千々石休み10「かわいい小浜」

ゆとりある記

千々石にいるなら、お隣の温泉「小浜(おばま)」へ行かなくては。嵐になりそうな気配はあったのですが、出かけました。行きは由利さんが、通称「緑のトンネル」をくぐりながら車で送ってくれました。もともと小浜へは電車が通っていたそうで、その線路あとが道になり、線路を囲んでいた緑がトンネルのようになっているのです。

千々石が健全なのんびり聖地であるならば、小浜は不良ぶってる田舎者プチ温泉街です。洗練や繁華街という世界はない、ひなびた小熱海のよう。まずは温泉やぐらの下の足湯に入りました。百円です。私の足の向こうに見えるは、ヤシマクンが届けてくれたシソジュースを、凍らせて持ってきたもの。汗をかきかき飲むと、おいしいおいしい。

資料館があっていろいろ重要なものものや、小浜温泉を開発した人の偉業についてとか展示されているのですが、妙に気になったのが湯浴み裸婦像。後ろに展示されている内掛けと、マッチして。昔の由美かおる?のような、ドキッとする笑えるミニグラマーです。

小浜も湧き水のまち、そして温泉も湧くまち。子供たちの描いたマップや解説がまたかわいい!きれい過ぎる案内版より、こういうのがいいなあ。そしてこの日一番の、かわいいはこれ。ゴミバケツを置いてあるそのカバーのような小屋の扉止め。タコとイワシは飾りではなく、ちゃんと機能しているのでした。

小浜は今、チャンポンで町おこしの動きもあります。もともと日本そば屋でも、喫茶でも、当たり前にチャンポンを出していたのですが、それをもっとクローズアップしようとチャンポンマップもできました。この日食べたのは「蛇の目」というお寿司屋さんのチャンポン。一口サイズの稲荷も頼んだら、もう、まんぷくぷく。暴風雨となった中、ご機嫌で帰ってきました。"