米粉料理、出揃いました。
新潟県胎内市の「米粉のまちおこし」について何回か報告しましたが、この度、市内14の飲食店と8つのお菓子屋さんに、米粉メニューが出揃いました。
昨年から育ててきた動き、記者会見でみんなが次々とメニューを発表すると、ついジ~ンときてしまいます。市民がわいわいアイディアを出すレベルから、店がお金を取って、といよいよ本格的な段階に。次は10月末の「米粉フェア」です。
米粉を薄く焼いて、おかずを巻いて食べる食事「べえべえ」は「米粉かふぇ」ができて、いつも食べられるようになってから定着してきた感じ。
その「べえべえ」を自分の店にあった形でアレンジしたお店が何軒か。「地鶏のべえべえ」「ヨーグルト入りべえべえ」「スイーツべえべえ」。
びっくり!は「海鮮べえべえ」。胎内産の野菜とお刺身を「べえべえ」で巻いて、一口大に切り、ドレッシングがかかっています。これが回転寿司屋さんででてきちゃう。「米粉の町の、回転寿司の巻物は米粉だよ~」と自慢できそうです。
「米粉チジミ」「米粉皮で包んだ餃子・もーざ」「米粉麺ソバ飯」すべてビールにあいますね。「米粉かりんとう饅頭」は熱々がかりっとおいしい逸品、お菓子類もいいものがでてきました。
市内の料亭「南都屋別館ガーデンラウンジ 桜亭」にお昼を食べに行くと、ランチのコースのデザートにさらりと「米粉香煎のあんみつが。
これがおいしかった。米粉を煎って、昔の「麦粉菓子」(これを知っている人は少なくなりましたが・・)のような香りを引き出し、和三盆糖と混ぜて、一見、小豆の餡のような風にして、あんみつの餡代わりに混ぜながら食べます。
ただメニューに米粉を使いました、という域を超えた、さすがプロの料理人という発想のものです。
「米粉でまちおこししましょうよ。米粉を使ったメニューの様々がまちのあちこちで食べられるようにしましょうよ」しつこく言ってきた側としては、「さすが、やるじゃない!」と背中をたたきたくなってしまいます。
採算にあい、提案のある米粉の使い道にチャレンジしてくれた市内たくさんのプロに頭が下がりました。
全国の人が、米粉発祥の地・胎内市にやってきて、米粉の魅力を発見し、使い方を覚えて帰る。そんな「米粉の聖地」にしたいものです。記者会見に「米粉グルメ食べ歩きマップ」もようやく間に合いました。
そして次なるは、10月29日(土)30日(日)の「米粉ふぇあ」です。シンポジウムでは私がコーディネーター、パネリストの方々とで米粉の魅力に迫ります。
米粉料理勢ぞろいの巨大な「米粉れすとらん」も登場します。お時間ありましたら、胎内市の「米粉フェア」へお運びくださいね。そして、米粉料理を一緒に食べ歩きましょう。
※この件の過去のブログです。↓
米粉でまちづくり
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=61&date=201008
「米粉かふぇ」をやりました
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=83&cat_id=3
胎内発!「べえべえ」
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=115&cat_id=3
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