意外な守山
先日、滋賀県守山市に久しぶりにうかがいました。守山は数年前に、商店街の「一店逸品運動」で通ったところです。
今回は違う仕事でしたが、“野菜バイキング”や“トマト水饅頭”など、逸品運動をしてきた私でも「へえ~、意外ね!」ということにいくつか出会いました。
知っているつもりの土地で、こうした小さな発見があるとうれしくなります。まちの底力ですね。
うかがったのは夜に「東北支援ビジネスマッチング事業」のミーティングと、
翌朝に「守山物産品認証制度構築事業」のミーティング。それぞれに皆さん真剣でした。
夜と朝の間にいただいた「琵琶湖ハイボール」。「え?こんなのあるの」とびっくり。琵琶湖に想いを馳せる美しさで、この写真は私のフェイスブックに紹介したところ好評でした。
以前ご紹介しましたが、守山には「鮒寿司パイ」という逸品があります。作っている中西さんと記念写真。
いつも中西さんは「野口さんに怒られながら作ったけど、おかげさまでヒットになった」と語られます。
確かにこの強烈な発酵臭のある鮒寿司(写真のものはリーズナブルなもの)がパイになるとは?びっくりというもの。
守山市というのは京都に近いので、ベッドタウンとしても人口が増えているところ。一方、琵琶湖に望む平らかな土地として、意外に農業も盛んです。
「おうみんち」というファーマーズ・マーケットにうかがいました。トマトが山ほど!!無農薬から変わったミニトマトまで様々なブランドトマトが並び、わざわざトマト目当てで箱買いに来るお客様も多いとか。ハーブ育ちの無農薬ミニトマトをお土産に。
守山メロンも有名。メロンの仲間の昔なつかしい、マクワウリを見つけてこれもお土産に。
さてここの評判は「野菜おかずバイキング」です。売り物の新鮮な地元野菜を、いわゆるお母さんの味で料理してランチバイキングで提供しています。
約1200円と少々高めですが、お惣菜はもちろん、フルーツ、デザートからドリンクまで。ご飯も白米にとどまらず五穀米や酢飯、おかゆ、そしてソバ、うどん、まで。となると、むしろ安いのではと思えてきます。
私がいただいたのは、米粉のピザや赤い近江こんにゃく、手作りがんも、芋がらの酢のも、糠みそ漬けなどなど。ヘルシーです。(これでお代わりしなければ・・)
この野菜の味は?この素材はどう使えば?というのもこのバイキングから知ることもできます。
ついつい長居した後にうかがったのは、「トマト水饅頭」のお店。守山のブランドトマト煮詰めて葛で固め、中には白餡とクリームチーズのバジル風味。
色の美しい夏にぴったりなお饅頭。なんと陶芸家である小宮山さんが一生懸命作っていました。
以前何年も通ったまちに、数年ぶりにうかがって、まったく変わっていなかったらガッカリ。
ちょっとしたことでも、意外なこと、新しいことがあると、「ああ、このまち動いているな」と思います。意外にいいまち守山に、また通いたくなりました。"