にんにく足湯
青森県田子町での「にんにくツーリズム」については、以前お伝えしましたが、いよいよ2月22日(月)に町民手作りのツアーを実施します。
衝撃的な体験が世界初?のにんにく入りの足湯。足だけでなく身体の芯までホッカホカになります。
やはり田子のブランドにんにくパワーでしょうか?他にもにんにく味噌作りやにんにくウォッチングウォークも。温まりたい方ぜひご参加ください!
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これまで、何度かに渡り、こんなツーリズムをやろう!とアイディアを出してきました。そして、去年の12月には、一応歩くコースややることなどを決めて、新年1月のワークショップには役割分担をして、そのメンバーでもっと詰めてくるということになっていました。
こういう宿題があって、大体どこででもやってこないことが多いのですが、田子の人たちは偉かった。コース検討のチームは数人で歩いて時間を計り、ここではこれを見てこういうことを学ぼう、などと話し合い、宿題発表の模造紙まで描き上げてきたのです。
コンサルタントが予想していた以上のことが起きると、もうそのプロジェクトは成功ですね。この写真入りのマップには感心しました。
ところがところがなのです。コース班が歩いた後に雪が降り、予定は雪に消されました。
集合場所と考えていた広場はこの通り。ここで集合なら、まず除雪しなくてはなりません。
橋にのっているにんにく型のオブジェを観察する予定だったのですが、雪に埋もれて形が分からない…(´;ω;`)ウゥゥ
立ち寄ろうかと思っていた鍛冶屋さんも雪の日ならば立って説明を聞くだけでも凍り付きます。
田子町住民だからわかっていたはずなのですが、コースを考えるときはウキウキ!それに雪のない時に試し歩きしたのですから・・・。これが素人ということです。
でも、だから、こういう失敗は、季節や天候を考慮ということをトコトン教えてくれました。このくらいでめげていては着地型観光なんて作れませんものね。
一方、郷土料理班になったラーメン屋さんのおばちゃんは、にんにく味噌おにぎりを持ってきてくれました。
2種類あります。にんにくの匂いがきついのは作ったばかりの味噌。色の濃いほうは3年物。にんにくが落ち着いて、それほど匂いません。旨みも増しています。
にんにく味噌を作ろう、ということにはなっていたのですが、こんなおにぎりを作ってきてくれると、おばちゃんの意気込みが伝わってきます。
みんなが大喜びだったのが、この足湯。一見、スーパーでもらったただの発泡スチロール箱ですが、中にはにんにくのスライスが入っています。お湯もたっぷり。
ふたに空いた穴から足を入れれば「にんにく足湯」、しかもブランドにんにく田子のにんにくを大盤振る舞いで入れています。多少匂いますが、それよりなにより気持ちいい。足から身体全体がぐんぐん温まっていきます。
最初は「にんにく風呂」に入ろう、という案がありました。でもどこかの湯舟が犠牲になる、体中に匂いがつく。などなど、考えて足湯になったのでした。
誰かが言います。「これなら混浴で男女同じ部屋でいいね~」
私が温まっていると、「お湯足すか~?」とヤカンが用意されています。
いえいえ十分熱い。なかなか冷めない優れものです。10分間、足を上げると真っ赤。普通のお湯ならここまで温まらないのでは?とみんなで納得です。
公民館のやかんもまさか「にんにく足湯」に活躍するとは、びっくりでしょう。
実験や用意や、下調べや、こういう風に住民の人が面白がって動き出すのが一番。
さあ、時間配分はどうする。値段はどうする。係はどうする。お客様はどうする。マスコミはどうする。いろんなどうするを考えて、夜も更けて内容が決まりました。
皆さん、田子町の小さな実験、でも大きな前進にご期待を。そして、「にんにく足湯」に入りたい方、役場にお問い合わせを。お待ちしております。
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