熊谷ごかぼ~ず

お仕事で

埼玉県熊谷市に「まちなか活性化セミナー」の講師として通っています。さまざまな市民が活性化案を企画する研修なのですが、まじめ路線だけでやると息が詰まります。

熊谷銘菓「五家宝」(ごかぼう)でまちおこしを考えたチームがありました。それならと懇親会で「ごかぼ~ず」を結成、即席の「ごかぼうソング」を披露。このノリで進めれば、楽しいプランが生まれそうです。

これまで熊谷はただ「暑い小都市」という印象しかありませんでした。が、うかがいますと、小麦の産地で「熊谷うどん」があり、街なかには「星川」がチョロチョロ流れ、遠くに赤城連山もそびえ、だんだん親しみがわいてきます。

節分の日にうかがうと、群馬県との境近く、妻沼にある「聖天山」では、ちゃんと大豆を煮出した福茶が振舞われ、正統な豆まきも行われていました。地元の方々はかなり熱心に拾うのですが私は横からちょこっと。したがって拾えたのは5円と豆3つ。

近くにはこれまた熊谷名物の「お稲荷さん」も、いくつかの店で売られています。油揚げの長い辺を使って巻いたジャンボというかロングというか大きなお稲荷さんです。

巻き寿司もついて430円の統一料金というのがおもしろい!味はこっくり濃い田舎味。おいしかった~。

さて、食べ物の話ばかりで恐縮でした。この研修は中小企業庁支援事業で全4回のもの。一般社団法人LBA(ロハス・ビジネス・アライアンス)共同代表の大和田順子さんのコーディネートで、私はもう一人のおまけ講師のような感じで気楽にうかがっています。

1回目は、自己紹介やら、ミニ講演やら、熊谷のいいところを書いて出したりするワークショップ。先日2回目は、各人企画を考えて発表の後、同じようなテーマの人がチームを作って、一つのプランにまとめるチャレンジでした。

みんな毎日“まちなか活性化”について考えているわけではありません。普段の仕事の合間に駆けつけて、急いで考えるワークショップ。時間もないし、初めて同士だったりで、なかなか和やかに意見の盛り上がりにはなりません。

こういう研修では、だいたい3回目くらいでようやく、何かが見えてくるものです。だから、2回目くらいでの懇親会は不可欠。ようやく輪ができた感じです。

「五家宝」は熊谷の名産。日本で熊谷が一番。それなら五家宝をテーマに何かできないか?と研修中に考えたチームがありました。

懇親会でお酒が入ると、野口的には、ただ味を追求するだけでなく、“五つの宝が家にある熊谷に”ということがいえるのでは。かわいい名前だから「ごかぼ~いず」というイケメンを街で探そう。「ごかぼ~ず」というグループに「ごかぼうソング」を唄ってもらおう。と、ゆるいアイディアがもはやとまりません。

そして、こんなことになりました。(大和田さんがブレタ写真で撮ってくださって良かった・・)ま、こんな仲間の活性化があると、活性化プランも出しやすくなります。3回目、熊谷の皆さん、熱くなりましょうね。