胎内発!「べえべえ」

お仕事で

米粉でまちおこしをしようと昨年から新潟県胎内市(たいない)に通っています。市民の皆さんと、米粉料理やお菓子を作っては食べ、食べては話し合い、の繰り返しを続けてきました。

で、ついに、街なかの中条グランドホテル内に「米粉かふぇ」がオープン。みんなが開発した、米粉の薄焼きでおかずを巻く新しい米粉の食べ方「べえべえ」が、メインメニューとして売り出されました。

この写真が中条グランドホテル「米粉かふぇ」の「べえべえ」ランチ500円。キンピラ、お肉、エビサラダ、の3種をまいて食べます。米粉でとろみもつけたクリームシチュウもつきます。

くるくる巻いてあんぐり口をあけてパクリ、という食べ方が新鮮。クレープのようでいて、口の中では完全にご飯とおかずを食べている味わいというのが、今までになかったものです。

それに一見少量に見えてもお米ですから、かなりずっしりとおなかにたまるメニュー、女性に人気です。私はこの後、調子に乗って「100パーセント米粉パンのフレンチトースト」まで食べ、後からの満腹感に往生しました。

昨年の秋実験的に「米粉かふぇ」を1日オープンし、そこで「べえべえ」も実験的に売ったのは、以前レポートしました。

http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=83&cat_id=3

しかし、今度はこうして本当にお店ができて、売り出されたのですからうれしい限り。運動が確実に具体的に実ってきたように思えます。

この動きの中心「たいない‘食’のわいわい会議」には、いろいろな人が集まっています。胎内が米粉発祥の地といわれるのに、市内であまり活用されていないので米粉を中心にまちおこしをして行こうと集まったメンバーです。

そんな中、米粉を薄いクレープ状に焼いて、それでいわゆるご飯のおかずを巻いて食べる食べ方が発見され、米の読みから「べえべえ」と名付けられました。

「べえべえ」とは、①生地に米粉を80パーセント以上使うこと。②具を巻いて食べること。③具に胎内市産のものを何か使うこと。3つの要項を守れば「べえべえ」と呼ぶ、という取り決めです。

今も試作が続き、毎回、おもしろい「べえべえ」がでてきますが、最新では生地におからを混ぜた「おからべえべえ」が登場しました。発案は写真の黒いシャツの凛々しい女性。生地になかなか風味があり好評です。

この「べえべえ」胎内市内でメニューとして出すお店が、既に何件も手を挙げています。米粉のまちは「べえべえ」発祥のまちにもなりました。

米粉をといで薄く焼き、何でも巻いて食べちゃうだけの食べ方ですから、いろいろなお店で様々な展開が期待できます。そのうち「私のべえべえ・コンテスト」なんていうのもいいかもです。

さて、「べえべえ」があちこちで出されるようになったら、「べえべえマップ」を作りましょう。そして「べえべえ」の食べ歩きをしましょう。

そうだ!米粉について語り合う「米粉シンポジウム」もやろう。まちの米粉料理やお菓子が結集する大きな「米粉レストラン」も実験開店させよう。

などなど話しているうちに、「米粉フェスタ」10月29日(土)、30日(日)という大きな催しを、この秋に開催することになりました。おお!!

この夏からみんな腕まくり、米粉た食べまくりでがんばろうね~。