東京貧民

ちょっとしたこと

都市住民は、裏の畑の野菜や納屋の米のストックなどありません。お洒落な高層マンションに住んでいても、生きていくための物を持ちません。

満員電車に人を押し除けて乗り、無表情にスマホ。近所付き合いはなし。だから他人がどうなろうと、スーパーで物を買い占めます。東京人は、物も心も極端に貧しい!

そろそろ本気で、地方・田舎の力を借りて、本物の豊かさを手に入れましょう。
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出張から東京に戻ると、スーパーの棚が空でした。またです。

都市封鎖に備えることは大切だけれど、小池知事の発言で右往左往して、米や納豆、即席麺、缶詰を買い占める、買いあさる、どうしてみんなそう動くのだろうと思います。


トイレットペーパーも再び買い占める、ティッシュも再び。大きなトイペをぶら下げて勝ち誇ったように走るおばちゃんは、
なんだか興奮してウキウキしてるかにも見えます。

苦難を強いられている時に、何か自分が参加できる、むしろ得意な種目を見つけてこれなら私が参加できる、とアドレナリンが出ているのでしょうか?

かつて崖崩れで道路が塞がれた土地の知り合いが、さぞかし生活に困っただろうと私が聞くと、

「野菜は畑にいろいろ作ってるし、米は納屋にあるし、谷水は湧いてるし、そもそも普段から店のない土地だから冷凍庫に肉や魚を買ってあるし、特に困らなかったよ。それに何か困れば、ジッちゃんバアちゃん、ご近所に助けてもらえるから」の答えでした。

そういう物差しで見ると、東京は全く不便なのです。店の物頼り、コンビニや飲食店を頼りに生きているので、それがなくなれば即、餓える。

頼れる人間関係など普段から作っていない。「お米分けてください」とは言えないのです。何かあったら餓えるだけ、だから他人は敵で、まずは買い占める、自分だけは生き延びよう、と。

食べ物やトイレットペーパーだからいいでしょう、これが都市閉鎖になり、新型コロナ感染者が爆発的に増える、となると病院、医師、ベッド、人口呼吸器が足りなくなる。

これは買い占めるられないから、どうなるのか。人口が多いということは、その人口の多さによって自分たちが滅ぶということになります。

「だから、東京一極集中はダメだと言ったじゃない」と言ってももう遅いのです。


最低、1ヶ月間くらい家に自分を幽閉しましょう。仕事もしながら何かを食べて、人と接触せずに生きていく。買い占めずに、毎日少しずつの物を買い、「〇〇がなくてもいい」という暮らしを自分に課す。人間力を鍛えるチャンスです。

長い人生のうち1ヶ月、2ヶ月、ひきこもっったっていいじゃないですか。まず、本を読む、そしてこれ幸いと断捨離する、室内でのストレッチに精をだす。様々な練習をする。自分に時間が用意されたと思えばいい。

好き勝手をしてきた東京人にいま、ウィルスがお仕置きをしているのです。だからみんな幽閉です。この間にライフスタイルを変えましょう。

そしてなんとかこれを少し乗り切ったら、疎開できる先、心惹かれる田舎を知る人はそちらへしばらく暮らしを移しましょう。

その土地がもし受け入れてくれたなら、いざという時にもはや都会より田舎が安心です。それがきっかけで2地域居住を始めればいい。空き家を借りればいい。

東京を離れても仕事ができる、暮らせるなら、半年でも、数ヶ月でも。それがきっかけで、違う暮らし方を創れるはずです。