがやっていなかったからこそ、また奈良に行こうと思います。

鰻屋さんが今回はうな丼だったので、次回はあのお座敷でゆっくり鰻重と白焼きを熱燗でいただきましょう。

剪定した植木の若葉も見たい、お正月飾りの無くなった家々は春にはどんな佇まいを見せるのでしょう。

そして、入江泰吉の写真美術館にも行きましょう。

何か不都合があっても「いいわいいわ」と思わせる、また来るから、また来たいから、と思わせるのが土地の力、地域ブランド力なのでしょう。

戻ってから、「奈良で食べた鰻が良かったのよ。おでんもいいのよ」と報告すると、「そりゃ奈良だものね」と友達は勝手に想像しほめあげます。どういいかの多くはこちらは説明しないようにしています。

やはりそれなりの重みがある地域の力は、行って感じるしかありませんから。

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ちょっとしたこと 丸餅VS角餅 2018/01/08 11:17 am

皆さんのお正月は、どちらのお餅だったでしょうか?広島出身の夫と千葉出身の私は、毎年この話題で戦います。

「丸くないと雑煮じゃない」「四角い方が落ち着く」などともめて、結局両方を揃えることに。

私はお幼い頃、のし餅を父と切り分けるのが暮れの楽しみでした。が、丸める地域では、この切る行為そのものが分からないようです。

年始からこんな論争なら、めでたいめでたい。
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この暮れ、和歌山県海南市での餅つきに混ぜていただきました。餅まきの盛んな和歌山県です。四角では頭に当たったら痛いから?なんてことはないでしょうが、参加者の誰もが迷うことなくお餅をちぎり、真ん丸に丸めていきます。

私は丸める経験がなかったので、小学生から指導をいただくほどへたくそ。そして一部は丸餅のなかに餡子も入れた、餡餅に。丸々丸々と、丸餅が並んだ箱をお土産に戻りました。

夫は、丸餅でご機嫌。さらに餡餅があってご機嫌。餡餅はただ焼いて食べるだけでなく、これをお雑煮に入れて食べるのだというのです。

信じられない!!!角餅派にはわかりません。そもそも角餅では中に餡子は詰められない。

昔、夫が私の実家でこの餡餅入りの雑煮を食べたいと駄々をこねたとき、母が困り果てて、角餅を焼き、それを半分に折って中に餡をはさみ入れ、雑煮に入れたことがありましたっけ。

この餡餅を雑煮に入れるのは、広島人の好みではなく、夫の個人的な好みだと思いますが・・・。



















さて、そこに、その千葉の実家から角餅が届きました。ここではあえて角餅と呼んでいますが、私も千葉の実家でも餅といえばこれで、角餅などと呼んだことも有りません。美しい角、白い四角の勢ぞろいは、清らかですらあります。

サラリーマンの家だった我が家では、父は暮れギリギリまでお勤め。お餅はお米屋さんに頼んで、のし餅の状態で何枚かを届けてもらっていました。

届いたばかりはいくら大きな四角にのしてあっても、ふにょふにょで、切れる状態ではありません。

三越やそごうなどの百貨店の包装紙の裏側、白い方が広げられ、そこに広げ置かれます。こういう時、なぜか母はここぞとばかりに上等な包装紙を出して来たのでした。

1日くらい置くと、のし餅はやや硬くなり、持ってもまっすぐな板状になってきます。そこで父と私の出番。まな板と、包丁と、大根と。

大体の寸法を目分して、包丁を入れていく。力がいります。硬くなり過ぎた場合は、餅を立てて、グーっと押していく。包丁にべたつきがついたら大根を切る、するとまた餅が切りやすくなる。

この、のし餅を包丁で切り分けるときの、ググっとした感触が私は好きでした。父親はせっせと切り、私は遊びながら切る。

途中で母が来て、切れたのをいくつか割烹着に丸めて運ぶ。「お父さんは海苔餅よね、智子はどうする?」「黄な粉〜」こんな会話が飛び交って。




















丸か角か?をフェイスブックでうかがったところ、年始からこんなコメントが集まりました。

「東京の下町では『賃餅承ります」という張り紙が。お米やさんがのし餅を届けてくれます。餅をつくような庭もなく、もちろん臼や杵もない、のし餅を頼んで切り分けるしかなかったのでは?」
「実家で餅をついていた昔は、丸もち中心。もちろんのし餅もありましたが、これは雑煮用でした」(高知の方)
「角もち派です。お雑煮は焼いたものを入れます」(日光の方)
「福井も丸ですね!」
「淡路島は丸です」

なかには、丸と角との境目を日本地図で示してくれた人もありました。

それぞれの地域にこだわりがあって、どっちが正しいということはない。わかっちゃいるけどつい、丸だ角だと言いたがる。

この論争、毎年繰り返される。このことが妙に好きな私です。

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ゆとりある記 いざ鎌倉へ 2017/12/25 12:18 pm

何か一大事の時は鎌倉へ馳せ参じる、という言葉がありますが、何もないのに鎌倉へ出かけてみました。

仕事柄、普段から無目的には出かけない性分になっています。見たいところも食べたいものもなく、夫に誘われるがままに。

ちょうどお天気がよく、写真を撮ったり歩いたり。ただただ、のんきに。

そこで気づきました、自分が目的がないと動かなくなっていることが一大事、だったと。
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普通は、「どこか行こうか?」と言われれば、「なんで?」とその理由を聞きます。

「別に」と言われれば、「私やることあるから」と、予定していた仕事にかかる。

別に大した用がないなら、出かけることはありません。

それが今回は、「うん、行こう」となったのでした。「そんじゃ、鎌倉行こう」「うん」です。

理由は無くて、行くことになりました。

目的も、行く理由もないので、下調べもありません。段取りや予定も経てません。

なんだか、ズルズルと「いざ、鎌倉へ」と向かうだけです。

北鎌倉で電車を降りて、すぐ近くのお寺へぶらり。

いつもなら調べぬいて順路を決めて境内を歩くのですが、どんなお寺か?もどうでもいい。立て看板など読みません。

あら、綺麗、と思える影や仏像の写真など撮って・・・。

普段はカメラを持つと、取材しようとしたり、何か作品にならないかと思ったり。

外国人を見れば、インバウンドについて考えたり。彼らが何を見ているか観察したり、どんな話をしているか耳をすましたり。

本日はそんなことはしません。日向ぼっこや、ゆっくり歩きばかりです。



何時にどこに行かなくちゃ、がないので、気づいたら一つのお寺に長々居ます。

へへ〜、と思ったら写真を撮ったり、ずっと眺めていたり。

あれ〜行きに見た時と、帰りに見た時と影が違う。ふ〜ん。





あ、紅葉がまだあった。

紅いタタミイワシみたいだ。

フフフ〜。






温かそうに作業している人。

生垣をなおしている植木屋さん?

几帳面に青竹を切っています。

ずーっと見ていたくなっちゃいます。





鎌倉野菜のスープを食べました。これも夫のセレクト。

色とりどりの、野菜がたっぷり、器の下で揺れるロウソクの炎で温まります。

ニンジンが甘い、カブが香る、紫芋がホクホク。ひとつひとつに味がある、食感も違う。

最後のスープには、野菜たちの味がこっくりと濃く。

こうして、ただただ歩いて、最後にコーヒーを飲んで戻ってきました。

目的行動が日常で、段取りが大好きで、それを仕事にしている。そうなるとその通りにならないと気が済まない私です。

遥か昔、予定をばっちりたてて行った金沢で、大雨が降って来たのに、どうしても行きたい、行くことにしていた水あめ屋さんに、行くと主張し、夫と大喧嘩になったことがあります。

基本は今も変わってはいないのですが、今回、急ぎの仕事を横に置いて、出かける気になったのは、私が丸くなったのでしょうか。身体が求めていたのでしょうか。


「で、鎌倉に何をしに行ったの?」と聞かれれば「何もしなかった」と答えるでしょう。

「で、どうだった?」と聞かれれば、「一大発見をした」と答えます。「無目的はいい」、のでした。


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お仕事 まちづくりスキル 2017/12/18 12:57 pm

まちづくりに目覚め、動き出した市民に必要なのは、今まで縁のなかった知識や技術です。

例えば農家のおばちゃんがイベントをやろうとしたら、企画書を書かなくてはならない。サラリーマンが子ども向けに露店を出そうとしたら許可申請や食品の扱い方を学ばねば。

というわけで、連続講座を始めています。Facebook、企画書、食品衛生、個人情報保護・・・私自身が勉強しております。

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「戦略的Facebookの使い方 SNSをもっと安全に使おう」という
講座をやるぞー!、ということについては以前ブログに書きました。

市役所の詳しい方を先生にお願いして、古民家カフェでくつろぎながらの講座です。

で、実際にやってみて、もっともっとうまく使えるということが分かりました。

とはいっても、即、バリバリに使えるというわけでもないのですが。

お知らせなどは、投稿をトップに固定しよう。これを知らない人が多かった。イベントの記事の上げ方がそもそもわからない??

若い方はインスタの方がいいらしい。そうなると中高年がFB?しかも長々書いても、上5行くらいしか見ないとか。ではご挨拶などほどほどに、早く本題を書いた方がいいということになる。

ただ見る人が多いよりも、何か反応する人が多い記事の方が大切。エンゲージメント率というらしい、あ、ここを見ればわかるんだ。




お馴染みの紀の川市での取り組み「フルーツのまちづくり講座」と題してあるので、美しくカットした果物を食べながら、です。

こういう写真も、いつものように撮らないで、人が入ったかッとを撮る、子どもに撮ってもらう、動画であげる、などの工夫のツボを教えていただきました。

テレビの画像を写真に撮り無断でアップするのは違法。これはよくやりますね〜。自分たちの活動が報道されたりするとうれしくて画面を撮って、FBにあげちゃう。

子どもたちの写真を上げるときは注意して。顔に星などつける程度ではダメです。などなど、注意することも山ほど。

友達だけに公開しているつもりでも、どんどん流れていくと思った方がいい。それがネットの世界というわけです。便利で無料には必ず危険もあるということですね。

続いてフルーツのまちづくり講座 その2「企画書の書き方」講義+ワークショップです。

この回もお仲間のなかから講師をお願いして、まずは基本のお話。企画書は,錣りやすく客観的にコンパクトにが原則。

手段、つまり「どうしたいか」ばかりが先にあり、「何のために」が書かれていない企画書は企画意図が届かない。

ふむふむなるほど、その通りですね。つい独りよがりで長々と書いてしまう。することばかりを緻密に書いて、いつしか何のためにそれをやるのかわからなくなってしまう。

そんなことをうかがってからワークショップとなりました。

あらかじめ参加者から“フルーツのまちづくり”アイディアを出してもらい、そのなかから3つの企画を事務局が選びました。

そして、そのアイディアをどんな企画書にするのかの条件も付けて、3チームに分かれて取り組みました。

「ミカンチーム」課題:「福祉系のフルーツカフェをやりたい」クラウドファンディングでお金を集めるために企画書を書こう。

「イチゴチーム」課題:「和歌山線などにフルーツの試食販売隊を」交通機関に理解を促し、協力をいただくために企画書を書こう。

「キウイチーム」課題:「フルーツ芸術祭をやろう」そのための場とアート作品などを市内から募集するために企画書を書こう。

ねらいは面白かったのですが、時間切れ。企画書を書くより前に、「ああしたいこうしたい」の話の方が盛り上がり、笑い合い、です。

企画書が書けるようになるには、これはまあ、あと講座を何回かやらなくてはダメでしょう。

そして「食品衛生基本のキの字」の講座です。保健所の方に講師をお願いしました。

まずは、食品の営業をするのにどういった手続きが必要か?のお話。

皆、今やっていること、これからやりたいことが違うので、自分がどんな許可を取るべきなのか、届け出なのかが想像できました。

続いて食中毒について。皆、身を乗り出してうかがいます。ノロウィルスなどにやられた時の下痢便は、トイレットペーパー10枚を重ねても手に付いていると聞いてぞっとします。

微生物を原因とする食中毒予防の3原則は「つけない(清潔)」「増やさない(迅速・温度管理)」「やっつける(加熱)」だそうです。これは普段の暮らしからして必要なこと。

特に大切なのが手洗い。ということで有志4人が実験しました。これは小学校などでよくやられるものです。特殊な液をつけてから手を洗うと、洗い残しが分かるというもの。

ビックリです。青白く浮き出たのが洗い残し、こんなにたくさん!洗っているようで、洗っていない、特に手首が注意と教わりました。

そしていよいよ実際に参加者がやっていることの写真を映しながら、アドバイスをいただきます。

事例1:竹を割って流しそうめんは?営業というより、竹で水鉄砲などを作る子ども向けの体験催しのおまけでやったこと。竹で子どもたちは器や箸も作って。竹はアルコール消毒も。そうめんと一緒に桃やブルーベリー、スイカも流しました。

「これはグレーゾーン。暑い日の屋外で、体験ではあっても生のフルーツを使ってというのは?そうめんもリスクが高い」とのこと。

まとめて茹でたそうめんは雑菌が増えやすい、生竹のなかを流すと消毒しきれない菌もある、炎天下の外、生のフルーツ。いろいろな危険が重なり合っていた催しだった、ということが分かりました。スタッフが少ないなかやっていましたし、確かに丁寧な対応はできていなかったかも。

事例2:外で、生のフルーツジュースやフルーツピザを売りました。暑い日で、フレッシュな桃をたっぷり使ったジュースが美味しかったし、よく売れました。

「これは×。屋外でとにかく生のフルーツは危険。土にも空気にも雑菌が一杯。ピザはしっかり過熱して、フルーツが生にならないように。生のトッピングも危険」

わあ〜、外だからこそ、夏だからこそ、フレッシュフルーツものが美味しいのに〜〜。と思うのですが、それだけに危ないわけです。ちゃんとしたお店が、お店で作ったジュースをお店の室内で出すなら問題ないとのこと。

こうして、次々に事例ごとのアドバイスをいただきました。

市民が思いつきで、やる気に満ちて行動するからこそ、見えないこともある。せっかく頑張ってやっても、もしも食中毒など起きたら、まちづくりではなく危険づくりになっちゃいますものね。

素人だから走れるけれど、素人だから怖い失敗もあることをしっかり知ることができました。

まちづくり講座というと、今はたいてい、アイディアを出して、楽しく実践となるケースが多いものですが、段階ごとにこうした“知っておくべきこと”“身につけてくべきこと”のスキル講座も必要でしょう。次回は「個人情報保護を知る」講座です。

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砥波市「チューリップ四季彩館」
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連絡先

野口 智子 のぐち ともこ
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局
ゆとり研究所

TEL 090-7433−1741
E-Mail yutori@noguchi-tomoko.com

NPOスローライフ・ジャパン
〒160-0002 東京都新宿区四谷坂町9−4 リカビル301
TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
E-Mail slowlifej@nifty.com


略歴

<野口智子(のぐちともこ)>
ゆとり研究所所長・NPOスローライフ・ジャパン事務局長
千葉市生まれ。東京でコピーライター、プランナーを経験。1977年静岡県に移り企画・編集プロダクション設立。
1992年ゆとり研究所を開きコンサルタント業務を開始。
ライフスタイルの提案、「一店逸品運動」による商店街の活性化、時間消費型観光おこし、人材育成などの分野で活動。
2000年からスローライフ運動を開始、2003年スローライフ・ジャパンを設立、現在、事務局長・副理事長。
2006年から活動拠点と自宅を東京へ。現在はスローツーリズムの提案、商品開発、地域観光の育成、都市と田舎の交流、移住・定住プロジェクト、“食”をテーマにしたまちおこし、などに力を入れている。住民参加の独自の楽しいワークショップが得意。
現在、地域力創造アドバイザー(総務省)、地域再生マネージャー(ふるさと財団)、国土審議会半島振興部会委員。