裏方の楽しさ

スローライフ運動

これまで、20回以上のフォーラムや大きな催しの裏方をやってきました。もちろん、登壇などすることもありましたが、気持ちはいつも裏方。「大変でしょう」とよく言われます。それは大変ですが、実はおもしろいのです。お相手となる土地の事情、ご担当者の性格、予算などで、毎回様々。今回の京都府綾部市では、こちらはミスばかりなのに、お許しいただき心通じて良かったのでした。


やはり、裏方稼業が好きな?越谷の会員さんです。今回は、ステージ上の花を見事に飾ってくれました。ホテルのバケツをまずはお借りして、、、。

綾部市では、市民がバラのオーナーになってのバラ園があります。もちろん草取りなどのお世話も、市民。ここで、ステージに飾るお花を提供いただけるということになりました。スタッフがバラをいただいたり、お土産を買っている間、当方の理事長は、ひとりバラ園を眺めています。90歳でよくぞ頑張ってくれております。

参加者の皆さんが駅に到着し、グンゼスクエアで学び、バラを見て、買い物もして。その後、水源の里・老富へうかがいました。地元名産の栃餅の入ったぜんざいが人気!この甘さに癒されますよね。

ぜんざいを食べるにあたっても、先に食べる?後で食べる?決めるのは裏方です。お金も集めなくては。

写真右の山崎善也市長がずっとお話ししてくださいました。マイクロバスは学びの小教室です。水源の里連絡協議会会長さんもマイクを持って。

交流会、「夜なべ談義」の席次を決めるのも、裏方の仕事。外からのこの人と、地元のこの人が繋がると、きっといい、なんてことを考えます。でも、列車が事故で遅れたり、ご家族が危篤になったり、いろいろなことがあり、その連絡が刻々と届きます。

午前中の分科会の後は、楽しいお弁当。みんなが知りあってほしい場です。あ、私も食べなくちゃ!この集金や、数の注文も裏方作業。いいお弁当なのですが、ランクの上のお弁当もいくつか注文。一方、廊下で立ったままの役の方は食べられず、など、いろいろです。

市長、知事のご挨拶、基調講演の後、パネルディスカッションがスタート。バラは散らずに持ってくれるかしら?黒谷和紙をこんなに使わせていただき、大丈夫?話の内容どころじゃないのですよスタッフは。後ろのろうけつ染めも、市民の作品。こんなに大きいとは思わなかった!!迫力で良かった。スローライフ学会が座るところがあるのに、皆がバラバラに座る。まあ、しょうがないか~~~。

朝何時出発か?役柄によって時間が違います。付箋に書いても相手に渡し忘れる。渡しても相手は覚えていない。朝、「私はどうすればいいの?」という問合せ電話も。ま、いろいろです。

パネルディスカッションが終わってから、記念写真を撮って、皆が乗る列車に間に合うかどうか?お送りマイクロバスが、意外にスムーズに行ってホッとして。その後に私は打ち合わせがあったり。その後には直会もあって、パソコン作業もあって・・・。

眼が痛くなったころ、つまりフォーラム翌日の夜、ようやく一人でラーメンをゆったりすすりました。そして、近くの銭湯につかり、手足を伸ばします。これがほんとのスローライフ?なんてね。お店の方、お風呂で一緒だった方々とのんびりおしゃべりできます。

そして今朝、ずっと私を応援してくれていた、道端のドクダミを我が家のお土産に、4泊したホテルを出発しました。

また来るね、綾部。

雨の「アンネのバラ」もきれいです。裏方をすると、その土地の素顔にも触れられるのでした。クタクタだけど面白い、それが裏方なのでした。

皆さん、許してくれてありがとう。