15分の旅
仕事で出かけた地で、急いでいてもタクシーなどに乗らず駅まで歩くといい時間になることがあります。
先日も、奈良県橿原市の耳成駅まで「歩くと15分以上かかりますけど・・」と伺ったのですが、雨上がりの炎天下を歩いてみました。
表通りでなく一本なかの細い路地。お地蔵さんに参る人が居たり、古い土塀の家があったり、百合の花が咲いていたり。小さないい旅をしました。
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仕事が終わってまずはごほうび、桃のヨーグルトソフト。
大通りから信号のある道を曲がらずに、普通は曲がらない道を左に入りました。
雨上がりのお地蔵さんに、さっそくおばあちゃんとお孫さんがお参り。「雨が上がったら、今度は暑いね~~」
田んぼが、晴れるのを待っていたかのようです。
路地の脇の小さな畑、ミニトマト、誰が収穫するのかなあ。
茶色のサビのでたトタン。なんだかなつかしい。
土塀です。波の線がおもしろい。何で筋をつけるんだろう。筋を描くのって楽しそう、いつごろ描いた線でしょう?
細い、古い、小さな路地が輝く雨上がり。きれいだなあ。
私を待っていてくれたような百合の花。すっくり立っていました。
しゃもじを玄関に飾る家。やはり奈良ですねえ。
路地の終わりにあったタイル張りのショウウインドウ?なんでしょう?
電車の時間にぎりぎりですが、ああ、おもしろかった。吹き出す汗は電車の中で拭きましょう。ここまで来た甲斐のある15分間となりました。"