日本一の会津高田梅

ゆとりある記

スーパーに梅と焼酎が並ぶ季節。福島県会津美里町・高田特産の梅は日本一。何が一番か?桃かと思うほどのその大きさです。

しかも種が小さくて、果肉が硬いのが特色。当然、果肉をもっぱら食べる、甘しょっぱいカリカリ梅に漬けることになります。

カリカリの硬い果肉を割る、梅割りという道具もあるほど。梅干ではなく、どこのおうちでもカリカリ。砂糖と塩だけで漬ける梅漬け、家によって本当にカリカリだったり、少し柔らかめだったり。いずれにしてもお茶うけに必ず登場します。

私も何度かうかがって、地元のおばあちゃんに教わりながら梅を収穫し、漬けるまでをしました。でも実は、こちらは梅といえば梅酒です。日本一のデカ梅で梅酒作りをさせていただきました。

地元で仕込んだ前年の梅酒の梅をいただきましたが、かじれども種は見えず・・・。果肉はすごいです。

会津高田には「梅とお茶で一服してから野良仕事を始めないとケガをする」という言い伝えがあるそうです。梅とお茶は身体にいいのはもちろんのこと、朝の仕事の始まりや、昼間の一服などを大切にしないと、いい仕事はできないということでしょう。

暮らしの中で、梅とお茶でOFFの時間を作ること。この習慣こそが高田梅の‘日本一’だと思います。もちろん、梅酒が出来上がるまでの待ち遠しい時間も・・・。