走って食べて

ゆとりある記

「第3回紀の川市よくばりサイクリング」に参加しました。台風一過の日差しのもと、地元の女性たちが企画した“美味しくRide”する催しです。ちょうど名産の桃の季節、桃尽くしのサイクリングとなりました。

次々待っている美味しいものに惹かれたこともありますが、なんといってもお世話してくださった皆さんの熱意とさわやかな風が、初心者の私を23キロ走らせてくれました。

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さて、まずはお詫び。走っているところの写真は、私は走っているので撮れていません。いずれ主催者の方から、ちゃんとした写真がお借りできるかと思いますので、それまでこの写真でお許しくださいね。(と書きましたが、写真がいただけましたので載せました。食べ物以外の写真は主催者からのご提供です)

私の通っている和歌山県紀の川市はなだらかなアップダウンがあり、紀の川が流れ、果物畑が広がり、その中に自転車道が整備されていてサイクリングが盛んです。

それをもっと盛り上げようと女子達が立ち上がり、行政の協力のもとこんな企画になったということです。紀の川エリア観光サイクリング推進協議会事務局は和歌山県那賀振興局にあり、県の方がしっかりバックアップされていました。

最初に私のような超初心者への指導があり、基本のキの字がレクチャーされます。ママチャリとはどこが違い、どんなことが出来るか。ヘルメットのかぶり方、日焼け防止などまで。もっとも強調されたのが、無理をしないで水分をとってということ。個人でサイクリングしたら、きっとここまでは考えずにいきなり走っていたはずです。

で、3ぐループに分かれてスタート。最初のこぎ始めが難しいのですが、ゆるゆる着いていくと何とも風が気持ちいい。すぐにとりこになりました。

そろそろギアチェンジにも慣れたかな?と思ったら、休憩。桃入りの水まんじゅうです。ツルンと冷たくておいし~~い。サイクリングで和菓子が食べられるとは!

続いて寄ったのが、古民家を改装した喫茶。こういうところが今の田舎にはポッとオシャレにある。ここではシフォンケーキもひとかけ。

疲れるかな、と思う頃には必ず休憩があって、搬送車が冷たい飲み物をくださいます。大きな木の下で、桃農家の隣でいいお休み。

冷たく凍らしたタオルも。これが首にあてるとひんやり。手ぬぐいに巻いて、首に巻きながら走りました。

長~~~い坂道を上って、昼食。これが今日のメインの「桃パス」です。暑い、きつい、自分が思い、息が切れて、足が痛い、なんてお仕置されているような上り坂の間、私は何時しか「よいしょ、桃パスタ、よいしょ、桃パスタ」とつぶやいていたのです。

フルーツ・ツーリズム研究会の中の「ふるラボ」という料理研究チーム開発の桃パスタです。4回の試作で出来上がった自信作。クリームソースに既に桃が入り、生ハムと桃のスライスがトッピング。


こんなに汗だくの今でなく、おしゃれして素敵な雰囲気の中、白ワインと一緒にいただきたい上品な貴婦人のような味でした。もう一度ゆっくりいただきたい


これで食べるのは終わりかと思ったら、桃農家がやっているジェラード屋さんへ。一滴も水を使っていない、桃だけのジェーラードです。

もちろん桃狩りも。両手でずしりともいだ桃をお土産に。紀の川名産の白桃です。

この企画をしてくださった女性たち。またよろしくお願いします。食べる、走るに、私、目覚めました!本当に本当にいろいろお世話いただきありがとう。

とどめにいただいた、ブルーベリーのフレッシュソーダもおいしかったです。