ゼロチャレ

お仕事で

「ゼロからのチャレンジ!!~わたしたちの町にお城がある理由~」というマンガの略称です。ブドウの育たない寒冷地・北海道池田町で、自治体として初めてワインを造り、“ワイン城”と呼ばれるブドウ・ブドウ酒研究所ができるまでを子ども達に分かるように描かれたマンガ本。2人のお若いママさんが描きました。本作りもゼロからのチャレンジでした。そしてこのほど、発刊1周年の催しを、イベント素人の女性たちが“ゼロチャレ”し、たくさんの子ども達が集まりました。

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<「ワイン城」のマンガ> というタイトルで、昨年の5月にこのブログを上げました。池田町の「ワイン城」がなぜあるのか、自治体がワインをどのように開発したのか。町民が知っておくべきことが分かりやすいマンガで描かれています。それを役場が作ったのではなくて、民間有志が作ったのが偉いと書きました。https://noguchi-tomoko.com/post-10797/

このマンガを描かれた村瀬ゆかりさんとお会いしたのが、2025年の8月。このとき、発行1周年でなにか記念になることをやるといい、という話になりました。そして11月に、本当にやるなら作戦会議をしようと、マンガを描いた村瀬さん・水上まりこさんと話しました。2人だけでなく、ほかの方々と一緒にやったらとすすめ、町内の読み聞かせグループ「どらねこ倶楽部」さんと顔合わせしました。

この後の動きの速いこと! 目の前でLINE交換をして、その後は毎日のようにLINEでの打ち合わせラッシュ。あれよあれよといううちに、2026年2月11日「マンガで探検!ワイン城のひみつ」という催しが出来上がったのです。この頃には、彼女たちは「ゼロチャレ1周年イベント実行委員会」と名のり、運営側のメンバーも増えていました。参加申込は、予定人数を超え、大変なことになっていました。

マンガの中の名シーンを貼りだしながらBookトーク。その後、ワイン城内を町長がご案内。各所で手作りのクイズボードを掲げてクイズを出題。感想をカードに書いてブドウの樹に貼りつけ、ポップコーンをいただき、ブドウジュースで乾杯。 楽しかったこと!

なんだか、大騒ぎで楽しく知り合って行動し合っていくうちに、催しができちゃった!!!という感じでした。イベント企画など素人の女性たちが、全くゼロから考えた催しは見事に成功したのでした。この日、子ども達も大人達も、「ワイン城とワインがあるわけ」がよくわかり、それを誇りに思ったはずです。山ほどの方々の協力なしにはできないことでしたが、皆さんが「協力しよう」「助けてあげよう」「行ってみよう」と思ってくれたのは、ひとえに彼女たちの燃える強い思いがあったからこそです。報告書を作り、お世話になった方々へご挨拶に回る、そこまでが催し。と、当初から私はいろいろガミガミ言い続けましたが、よくぞ耐えてくれました。お疲れさま~~。

役場職員が走り回ったり、役場が人を動員たり、コンサルやアドバイザーなどのプロが前面に出る催しは、ある意味簡単にできます。でも、それでは人が育ちません。多少時間がかかり、手間ひまかかりますが、それに付き合い、皆が辛抱して、かなりのことを失敗しながらもやり遂げると、それが栄養になってそれぞれの人が成長します。私はそう思っています。

イベントが終わったとき、私が買った「ゼロチャレ」の本代金を支払おうとすると、この日の中心者の村瀬さんが「領収書買って持ってきました。書き方教えてください。こんなことも初めてで・・・」と笑いました。それでいいんです。そんなことでいいんです。皆で催しをして何かを伝える楽しさを知ったのだから、これからもいろいろ覚えていきましょう。楽しいこと、町を盛り上げること、もっと考えてやっていきましょう。