千々石休み2「途中下車」

ゆとりある記

目が覚めると掛川あたり、「まだ静岡県?!飛行機なら今頃・・・」とは思いますが、何だか仕事で乗る「のぞみ」とムードが違います。いつもなら、景色も見ないで書類など眺めているのに。

サンドイッチに続き、早くも品川駅で買ったお稲荷さんも食べることになりました。で再び眠ると、もう神戸。そうこうしているうちに小倉です。電話1本しているうちに九州に入りました。意外に速いです。

改札に飯田陽子さんが待っていてくれています。ふわっとした笑顔、久しぶり~。そのまま商店街を歩いて、「耕二」というラーメン屋さんへ。昼時で混んでいて、3階まで上がった部屋に落ち着きます。

細麺の、なつかしいしょうゆ味。スルスルとすすり食べた後、このままごろんと転がりたくなりました。何を話すわけでもなく、打ち合わせなどするわけでもなく、一緒に居るだけでうれしいわけです。

食後のコーヒーはスタバ、飯田さんはスタバに入るの初めてとのこと。びっくり!陽子ちゃんらしいなあ。お金の払い方、品物のもらい方、砂糖・ミルクの入れ方、どれもが初めてでキョロキョロしています。のどか~。

飯田さんが高校生のときアルバイトをしていた、という駅前のパン屋さんの前も通ります。相当な人気で人が並んでいます。ドーナッツは小麦粉を溶いて揚げ、砂糖をまぶしたお母さん手作り風。時間が経つにつれ、ペションとしてしまうような。

1個70円にひかれましたが、「パンは千々石で買おう」の夫のことばに納得。北九州市名物のロールケーキを飯田さんから、「松本さんのお母様へ」と預かって2時間の面会は終了です。その瞬間「あ!」、飯田さんは気がついたのです、さっきの生まれて初めて入ったスタバに、私からのお土産を忘れたことを・・・。

いつも飯田さんに会うとそのテンポに、ゆる~っと巻き込まれていい気分になります。この途中下車で、すっかり気持ちが緩みました。そのことにこっそり感謝しながら「またね」とバイバイ、再び博多へと向かいました。"