メダカ話

ちょっとしたこと

メダカを2匹飼っています。ペットとして存在感は薄いのですが、それなりに他のメダカが気になります。私鉄の駅ホームに飼われているメダカの周りで他のお客さんとメダカ話。野菜直売所でも売られていて、店員さんと談笑。先日は知人のメダカの泳ぐ稚魚の動画を見せていただいて感動でした。小さな命ですが、たいていそこで話の輪ができます。存在感、大ということかも。

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仕事上、良く使うある私鉄のホームへ続くところです。ここはゴーヤが植えてあったり、花が勢いよく咲いていたり、私は好きなところです。

先日はふと見ると、丸い漬物桶のようなものの周りに、男性たちが立っていました。桶には周囲にすだれが巻いてあって、高温から守っている感じ、中にはメダカが泳いでいました。一見、仕事の打ち合わせ風にみえるのですが、仕事の話もされているのですが、「昔、飼ったよ」とか「今も近くにいるよ」とか、目はメダカを追いながら、メダカ話もされています。

その後ろにはもう一つ四角い水槽?みたいのがあって、こちらの方が本格的にみえました。赤土が入り、サザエの貝殻が入り、メダカの飼い方を少し研究した方には「ウンウン、ちゃんとやってるなあ~」という飼い方です。メダカは白っぽいのとオレンジ色っぽいのと。

下、右の写真でわかるかなあ~?白いメダカの左下の水槽に貼りついているエビが居るのですが。このエビが、水槽の汚れを食べてくれるのだそうです。なるほどとのぞき込んでいると、同じくのぞき込んだ若い女性。「メダカですか~~~?」「そうそう、ここにエビもいるでしょ。」なんて会話が私と始まり、これからどこに行くのかとか、何をしているのかとか、暑くて大変とか、いろんな話が膨らみました。

 

越谷に行ったときは、フォーマーズマーケットにメダカが並んでいて驚きました。近くで植木の水やりをしている方に「綺麗ですね。種類がいろいろで。こういう水草みたいなスポンジもあるんですね」などと話しかけると、「私は全然メダカのことはわからないんです」と苦笑い。それでも、売っていることが自慢そうで、のぞき込んでいました。

私のいる事務所の近くのラーメン屋さんは水連バチにメダカを飼っています。以前伺った、福岡県のお料理屋さんでは玄関に大きな素敵な陶の鉢があり、メダカすくいができるほど泳いでいました。いずれも、お店の人と、メダカの話がきっかけで初めてでも話が膨らみました。

人は、真正面から話そうとするより、こんな小動物に目をやりながら、そんな話題からだと、言葉を交わしやすいのでしょう。たかがメダカでも、立派なコミュニケーションツールになるということです。

確かに、私も、夫と喧嘩したときは、メダカの話題から仲直りするものです。