やってみる
群馬県安中市の碓氷峠には、名物「力餅」が伝わります。昔、中山道の難所を越えるには力をつけてということだったのでしょう。その「力餅」をいま風にアレンジできないか。まちづくりワークショップでは、アイデア「力餅」コンテストなんて案も出ました ...
チャンポン話
長崎県に来たからはチャンポンが食べたい、と条件反射で涎が出る方が多いようです。雲仙フォーラムの前日、空港に着いて昼食となった時、もはやお店は長蛇の列でした。これは無理と我慢して路線バス・島原鉄道でオニギリを食べ食べ移動しました。翌日の ...
「おーちゃんの店」
地方の商店街には、人口減でもなにくそと頑張っているお店があるものです。先日うかがった群馬県富岡市の「朝日屋」さんがそうでした。地元で「おーちゃん」と呼ばれている女性が切り盛りしています。仏壇屋さんで、鍵屋さんで、台所用品屋さんで、お祭 ...
高齢者ワークショップ
まちづくりのワークショップには、高齢者が多くご参加です。地域に根差したテーマで、昼間の開催となるとどうしてもそうなります。こんご、ますます高齢者ばかりの世の中になるのですから、これは当たり前としなくてはいけません。先日は「高齢者仕様 ...
東京ドリーム
「東京ドリーム」は現在開催中の夫、金井紀光写真展のタイトルです。故郷を離れ、夢見てやってきた東京とは、豊かな暮らしとはこんな程度のものだったのか? というような作品が並びます。巨大なショートケーキのオブジェの前でポツンと座る少女、輝い ...
ワイン花火
最近の花火大会は大仕掛けで、何万発とか、ドローンショーが話題です。大きくなればリスクも増え、事故なども起きる。私はこじんまり規模の花火で充分と思います。8月始め、北海道池田町「夏まつり」で、ちょうどよい花火を見ました。大規模ではなく、 ...
環り綿(めぐりわた)
長崎県雲仙市小浜「アイアカネ商店」を訪ねました。藍と茜色に染める工房だから「アイアカネ」、そして藍は食べられると発信しながら商品開発も。工房と商店があります。さらに今は、綿にこだわった活動を展開中。本当の綿をみんなで作ろう、とプロジェ ...
ししくったむくい
かつて、肉食がタブーだった日本にはこんな諺があります。獣肉を食べると、バチが当たる。こっそりといい思いをした以上、困ることが起きる、報いを受けるという戒めです。先日、京都府綾部市で、猪、鹿、熊を食べる機会がありました。上機嫌でたらふ ...
諸山宿舎(もろやましゅくしゃ)
かつて、雲仙市の仕事をしたときに散々お世話になった地域おこし協力隊の諸山岳志(もろやま・たけし)さんが、いつしか結婚され、いつしか古民家を直して宿泊施設にされ、いつしか坊やを育てていました。すっかり地域に根差し、すっかり素敵なお父さ ...
はーばる亭
ハーブに凝った方には自然派の方が多く、ときに、いい加減な暮らしを正されることがあります。そう思って訪ねたこの農家民宿は、むしろ何でもOKの雰囲気。先入観で身構えていた、こちらの気持ちが一気に解けて行きます。ハーブと花々に囲まれて、ここ ...
82歳で訴えること
「もう歳だから」と人生そこで、緩めてしまう方が多いものです。でも、社会に訴えることを諦めない方もいる。八重樫信之さん、ハンセン病の問題を長年追ってきた高名な写真家。82歳。有名でも、高齢でも、皆と同じく名前を伏せて、公募写真展に出品し ...
「ワイン城」のマンガ
昨年の夏、北海道池田町でまちづくりのワークショップを開催した際、参加のお一人の女性から描いている途中のマンガを見せていただきました。池田町はワインでまちおこしをして、シンボルとなる「ワイン城」があるのですが、なぜそうなったのか?子供た ...
母の日に
施設にいる、101歳、寝たきりの母の言葉です。「こうやって、おしっこ・うんちを他人の世話になるようになれば、どんなに偉い人だって、東大出だろうと、美人だろうと同じだね。死ぬ時はみんな一緒、平等だよ」 頭はしっかりしているので、時々こう ...
この指とまれ
住民参加場面で、「新しい人材を発掘したい」「いつも同じメンバーで困る」「多様な人の発想がほしい」という主催側の悩みや希望をよく伺います。聞くと、従来組織を使って、その役員に連絡を流している。それでは同じメンバーになります。しかもその役 ...
あんなかLIVE
群馬県安中市から「移住・定住アクションプラン」(愛称:あんなかLIVE)の冊子が送られてきました。私が、プラン策定委員会のワークショップをお手伝いしたからです。なかを見て昨年度を思い出しました。委員会というと固い会議を思いますが、公募 ...
煙の匂い
3月なのにまだ寒い、寒いうちに火を焚く話を。今通っている京都府綾部市、会合を開くと、参加者からふわっと香ばしい匂いがします。焚き火、煙の匂いです。オール電化暮らしではありえないいい香りです。この人の家には囲炉裏がある、薪ストーブがある ...
心温もる農家民宿「かじか」
ファンヒーターの前に象の鼻のような武骨な装置があり、熱風がコタツの中に誘導されている。夕飯は民宿ご夫婦と一緒に、地鶏の鍋を囲む。古い大きな部屋は寒いので電気毛布に頼る。朝、「寝坊したわ~」とご主人がニコニコ。こんな風に、効率的でスタイ ...
高知女性の元気は
ここ数年、高知県内の地域おこし女性団体の活動発表会にうかがっています。女性たちの工夫や知恵に毎回関心するばかり。発表会後、いつも高知おかみさん会の新年会が。これがまたダンス披露もあり弾けるほどのパワー。なぜ、こんなに元気、と?でしたが ...
ゆすはら、再び
高知県梼原町での「スローライフ・フォーラムin ゆすはら」から、2ヶ月半。再び梼原町を訪ねました。報告書を出し、収支をまとめる最後の実行委員会です。地元の方々から「改めてスローライフについて考えた」「次のフォーラムに参加したい」「すご ...
テーマは崇台山
群馬県富岡市、市民の地域づくり「円卓会議」を手伝っています。今年度、ある地域では地元の小さな山「崇台山(そうだいさん)」をーマに据えました。これまでなら「防災」「高齢化対策」など、腕組みし眉間にしわして考える課題が主でしたが、今回は身 ...
テンちゃん
前回に続き、今年泊った京都府綾部市の印象深い宿、2つ目です。名は農家民宿「今や」ですが、私には「テンちゃんのいる宿」です。テンちゃんはこの宿の座敷犬。食事のお相手をしてくれたり、頭を撫でさせてくれたり。愛犬と泊まれる宿ではありますが、 ...
和宿origin
今年泊った京都府綾部市の宿を2つ紹介しましょう。まず今回は1つ目の「和宿(なごみやど)オリジン」。originとは、起源・原点という意味。ここでのんびりし自分の原点を振り返ってほしいとのことです。お母さん、娘さん、お婆ちゃんの3人で経 ...
フォーラム応援隊
スローライフ・フォーラムは、毎回皆さんの善意で実現しています。今回も応援隊4人組、彼女たちの下支えがなくてはできなかったでしょう。名札や荷札の用意からはじまり、夜なべ談義の司会、分科会で事例発表、記録の写真撮影、録音、バス内での集金、 ...
「古い」を「新しく」
あるもの探しをして、それを活かす。というのは地域おこしの原則です。高知県梼原町でパネリストのお一人、中村桂子さんは「古いものを捨てないで、新しく」と発言されましたが、今回のフォーラム会場そのものがそうでした。古い芝居小屋をシンポジウム ...
奉射
「ほうしゃ」ではなく「ぶしゃ」と読むらしい。京都府綾部市志賀郷地区にある「阿須須伎(あすすき)神社」で拝見しました。「大弓神事」という、祭で奉納する弓。伝統や文化財的知識のない私には、ただただ神社の早朝の空気が清々しい。普段、お疲れ気 ...
ハナニラ
高知県梼原町の農家民宿で、初めて「ハナニラ」をいただきました。ニラの花とも、鑑賞用のハナニラとも違う、食用の「ハナニラ」です。民宿のおかみさんが一本ずつ摘んで、サッとゆでて、そこに宿の鶏の産みたて卵とお醤油をかける。そして、小鉢を持っ ...
「わかてい」
11月にフォーラムを開催する高知県梼原町には、「若者定住対策審議会」という会があります。単なる若者グループというより、町が委員を委嘱し、町長からの諮問事項に対して答申するという少々固めの集まり。略して「わかてい」と呼ばれている。40歳 ...
温泉文化
群馬県安中市「磯部駅」に降りると、「ここが温泉表記の発祥地」と石碑にありました。江戸時代の地図に「♨」のマークが出てくるのだそうです。それにちなんで、ここから日本の温泉文化を世界遺産にしようとお考えの大学の先生にお会いしました。なるほ ...
「スーパーよさこい」で
東京・原宿の「スーパーよさこい2024」をのぞいてみました。106チームが参加、次々とオリジナルの曲・踊りが披露され、炎天下で若い力が炸裂します。大音響と熱気に、私はすっかり元気になり。同行の夫は、迫力負けして夜に熱を出しました。それ ...