ハナニラ
高知県梼原町の農家民宿で、初めて「ハナニラ」をいただきました。ニラの花とも、鑑賞用のハナニラとも違う、食用の「ハナニラ」です。民宿のおかみさんが一本ずつ摘んで、サッとゆでて、そこに宿の鶏の産みたて卵とお醤油をかける。そして、小鉢を持っ ...
「わかてい」
11月にフォーラムを開催する高知県梼原町には、「若者定住対策審議会」という会があります。単なる若者グループというより、町が委員を委嘱し、町長からの諮問事項に対して答申するという少々固めの集まり。略して「わかてい」と呼ばれている。40歳 ...
温泉文化
群馬県安中市「磯部駅」に降りると、「ここが温泉表記の発祥地」と石碑にありました。江戸時代の地図に「♨」のマークが出てくるのだそうです。それにちなんで、ここから日本の温泉文化を世界遺産にしようとお考えの大学の先生にお会いしました。なるほ ...
「スーパーよさこい」で
東京・原宿の「スーパーよさこい2024」をのぞいてみました。106チームが参加、次々とオリジナルの曲・踊りが披露され、炎天下で若い力が炸裂します。大音響と熱気に、私はすっかり元気になり。同行の夫は、迫力負けして夜に熱を出しました。それ ...
「蔟屋」の時間
蔟(まぶし)とは、蚕が繭になるときに足場にする、井桁状のもの。まちなかの空き家を「蔟」に例え、次々再生したいという願いで「蔟屋」というまちの宿が出来たそうです。あいにくの大雨の日、近くの洋品店で受付し、イタリア料理店で夕飯、バケツに落 ...
開くか、閉じるか
きれいな庭のお家、「どうぞご自由に」と。いわゆるオープンガーデンです。開放された個人のお庭で花々に囲まれて、立ち寄った人たちが集います。一方、別の通りは、いわゆるシャッター通り。シャッターを開ければ、元のシューウィンドウなどがまだある ...
水源の人
京都府綾部市では、いわゆる限界集落を「水源の里」と呼び替え、応援しています。それが全国に広がっています。私はそのお手伝いで綾部市に通い始めました。市内21ヶ所の水源の里を、まずは次々と訪ねています。移住してきた陶芸家夫妻、ブランド米を ...
30分歩くと
群馬県富岡市で5地区の地域づくり「円卓会議」を手伝っています。地域活動センター(もと公民館)の建て替えを考える地区で、先日、会議前に周囲を歩きました。すると机上で考えるのと違うことが見えてきます。子育て世代が多い、湧き水がありホタルも ...
たこ足直播機
昔の暮らしを知る資料館が好きです。どっぷりと見ます。最近、心が動いたのは北海道「池田町郷土資料館」に展示されていた稲作の道具。タコのようにパイプ状の足が伸びた種まき機です。寒冷で内地のような苗を植えるやり方は無理、広大で水の冷たい田ん ...
レインボープライド
ひと月前のこと、代々木公園を散歩すると、楽しそうなデモにあいました。虹色の団扇などを持って、お祭り風の和やかな行進。その先では大規模なフェスが開催中。LGBTQ理解促進の催しのようですが、家族連れ、男女のカップル、高齢者夫婦やペットま ...
綾部、再び。
昨年5月、「スローライフ・フォーラム」でお世話になった京都府綾部市。このたび、私の仕事として通うことになりました。綾部市では、いわゆる「限界集落」を「水源の里」と呼んでいますが、そのいくつかの里に入ります。昨年は、「綺麗」「気持ちいい ...
メロンパンが買えない
IT弱者の友人の話。先日、渋谷でおじさんが入っても大丈夫そうなパンカフェで、ひと休憩したく「そこのメロンパン食べながらコーヒー飲めますか?」とうかがうと、「どうぞ」と。席に着いたら「まずはこちらのQRコードから登録していただいて」とき ...
生理の歴史
「月経から宇宙へ」これは、私が20代初めに雑誌に書いた原稿のタイトルです。当時、女性解放運動のようなことに目覚め、「月経は恥ずかしくない。毎月、生身の身体と向き合う女性こそが未来へ向けての発想が出来る」というようなことを力説しました。 ...
母の学び、母の教え。
施設に入った100歳の母、寝たきりですが頭は元気。自宅にいた時より日々多くの人に会い、社会が広がったようです。「ここのスタッフは誇りをもってオムツ替えしてるよ」「スタッフの男の子、髪を自分で染めるんだって」「ボケてる人を観察すると、も ...
「和食展」をみて
国立科学博物館での「和食展」に行きました。「朝ごはんだよ」とトーストを、「昼めし食べよう」と蕎麦を、「夕飯は外食」イタリアン、なんていう私たち。食事の代名詞として「飯」という言葉を使っているのに、お米を軽く考えていたようです。あらため ...
「わいわい」はいいな
5年前、観光計画のお手伝いで、ワークショップに通った北海道池田町です。その後も、という予定でしたがコロナが邪魔をして、ようやく先日久しぶりにうかがいました。32人の町民の方々と「わいわいミーティング」。町を良くするのに何をやりたい?と ...
オンラインで伝承の味体験
奈良・三重・和歌山各県南部に伝わる「めはり寿司」。高菜漬でご飯をくるんだ巨大なおにぎり、大口を開け目を見開いてかぶりつくためこの名があります。最近は小さめですが、家々のこだわりの味つけや作り方は守られています。その体験教室をオンライン ...
象さん、お疲れ様
初めて川島正英さんと会ったのは、1998年11月倉敷市での「第10回全国過疎問題シンポジウム」。コーディネーターが川島さん、私はパネリストでした。それから、あっという間に25年です。「象さん」のコラムにた、びたび登場される奥様・宏子さ ...
700号を経て。
「スローライフ瓦版」が700号を越えました。スローライフの会になったのをきっかけに少しずつ変えていきましょう。私的には、読むだけでなく、参加するメルマガに、と考慮中。長年続いたコーナーやコラムも一段落です。少し、お休みして新しい形を企 ...
鍋焼きラーメン
この瓦版で以前、増田寛也さんが書かれていた高知県須崎の「鍋焼きラーメン」なるものを食べてきました。土鍋にラーメンが入り、生卵が落とされ、白ご飯も一緒に。味は普通ですが、土鍋効果で最後まで熱々。汗が吹き出す冬場におすすめのものでした。須 ...
どうする公民館
このタイトルの、公民館について考えるワークショップをやっています。地域の方々に高校生や大学生も混じって、ハードとソフトを考える会合。地域づくリに公民館は欠かせないですが、若い人からは「入ったことがなかった」「偉い人達が会議をする場」「 ...
日にち薬
私の姉が亡くなって、1年経ちました。娘を先に亡くした100歳の母親を訪ね、「お姉ちゃんは美人だったよね」「全く、可哀そうだったよね」などと、ぽつりぽつりと思い出話です。ようやく落ち着いて話ができます。“ママ”に先立たれた、姉の一家もそ ...
「オリーブ畑で会いましょう」
という催しのYouTube生配信を観ました。長崎県雲仙市、ここで地域づくりに頑張る市民グループ「雲仙人(くもせんにん)の会」が主催したイベントです。映像は素人が撮る、ゆるーくドタバタのものです。でも、オリーブ畑を吹く風を感じたり、皆の ...
皮むき間伐
少し前、福岡県糸島市の「NPOいとなみ」を訪ねました。山で密集するスギやヒノキの皮を、生えたまま剥いてツルツルにすると、木は枝を落とし、やがてそびえたままで乾き切る。軽くなるので伐って運び出すのに重機がいらない。皮むきは力がいらず、女 ...
若い人
と言っても、そういうご本人の年齢や考え方で幅があります。あるところで、若い人とは「70歳代」、というご本人は90歳。またあるところで、若い人は「小学生」、というご本人は孫をイメージしてとのこと。これほど違うので、若い人とは?ときちんと ...
新宮の夜
先日のこと、新幹線が沿線火災で止まり、京都、大和八木を経て、バスで十津川村へという移動ができなくなりました。仕方なく北からではなく、南から村へ入ろうと、和歌山県新宮駅に回りました。イレギュラーの小さな旅です。階段を荷物運搬していただい ...
衣食住なき職場
これまでのシェアオフィスを出て、もっと安い、コワーキングスペースに移る予定です。「仕事に不要のものはとことん削り、お安くしました」と説明されます。他の人と同じ空間の、狭い仕切り間にパソコンと座る仕組み。安い分、声を出してはいけない所も ...
NPO20年 その2
研修・ワークショップでは、「スローライフとは」の伝道師のような役から、プロジェクト作りなども。現場は楽しいのですがいつも悩んできました。掛川市に「道徳門」と「経済門」があり、人はその間を行けという二宮尊徳の教え。自分の稼ぎにはならない ...
NPO 20年
あっという間の20年でした。フォーラムが目立ちますが、他にも、講座をしたり、ワークショップをしたり、構想やプロジェクトをまとめたり。映画作りの協力や上映会も。そして毎週のメルマガ発行や月1回の「さんか・さろん」も。その合間を縫って自分 ...
メダカ話
メダカを2匹飼っています。ペットとして存在感は薄いのですが、それなりに他のメダカが気になります。私鉄の駅ホームに飼われているメダカの周りで他のお客さんとメダカ話。野菜直売所でも売られていて、店員さんと談笑。先日は知人のメダカの泳ぐ稚魚 ...