千々石休み14「竹添三種神器」

ゆとりある記

今回の長崎県雲仙市千々石(ちぢわ)、「竹添ハウス」滞在で心から評価した、竹添え3種の神器があります。
ひと~つ。ローディーさん、松本由利さんのパートナー。この写真では左から二人目、とってもいい笑顔の人。この方の近くにいると、なんだか通常受ける大人の男といる緊張感というのを感じません。むしろ、すごく知性のある癒し系の大型動物といるような、安心感があります。(こ、これはほめことばですぞ)

で、単身お住まいの福岡から週末に戻り、何かしら「竹添ハウス」の土木・建築工事に従事し、また日曜夕方には旅立たれます。ローディーがくるたびに、敷居がはまったり、建具がついたり、古い壁が取り壊されたり、床が張られたり。今度はピザ用の石窯も造るとのこと。もともと一級建築士で優秀な賞もお取りの方、それでもこうした現場の細かい作業がことのほか上手でお好きです。この方あってこそ、ボロンボロンだったこの屋敷が快適に泊まれるようになったわけです。由利さんいわく「渡り職人みたい・・」

ふた~つ。エスプレッソコーヒー、正確にはエスプレッソマシーンということになるか。朝起きて、昼寝のあとに、一杯飲んでからのミーティングに、とにかくこのコーヒーがここのアクセントになっています。棚田を眺めながら、香り高いコーヒーが飲めるのは贅沢でしょう!

コーヒーに慣れていると、いわゆる田舎で不自由するのが喫茶店です。で、今回も千々石に着いたとたん小さいインスタントコーヒー瓶を買ったのですが、もちろん出番ないまま帰りの荷物となりました。そのまま我が家の非常持ち出し品入り。いざ、というとき、私たち夫婦は千々石で買ったコーヒーを飲むことになります。

みっつ~。竹蔵、竹ちゃん、たけ~、などと呼ばれるオスのちび猫。私たちはどちらかというと、イヌ派。ネコなど、普段かまうことはありません。それがこのネコにはまいりました。テレビもパソコンもない「竹添ハウス」で、本を見るのに飽きたなら、この子をかまえばいい。

というより、遊ぼう遊ぼうと手を出してきます。特に夫は竹さまに気に入っていただけたようで、遠くから突進してきて足に駆け上がられてリ、ひざで爪を研がれたり。「こいつ~」などと怒鳴りながらも、夜中にトイレに行くときは「竹ちゃん、一緒にいこう」などと甘えていました。慣れないところで知らない人たちが集うときも、こういうなごみツールがあると、場が持つものです。ね、竹ちゃ~ん。"