ガーデンシティ恵庭
新千歳空港と札幌の中間、交通の便に恵まれた恵庭市へ行ってきました。ガーデンシティと名乗るだけあって、花と緑が身近に感じられ羨ましいかぎり。でも、一番魅力的なのは、花と緑の街をつくる市民の方々でした。お家をオープンガーデンに、商店街を花 ...
古くて新しい
ジャガイモをすりおろし、絞った液からデンプンを取り出し、絞りかすのジャガイモの繊維と混ぜて団子を作る「だご汁」を教わりました。雲仙市の伝統の味ですが、初めての者には新鮮に映ります。「雲仙こぶ高菜」の古漬けを「ライスピザ」や「グリッシー ...
札幌で願う
晴天の日、北海道神宮で結婚式と七五三の様子に出会いました。愛を誓う二人の幸せを願う参列、子供の健やかな成長を願う親子連れ。晴れ着が輝き、一心に参拝するその姿が美しい。その後登った「藻岩山」には恋人たちが願をかけた鍵がびっしり。一つ一つ ...
坂のまちの赤坂さん
NPOスローライフ・ジャパンのメルマガ「スローライフ瓦版」に、“長崎・斜面地の古民家暮らし”を連載された赤坂伸子さんのお店「カフェ燈家AKARI-ya」を訪ねました。バスを降りてまず驚いたのが急階段、本当にどこも坂だらけです。その坂の ...
伝達の歴史
実家に電話が引けたのは、私が中学3年くらいでした。うれしくて、ラジオの電話リクエストに「ビージーズのマサチューセッツを」と震えながら言った記憶があります。それから、FAXやパソコンや携帯、スマホにiPad、Facebookやらラインや ...
縁側家族の美しさ
この夏、一番印象深かったのは、あるジャガイモ農家の縁側で過ごした時間です。「農家として何かこれから面白いことをやりたい」と語るお父さん、「いつか田舎料理の店をやるのが夢」と笑うお母さん。その間で3人の子どもが甘え、絡まっています。手作 ...
繋がるために
地域づくりのために、人が集まり語り合う場をつくるのが私の仕事です。それが今困難に・・・。先日、雲仙市での市民の勉強会では、主催者も参加者もできるコロナ対策はとことん気配りし、皆で協力して開催となりました。また、私の関わるNPOの「さん ...
森山大道を観て
新宿歌舞伎町、池袋、渋谷など、東京の猥雑な街や風俗の世界、生々しい人間たちを撮り続けている写真家「森山大道の東京ongoing」を観ました。美しく、すがすがしい写真など一枚もありません。人は欲望の塊、ということが伝わります。でもそれだ ...
原爆とコロナと
広島出身の夫は、毎年8月6日の広島を撮影しています。今年は私も同行しました。「75年は草木も生えぬ」といわれた広島、その75年目をむかえた今年の広島はコロナ禍でした。閑散とした平和公園、外国人のいない街、例年との違いに夫が驚きます。一 ...
おかえりそうめん
長崎県南島原市は、来訪者を「おかえりなさい」と迎えるまちだそうです。山奥の廃校利用の「南島原食堂」で16種類のそうめんが食べられると聞き、出掛けました。玄関でまずは盛大な「おかえりなさい!」の声。最近こうして迎えられことがないなあ・・ ...
蚕曰く、“密”には換気と。
久しぶりに群馬県富岡市に行くと、駅前に「群馬県立世界遺産センター」が開設していました。世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」が分かりやすく展示されています。シアターで、映像を見ていて驚きました。蚕の大量生産で大事なのは“換気”であること ...
かんざらし
湧き水で冷やした白玉を甘い蜜で食べる「かんざらし」は長崎県島原市の名物。暑い日、お店は混んでいて外で待つこと小一時間。子連れの親は大声で携帯電話、子供は湧き水で水遊び。路地裏は喧噪で水音が聞こえません。一方、店内では地元のおじいちゃん ...
密になりたい、なれない
「できない」となると、より強く求めるのが世の常。いかに私は人と「密」になることを好んできたかが、最近よ~くわかりました。会えば誰とでも、ハグハグしたい。電話やメールじゃ我慢できない、会って話したい。車座になって大声で、一晩中語り合いた ...
コロナに負けない女将さん
小さな旅館は、コロナ禍の影響をもろに受けました。予約は皆取り消し、電話が鳴らない日々。そんななかでも「東京、大丈夫ですか?」と心配してくださっていた、雲仙市国見町、同じ町内の宿三軒に泊まってきました。お弁当を作り隣の市まで売りに行って ...
東京からで、ごめんなさい。
「やっぱり東京の人だね、素敵な服」「東京では毎日ご馳走食べているでしょ」、東京から地方へ行くと、とかくほめられたり、うらやましがられたり、が多かたものです。それがいま逆転しました、まだ東京でコロナ感染が止まらないからです。「来ないで」 ...
ゆったりと強く
自粛していたギャラリーが開き始め、近場の写真展2つを観ました。一つは普通の人の普通の暮らしのひとコマ。犬の散歩や遠足のお弁当風景など、ゆったりのんびりの時間。もう一つは山中に猪を追う猟師、肉を捌き食べる、野生を感じる強い人たち。写真か ...
ヒポクラテスの会
ギリシャ時代の医師・哲学者ヒポクラテスの教えを掲げ、地域の「食」を大事に学び楽しもうという市民グループ「ヒポクラテスの会」が雲仙市で発足しました。このコロナ禍において新しい動きを自主的に起こす、女性16人のエネルギーに驚きます。イリコ ...
谷瀬の新酒に学ぶ
自粛暮らしでストレスがたまり、家飲みでコロナ太りなんて都市部でのこと。地方の、自然とともに生きる人たちは、粛々と着実に、感染に気をつけながら歩んでいます。そんな様子を遠くからFacebookを通して知り、「すごいなあ」と思っていました ...
緊急事態解除のお祝い
緊急事態解除お祝いというわけでもないのでしょうが、ちょうど解除に合わせるように農産物が届きました。長崎県雲仙市からジャガイモが、兵庫県淡路市から玉ネギが、栃木県県那須塩原市からカブが。いずれも、地元でまちおこしに頑張る方からです。一緒 ...
美味しい話題
1ヶ月半自宅にいる間、楽しみは三度の食事。ささやかな工夫を、夫婦で美味しい美味しいと。基本、食いしん坊なんですね。ついでにこの間、自分のHPやブログも整理すると、いかに食べ物や食の話題が多かったかがわかりました。それならばと、このたび ...
「おうちで漁師体験」
こんな名前の段ボールが、雲仙市の水産会社「天洋丸」さんから届きました。ヒラメ、サバがゴロンゴロン、コイワシも。手紙には「自宅で過ごす時間が増えた今だからこそ、魚と格闘して、美味しく召し上がってください」と。生であるなら気が急きますが、 ...
助け合い活性化
今や全国で、飲食店がテイクアウトを始めました。そうした地元のお店を応援するサイトの動きが盛んです。#〇〇エール飯など、地域ごとの統一名にもいろいろ工夫が。テイクアウト品に行政が半額支払う仕組みや、いずれお店で使える先買いチケットで応援 ...
買い物怖い
スーパーは相変わらず「3密」です。メモした物だけを一人で突撃気分で短時間で買う、緊張します。
ゆっくりウロウロしながらの楽しい買い物時間はどこかに行ってしまいました。ならば、スーパー以外でと思うのですが、街には個店がありま ...
伝える言葉
アベノマスクが届きました。そこにある文章に呆れました。「みなさまへ現下の情勢を踏まえ」の書き出しで始まるメッセージに「感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせ」などと続きます。書き手は、これを受け取る地方の爺ちゃん婆ちゃん、子育 ...
ステイホームの副産物
家にずっといなくてはならないからには、この時間を無駄にしないという人が多いですね。
読書、室内ストレッチ、家族でお菓子作りなどはよく聞きます。
マニュキアを徹底的に塗る、ニンニク一杯の餃子を作って食べる、バード ...
コロナ疎開禁止
少し前、「都市部から脱出して、これを機会に田舎に住もう」と書きました。自分自身、仕事のある地方にしばらくいようかと計画も。
これは大きな誤りでした、私が感染源になりうると考えていなかったのです。「都会人は地方に来ないで」が ...
花の力
コロナの影響で式典やイベントに使う予定の花が余り、安価に。先週の長谷川八重さんのコラムでは、「こういう時こそ飾ろう、植えよう」と提案がありました。
花業界から市民に無料配布する動きや、桜の盆栽を家で鑑賞する「うち花見」も報 ...
東京貧民
都市住民は、裏の畑の野菜や納屋の米のストックなどありません。お洒落な高層マンションに住んでいても、生きていくための物を持ちません。
満員電車に人を押し除けて乗り、無表情にスマホ。近所付き合いはなし。だから他人がどうなろうと ...
集落の人がやったこと
昨年の春に「年度内でやること10」を決めた十津川村谷瀬集落です。
休憩所の充実、子どもの遊び場作り、散歩道整備、加工所の活用、田舎体験ハウスの活用、などなど目標を少しずつ実現してきました。
休日に「むら」のため ...
「べきだ」と「ワクワク」
先日こんなことがありました。ある方からのご意見「このまちはこうすべきだ、そうしないとダメになる」と、ごもっともなお話。
一方、別のまちづくりの会合では「こうすべきだではなくて、自分がワクワクするかで決めていきたい」と発言が ...