安曇野スタイル

ゆとりある記

長野県安曇野で開催された、「安曇野スタイル2016」という催しに行ってきました。

クラフト作家のアトリエ、カフェ、ペンション、美術館などが、様々な体験や、作品展示の場になっています。

95会場、113組が参加、住民主体の手づくり運営で開催、12回目だそうです。

秋の自然に抱かれて、クッキーやハーブを買ったり、陶芸作家さんと話したり。すべてがおしゃれな時間でした。
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今回は安曇野に詳しい仕事仲間に声をかけれいただき、実に楽チンについていくだけ。それだけにリラックスできて、安曇野は好印象だったのでしょう。

安曇野エリアは広いのですが、到着した時は既に太陽は傾き始めていました。「陽があるうちになんとか」と、彼女がレンタカーを飛ばした先は「北アルプス展望美術館」。ここでは期間中、地元クラフト作家の作品展です。

私はクラフトより、こんな秋色が気になってパチリ。

パンフレットには、この催しへ参加しているところがエリアごとに紹介されています。早回りして、数多く観る手もありますが、ぜんぜん急ぐ気になりません。

安曇野時間というのがあるのでしょうか?素晴らしい風景の中で、ゆったりしている人たちをみると、もう、ここだけでいいや、なんて気にもなりました。

石窯のあるパン屋さん。天然酵母で作っているそうで、この日はリンゴ酵母を使用。昨年まではこの催しに参加していたのですが、今年は不参加。

催しにへの参加費がもったいないなどという理由でなく、もっとパン作りに集中したいとのこと。それだけこの催しは、集客があり、人が巡るのでしょう。

フランス料理の小さな宿に泊まった翌日は、「ろっぢ安曇野遊人」へ。本格的なカナディアンログハウス、泊まれます。

ここのお庭と室内に、陶芸、木のおもちゃ、アレルギー対応菓子のお店などが出展。大きなテーブルでは自由にお絵描きも。

ロッジに関係ない、普段は来ないような人も、ロッジまわりをぶらぶら。館内は展示ギャラリーです。泊まり客でなくとも、ロッジのオーナーさんとついついおしゃべりが弾みます。

テントが張ってあって、中で木のおもちゃが作れるワークショップも。中でおままごと気分になるだけでも、いいなあ~。

「遊人」裏手の、漢方薬・ハーブのお店で、喉に良いハーブを購入。小袋で可愛い。

買い物などすると、引換券がいただけてご接待が受けられます。

私は「薔薇マドレーヌ」をいただきました。薔薇ジャムが生地に練り込んであります。


ランチは「あづみの コミューンチロル」で「魔女カレー」。このお店の前には銘水が湧いています。だからカレーも水も、ぐんぐんお代わりしたい美味しさ。

ここの代表の女性が、2004年にそもそもこの「安曇野スタイル」という催しを始めたとのこと。

今は中心メンバーからは外れているそうですが、こういうやり方を発案したことに頭が下がります。

実行委員会方式で、行政の手を借りずに、住民主体で、、、はあっぱれと思いました。

いろいろ観たり、買ったり、食べたり、しゃべったりの安曇野でしたが、ふと見るといつも周りに山がある。山に抱かれている思いです。

穂高駅前の「ひつじ屋」さんにレンタカーを返して、の一服。ここは喫茶でもあり、創作帽子の展示もありました。チャイが身体を温めてくれます。

ひとつひとつは小さいけれど、どれもが素敵だったり提案がある。それを繋げて一体感を持たせるというのが「安曇野スタイル」なのでしょう。

今年オープンした立ち寄り湯「しゃくなげの湯」にもこんなスタイルが。

毎日面白いアイディアで、来場者にポイントが貯まる工夫です。「ニット帽で来場の方へ2ポイント」「新婚夫婦2ポイント」などなど、笑えました。

リンゴの展示?は「国営アルプスあづみの公園」で見つけたものです。