店の音

ちょっとしたこと

先日昼食に盛り蕎麦を頼み、待っていました。白木を活かしたいいお店、人のよさそうな夫婦が必死でランチタイムのお客をこなしています。

でも、やたら聞こえるのはタイマーのピピピピという音。蕎麦のゆで時間の管理に使っているのでしょうが、気になります。おいしいお蕎麦も音にせかされて食べる感じ。

店舗診断なども仕事としている私としては、つい苦い一言を申し上げました。

「お蕎麦はとってもおいしかったです。タイマーの音を気をつけるといいですね」
「と、いいますと」
「ずっと、鳴っているのが気になって・・・」
「聞こえますか?」

というやりとり。覗くと厨房の釜の横には、特大のタイマーがすえられています。

茹でる係りで一人がつききりになればタイマーはいらないのでしょうが、ご主人はそばも茹でれば天ぷらも揚げればで釜についていられません。

ま、‘タイマーの音が意外に大きく、お客側には気になるものだった’ということに気づいた、そこからまたご夫婦で考えればと思います。

食事は五感でするもの、自分の店でどんな音が流れているのか、お客側になって一度体験するといいでしょう。

※写真のお蕎麦は、本件とは関係ありません、あしからず。