香るチューリップ

ゆとりある記

チューリップの季節もそろそろ終わりですが、今年私は、香る種類に出会い、衝撃でした。

かわいいけどあまり匂わない、というのが私の中でのチューリップ定説。それが本場、富山県砥波市「チューリップ四季彩館」には、香るチューリップのコーナーが。澄んだ甘い香りが強く満ちていました。

11月、おそらくここのホールを会場にスローライフ・フォーラムが行われます。

これが香るチューリップ。ほんのり、どころではありません。カサブランカのごとく強く香るのですからびっくりです。

どちらかというと甘さより、青々しいような澄んだ香りです。香る種類のなかでも、香りにまたいろいろあるそうでして、たかがチューリップなれど奥は深いなあと思いました。

砥波市でチューリップ栽培が始まったのは大正7年のこと、10球の球根から始まったそうです。その後、球根栽培は水田の裏作として富山県全域に広がりました。

日本に入ってくる前のヨーロッパでのチューリップの歴史、デザインモチーフとして使われたチューリップの姿形、チューリップ経済の変遷、地域おこしの顔としてのチューリップ、などなど「チューリップ四季彩館」の展示は花好きにはたまらないものがあります。駆け足の見学だったので残念。

花見物に行ったわけでなく、ここでフォーラムをやらせていただくとしたら・・・の下見だったのですが、チューリップの香に包まれてのスローライフの語り合いもまたいいのでは、と思ったしだいです。

今年の秋、11月14日(日)、チューリップホールでスローライフ・フォーラムと(仮)で皆さんのカレンダーに予定を入れておいてくださいね。

(追:この「チューリップ四季彩館」年間何時でもチューリップを鑑賞できるという、花好きにはうれしいような、でもちょっとファストライフのような施設ではあります。)