「オリーブ畑で会いましょう」

ちょっとしたこと

という催しのYouTube生配信を観ました。長崎県雲仙市、ここで地域づくりに頑張る市民グループ「雲仙人(くもせんにん)の会」が主催したイベントです。映像は素人が撮る、ゆるーくドタバタのものです。でも、オリーブ畑を吹く風を感じたり、皆の雑談が聞こえたり、子供たちがカメラに寄ってきたり。編集されて整った番組よりも、リアルで実に面白く感じました。

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これが催しのチラシです。書いてあるように、日々自分の場所で活動している「雲仙人」のみんなが、集い、自分の活動をアピールする。それだけでも、出来合いの観光イベントなどより中身があって(失礼)心がこもっている。と思います。確かに、動員はないし、宣伝も弱い、段取りも??となると、イベント的には、弱いのですが、皆の思いが高まるという点では、プロのイベント屋さんが仕込むものとは違ってくると思いました。

※以下、生配信をiPadで見ながら、その画面を携帯で撮影したスナップです。アトランダムに載せています。

「雲仙人」のことはここで何度も書いてきました。少し前まで何年かお世話してきたグループです。行政や私のような立場の者から離れて、市民事務局の運営になってから少ししょぼしょぼしていましたが、いきなり花を咲かしてくれた印象でした。

事務局から「オリーブ畑で催しをしますが」と言われて、本当は駆けつけつけたかったのですが、遠い、ということは交通費がかかる。航空会社のマイルを使っても片道分しか出ない、仕事ではなくて遊びに行くには負担が大きく、しかもこちらは事務所引っ越しの雑用真っ最中。なんとかオンラインなら参加見物できるかも、と参加でした。

とはいえ、「もし私だけがオンライン参加なら、そのことに人手が取られるので、無理しないで」ともお伝えしていたのですが、「世界に向けて生配信‼️」という決意表明が届きました。YouTubeでです。

しかし、実は私はパソコンをコワーキングスペースに置いたままで、iPadで喫茶店から見物参加となりました。

さて、準備の段階から生配信が始まりました。時間に間に合わないよ~というドタバタがリアルに伝わっておもしろい。指導側なら文句も言うのですが、こちらは傍観者。「雨じゃなくて良かった」「音も映像もちゃんと届いてるよ」と伝える程度。それも現地がみているわけでもない。

番組になっていないので、撮影カメラが映したものすべてが見えておもしろい。「あ、あの人だ」「あ、赤ちゃん大きくなった」「あ、あの人後ろでずっとおしゃべりしてる」「あ、あの人オリーブ活けていてえらい」「あ、なんだかおいしそうなものできていていいなあ」「あ、オリーブの樹ずいぶん大きくなった」などなど思いながら、じっと見ていると、なんだか寂しくなりました。

今人達はのびのびと、自然の中で、集い笑い主張している。こちらの私は暗い喫茶店で一人でそれを見ているだけ。これじゃ~~つまらないじゃない、雲仙に行きたい~~~!!と叫びたくなり、早速現地に居た友達に電話したのでした。

そういう意味では、大成功の催し生配信だったわけです。