りんご遊び

ちょっとしたこと

少し前に飯田市の天龍峡にうかがったとき、お仲間が「りんごクイズ」をしてくれました。

皮をむくと見た目は皆同じ、食べた味で名前を当てる?これがなかなか難しいものでした。

一方、りんご園では、好みのりんごを瞬間的にジュースにす
る体験。自分がいま絞ったジュースを、その場で飲む感動を味わいました。

真赤なりんごは、かわいく、おいしく、たのしいものでした。

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天龍峡を船で下った後です。陸に上がるとサプライズで、この日の遊びを企画したお仲間がりんご3種を出してくれました。

「さあ、この味を覚えてね」といわれても、目の前に名前があればなんとなくその違いは覚えていられるのですが・・・。

甘くすっぱいの、甘酸っぱくて香り高いの、甘さが強いの、なんて頭で仕分けます。

確かにこうして意識してみると、歯ざわりが違ったり、同じ甘みでも深かったり淡かったり、香りも後から口全体に広がるものと、鼻からすっと香るのと、などと種類によって確かに違います。

これからはもっとりんごの味・香り・食感に敏感にならなくちゃと思いました。

しかしながら、30分後には忘れていて再びさてコレはと出題されても???結局「全部おいしいりんご」になっちゃったのですが・・・。

りんご園です。ここの“まゆみさん”が、りんごについて話してくれます。

この辺で一番古いりんご園、横に立つのは開園当時に植えた原木。昔は「天龍峡でりんごができるはずがない」「観光りんご園なんてなりたたない」などといわれたそうです。

ここは、除草剤は使わず、低農薬でりんごを作っています。葉っぱを取って、わざわざ赤い色をつけるようなこともせず、本来のりんごの色。そして、味はこれぞりんご、という濃い味でした。

そのりんごを一つ選び、この機械にポンと入れるとあら不思議。2秒もすれば下から絞ったジュースが流れ出ます。固形が液体になる瞬間、みんな大興奮です。

今、まさに絞ったばかりのりんごジュースをいただきます。今まで飲んだりんごジュースの味をはるかに超えるパンチのあるおいしさ、ごくごくと飲みました。

このりんご園では、スライスしたりんごが日向ぼっこしています。天日干しのドライりんごです。

少々色は変わりますが、お土産にぴったり。ガムや飴をなめるより、天然の甘さ歯ごたえでヘルシーなおやつです。

ただ買うだけでは、りんごは食べ物で終わります。今回はりんごを深く味わってクイズをしたり、りんごを通して観光の歴史を学んだり、瞬時にジュースになる変化に感激したり。

りんごでとことん遊んだ一日でした。りんごはおいしい、そしておもしろい。ドウダンツツジがりんご色に燃えるころ、また来年訪ねましょう。