災害を見つめるブログ写真展

ゆとりある記

東日本大震災から今年は10年の節目だとか。でも被災地の復興は進まず、今なお原発災害は進行中です。この10年いくつも災害があり、そして今はコロナ禍の真っただ中です。家人が3月に「金井紀光写真展 災害の記憶」を開催するはずでしたが、緊急事態宣言延長で中止に。ならば、3.11関係の作品のいくつかをこのブログの中で紹介し、災害というものを見つめる機会にと思います。

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※この写真展は、「和光3.11を忘れない実行委員会」主催、埼玉県和光市・中央公民館を会場に3月5日から開催予定でした。なお、今秋9月にあらためて開催が企画されています。

※写真説明は作者によるものです。

福島県南相馬市小高区 2012年1月。

岩手県宮古市田老 2012年1月。

いつもの散歩道。「消防団員だった甥が、避難誘導中に津波に巻き込まれて死んだ」

岩手県宮古市田老 2012年1月。

 

町自慢の堤防を、津波は易々と越えた。

岩手県宮古市田老 2012年1月。

津波によってはこばれてきた岩石。

岩手県宮古市田老 2012年1月。

津波で流れてきた。住民がお堂を作り祀っている。

岩手県宮古市田老 2012年1月。

津波の後で発生した火事で、全身を火傷した。まだ傷跡が残っている。今も夜、時々うめくように吠えるという。

岩手県宮古市田老 2012年1月。

ここに、街があった。

岩手県宮古市田老 2012年1月。

破壊された堤防の一部。

岩手県宮古市田老 2012年1月。

 

「ここで息子の妻と、孫が死んだ」

岩手県宮古市田老 2012年1月。

 

 

津波の被害が甚大だった。

福島県浪江町請戸地区 2013年1月。

請戸小学校放送室。

福島県浪江町 2013年1月。

“希望の牧場ふくしま”の吉沢正巳さん。国の殺処分を拒否し、今も約300頭を飼い続ける。「牛たちは原発事故の生き証人だから」

福島県浪江町 2013年1月。

福島県浪江町請戸地区 2013年1月。

避難誘導中の警察官が、ここで津波に巻き込まれて死亡した。

福島県浪江町請戸地区 2014年。

福島県双葉町 2020年4月。

 

毎年、花を手向けに来る。誰かのためではなく、自分自身があの日を忘れないために。

福島県いわき市 2020年3月11日。

 

「上を向いて歩こう」を歌っていた。

岩手県宮古市 2012年1月。