フルーツ料理
おなじみの紀の川市で「フルーツ料理レシピ&グルメマップ」が発行され好評です。
果物グルメで思いつくのはフルーツポンチくらい、料理など何もできません!なのですが、ここにはアイディアが一杯です。塩キウイチキンソテーとかフルーツキムチとか。
日本は上質の果物が採れるのに消費量は低い国、生以外、料理の素材としても果物を使って、もっと健康に!というメッセージ・・・響きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これが評判のレシピとマップです。簡単な作り、裏表です。でもこれ一枚で、暮らしに「フルーツ料理」という分野が入ってくる、優れものなのです。
こちらからご覧いただけます↓
http://www.kanko-kinokawa.jp/fruit/2016/04/15/1528/
そもそもこのレシピ&MAPを作った市民グループは、フルーツ料理を研究し広めようと、フルーツ鍋やらピザなどの教室を開いたり、試作したりしてきました。フルーツ・ツーリズム研究会の中の「料理チーム ぷるらぼ」さんと言います。
なかなかフルーツ料理を真剣に考える場がなかったのでしょう。例えば、イチゴの生春巻きを作って持ち込む人が居たり。
参加したお寿司屋さんに「フルーツ寿司」を提案し、店主の彼が見事にそれにこたえ名物にしたり。
あらゆるマスコミで紹介されたと言ってもいい、フルーツ寿司。季節の果物を握ったり、巻いたりです。
フルーツの産地紀の川市に来たら、これを食べないと。という名物寿司にまでなりました。
「ぷるラボ」さんたちは、フルーツの産地なのだからかき氷にも本物のフルーツソースをかけたいと、桃を煮て、ハッサクを煮て、キウイを煮て、イチゴを煮て・・・。
夏まつりには売り出しました。贅沢なフルーツかき氷です。
こんなかき氷は他の土地では食べられません。みんなが笑顔になる美味しさ、こんな専門店が出来てもいいですね。
そして「フルーツ料理コンテスト」も開催。その入賞作品がこうして詳しいレシピで紹介されることになったのです。
フルーツ稲荷ずしや・・・、
柿のきんぴらなども・・・
そして、塩キウイで鶏肉を柔らかくし、それをソテーして甘酸っぱいハッサクソースでいただく、このお料理が注目を集めました。
「ぷるらぼ」さんはフルーツパスタにも挑戦。これはいちじくを使って。
サイクリングイベントでは紀の川らしいランチをと、桃パスタを提供し好評でした。この影響で、市内のお店で桃パスタが出されるようになりました。
ここのお店ではいつもフルーツパスタを出しています。この日は柿パスタが。
居酒屋さんでも工夫が。ここではフルーツ串揚げ!
季節のフルーツを揚げる、今回は何だろう?というドキドキが。
「ぷるらぼ」さんは、イチジクを多量に保存してカレーにしました。
イベントの中で提供するとこれまた好評でした。辛い中に甘味ある、新鮮な味です。こうすれば傷があっても、小さくても、B級イチジクが使えますね。
フルーツ入りのピザにも、形が悪い果物で十分です。味はいいのですから。
このお店、柿も器に。ついでに皮ごと食べちゃいます。
ナシとサーモンの炙りを塩コショウで食べるフルーツ寿司。私的にはこれが一番好き!季節ごとに変わるアイディアが楽しいです。
なんと、フルーツキムチも登場。おいしいラーメン屋さんが、ササッと作った逸品です。作り方を教わりたい。
ステーキにはベリーのソース。この店では前菜にもたっぷりフルーツソースを使っていました。
これだけフルーツ料理を出すお店も出てきたら、やっぱりマップがほしいと「ぷるラボ」さんたちは考え、力技でマップを作りました。あそこも、ここも抜けている、という意見が出てきそうですが、これが出発です。これからみんなが情報を寄せればいい。
そのうちに、もっともっとフルーツグルメのお店は増えていくでしょう。
フルーツ寿司がどんどん進化するように、質も上がっていくはずです。
いつ行っても、毎回驚きのフルーツ料理を出すお店もあります。
「ぷるらぼ」さんたちは、フルーツソースの商品化も試みつつあります。ソースにすれば、たくさんのフルーツを採れるし使いやすいのです。
フルーツ消費量の世界平均が1日203グラム。日本はそれ以下の140グラム。世界32位という低さだそうです。オランダは444グラム、イタリアは386グラム、米国は266グラムとか。せめてまずは200グラムに、という運動も盛んですがまだまだ成果が上がりません。
若い親御さんにうかがうと「果物は剥くのがめんどう」「爪に入るし、ネイルが取れるし」などの意見。子供たちは一往に「食べた~い」と叫びます。
食べれば健康になるのに、本当は食べたいのに、料理食材としてならドッサリたくさん採れるのに・・・。
使い方が分からないのなら、紀の川市に来て、このマップをもってフルーツグルメを食べ歩き、フルーツ料理を知りましょう。レシピがあれば今日からお家でもできるはずです。
「ぷるらぼ」さんたち、世直しだと思って果物王国・紀の川市から正しいフルーツとの付き合い方を発信続けてください。まずは身近なところからですね。
ご当地和歌山県が、果物産地なのに、果物消費量が日本で43位の県だなんてデータもあるとか。ああ、恥ずかしい (´;ω;`)ウゥゥ 頑張りましょうね。
“