どんだへ
島原半島でつくられる「イモ餅」。お餅にサツマイモをたっぷり加えて作ります。イモの甘さと風味が加わり、さらに固くならないという利点も。ベタっとしているので「ベタ餅」「べったら餅」ともいうそうですが、「どんだへ」という名もあるとか。「イモ ...
ワインな時間
先日、ゆっくりワインを楽しむ時間がありました。私は、ワイン通とかではありません。でも、今はワインがいいなと思いました。ジョッキのビールではつい声が大きくなる、日本酒だとついお酌をしたくなる、その点ワインは落ち着いた大人同士、距離を保っ ...
かんざらし作り
島原名物「かんざらし」を作る体験に参加しました。お店で食べたことはありますが、作るのは初めて。粉を耳たぶくらいの柔らかさにこね、手のひらを合わせて小さくコロコロと丸めます。茹でれば出来上がりで、甘い蜜でただきます。作業は簡単なのですが ...
煮干し探求
煮干しについての、お話をうかがいました。夜明けに獲れるイワシはお腹が空で雑味が少ないとか、カタクチイワシの煮干しをイリコと呼ぶとか、さらに大きさで呼び方も違うとか・・。たかが煮干し、されど煮干しです。煮干しそのものを使った料理、煮干し ...
古くて新しい
ジャガイモをすりおろし、絞った液からデンプンを取り出し、絞りかすのジャガイモの繊維と混ぜて団子を作る「だご汁」を教わりました。雲仙市の伝統の味ですが、初めての者には新鮮に映ります。「雲仙こぶ高菜」の古漬けを「ライスピザ」や「グリッシー ...
おかえりそうめん
長崎県南島原市は、来訪者を「おかえりなさい」と迎えるまちだそうです。山奥の廃校利用の「南島原食堂」で16種類のそうめんが食べられると聞き、出掛けました。玄関でまずは盛大な「おかえりなさい!」の声。最近こうして迎えられことがないなあ・・ ...
かんざらし
湧き水で冷やした白玉を甘い蜜で食べる「かんざらし」は長崎県島原市の名物。暑い日、お店は混んでいて外で待つこと小一時間。子連れの親は大声で携帯電話、子供は湧き水で水遊び。路地裏は喧噪で水音が聞こえません。一方、店内では地元のおじいちゃん ...
ヒポクラテスの会
ギリシャ時代の医師・哲学者ヒポクラテスの教えを掲げ、地域の「食」を大事に学び楽しもうという市民グループ「ヒポクラテスの会」が雲仙市で発足しました。このコロナ禍において新しい動きを自主的に起こす、女性16人のエネルギーに驚きます。イリコ ...
谷瀬の新酒に学ぶ
自粛暮らしでストレスがたまり、家飲みでコロナ太りなんて都市部でのこと。地方の、自然とともに生きる人たちは、粛々と着実に、感染に気をつけながら歩んでいます。そんな様子を遠くからFacebookを通して知り、「すごいなあ」と思っていました ...
緊急事態解除のお祝い
緊急事態解除お祝いというわけでもないのでしょうが、ちょうど解除に合わせるように農産物が届きました。長崎県雲仙市からジャガイモが、兵庫県淡路市から玉ネギが、栃木県県那須塩原市からカブが。いずれも、地元でまちおこしに頑張る方からです。一緒 ...
美味しい話題
1ヶ月半自宅にいる間、楽しみは三度の食事。ささやかな工夫を、夫婦で美味しい美味しいと。基本、食いしん坊なんですね。ついでにこの間、自分のHPやブログも整理すると、いかに食べ物や食の話題が多かったかがわかりました。それならばと、このたび ...
「おうちで漁師体験」
こんな名前の段ボールが、雲仙市の水産会社「天洋丸」さんから届きました。ヒラメ、サバがゴロンゴロン、コイワシも。手紙には「自宅で過ごす時間が増えた今だからこそ、魚と格闘して、美味しく召し上がってください」と。生であるなら気が急きますが、 ...
蒲鉾物語
蒲鉾屋さんの女将さんのお話を、うかがう機会がありました。島国の日本は小魚に恵まれ、古くから練り製品があったようです。平安時代には、既に蒲鉾という文字が文献に残るとか。
その蒲鉾の消費が落ち込んでいる、若い人は練り製品よりハ ...
土佐・ニンニク・生姜・ニラ
高知へ女性団体の研修に行った翌日、土佐市で活動する「とさし旬物クラブ」を訪ねました。
農家の女性グループ、自分たちの野菜でニンニクの効いた焼肉のタレや生姜焼きのタレも作っています。ニラの作業場も訪ねました。
い ...
「ふくしま大交流フェスタ」で
先日、このフェスタのために東京国際フォーラムへ出かけました。美味しいものを探しに、そして女友達に会いにです。
西会津町でメープルサイダーを作っている佐藤昭子さん、古殿町で凍み餅を作っている小澤啓子さん。
女性た ...
静岡でお茶を思う
静岡市で開かれた「世界お茶まつり」を覗いてきました。“世界”というだけあって「世界の路上茶体験」「国際シンポジウム」「汽車土瓶と茶の木人形の展示」など、内容は本格的です。
ペットボトルのお茶が当たり前になり、家族で「お茶に ...
龍神村で
和歌山県の「地域の魅力再発見研修会」で講師をしてきました。自治体職員や住民の方々が集まって、楽しいワークショップとなりました。
研修前に訪ねたのが田辺市龍神村、美人づくりの湯で知られますが、それだけではなかった!
珈琲サロニカ
岡山県新見市のこの喫茶店、微細に挽いた珈琲豆を濾過せずにお湯で煮てとろりとしたものを飲む、ギリシャ珈琲なるものを出してくれます。そのお点前の面白いこと。
さらに「店主へ話しかけると話が止まらなくなります。ご用心」などの“お ...
かたつむりの哲学
「竹田かたつむり農園」、雲仙市国見町と島原市有明町に畑を持つ農園。大量生産、大量流通に適したように、品種改良された野菜でなく、その土地在来の固定種の野菜を種から育て、種を採り、という種どり農家です。
「ゆっくりと確実に持続 ...
中之条町の素敵人
群馬県中之条町。素敵な人達に会いしました。脱サラして、リンゴ農家になったけれども自分のペースで働く人。イモ畑から干し芋まで、一貫してこだわって作る人。
役場職員から転身し蕎麦屋になり、アイディア蕎麦フルコースを出す若者。特 ...
「湯せんぺい」に学ぶ
丸いサクサクとした食感の「湯せんぺい」は、小浜・雲仙温泉の土産物。
その昔ながらのお菓子に、かつて外国人がリゾートにたくさん来ていたころのイメージをのせて、少し高級でお洒落なものに変化させる。
そんな試みをして ...
塩原高原カブ
那須塩原市の特産「塩原高原カブ」が旬を迎えています。柔らかさとみずみずしい甘さから“トロカブ”の愛称も。
塩原温泉ではこの特産のカブを食べに来てね、と「ウェルかぶキャンペーン」というのもやっています。
昨日、農 ...
「まるゆで野菜」物語
雲仙市で地域おこしに頑張る人が交流する「雲仙人(くもせんにん)サロン」が始まっています。
先日のスピーカーは㈱マルニの西田信介さん・真由美さん夫妻でした。
以前は農家でしたが、農産物の価格が下がり廃棄しなくては ...
お茶ツーリズム
緑きらめく静岡市の茶園で、お茶摘みをし、お茶の飲み比べをし、珍しい茶ソーダやすすり茶を味わう90分の「茶旅」を体験しました。
「そふと研究室」というところが企画するオーダーメイドのお茶ツアー。時季・人数・時間・やりたいこと ...
小浜デザインマーケット
雲仙市の温泉場・小浜の街なかを、路地を巡りながら美味しいものを食べたり、手仕事の品を買い求めたり、そんな催しがありました。
久しぶりに仲間と食べ歩きすると、路地の狭さで親密感が増し話が弾みます。
いいデザインの ...
おしかけマルシェ
篠山市の地域おこし協力隊が東京・五反田で「丹波篠山おしかけマルシェ」を開くと聞いて行ってきました。
今が旬の篠山特産品、希少な「花山椒」を使ったお料理や、タケノコの水煮、山の芋など普段は出会えない味が並びます。
雲部のもてなし
地域の味で集う「夜なべ談義」は、わがスローライフ・フォーラムの名物です。
今回の篠山市雲部「里山工房くもべ」のお料理には皆が感激でした。
焼き豆腐、なます、押し寿司、ぬた、白和え、などなど。献立は素朴ですが、身 ...
湯沢の食
先日出かけた秋田県湯沢市では、地域の味を楽しみました。
長い根っこも味わう「三関セリ」、雪の中から掘られるアサツキの芽「ひろっこ」、茄子と菊の花とお米を使った甘い漬物「花寿司」、地元の人のおやつ「オランダ焼き」、名産の「稲 ...
黒糖作り
サトウキビを絞り、その汁を煮詰める。単純な作業ですが、なかなか難しい。
大規模工場で機械生産なら楽なのでしょうが、昔ながらのかまどで薪をくべ、大鍋で4時間、人が混ぜ続けて煮詰めていくやり方。混ぜ物も一切ナシ、こだわりの黒糖 ...
クエを食え
和歌山県に通うのも今年度で終わり。「それならこの冬、クエをぜひ食べて」と友人に誘われて、日高町のクエ民宿に泊まりました。
九州地方ではアラとも呼ばれる高級魚、何でそんなに高いのか?今回その理由が初めて分かりました。 ...