八王子「ファシリテーター養成講座」その2
そうでした、八王子の「ファシリテーター養成講座」研修の2回目は何をやったのかをお伝えしなくては。
次に何をやるかを1回目の終わりに予告をしました。3グループに分かれて、まちづくりの企画を練る会合という設定にします。それぞれのグループはすでに企画の切り口だけは決めています。
“八王子をスローライフな街にするために”、「アンパンを作る」「ウォーキングをする」「カフェをやる」この3つの企画を、それぞれのグループがどうやるのか考える会合という設定です。
この企画内容を練ることはそれなりにおもしろいのではありますが、この研修は“ファシリテーター養成講座”。企画立案研修ではなく、いかに人の意見を引き出し、調整し、ひとつの方向にまとめるのかの“技”を身につけてもらわねばなりません。で、各人の役柄を決めました。
花の女子大生、クタクタサラリーマン、酒屋のおじさん、農家のおばさん、エコおばさん、などという具合。その立場に立って意見をいいます。2回目の研修まで、2週間がかりで酒屋のおじさんの立場で考えてきた「アンパン」への意見。エコおばさんなりの「カフェ」へのこだわり、などなど。役柄のゼッケンをつけて、ごっこ意見交換会は大笑いしながらも白熱していきます。
ファシリテーター役も大変。途中で役柄もチェンジ、ああ、またこれがこんがらかる~~~。しかしながら、いろいろな立場の人が様々な意見を持つものだ、ということは体験できました。
とかく会合では、「私の意見は正しい、みんなそう考えるに違いない」という思い込みから、合意形成がすすみません。みんな違って当然だということを、どこまで肝に入れるか、がファシリテーターの大事な要素です。
会議はすったもんだでようやく落着し、企画そのものもおもしろいものとなりました。めでたしめでたし。これで研修は終わり、と思いきや、みんな会場を出ません帰りません。このまま終わりたくない、恋人同士みたいです。
それじゃ~と、3つの企画を束ねて実行しようということになってしまいました。ウォーキングして、アンパン食べて、コーヒーも飲もう。だべろう、繋がろう。講師も驚くほど、もう止まりません女たちは盛り上がってしまったあああああ。どうなるのだろう?"