こめこちゃん

お仕事で

新潟県胎内市での「米粉のまちおこし」、新年度のワークショップがスタートしました。みんなが集まって、最初に配られたのが「こめこちゃん」のバッチ。

かわいく張り切る、米粉のキャラクターが“米粉発祥の地 たいない”の文字とともにピンバッチになったのです。デザインもコピーもみんなの意見を集めたもの。

これをつけて、市民みんなが「こめこちゃん」ですね。

写真で分るでしょうか?バッチは小さいし、光るし、で、どうしても私の技術ではうまく撮れません。が、「こめこちゃん」はとにかくかわいいのです。

米粒の形の輪郭に、赤いホッペとキュートな口元。頑張るぞという意気込みが伝わるバンダナ風の被り物、共布のコスチューム。いずれ、こんなお揃いの「こめこちゃん」ルックもあつらえなくては・・・。

「米粉で?まちおこし?」「自分には関係ないよ」って雰囲気で、みんなが下を向いていた会議から、今の「わいわい会議」になるまで、多少の時間はかかりましたが、かかった分、胎内市の米粉でまちおこし一派の結束は固いです。

この日、みんな集まるなら、と当然のように米粉使用の新作料理が運ばれてきました。「揚げべえべえ」です。

「べえべえ」とは、米粉を溶いて薄く焼き、それで地元産の具菜を巻いて食べる食べ方。それがカリカリに揚がり、おせんべ風でおいしいこと。「ビールがほしいね~」と何人もが発言。

「ラッキョウを巻いたらどうだろう」「米粉を使ったお菓子、出張先で買ってきました」「この蒲鉾、米粉入りなんだって」

一度、米粉魂が入ると、みんなが米粉料理人、米粉普及員、米粉伝道師、米粉特派委員になります。だから、会議が楽しい、終わらない!です。

昨年までは役所は、商工観光課の方が中心で出席でしたが、今年の初回は農林水産課の方々もドサ~ッと出席、健康福祉課の方までも。こういうのが本当のまちおこしですよね。

会議以前に4月から、みんなで「米粉スクール」という催しをやっていて、先ずは田植えから稲刈りまで、そして米粉まで体験しようという試みも始まっています。

今年のプランには「米粉フェスタ」「米粉ツーリズム」「米粉ブログ」「私のべえべえコンテスト」などとアイディアが並びました。

「言ったら、自分で、みんなでやるんだよ」という原則は承知のうえです。

世の中、バッチをつけたら急に偉そうになる議員さんなどが多い中、「こめこちゃん」バッチをつけた我ら同志は、今年も米粉まみれになりながら「もっちり おいしい まちづくり」に励む決意なのであります。

(深夜に行ったお好み焼き屋さんにも、米粉のチジミがありました。)