街のメッセージ
コロナのおかげで、近場の散歩が習慣になっています。丁寧に歩くと、街にはいろいろなメッセージがあることがわかります。「経験力 やります!」と貼り出されている鯛焼き屋さん、「心美しければ顔それに従う」と筆文字のお寺。「在庫処分半セール額」とある瀬戸物屋さんは、書き直しが面倒なのかな。どんな人が、どんな思いで書いたのか。想像しながら歩くと街は楽しくなります。
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近くの有名な鯛焼き屋さんの側面の壁に。焼き手のことなのか何なのか?買うために並んでいる間考えちゃいました。
「心美しければ・・」と書いてあったお寺には、ある日こんなメッセージが。ここを通るたびに「おっしゃる通り!」と思います。言葉はご住職が考えるのかなあ~。金属製の画びょうです。
これは私の実家のある千葉での発見。実はもう何年もこのポップは貼ってある。「半セール額」というのがいつも気になるのですが。思いますに、まず、セールと書いた、その後半額にした、ということなのでしょう。書き直さない潔さがいい。それでも売れないのがさみしいのですが。
お花の種を蒔きました。このオーソドックスな木製立て看板が可愛いのです。
廃校になった小学校のトイレで。粘着テープの古さから何年前のものかと考えます。これを書いた子はいま何歳になったのか。
それってどんな靴?と突っ込みたくなります。
これは私の通ってきた奈良県十津川村谷瀬のゆっくり散歩道の看板。どんな人が書いたのか。これは女子大生の作品。
単純に買ってくださいという呼びかけより、こういうコピーにぐっときます。玉ねぎの間引き菜の食べ方がずらりと紹介されている。どんな農家さんか会いたくなります。
いまどきタバコOK!はすごい。しかもプレスリーの曲を聴きながら。もちろんこれは高齢者の多い巣鴨の商店街で。
メッセージから季節を感じることも多いです。特にこの和菓子屋さんはこまめに発信。
この子はいくつだったんだろう。今もある看板です。「テニスがんばれ」の素直な言葉。左右でクラッカーがパーンと破裂してるあたり、実にいいですね。
これは落ち葉を使った折り紙、作品。街なかアートとして工事現場の壁で紹介している。通行人が通ると、また別のアートになりました。中野で。
言葉だけでなくこういうメッセージもあります。可愛い!こども園の季節の作り物ボード。何時も楽しませていただいてます。
これはシブイでしょう?十津川村です。文化遺産みたいですね。
最近の私の一番のお気に入り。小さなアパートの郵便受け。とても管理人さんがいるとも思えない、でも住民がいる気配はある。トントンとドアをたたき訪ねてみたくなります。
街にあふれるメッセージ。姿は見えなくても、実際に話さなくても、いろんな人がいろんな思いで生きている、暮らしているということがわかります。広告は多いですが、その中に紛れてこんな小さなつぶやきがあることうれしくなるのでした。