「むらフェス」やろう!

お仕事で

那須塩原市、金沢・宇都野地区。廃校を利用で何かやろうという動きが起きています。「あつまっぺクラブ」という集まり。

ワークショップで、まずは地域の学園祭のような「むらフェス」をやる案がまとまりました。

高齢者・高校生・子どもで田舎カフェをやろう。フリーマーケットや写真展、竹細工も。

お金はないが知恵をだして、廃校がワクワクする希望の校舎に変わりつつあります。
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10月下旬にうかがったときは、山が紅葉し、どこを見てもカメラを向けたくなる世界。遠くに出かけなくとも紅葉を愛でることができてこの地のことがうらやましくなったものです。

この「あつまっぺクラブ」という名の活動が始まったことは以前に書きました。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=482&date=201809


道の駅では名産の高原大根が飛ぶように売れていました。大根おろしに最高のブランド品、煮物はもちろん、太い棒状のものをさっと天ぷらにしても美味しいのだそうです。


地元方のお宅でお夕飯、ササッと蕎麦を打ってくださいました。天然の舞茸、香茸の天ぷら付き。これまたうらやましい日常です。


そしてワークショップ、やりたいことをどんどん出して、「すぐやること」「少し先にやること」「いつかやること」に分け、その中でまた人気投票をしていきます。


2チームに分かれていたのですが、「すぐやること」は〝むらの文化祭・むらフェス〟と、ピタリ同じ案でした。


11月25日第4回目のワークショップです。紅葉は最後の名残りが未だ美しく、観光客のにぎわいも。


リンゴ農家さんが収穫体験をさせてくださいました。「フジってリンゴはね、ツルツルよりもメロンみたいにゴツゴツしたのが美味いの。お尻が黄色でね。そして手で触ってみて少しネトネトしてるのが蜜が出てる。選び方、覚えてってよ」と教えてくれます。


柚子がどこのうちにも実っています、柚子狩り園まである。今回も地元のお宅でご飯をいただくと柚子をたっぷり使った白和えが出ました。

さてこの日は活動の、ルールとスケジュールを決めます。やることばかりがどんどん決まり、みんなの物差しが揃っていないことが多いもの。

みんなで言葉を出し合って整理。「みんなで楽しく参加する」「無理をせず役割分担」「地元にこだわって」「お金を算段して」と、いいルールが4つ決まりました。


さらに、すぐやりたい「むらフェス」の中身を現実的に詰めます。これもだんだんと落ち着きました。

しばらく使っていなかった校舎です。ここで「のっぺ汁」を作れるのか食べられるのか?

地元で「ぼうじぼ」と呼ぶ、子どもたちの行事に使う藁の棒も、作る体験ができないか?
竹馬作り教室はどうか?

公民館の古いアルバムをめくっていくと「あ、私だ!」の声。こんな写真も飾りたい。

手作り品も売ろう。この付近の自然を撮った写真展も。高校生が子どもに教えるスイーツ作りも。不用品を頂いて売りさばき活動費を作ろう。

などなど、どんどん広がるので、先ほどのルールの「無理をしない」「役割分担して」でを活かし、プランを整理し、凝縮させていきます。

結局「おらが自慢の作品展&フリマ」と「高校生と地元でやる田舎カフェ」の大きな2本柱に、「昔遊び作り体験」も。と決まりました。

しかも1月の後半、26日(土)にやっちゃいます。スケジュールを考えたら、もう圧倒的に時間がない!

さ、みんなどうする?まずはどれをやるか、挙手。どうやら自主的に集まって、それぞれ動きを始めるようです。いよいよ面白くなってきましたね。