富士吉田市で「御山倶楽部」発足。

ゆとりある記

山梨県富士吉田市は、2年通っているところです。そのことは追々書くとして、今日は一店逸品運動のスタートで話をしにきました。で、そのこともまた今度書くとして、こぼれ話の方を。

お昼はもちろん、名物の「吉田のうどん」。すごいコシのうどんで知られる、通好みの味。街なかに60軒ぐらいのうどん屋さんがあって、そのコシを競っています。馬肉を煮たもの、歯ごたえのある茹でキャベツがのるのが吉田流。そこにスリダネという唐辛子粉を油で練ったようなのを薬味で入れます。

熱いのと、今日は冷やしタヌキも食べました。いつも思うのですが、ここのうどんはコシがあるなんてもんじゃない、箸で1本持ち上げるとずしりと重く暴れます。で、粉の風味が生きていておいしい。300円代で食べられます。

講演のあとは、夜、この1年ぐらい一緒に観光メニューをつくってきた地元の仲間と飲みました。国交省・市観光課という窓口の中で知り合った市民の方々ですが、すっかり私は仲間です。公の事業は終わったけど、このままじゃつまらないから、会を作って活動を起こそう!ということになりました。

その場で会の名前をみんなで考えて投票し「御山(おやま)倶楽部」となりました。御山とはこの地での富士山の呼び方です。巨大なランドマーク富士山はここの人の心の根っこであり、物事の基準でもあります。大工さんが柱を立てるときなど「もうちっと御山へ」というともう少し南ということ、なのだそうです。

会長も決まりました。江戸時代から富士山へ上る講を受け入れてきた、「大国屋」さんというお宿の奥さん・田辺さん。副会長は毎朝、富士山写真を撮りに行く貸し別荘「パインツリー」の遠山さん、顧問は「富士山博物館」の堀内さん。

みんなあれしよう、これしようと疲れを知らずご陽気です。即、会費も集め、毎月集まる日も決まりました。ああ楽しい、これからいろいろ始まりますよ。みんなコシが強いわ。"