にんにくツーリズム

お仕事で

え?そんなのあるの?と思われるでしょう。青森県田子町、にんにく日本一を自負する小さな町で、これから始めようとしています。

ただの農産物としてでなく、にんにくで遊んだり、学んだり、交流したり。町中が、にんにくの生涯学習の場、にんにく文化の聖地になればと壮大なプランです。

まずは、まちでの挨拶を「にんにくは〜〜!」にしましょうということになりました。
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田子町と書いて、「たっこまち」と読みます。青森県の内陸南端、人口6000人余りのまち。八戸から車で1時間弱。まちへ入ると、巨大なにんにくオブジェの看板のせいか、ほんわかとにんにくの匂いがしてきたように感じます。

にんにく顔のカカシがで迎えてくれました。
にんにくの形に切った板に、いろんな顔が描かれています。

作者の山本わかさんです。「このカカシを作っている時が一番楽しいの。どんな顔にしようか、服着せようかと思ってね」この方にお会いして“にんにくツーリズム”の本質を教えられました。ただ、良質のにんにくを生産するだけでなく、にんにくを通して、楽しさおこしを自らしている。これぞ、にんにく的生き方です。

わかさんいわく、「元旦はこのにんにく看板の向こうから初日が出るのを楽しみにしてるの。3年に一回くらいしか晴れないし、なかなか写真に撮れないです」うーーん、なるほど、ガーリック初日というのがあるんですね。今度、ご一緒に写真を撮りたくなりました。

さあ、では、そのにんにくを食べようではありませんか。ガーリックセンターに行きました。まずは、にんにく型の照明に面喰います。

周囲に勧められるがままに頼んだのが、丸焼き。巨大なコリンコリンのにんにくがオーブンで焼かれてきます。クルンと大きな一片を出して食べると、ほくほくと甘くまるでお芋みたい。

私はカレーを注文。ジャガイモに見えるのはもちろんにんにくです。先ほど会った山本さんが、「カレーにはゴロンゴロン入れるよ」と言っていたのがこれですね!

隣では、中華麺のザル蕎麦風のものを召し上がっています。ワサビの代わりにすりにんにんくがついていいるのに、さらにすりおろしている!

確かになんでもすりおろしたくなるほど、環境が整っています。にんにくフリーという感じです。

田子は牛肉も自慢のまち、翌日食べた焼き肉は、もちろんすりおろしにんにく醤油付きなのですが、さらに丸ごとコロンとにんいくを焼いて、これをホクホク食べながらお肉も食べるということでした。

きゃ~、にんにく入りのコーラもあります。驚いている向こうで、さらににんにくをすっている人がいます。このまちでは、にんにく臭いということあ、誇りなんですね。

ポストの上にもにんにく。

商店街のポイントカードもにんにく。

観光施設に行くと、そこでまた植え付け用のにんにくの下ごしらえをしていたりします。お話を伺うと、やはりにんにくは毎日一片は当たり前に食べているとか。「よくチンして、一つは食べるね」という一つは、一株という単位にびっくりでした。

でも、にんにくだけではありません。スヌーピーのように見える美しい滝があったり・・・。

稲穂の中にちゃんと機能している水車があったり・・・。観光地でない観光が、みずみずしく輝いています。

「にんにくツーリズム」について、どんなことをやりたいか?ワークショップをやりました。冒頭の「にんいくは~」の挨拶をはじめ、面白いアイディアが続出です。にんにくしかない、でも、にんにくがある、ちいさなまちだからできること。ワクワクするプランが山盛りになりました。

お土産のにんにくを山ほど背負って、新幹線のなかでにんにく臭をぷんぷんさせて帰ってき私です。「朝から味噌汁に、にんにく丸ごと入れるよ」という田子には追い付きませんが、にんにくを見るたびに、食べるたびに、あの田子の人たちのおおらかさ、自然の清らかさを思い出すことは確かです。

にんにくを食べて、田子の元気をおすそ分けしてもらおうと思います。日本初の「にんにくツーリズム」これからどんなんことが起きていくのか、ご期待くださいね。"