現代アート?

ちょっとしたこと

夏の話です。品川駅近くの「原美術館」に行きました。
実業家・原六郎、原邦造の出た原家の邸宅がそのまま現代美術の私立美術館になっています。

ウイリアムエグルストン(写真家・アーチスト)の企画展を見る夫に付き合ってです。写真にあまり興味がない私は、原美術館そのものの方がおもしろかったです。

普段、現代アートに縁のない身。なので、建物の一部が工事中のままでそこに花が一輪咲いている風のコーナー、それがつい本物に思えたしまったり。

お風呂のタイルに囲まれた不思議な空間に仰天したり。「あら、こんな古い電話が健在なんだ」と思うとそれが作品だったり。

ほほ~とおもしろい時間を過ごした後、カフェテラスでコーヒーなど飲んだのでした。目の前の庭園にも作品が並びます。

で、こうなると、何でも現代アートに見えてしまうもの。カフェの店員さんに聞きました。「あの、一番向こうのテーブルの前あたりに、テープが四角に張ってあるの、あれは何て作品ですか?」

このブログの写真でわかるでしょうか?芝生の上に一辺が3メートルくらい、鉄の棒のようなのが四隅に立ちテープが張られています。真ん中に何かあるように見えるのは、作品名が書いてあるのかも・・・。

店員さんの答え。「あそこの芝生が痛んできたので、養生のために入らないように囲ってあるんです」

私は聞いたからいいけれど、さっきカップルがまじ~め顔して、その囲われている芝生を鑑賞していたっけ。

ま、いいか。