「ちくきゅう」

美味しい話題

竹輪にキュウリを詰めたものを、高知ではズバリ「ちくきゅう」と呼びます。同じ呼び方はあるかもしれませんが、関東での普通と、作り方が違いました。なんと、竹輪にキュウリが丸々一本入っている豪快さ。輪切りにすると迫力です。地元の人曰く「え?一本入れないの?じゃあ、どうするの?」とのこと。そこで私、作ってみました。結論!!高知の竹輪は、穴が大きいのです。

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これが初めて見た「ちくきゅう」です。居酒屋さんのメニューに堂々とある。歯ごたえがあって実に美味しい。びっくりしました。「うちらこれが普通」「東京じゃどうするんですか?」と聞かれて、「キュウリを四つ割ぐらいにして細くしていれるの」といいながら、ふと見ると、もし4分の1の太さだとぶかぶかになるような感じなのです。

お好み焼き屋さんのつまみもこれ。明らかに竹輪がちがうはず。お店の方にどうしても見たいとせがんで竹輪を見せていただきました。

穴が大きいですよね。竹輪が先か、キュウリ一本を入れる習慣が先かわかりませんが、これならできます。で、さらにお願いしてこの竹輪をお土産にいただいてきました。

長旅で多少ぺちゃんこになってしまった竹輪に、さあああ、とばかりキュウリを入れてみます。「キュウリが曲がったり、太すぎる時は少し周りを削ってね」と教えていただいてはいたのですが、見事に失敗。

グルグルっと回すように入れていくと入りました!完成、高知の味。キュウリの歯ごたえと竹輪の味とが実に合います、高知です。お酒のつまみにもちろん、お弁当にも綺麗です。この竹輪、都内で買えるところを今度は探さねば・・・いや、高知に行けばいいんだ。それがご当地の味ですものね。