馬に思う
北海道・十勝にいる間、馬を身近に感じました。放牧場でのびのびしている群れを見たり、「ばんえい競馬場」で興奮したり。馬はたくましくもあり、可愛いくもありでした。「馬の資料館」で馬の出征写真にはドキッとしました。家族の様に働いた農耕馬は、最後にニンジンを食べさせてもらい戦地に送られた。人と同じく、たくさんの馬が戦死したのでしょう。可愛いなどといいながら、馬刺しを食べてしまう自分も含め、いろいろ考える馬時間でした。
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北海道池田町のお知り合いからが馬を放牧しているから観にこないか、とお誘いがありました。滅多にないチャンスです。しかも今回は夫も同行なので、大喜びで伺いました。この春生まれた仔馬と親が、合わせて31頭いるとのこと。
放牧ですから、いると言ってもぶらりと行けば必ずいるとは限りません。利別川の河川敷に行きました。一応、柵はありますが、相当に広い、まさに放牧です。馬主さんから預かっている馬もたくさんいます。車を止めると、すでに馬を見にきていた方がありました。馬主さんです。
馬好きの方はこうして自分の馬に会いに来るんですね。馬たちは群れになって水の近くにいました。暑い日は、河原のヤナギの木の林に入り込んでいたりするそうです。お知り合いのご主人が柵を開けて私たちを入れてくれました。馬は逃げません。むしろ嬉しいのか、ご主人に寄ってきます。怖がっているのは私たち、東京組。馬に近寄るなんで乗馬体験以来です。しかも馬は、「ばんば」こちらならではのがっしりした1トン近くにもなる大きな馬です。
夫が写真を撮ろうとすると「なあに?」と一頭が近づいてきます。じっと観ている目の大きいこと、美しいこと。撮らせていただいて、我々は大満足で河川敷を後にしました。


聞けば、ここで育った馬たちは、「ばんえい競馬」に出るか、馬肉になるか、らしい・・・。
「ウッ」と思います。どちらが幸せかなんて、勝手に思っても仕方がありません。でも、ここでのびのびと美味しい青草を食べて好きに動き回っている時間が人生、いや『馬生』で一番楽しいのではないでしょうか。



翌日その馬たちが450キロの重さを引く帯広の「ばんえい競馬」に出向きました。初めての体験。普通の競馬場と違って、中高年男性より、若いカップルや家族連れが目立ちます。ビギナーへの案内所、食事やショップも充実、馬のテーマパークですね。買い物する人は多かったのですが、「馬の資料館」はひっそり。とても貴重な物ものが集まっているのに、もったいないです。『プラウ』という農機具を馬が引いて畑を耕し開拓していったとか。馬は北海道で大活躍だったのです。
その、家族であり貴重な労働力を戦争でとられたのですから、悲しい話です。使い込んだ鞍も展示されていました。どんな人が乗ったのか、どんな馬が乗られたのかと思います。馬と人との関係を、こんなに考えたことはありません。それぞれが幸せにという状態は、どんななのだろうと考えます。







